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盛岡大学の総合型選抜。学科ごとの課題が公開され、社会文化学科は2,000字以上

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盛岡大学の総合型選抜(専願制)は、第一次選考のエントリーシート課題が学科ごとに公開されています。社会文化学科は2,000字以上、栄養科学科は800〜1,000字。併願制は小論文70点で、課題文にグラフや表が付きます。

盛岡大学(岩手県滝沢市)の総合型選抜(専願制)は二段階選考で、第一次選考は書いたものだけで決まります。そしてその課題が学科ごとに公開されています。

学科 第一次選考の課題 字数
英語文化学科 4つのテーマから1つ選ぶ 600〜800字
日本文学科 エントリーシート+質疑応答(30分程度) —
社会文化学科 ジャンルを選び、具体的なテーマを自分で設定して論じる 2,000字以上
児童教育学科 子どもに関連するテーマを設定し、A:最新事情の要点/B:自分の考え A200〜300字+B700〜800字
栄養科学科 あなたが考える「食・栄養」について 800〜1,000字

出典:盛岡大学「令和9年度 入学者選抜要項」(https://morioka-u.ac.jp/89908da5bc21d5e45545d5d0a9b8b090.pdf )、「入試情報」(https://morioka-u.ac.jp/nyushi/ )。2026年9月22日に確認しました。なお総合型選抜(専願制)の詳細は別冊の「総合型選抜(専願制)要項」を取り寄せて確認するよう案内されています。

総合型選抜は2種類ある

文学部 栄養科学部
総合型選抜(専願制) ○ ○
総合型選抜(併願制) ○ —
総合型選抜(自己推薦) — ○(併願可)

専願制が二段階選考、併願制と自己推薦は小論文と面接という構成です。

総合型選抜(専願制)——第一次は検定料もかからない

総合型選抜(専願制)は、志願者と大学との相互理解に基づいて、盛岡大学で学びたいという強い意志を持つ者を対象に、学校内外のさまざまな活動の実績を多面的に評価する入学者選抜制度です。

エントリー資格は「4年間本学で修学する決意を有し、合格の際は必ず本学に入学する者」。日程は文学部・栄養科学部で共通です。

期日
エントリー期間 2026年9月1日(火)〜9月11日(金)消印有効
第一次選考 2026年9月19日(土)(日本文学科・社会文化学科のみ)※英語文化学科・児童教育学科・栄養科学科は書類審査のみ
第一次選考結果通知 2026年9月30日(水)
最終出願期間 2026年10月1日(木)〜10月10日(土)消印有効
第二次選考(最終) 2026年10月17日(土)
合格発表日 2026年11月4日(水)

入学検定料は、第一次選考が不要、第二次選考が32,000円です。第一次を通ってから払う形になっています。

募集人員は、英語文化8名/日本文学8名/社会文化3名/児童教育15名/保育・幼児教育8名/栄養科学12名です。

この記事を書いている2026年9月22日時点では、エントリー(9月11日消印有効)は終了しています。

英語文化学科——4テーマから1つ、600〜800字

課題:英語文化学科を志望するにあたり、以下のテーマから1つ選び600〜800字で記述してください。なお、課題をまとめるにあたっては、将来の目標及び入学後の学習、本学科を志望するにあたって特にアピールしたい点を記述してください。 「英語学習について」「世界の出来事について」「国際交流について」「英語圏の文化・文学について」

テーマを選ぶだけでなく、将来の目標・入学後の学習・アピールしたい点の3つを盛り込むよう指定されています。600〜800字で4要素(テーマ本体+3点)なので、配分を決めてから書き出します。

第二次選考は3つです。

内容 配点
イングリッシュ・インタビュー(面接形式のスピーキングテスト。英検準2級の二次試験レベルの内容、10分程度) 40点
プレゼンテーション(第一次で提出した課題を具体的にしたもの、10分程度) 30点
質疑応答(10分程度) 30点

