宮崎国際大学の総合型選抜。自己推薦型は課題文を要約して600字の小論文、探究型は5分のプレゼン、国際教養学部の面接は日本語と英語
宮崎国際大学(宮崎市)の2027年度総合型選抜は、Ⅰ型(自己推薦型)とⅡ型(探究学習評価型)を第1〜4回行い、各学部で合計5名・専願です。Ⅰ型は試験場で60分・600字程度の小論文(課題文の要約と意見)、Ⅱ型は5分のプレゼンと10分の質疑応答で、どちらも200点満点。国際教養学部の面接は日本語と英語です。第2回は10月5日消印有効で受付中です。
宮崎国際大学は、宮崎市清武町にある私立大学です。2学部2学科で、入学定員は150名です。
| 学部 | 学科 | 入学定員 | 総合型選抜 |
|---|---|---|---|
| 国際教養学部 | 比較文化学科 | 100名(うち外国人留学生25名) | 第1〜4回の合計5名 |
| 教育学部 | 児童教育学科 | 50名 | 第1〜4回の合計5名 |
募集停止・統合・改称はありません。 大学は2023年4月に英語名をMiyazaki International University(MIU)に変えましたが、日本語の名前は同じです(公式サイトは miu.ac.jp)。
- 国際教養学部は、ほぼすべての授業を英語で行う学部です。少人数クラス(原則20人程度)で、2年次後期の約16週間の海外研修が必修です。入学後、1年次の後期までに4つのコース(グローバル・リベラル・アーツ、ホスピタリティ・観光マネジメント、国際ビジネス・マネジメント、英語教育)から履修モデルを選びます
- 教育学部は、小学校教諭と幼稚園教諭・保育士などを目指す学部で、授業は日本語です
2027年度には、両学部で「特別入学選抜(児童養護施設推薦型)」が新しくできました(総合型ではありません)。
総合型選抜は、Ⅰ型(自己推薦型)とⅡ型(探究学習評価型)の2方式で、第1回〜第4回の4回行います。
- 専願です
- ★Ⅰ型は試験場で書く小論文(60分・600字程度)、Ⅱ型は探究学習のプレゼンテーション(5分)と質疑応答(10分)です
- どちらも200点満点で、小論文(Ⅱ型はプレゼン)が半分の100点を占めます
- ★国際教養学部の面接は日本語と英語で行われます
出典:宮崎国際大学「2027年度 学生募集要項」(PDF。6月版と9月の圧縮版)、2026年度の学生募集要項(比較用)、志望理由書(自己推薦書)【総合型選抜用】と探究活動報告書〈総合型選抜Ⅱ型〉の様式、両学部の総合型選抜・入試情報・試験時間・学費・過去問・Web出願・合否判定の方法及び基準・入学手続・よくある質問の各ページ、特待制度2027(PDF)、過去の小論文問題と出題意図、大学概要・学部紹介・情報公開(入学者数・在学生数)、大学院設置時の基本計画書(2022年)、災害の被災者への措置のお知らせ(https://www.miu.ac.jp/ )。表の数値と日程はページ画像で確認しました。2026年10月2日に確認しました。
2026年10月2日の時点で、第2回は出願受付中です(10月5日〈月〉の消印有効、窓口への持参は10月5日17時まで)。 第1回は9月7日に締め切られ、9月12日に試験が行われました。
Ⅰ型とⅡ型の出願資格
| 項目 | Ⅰ型(自己推薦型) | Ⅱ型(探究学習評価型) |
|---|---|---|
| 募集人員 | 各学部、Ⅰ型・Ⅱ型・第1〜4回の合計5名 | 同左 |
| 専願・併願 | 専願 | 専願 |
| 出願資格 | 2026年3月に高校を卒業した人と2027年3月卒業見込みの人 | 左に加え、高校の授業で探究活動(課題研究)に取り組み、学校内外のコンテストや発表会に出場したことがある人 |
| 評定・英語資格 | 基準なし | 基準なし |
- 既卒は2026年3月卒業(1浪)までで、高卒認定は出願資格に含まれていません
- エントリーや事前面談の段階はなく、出願して試験を1日受けます
- 要項は選考の趣旨として、国際教養学部は「リベラル・アーツ教育を英語で学ぶことに強い意欲を有する者」、教育学部は「教育者になることに強い意欲を有する者」を人物本位で選ぶとしています
