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北海道医療大学の総合型選抜。4つの型があり、中心は60分1,200字の課題レポート

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北海道医療大学の総合型選抜はスタンダード型・探究学習活用型・基礎学力評価型・オンライン活用型の4つ。多くの学科で60分1,200字の課題レポートが課され、看護学科はグループ討議のあとに書きます。12月以降は他大学との併願も可能です。

北海道医療大学(北海道石狩郡当別町)の総合型選抜は、選抜方法が4つに分かれています。

型 実施時期 当日にやること
スタンダード型 10月 学科により 課題レポート(60分・1,200字)/グループ討議+課題レポート/理科小テスト+面接
探究学習活用型 10月 探究学習のプレゼンテーション(7分以内)+質疑応答
基礎学力評価型 12月・1月・3月 基礎学力試験(小論文も選べる・60分)+面接
オンライン活用型 10月・12月・1月・3月 オンライン講義30分を視聴してからオンライン面接20分

書く力が問われるのは、スタンダード型の課題レポートと、基礎学力評価型で「小論文」を選んだときです。

出典:北海道医療大学「2027年度 学生募集要項(学部)」(https://manavi.hoku-iryo-u.ac.jp/assets/pdf/nyushi/gakubu_youkou.pdf )P.20〜P.26、「入試情報」(https://manavi.hoku-iryo-u.ac.jp/select/ )。2026年9月22日に確認しました。

総合型選抜の位置づけ

要項の説明はこうです。

総合型選抜は、志望動機や入学後の学修意欲、これまでの学習・活動履歴などにより総合的な評価を行う選抜区分です。

出願のハードルは低く設定されています。

※ 学習成績の状況(評定平均値)の基準は特に設けない。

※ 2027年度入学者選抜ではオープンキャンパスへの参加は出願要件とはしません。

評定は問われず、オープンキャンパスに行っていなくても出願できます。

募集定員は10学科・学環で合計147名です。

学部 学科 募集定員
薬学部 薬学科 16
歯学部 歯学科 14
看護福祉学部 看護学科 22
看護福祉学部 福祉マネジメント学科 17
心理科学部 臨床心理学科 20
リハビリテーション科学部 理学療法学科 16
リハビリテーション科学部 作業療法学科 10
リハビリテーション科学部 言語聴覚療法学科 16
医療技術学部 臨床検査学科 12
臨床データサイエンス学環 — 4

薬学部の定員には「同窓会・同窓生推薦枠」、歯学部の定員には「同窓生子女枠・同窓会推薦枠」が若干名含まれます。

課題レポートは60分で1,200字

スタンダード型(10月実施)の試験内容は学科で変わります。配点は出願書類100点+試験当日100点の合計200点です。

学部・学科 試験当日
薬学部/薬学科、歯学部/歯学科 理科小テスト(化学基礎、生物基礎から1科目選択・45分)+面接(一人15分程度の個人面接)
看護福祉学部/看護学科、福祉マネジメント学科 グループ討議(50分)+課題レポート(60分・1,200字)
心理科学部/臨床心理学科、リハビリテーション科学部の3学科、医療技術学部/臨床検査学科、臨床データサイエンス学環 課題レポート(60分・1,200字)+面接(一人15分程度)

10学科・学環のうち8つで課題レポートが課されます。薬学科と歯学科だけが理科小テストです。

60分で1,200字は、原稿用紙3枚ぶんを1時間で書くペースです。書き出すまでに使える時間は、構成を考えて10分、書いて40分、読み返して10分といったところでしょう。小論文の字数と時間配分の記事で配分の考え方を整理しています。

面接については、要項にこう書かれています。

※面接では、志望理由および学修への意欲を中心に質問します。

看護学科と福祉マネジメント学科は「話してから書く」

この2学科だけ、グループ討議50分のあとに課題レポート60分という順番になります。

クール 集合 グループ討議 課題レポート
第Ⅰクール 9:30 10:00〜10:50 11:15〜12:15
第Ⅱクール 11:00 11:30〜12:20 12:45〜13:45

