共愛学園前橋国際大学の総合型選抜。2次の課題テーマは1次の通過者に送られる
共愛学園前橋国際大学の総合型選抜(国際社会学部)は2段階選抜。1次試験の通過者に2次の課題テーマが送付され、2次は課題テーマに基づく論述60分と面接です。デジタル共創学部はAI学習教材KOUDAIBridgeの修得チェックで受ける育成型で、大学での筆記試験がありません。
共愛学園前橋国際大学(群馬県前橋市)の総合型選抜(国際社会学部)は2段階選抜です。そして要項に、こう書かれています。
1次試験通過者に対して、2次試験の課題テーマを送付
2次試験の中身はこうです。
| 2次試験の内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|
| 課題テーマに基づく論述 | 50点 | 60分 |
| 課題テーマに基づく面接 | 50点 | 20分程度 |
書くテーマも、面接で聞かれるテーマも、同じ「課題テーマ」。そしてそれは1次を通ってから送られてきます。
1次試験(10月3日)と2次試験(10月24日)の間は3週間。その間に調べて、書いて、話せるようにするのがこの入試の勝負どころです。
出典:共愛学園前橋国際大学「2027年度 入試ガイド」(https://www.kyoai.ac.jp/wp-content/uploads/2026/07/guide2027.pdf )、「入試要項」(https://www.kyoai.ac.jp/admission/require/ )。2026年9月22日に確認しました。
学部は2つ
| 学部 | 学科・専攻 | 定員 | コース |
|---|---|---|---|
| 国際社会学部 | 国際社会学科 国際社会専攻 | 200名 | 英語コミュニケーション/国際/経営/心理・人間文化 |
| 国際社会学部 | 国際社会学科 地域児童教育専攻 | 50名 | 学校教育/幼児教育・保育 |
| デジタル共創学部 | — | — | — |
総合型選抜は学部で中身がまったく違います。国際社会学部は2段階選抜、デジタル共創学部は「育成型」です。
国際社会学部:2段階選抜
日程
| 項目 | 期日 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年9月8日(火)〜9月25日(金) |
| 1次試験 | 2026年10月3日(土) |
| 1次試験通過通知日 | 2026年10月9日(金) |
| 2次試験(1次通過者のみ) | 2026年10月24日(土) |
| 合格発表 | 2026年11月2日(月) |
| 入学手続締切日 | 2026年11月13日(金) |
募集定員は国際社会専攻15名、地域児童教育専攻 若干名。入学検定料は30,000円です。
単願(本学を第一志望)ですが、評定平均の条件はありません。
この記事を書いている2026年9月22日の時点で、出願(9月25日まで)はまだ間に合います。
1次試験は面接が100点
| 内容 | 配点 |
|---|---|
| ⑴ 調査書 | 50点 |
| ⑵ 基礎学力検査(60分) | 50点 |
| ⑶ 面接(30分程度) | 100点 |
| 合計 | 200点満点 |
面接が100点で、200点満点の半分。しかも30分程度と長めです。面接の内容は「志望するコース・本人記載資料等についての面接」と明記されています。
時間割は、受験上の注意9:10〜9:20/基礎学力検査9:30〜10:30/面接10:45〜。
そして要項にこう書かれています。
※面接は受験者数によっては2時間以上待つ場合がある。適宜軽食等を持参してもよい。
軽食を持っていってよいと大学が書いています。長丁場になる前提で行ってください。
出願時に書く「本人記載資料」200〜400字
面接で使われる「本人記載資料」は、WEB出願の登録時に入力します。
【記載内容】志願者本人が高校入学時に相当する年齢からこれまでに「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に基づいて活動したことを振り返り、その活動での学びや成長したことについて200〜400字で記載。
指定が細かいので、分解します。
- 時期…高校入学時に相当する年齢からこれまで
- 観点…「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に基づく活動
- 書くこと…①その活動を振り返る ②その活動での学びや成長
- 字数…200〜400字
「協働」が指定されているのがポイントです。1人でがんばった話ではなく、人と一緒にやった活動を選びます。部活、生徒会、委員会、文化祭、ボランティア、地域活動、アルバイト。