英語で話す試験が最大の配点です。英検準2級の二次試験レベルという目安が示されているので、対策はそこに合わせられます。

社会文化学科——2,000字以上

小論文の課題:以下のジャンルのいずれかに関連して、それに含まれる具体的なテーマを自分で設定して論じてください。「アジア・ヨーロッパ文化、思想、現代社会、経済、スポーツ、国際政治、考古学、歴史等」 字数:2,000字以上

2,000字以上は、総合型選抜の提出課題としてはかなりの分量です。しかもテーマは自分で設定します。エントリー資格にも「問題を立て考察しそれを表現する一定の能力のある者」とあり、問いを立てられるかが最初の関門になっています。

第一次選考ではこれに質疑応答(30分程度)が加わります(配点25点:25点)。第二次選考は、提出したレポートの内容についてのプレゼンテーション(20分程度)+質疑応答(20分程度)。

そして、評価の観点が明記されています。

評価は問題設定、論理性、表現力、知識、資料活用について点数化する

問題設定が先頭に来ています。テーマの選び方そのものが採点対象です。書き方は小論文の完全ガイド、長い文章の組み立ては探究のまとめ方(レポート)、問いの立て方は探究の問いの立て方にまとめています。

児童教育学科——調べてまとめる+自分の考え

課題:子どもに関連するテーマを具体的に設定し、以下を実施してください。 A:テーマに関する最新事情を調べ、その要点をまとめてください。(200〜300字) B:調べた最新事情について、あなたの考えを述べてください。(700〜800字)

Aが要約、Bが意見という二段構えです。合わせて約1,000字。テーマは自分で設定します。

第二次選考では、第一次の「課題」で設定したテーマについて問いを立てて探究し、プレゼンテーション(10分)を行います(ほかに個人面接10分、質疑応答10分。配点20点:25点:25点)。エントリー時のテーマが、そのまま探究の出発点になる設計です。

栄養科学科——「食・栄養」について800〜1,000字

課題:栄養科学科を志望するにあたり、あなたが考える「食・栄養」について、800〜1,000字で記述してください。

配点は100点。第一次選考はこの課題だけで決まります。

第二次選考は、プレゼンテーション(発表形式はパワーポイントに限る)10分と質疑応答(口頭試問含む)20分で、配点は40点:60点。質疑応答のほうが配点が高い点に注意してください。

「パワーポイントに限る」という指定があるので、スライドを作る前提で準備します。プレゼンの組み立てはプレゼン型入試の対策を参照してください。

総合型選抜(併願制)——小論文が70点

文学部には、専願制とは別に併願制があります。

選考方法は提出書類30点+小論文70点+面接(段階評価)。小論文の形式が明記されています。

社会的、時事的な事柄について説明、解説などの課題文を読解することを求める小論文が出題される。内容に関するグラフや表などのデータ資料も提示され、データから読み取れる事柄などを論理的に表現する力を評価する。

課題文+グラフ・表という複合型です。時事的な題材で、読解と資料の読み取りの両方が問われます。60分(10:30〜11:30)で書きます。解き方はグラフ・資料型小論文の書き方、複数資料型の小論文、時事の押さえ方は小論文の時事ネタの集め方にまとめています。

提出書類30点の内訳も公開されています。

項目 配点
学習成績の状況 14点
日常生活、部活動、生徒会活動、その他の課外活動 9点
検定・資格 3点
志望動機書(大学、学科及びコースの理解などについて400字程度) 4点

学科ごとに見る教科が違うのも特徴です。英語文化学科は「全体の学習成績の状況/英語/全教科のうち高い2教科」、日本文学科は「全体/国語/高い2教科」、児童教育学科は「全体/理科/数学」という具合です。

日程は、出願2026年11月26日(木)〜12月5日(土)消印有効、試験12月12日(土)、合格発表12月18日(金)。当日は集合10:00、小論文10:30〜11:30、面接12:15〜(10分程度)です。