第Ⅰクールと第Ⅱクールのどちらになるかは、出願期間終了後、試験日3日前までにメールで個別に連絡されます。出願してから試験日の直前まで、自分の集合時刻がわからないということです。

討議が50分あるので、討議で出た他の人の意見を、そのあとのレポートに書ける構成になっています。話し合いの最中にメモを残しておくことが、そのまま得点につながります。討議の進め方はグループディスカッションの対策にまとめています。

なお、志望順位制で2学科をまたぐ場合の扱いも決まっています。

※ 志望順位制により看護学科と福祉マネジメント学科を併願する場合は、看護学科の選抜方法に準じて選考を行う。

基礎学力評価型では「小論文」を選べる

12月・1月・3月に実施される基礎学力評価型は、基礎学力試験100点+面接30点+出願書類20点の合計150点です。

・基礎学力試験(化学基礎、生物基礎、数学Ⅰ・A、小論文から1科目選択、60分) ※薬学部・歯学部は「化学基礎」「生物基礎」のいずれか選択。 ※臨床検査学科は「化学基礎」「生物基礎」「数学Ⅰ・A」のいずれか選択。

つまり、薬学科・歯学科・臨床検査学科を除く学科では、理科や数学のかわりに小論文で受験できます。しかも小論文は100点、つまり150点満点の3分の2を占めます。

理科が苦手だが書くことはできる、という受験生にとっては、この1行がそのまま出願の理由になります。逆に言えば、小論文1本で合否の3分の2が決まるということでもあります。課題文型小論文の手順を一度通しで練習しておきたいところです。

なお、基礎学力評価型の出願書類は調査書のみです。志望理由書と活動報告書は10月実施のときだけ提出します。

探究学習活用型は、資料をあとから直せない

10月実施の探究学習活用型は全学部・学環が対象で、プレゼンテーション100点+出願書類100点=200点です。

・探究学習のプレゼンテーション(7分以内)・質疑応答(5〜10分程度) 高校の「総合的な探究の時間」または、それに相当する活動の内容や成果を一つ取上げ、課題設定の理由や取組んだ内容について発表。 *テーマは、医療・福祉に関する内容である必要はありません。

医療系の大学ですが、探究のテーマを医療・福祉に寄せる必要はないと明記されています。高校で取り組んだものをそのまま持っていけます。

資料まわりのルールがかなり細かいので、要項の記述を引いておきます。

* 発表資料は、出願期間内に出願書類と一緒に提出してください。 * PowerPointまたはPDFを投影する場合は、印刷した資料とともにUSBにデータを入れて提出してください。提出いただいた資料・USBは返却いたしません。 * 資料提出後の修正や差替えはできません。また、試験当日に新たな資料を配付することもできません。 * 発表用の資料、投影データは出願時のものを使用しますので、当日ご用意いただく必要はありません。 * PowerPointの発表者ツールの使用は不可とします。ただし、当日、試験会場に手元用の確認資料(紙媒体のみ可。スマートフォン・タブレット・ウェアラブル端末等の電子機器類は不可。)を持ち込むことはできます。 * 当日使用するPCは本学が用意するノートパソコン(OS:Windows11)になります。

読み解くとこうなります。

  1. 資料の締切は出願の締切と同じ。10月14日に資料が完成していなければならない
  2. 出したあとは直せない。誤字も差し替えられない
  3. 発表者ツールが使えないので、話す内容はスライドを見ながら思い出すしかない
  4. 紙のメモは持ち込める。だから発表原稿は紙で用意する
  5. 自分のPCは使わない。大学のWindows11ノートで動くファイルにしておく