そしてこの200〜400字が、30分の面接の材料になります。書いたことを深掘りされる前提で、具体的な場面を1つ入れておいてください。活動の言語化は活動報告書に書くことがないとき、書類と面接をそろえる考え方は書類と面接の一貫性にまとめてあります。
出願書類は、ほかに志望理由書(大学ホームページからダウンロード・印刷)、調査書(厳封)、入学願書、保管票、受験票です。
2次試験:課題テーマに基づく論述60分
1次を通ると、2次試験の課題テーマが送られてきます。
| 内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|
| 課題テーマに基づく論述 | 50点 | 60分 |
| 課題テーマに基づく面接 | 50点 | 20分程度 |
時間割は、受験上の注意9:10〜9:20/課題に基づく論述9:30〜10:30/課題に基づく面接10:50〜。
同じテーマで書いて、そのあと話すという構造です。だから準備は1本化できます。
- テーマが届いたら、まず何が問われているかを確定する
- 調べる。3週間あります。数字と事例を集めます
- 60分で書ける分量の原稿を作る(字数指定は要項に記載がないので、届いた課題で確認してください)
- 書いた内容を、話せるようにする。論述のあと20分の面接で、同じテーマを聞かれます
- 想定質問を作る。「なぜその立場を取ったのか」「反対の意見にはどう答えるか」
書き方の土台は小論文の書き方 完全ガイド、時間配分は小論文の時間配分、書いたことを話す準備は小論文と面接をつなぐを見てください。
大学は学力の三要素の測り方も公開していて、思考・判断・表現を「課題に基づく論述等」で測るとしています。論述=考える力の評価という位置づけです。
デジタル共創学部:AI教材で受ける「育成型」
デジタル共創学部の総合型選抜は、まったく別の形をしています。
大学での筆記試験がありません。かわりに、AI学習教材「KOUDAIBridge」の修得チェックが点数になります。
| 試験科目 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| KOUDAIBridge修得チェック(出願前に各自で受験) | 大学での試験実施なし | 100点 |
| 面接(志望理由書・調査書・本人記載資料等に基づく) | 20分程度 | 50点 |
そして得点の計算式まで公開されています。
修得チェックの換算方法(得点)= 100点 ×(出願時に修得チェックで修得済みとなった単元数 ÷ 大学が指定する単元の総数)
やった分だけ点になるという、きわめて分かりやすい仕組みです。
出願資格が「単元数」で決まる
| 出願区分 | 必要な修得済み単元グループ数(16中) |
|---|---|
| 単願出願 | 12単元グループ以上(合格した場合に入学を確約できる者) |
| 併願出願 | 14単元グループ以上 |
併願したいなら、より多くやるという設計です。そして単願で合格した人にも条件がつきます。
単願での合格者で、出願時に修得した単元グループ数が14単元グループ未満の場合は、学部が通常課す入学前課題の他に、合格後に引き続き14単元グループ以上で修得チェックの修得済み判定を取得するまで学習および修得チェックを受験することを必須とする
合格後も勉強が続きます。「育成型」という名前のとおりです。
16単元グループは全部公開されている
大学指定の単元グループは、要項に一覧で載っています。
数学ⅠA…数と式(実数)/数と式(1次不等式と絶対値)/数と式(集合と命題)/2次関数(2次関数とグラフ)/2次関数(2次関数の最大・最小と決定)/データの分析(データの散らばり)/データの分析(データの相関)/場合の数と確率(事象と確率・確率の基本性質)/場合の数と確率(独立な試行・反復試行の確率)/場合の数と確率(条件付き確率)/場合の数と確率(期待値)/図形の性質(三角形の性質)/図形の性質(円の性質)/整数の性質(整数の性質の活用)
数学ⅡB…三角関数(グラフと性質)/数列(Σの計算)
14が数学ⅠA、2が数学ⅡB。データの分析と場合の数・確率が7つを占めています。データサイエンス系の学部らしい構成です。
なお、こんな注意書きもあります。
※KOUDAIBridgeの修得チェックでは、システム上で不正検知を行っている。受験中の不正行為が発覚した場合はこれまで取得した修得チェックの認定をすべて無効とし、出願を認めない。
日程と、落ちたときの扱い
| 期 | 募集定員 | 出願期間 | 試験日(面接) | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 5名 | 2026年9月8日(火)〜10月14日(水) | 2026年10月24日(土) | 2026年11月2日(月) |
| Ⅱ期 | 5名 | 2026年11月25日(水)〜12月3日(木) | 2026年12月12日(土) | 2026年12月19日(土) |