- Ⅰ型とⅡ型の同時出願、両学部の同時出願、不合格のあと次の回に出願できるかどうかは、要項にもサイトにも書かれていません
Ⅰ型の小論文は「課題文の要約+自分の考え」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書く場所 | 試験当日に試験場で書く(9:20〜10:20) |
| 時間・字数 | 60分・600字程度(過去問の設問は「600字以内」) |
| 配点 | 100点(200点中) |
| 出題 | 学部の専門分野に関する課題から出題 |
| 言語 | 日本語。★国際教養学部は、事前に連絡すれば英語での出題・解答も可能 |
公表されている過去問を見ると、日本語の課題文(評論やエッセイ、中高生向けの文章が多い)を読み、筆者の意見を要約したうえで、自分の考えを述べる形が基本です。2026年度の国際教養学部第3回は、「300字以内で要約」したうえで「要約と合わせて600字以内」で意見を書く形でした。
大学が公開している過去のテーマ(課題文の内容)
| 年度 | 国際教養学部 | 教育学部 |
|---|---|---|
| 2026年度 | 外国語を学ぶことの意義(第1回)/自分をグローバル化するために必要な考え方(第2回)/自分のアイデンティティーを持つことの大切さ(第3回) | コロナ以後の「誰も正解を知らない問題」への向き合い方と、非常事態に対応できる力を育てる教育(第1回) |
| 2025年度 | 日本の「空気を読む」文化 | 「型」を身につける意義と、学校教育での生かし方(自分の経験も交えて) |
| 2024年度 | 異文化・国際理解 | 科学的に考えるうえで大事なことと、教育の場での生かし方 |
★国際教養学部は外国語・異文化・グローバル化・アイデンティティー、教育学部は「子どもや学校教育にどう生かすか」に引きつける設問が続いています。大学が公表している出題意図は、素材文の内容を的確に読み取って要約する力と、意見を筋道立てて述べる力を見るとしています。
対策は、課題文の要約(200〜300字)と意見(300〜400字)を60分で書き分ける練習が中心です(課題文の要約、課題文型の小論文の手順、時間配分)。論点の準備には、言語と思考のテーマ、グローバル化と文化のテーマ、多様性のテーマ、いじめのテーマが使えます。英語で解答したい人は英文課題文の小論文も参考になります。
Ⅱ型は5分のプレゼンと10分の質疑応答
Ⅱ型には小論文がなく、探究学習に関するプレゼンテーション(5分)と、その内容についての質疑応答(10分)で100点です。
- プレゼン資料はPowerPointで作り、USBメモリに保存して出願時に郵送します(クッション材などで保護)
- あわせて探究活動報告書と、探究学習の成果物(発表の記録など)を出します
- プレゼンの使用言語や会場の機材は、要項に書かれていません。Ⅱ型だけの当日の時間割も示されていません
探究活動報告書は表形式で、字数の指定はありません。①高校入学後から出願までの探究活動の実績(年月・学年・内容・資料番号)、②探究活動の成果を発表した実績(学校内外のコンテストや発表会)、③成果物(発表資料・記録・映像など)を書き、探究で集めた情報源(書籍・雑誌・Webなど)を必ず明記します。★担任や指導者など、志願者以外の署名が必要です(探究の発表、プレゼンテーション型入試の対策)。
配点はどちらも200点満点
| 方式 | 内訳 | 合計 |
|---|---|---|
| Ⅰ型 | 小論文100+面接50+書類審査50(調査書・志望理由書) | 200点 |
| Ⅱ型 | プレゼンテーション100(発表5分+質疑応答10分)+面接50(20分)+書類審査50(調査書・志望理由書・探究学習報告書) | 200点 |
合否は総合的に順位を付けて判定されます。
面接は個人面接です。★国際教養学部は日本語と英語、教育学部は日本語で行われます。国際教養学部のよくある質問によると、面接では本学の教育内容や特色、高校生活、興味・関心、将来の目標などを聞かれます(面接でよく聞かれる質問)。
志望理由書(自己推薦書)は4項目を手書き
志望理由書(自己推薦書)【総合型選抜用】は両学部共通の2ページの様式で、楷書で手書きします。字数の指定はなく罫線だけです(①〜③は各6行、④は8行)。