探究の発表そのものの組み立ては探究の成果発表、プレゼン型入試全般はプレゼン型入試の対策を参照してください。

オンライン活用型は、講義を聴いてから面接

福祉マネジメント学科・臨床心理学科・臨床データサイエンス学環の3つだけ、自宅から受験できるオンライン活用型があります。

・学部独自のオンライン講義の視聴(30分程度) ・オンライン面接(20分程度)

当日の流れは、10:00にオンライン講義が配信され、11:00にミーティングURLが配信され、12:00〜14:30のあいだにオンライン面接、という順です。原則としてZoomを使い、試験日前日までに個別連絡と接続テストがあります。

配点は、10月実施がオンライン面接100点+出願書類100点=200点、12月・1月・3月実施がオンライン面接130点+出願書類20点=150点です。年内に向かうほど面接の比重が上がります。

30分の講義を聴いてから20分の面接なので、面接で講義の内容について聞かれると考えるのが自然です。聴きながらメモを取り、自分の言葉で言い直せるようにしておくことが対策になります。

この3学科・学環には、オンラインで探究学習のプレゼンをする〈探究学習活用タイプ〉(10月のみ)もあります。

志望順位制:第2志望以下なら辞退できる

北海道医療大学の総合型選抜には、志望順位制があります。

対象の併願グループ内で複数学科を併願することができます。10月に実施する総合型選抜では、第一志望の学科に合格した場合は入学が必要ですが、第二志望以下の学科に合格した場合は入学を辞退することができるため、他大学への受験を継続することができます。

併願できるグループは3つです。

グループ 学科
① 看護学科、福祉マネジメント学科
② 理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚療法学科
③ 臨床検査学科、臨床データサイエンス学環

志望順位制で複数学科を併願しても、追加の検定料は不要です(検定料30,000円、別途サービス利用料1,100円)。

そして12月以降は、さらに条件がゆるみます。

12月以降に実施する総合型選抜では、第一志望の学科に合格した場合であっても入学の確約を求めないため、引き続き他大学への受験を継続することができます。なお、選考は、第一志望学科で選択した選抜方法(スタンダード型・探究学習活用型・オンライン活用型)により行います。

12月・1月・3月の総合型選抜は専願ではありません。合格を持ったまま他大学を受け続けられます。一般選抜の保険として、年内に1つ合格を確保しておく使い方ができます。

なお面接は、併願した場合も第一志望が中心になります。

※ 志望順位制により複数学科を併願する場合は、原則第一志望の学科を中心とした内容で面接を行います。

出願前エントリーで当日の面接が免除される

薬学科・歯学科・福祉マネジメント学科の3つには、通常の出願とは別に出願前エントリーという制度があります。

通常の出願期間の前に事前エントリーを行うことで、より学びたい分野や職業について理解を深めてもらい、本出願に臨んでいただくための制度です。

メリットは2つと説明されています。

  • 出願書類の評価において、エントリー面接を加味して評価(薬学部・歯学部)
  • 試験当日における免除……薬学部・歯学部は「面接」を免除(「理科小テスト」のみで受験)。福祉マネジメント学科は「面接」または「筆記試験」どちらか一方のみを選んで受験

※探究学習活用型のプレゼンテーション、オンライン活用型のオンライン面接は免除になりません。

流れは、エントリーシートを取得 → 郵送でエントリー(受付は6月1日から、速達・簡易書留)→ エントリー面接(薬・歯のみ。福祉マネジメント学科は面接なし)→ 出願許可書が届く → インターネット出願、という順です。