学習アカウントの申請期間は2026年6月1日〜11月24日(Ⅰ期・Ⅱ期共通)で、学習アカウント申請は無料です。学習と修得チェックの受験は2026年12月3日午後5時まで。
そして、
Ⅰ期で不合格だった場合、Ⅱ期に無料で出願することができる。なお、再度出願する場合、単願・併願の区分を変えることは可能。ただし、Ⅰ期で合格だった場合、Ⅱ期に出願することはできない。
Ⅰ期で落ちても、Ⅱ期は検定料が無料。そのあいだに単元を増やせば、点数も上がります。
なおKOUDAIBridgeは、埼玉の日本薬科大学でも総合型選抜の出願資格に使われています。
合格しても、無料で特待生に挑戦できる
共愛学園前橋国際大学にはスカラシップ試験(特待生選考試験)があり、総合型選抜の合格者も受けられます。
総合型選抜・指定校制の合格者は、合格を担保したままスカラシップ試験を受験することができる。 (Q&A)無料でスカラシップ試験を受けることができます。スカラシップ試験で入試特待生として採用された場合は、納入済の授業料を入学後(11月頃)に返還します。なお、入試特待生として採用されなくても入学の権利はそのまま保障されます。
- 試験日 2026年12月12日(土)、出願 11月25日〜12月3日
- 入学検定料は無料(総合型・指定校制の合格者の場合)
- 会場は本学のほか長野・仙台・宇都宮・新潟
- 科目は数学(数学Ⅰ・数学A)・英語・国語の3教科必須、各60分・各100点=300点満点、全教科マークシート方式
- 入試特待生は授業料全額給付(最大4年間・継続審査あり。国際社会学部780,000円/年、デジタル共創学部1,100,000円/年)
出願時には、こんな欄もあります。
【記載内容】スカラシップ試験の入試特待生として本学に入学したら、どのような学びや活動に取り組みたいか等を200〜300字程度で簡潔に記載。 記載内容は調査書と併せて総合的に評価し、合格基準点に満たなかった上位5%の受験生を合格とすることがある
200〜300字の記載が、ボーダー付近で効くと明言されています。書く欄を軽視しない大学です。
なお、総合型選抜・指定校制の合格者には「一般選抜免除合格」の区分は適用されず、また特待生制度は併用できません(条件の良いものが適用されます)。
どこから手をつけるか
- 学部を決める。国際社会学部は2段階選抜、デジタル共創学部はKOUDAIBridge型です
- 国際社会学部なら、WEB出願時の「本人記載資料」200〜400字を先に書く。面接の材料になります
- 「協働」した活動を1つ選ぶ。1人でやった話は条件に合いません
- 1次は面接が100点。30分の面接に耐えられる材料を用意する
- 当日は軽食を持っていく。2時間以上待つ場合があります
- 1次を通ったら、届いた課題テーマをすぐ調べる。2次まで3週間です
- デジタル共創学部なら、学習アカウントを早めに申請する。申請は無料です
- 単元数を増やすほど点数が上がる。16単元グループのうち、単願12以上・併願14以上が出願条件です
- 合格したら、無料でスカラシップ試験を受ける
まとめ
- 共愛学園前橋国際大学の国際社会学部の総合型選抜は2段階選抜。単願ですが評定の条件はありません
- 1次試験(200点満点)は調査書50点+基礎学力検査60分50点+面接30分程度100点。面接が半分を占めます
- 1次試験の通過者に、2次試験の課題テーマが送付されます
- 2次試験(100点満点)は課題テーマに基づく論述60分50点+課題テーマに基づく面接20分程度50点。同じテーマで書いて、話します
- WEB出願時に、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に基づく活動の振り返りと学び・成長を200〜400字で入力します。これが面接で使われます
- 要項に「面接は受験者数によっては2時間以上待つ場合がある。適宜軽食等を持参してもよい」と書かれています
- デジタル共創学部の総合型選抜(育成型)は、大学での筆記試験がありません。AI学習教材KOUDAIBridgeの修得チェック100点+面接50点です
- 得点は100点×(修得済み単元数÷指定単元の総数)で計算され、16単元グループの一覧も公開されています(数学ⅠAが14、数学ⅡBが2)
- 出願条件は単願12単元グループ以上、併願14単元グループ以上。Ⅰ期で不合格ならⅡ期に無料で出願できます
- 総合型選抜の合格者は、合格を担保したまま無料でスカラシップ試験を受験可能。入試特待生になれば納入済の授業料が入学後に返還されます
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。群馬の私立大学は育英大学、ぐんま未来大学、群馬パース大学、群馬医療福祉大学、高崎健康福祉大学、高崎商科大学、上武大学、関東学園大学、東京福祉大学の記事にもあります。