募集人員は英語文化3名/日本文学2名/社会文化2名/児童教育6名/保育・幼児教育3名。

総合型選抜(自己推薦)——栄養科学部は併願できる

栄養科学部には、専願制とは別に自己推薦があります。

総合型選抜(自己推薦)は、他の大学と併願することができる入学者選抜制度です。高等学校長の推薦書を必要としません。また、特に学業成績などの出願条件はありません。

共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期)とも併願できます。

選考方法は書類審査30点+小論文30点+面接40点。

小論文(30点満点):所定のテーマに沿って、大学、学科、管理栄養士等に関する理解、卒業後の進路などについて400〜500字程度で記述したものを点数化する。 面接(40点満点):20分程度の個人面接。主として人物をみるのが目的だが、学科や資格に関する理解、意欲など点数化する。

400〜500字程度と短く、内容も大学・学科・管理栄養士・卒業後の進路への理解に絞られています。志望理由書に近い性格の小論文です。

書類審査30点には自己推薦書10点(高等学校時代に力を入れていた活動や、自身の強みなどを200〜300字程度)が含まれます。また評価項目に「研究活動」があり、

SSH又は類似の研究活動等において高校内外で代表として発表した者/高等学校家庭クラブ研究発表において高校内外で代表として発表した者 ※「類似の研究活動等」に関しては、調査書の「総合的な探究の時間」の欄に記載されたものも評価対象とします。

探究の記録が調査書に書かれていれば点数になります。検定では食物調理技術検定2級以上が対象に入っているのが栄養科学部らしいところです。

募集人員は5名。日程は併願制と同じで、出願11月26日〜12月5日、試験12月12日(土)、合格発表12月18日(金)です。

どこから手をつけるか

  1. 専願にできるかを決める。 専願制は二段階、併願制と自己推薦は1日で終わります
  2. 志望学科の課題を確認する。 字数も形式も学科で違います
  3. 社会文化学科志望は2,000字以上を書く練習をする。 テーマは自分で設定します
  4. 児童教育学科志望は「調べて要約する」練習をする。 A200〜300字がそれです
  5. 栄養科学科志望はパワーポイントを作れるようにする。 第二次の発表形式はこれに限られます
  6. 併願制なら課題文+グラフの小論文を60分で解く練習をする。 配点70点です
  7. 志望動機書400字を書く。(併願制)/自己推薦書200〜300字を書く。(自己推薦)
  8. 探究の記録を調査書に載せてもらう。 栄養科学部の自己推薦では評価対象です

まとめ

  • 盛岡大学の総合型選抜は専願制と、文学部の併願制/栄養科学部の自己推薦に分かれます
  • 専願制は二段階選考。第一次選考の入学検定料は不要で、第二次選考が32,000円です
  • 第一次選考の課題が学科ごとに公開されています——英語文化学科600〜800字(4テーマから1つ)、社会文化学科2,000字以上(ジャンルを選び自分でテーマ設定)、児童教育学科A200〜300字+B700〜800字、栄養科学科800〜1,000字
  • 社会文化学科の評価は「問題設定、論理性、表現力、知識、資料活用」。問題設定が先頭に置かれています
  • 英語文化学科の第二次にはイングリッシュ・インタビュー(英検準2級の二次試験レベル・40点)があります
  • 栄養科学科の第二次プレゼンはパワーポイントに限るとされ、質疑応答(60点)のほうがプレゼン(40点)より配点が高いです
  • 文学部の併願制は提出書類30点+小論文70点+面接。小論文は課題文+グラフや表のデータ資料が出ます(60分)
  • 併願制の提出書類は学習成績14点・課外活動9点・検定資格3点・志望動機書(400字程度)4点
  • 栄養科学部の自己推薦は他大学とも共通テスト利用選抜とも併願でき、学業成績の出願条件がありません。小論文は400〜500字程度(30点)、面接40点、書類30点
  • 総合型選抜(専願制)のエントリーは2026年9月11日消印有効で終了、併願制・自己推薦は12月5日消印有効です

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。岩手県の私立大学は岩手医科大学、いわて富士大学(富士大学)、岩手保健医療大学の記事にもあります。

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