- 入学志望理由
- 志望した学部・学科で学びたい内容・計画(入学後の目標)
- 学んだことを卒業後にどのように活かしたいと考えているのか(将来の目標)
- 自己の資質・能力、興味・関心、学習における特徴、行動の特徴、特技等を踏まえた「自己推薦」(英語検定、スポーツ活動、文化活動、ボランティア活動などの記録があれば、根拠となる証明書のコピーを添付)
国際教養学部で英語で書きたい場合は、事前に連絡します(志望理由書の完全ガイド、自己PRの書き方)。
日程と費用
| 回 | 出願期間(最終日の消印有効) | 10月2日時点 | 試験日 | 合格発表 | 入学手続(第一次) |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 9月1日(火)〜9月7日(月) | 終了 | 9月12日(土) | 11月2日(月) | 11月13日(金) |
| 第2回 | 9月28日(月)〜10月5日(月) | 受付中 | 10月10日(土) | 11月2日(月) | 11月13日(金) |
| 第3回 | 2027年1月4日(月)〜1月29日(金) | 受付前 | 2月6日(土) | 2月19日(金) | 2月26日(金) |
| 第4回 | 3月1日(月)〜3月8日(月) | 受付前 | 3月13日(土) | 3月23日(火) | 3月26日(金) |
- 第1回は、9月25日に出身高校の校長あてに合格内定が通知され、正式な発表は11月2日です
- 出願は紙の願書でもWeb出願でもできます。書類は簡易書留速達で送ります。窓口への持参は平日9:00〜17:00です
- 合格発表は発表日の11時から大学の2号館受付前に掲示され、大学のWebにも載ります。合格者には当日、合格通知書が送られます
- 試験会場は本学(宮崎市清武町)だけで、学外の会場やオンライン受験はありません
- 検定料は30,000円です
学費は、入学金250,000円で、初年度の納入金は国際教養学部1,370,000円、教育学部1,270,000円です(ほかに後援会費など)。★国際教養学部は、2年次に海外研修の費用を別に納めます(メインプログラムの例では、総額約188万円と示されています)。入学辞退は2027年3月26日正午までに申し出れば、入学金以外が返還されます。
特待:共通テストで授業料免除に挑戦できるのは第1・2回だけ
- ★チャレンジ成績特待:総合型選抜の第1回・第2回(ほかに学校推薦型)で合格し入学手続を済ませた人は、入学の権利を持ったまま大学入学共通テストの成績で特待に挑戦できます。得点率85%以上で上位の人は授業料全額免除(Ⅰ種)、80%以上で次の順位の人は授業料半額免除(Ⅱ種、いずれも1年間)。検定料はかからず、採用されなくても合格には影響しません。第3回・第4回は対象外です
- 資格特待(総合型を含む):出願時に英検準1級・TOEIC 770・TOEFL iBT 69・GTEC 1200・IELTS 6.5・数検準1級などがあれば授業料全額免除、英検2級・TOEIC 470・TOEFL iBT 48・GTEC 950・IELTS 4.0・数検2級などがあれば授業料半額免除(いずれも1年間。出願時に申請し証明書のコピーを付ける。該当者全員)
- 一芸特待(全国レベルの入賞などで授業料半額免除)、併設高校の出身者の学園特待、兄弟姉妹・父母の特待もあります。推薦特待は学校推薦型だけです
- 災害救助法の適用地域で被災した人は、検定料・入学金の全額と前期授業料の半額が免除されます
入試結果は公表されていない
志願者数・合格者数・倍率は公表されていません。 公表されている入学者数は次のとおりです。
| 入学年度 | 国際教養学部(定員100) | 教育学部(定員50) |
|---|---|---|
| 2024 | 68 | 52 |
| 2025 | 80 | 50 |
| 2026 | 91 | 52 |
国際教養学部の人数は秋入学者を含みません。2026年5月1日時点の収容定員充足率は、国際教養学部78.8%、教育学部101%です。
サイトと要項で記載が違う箇所