注意書きもあります。

募集定員に達した場合、出願前エントリー受付を終了することがあります。

早く動いた人から埋まる制度だということです。10月実施のエントリー期間は2026年6月1日(月)〜9月9日(水)でした。

日程

回 選抜方法 出願期間 試験日 合格発表 会場
10月 スタンダード型・探究学習活用型・オンライン活用型 2026年9月24日〜10月14日23:59 10月25日(日) 11月2日(月) 本学(当別キャンパス)
12月 基礎学力評価型・オンライン活用型 2026年11月20日〜12月10日 12月13日(日) 12月22日(火) 札幌
1月 基礎学力評価型・オンライン活用型 2026年12月14日〜2027年1月21日 2027年1月31日(日) 薬歯2月9日/他2月13日 札幌・東京
3月 基礎学力評価型・オンライン活用型 2027年2月1日〜3月14日 2027年3月18日(木) 3月24日(水) 札幌・東京

1月・3月の対象は薬学科・歯学科・福祉マネジメント学科・臨床心理学科・臨床データサイエンス学環に限られます。東京会場は薬学部・歯学部のみです。

出願はインターネット出願システムで登録し、書類は出願期間最終日の翌日必着で郵送(簡易書留・速達)します。

出願書類は、出願票・調査書(発行日より3か月以内、開封無効)・志望理由書(10月のみ)・活動報告書(10月のみ)・探究学習のプレゼンテーション資料(探究学習活用型のみ)です。活動報告書については、要項にこうあります。

関連資料は、A4サイズに統一してコピーしたものに、番号を付して提出してください。

賞状や記録のコピーを添えられる、ということです。活動報告書に書くことがないときも参考にしてください。

どこから手をつけるか

  1. どの型で受けるかを先に決める。 書けるならスタンダード型、探究の蓄積があるなら探究学習活用型、遠方なら(対象学科なら)オンライン活用型
  2. 60分1,200字を時間内に書き切る練習を3本。 構成10分・執筆40分・見直し10分で回す
  3. 看護・福祉マネジメント志望はグループ討議の練習を入れる。 討議のメモがそのままレポートの材料になる
  4. 理科が苦手なら基礎学力評価型で小論文を選ぶ。 ただし100点/150点の比重を覚悟する
  5. 探究学習活用型は10月14日までに資料を完成させる。 出したあとは直せない
  6. 発表原稿は紙で用意する。 発表者ツールは使えず、電子機器は持ち込めない
  7. 薬・歯・福祉マネジメント志望は6月から出願前エントリーを検討する。 定員に達すると締め切られる
  8. 志望順位制の併願グループを確認する。 追加の検定料なしで第2・第3志望まで受けられる

まとめ

  • 北海道医療大学の総合型選抜は4つの型(スタンダード型・探究学習活用型・基礎学力評価型・オンライン活用型)
  • スタンダード型では8学科・学環が課題レポート(60分・1,200字)を書きます。薬学科・歯学科のみ理科小テスト(45分)
  • 看護学科と福祉マネジメント学科はグループ討議50分→課題レポート60分。集合時刻はクール制で、試験日3日前までにメールで連絡されます
  • 基礎学力評価型では「小論文」を選択科目として選べます(化学基礎・生物基礎・数学Ⅰ・A・小論文から1科目60分/100点)。薬・歯・臨床検査は除く
  • 探究学習活用型はプレゼン7分以内+質疑応答5〜10分。テーマは医療・福祉でなくてよく、資料は出願時に提出して以後の修正・差替え不可、発表者ツール不可・手元資料は紙のみ
  • オンライン活用型は30分の講義を視聴してから20分の面接(Zoom)。福祉マネジメント・臨床心理・臨床データサイエンス学環が対象
  • 志望順位制で併願グループ内の複数学科を追加検定料なしで受験できます。10月は第2志望以下なら辞退可能
  • 12月以降は第一志望で合格しても入学の確約を求めません。他大学の受験を続けられます
  • 評定平均値の基準はなく、オープンキャンパス参加も出願要件ではありません
  • 薬・歯・福祉マネジメントには出願前エントリーがあり、当日の面接が免除されます

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。北海道の私立大学は札幌大学、札幌学院大学、函館大学、藤女子大学、北星学園大学、北海道科学大学、北海商科大学の記事にもあります。

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