定員・日程・配点・小論文の時間と字数・プレゼンの時間・検定料・学費は、両学部の総合型のページと要項で一致しています。一方、次の点に注意が必要です。
- 「合否判定の方法及び基準」のページは、総合型Ⅰ型の書類審査を「調査書・推薦書・志願理由書を点数化」と書いています。要項は「調査書・志望理由書」で、総合型では推薦書を出しません
- ★Ⅱ型の面接時間(20分)は要項にだけ書かれていて、サイトの総合型のページにはありません
- 「入学手続方法と期間」のページが前年度のままで、入学辞退の期限が「令和8年3月27日」になっています(2027年度は令和9年3月26日正午)
- サイト内検索で出てくる古い奨学制度のページは、チャレンジ成績特待を「総合型選抜第1回〜第4回」と書いています(現在は第1回・第2回だけ)
- 試験時間のページと要項の時間割は、総合型を「小論文→面接」の流れでしか示しておらず、Ⅱ型の時間割がありません
- 探究の書類の名前が、要項本文では「探究学習報告書」、様式では「探究活動報告書」です(同じ書類)
どこから手をつけるか
2026年10月2日の時点で、第2回は10月5日(月)の消印有効で出願できます。試験は10月10日(土)です。
第2回に出願する人
- 専願で、出願資格は2026年3月卒業以降の人です
- Ⅰ型:課題文を要約して600字程度で意見を書く小論文を、60分で書き切る練習をしておきます。国際教養学部で英語で解答したい場合は、事前に大学へ連絡します
- Ⅱ型:PowerPointの資料をUSBに入れて出願時に送ります。5分の発表と10分の質疑応答の練習をし、探究活動報告書には担任などの署名をもらいます
- 国際教養学部の面接は日本語と英語です。英語で志望理由や将来の目標を話せるようにしておきます
- ★共通テストで授業料免除に挑戦できるのは第1回・第2回の合格者だけです。特待を考えるなら第2回が最後の機会です
第3回・第4回を考えている人
- 第3回は2027年1月4日〜29日、第4回は3月1日〜8日の出願です。各学部の募集は全回合計で5名なので、早い回で受けるほうが確実です
2028年度入学を考えている高校2年生以下の人へ
- 2027年度と同じ形なら、Ⅱ型は探究活動でコンテストや発表会に出場した経験が必要です。高校2年生のうちに発表の機会を作っておくと、出願できる方式が広がります
- 国際教養学部を考えているなら、英語の資格(英検2級以上など)は特待にも使えます
まとめ
- 宮崎市の2学部2学科(国際教養学部比較文化学科100名〈うち留学生25名〉、教育学部児童教育学科50名)。募集停止・改称はない。英語名はMIU(日本語名は同じ)
- 国際教養学部はほぼ全授業を英語で行い、2年次後期の海外研修が必修
- 総合型選抜はⅠ型(自己推薦型)とⅡ型(探究学習評価型)を第1〜4回。各学部で全回合計5名、専願。出願資格は2026年3月卒業以降(既卒は1浪まで)、評定の基準なし
- ★Ⅰ型は試験場で60分・600字程度の小論文(100点)。課題文を要約して自分の考えを述べる形が基本。国際教養学部は事前連絡で英語の出題・解答も可
- ★Ⅱ型は探究学習のプレゼン5分+質疑応答10分(100点)。資料はPowerPointをUSBで出願時に提出。探究活動報告書には担任などの署名が必要
- 配点はどちらも200点満点(小論文またはプレゼン100+面接50+書類50)。★国際教養学部の面接は日本語と英語
- 志望理由書(自己推薦書)は4項目を手書き、字数指定なし
- 日程は第2回が出願10月5日まで(消印有効)・試験10月10日・発表11月2日。検定料30,000円、会場は本学のみ
- ★共通テストで授業料免除に挑戦できるチャレンジ成績特待は総合型第1・2回だけ。資格特待(英検2級で授業料半額など)は総合型も対象
- 入試結果は非公表
- サイトと要項の注意点:合否判定基準ページの書類の誤記、Ⅱ型の面接20分がサイトにない、入学手続ページが前年度のまま、古い奨学制度ページの「第1〜4回」
- 2026年10月2日の時点で、第2回は10月5日の消印有効で受付中
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