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東北福祉大学の総合型選抜。探究型は二段階、レポートとプレゼンで決まる

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東北福祉大学の総合型選抜は探究型244名とスポーツ文化型104名。探究型は第一次に英語と国語の科目試験があり、第二次はレポート・プレゼン・ディスカッション。スポーツ文化型は小論文(60分600字)です。

東北福祉大学(宮城県仙台市)の総合型選抜には、探究型とスポーツ文化型の2つがあります。探究型は9月に第一次選考、10月に第二次選考という二段階で、第二次の課題は第一次の合格者にだけ公開されます。

第二次選考の課題は、第一次選考の合格者に公開します。

つまり、出願の時点では第二次で何を書くのかわかりません。わかっているのは形式だけです。だからこそ、形式を先に知っておく価値があります。

この記事は、東北福祉大学が公開している2027年度の入学試験要項をもとにまとめました。

出典:東北福祉大学「2027年度入学試験要項【総合型選抜】探究型」「2027年度入学試験要項【総合型選抜】スポーツ文化型」(いずれも2026年9月22日に確認)

総合型選抜は2種類、どちらも専願

専願制 総合型選抜は専願制のため、他大学との併願は認めません。合格した場合は入学手続を行ってください。

探究型 スポーツ文化型
募集定員 244名 104名
評定の条件 評定平均値3.5以上 評定平均値3.0以上
出願期間 2026年9月1日〜9月8日 2026年10月1日〜10月7日
試験 二段階(第一次9月26日・27日/第二次10月24日・25日) 10月17日(土)
合格発表 第一次10月2日/第二次11月2日 11月2日(月)
手続期限 2026年11月30日(月) 2026年11月30日(月)

検定料は30,000円(別途サービス利用料1,100円)、会場は国見キャンパスです。どちらも評定平均値の条件があります。総合型選抜というと評定が問われないイメージがあるかもしれませんが、この大学は明確に線を引いています。

なお、スポーツ文化型の要項には「総合型選抜探究型に出願した場合は、学科・専攻を変更することで出願することが可能です」という記載があります。

探究型の募集定員

入学定員1,300名のうち、探究型だけで244名が募集されます。

学部 学科・専攻 定員
総合福祉学部 社会福祉学科 50
総合福祉学部 福祉心理学科 40
総合福祉学部 福祉行政学科 18
共生まちづくり学部 共生まちづくり学科 20
教育学部 教育学科 初等教育専攻 40
教育学部 教育学科 中等教育専攻 6
健康科学部 保健看護学科 33
健康科学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 10
健康科学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 10
健康科学部 医療経営管理学科 17
合計 244

複数の学科・専攻を併願することはできません。一つを選びます。

探究型の第一次選考には科目試験がある

ここは注意が必要です。総合型選抜なのに、学科試験があります。

選考方法 配点 内容
書類審査 100 調査書・志望理由書・活動報告書
科目試験(2科目) 100(各50点) 外国語(英語)・国語
面接 100 個人面接(2対1)約15分

リハビリテーション学科だけは、国語のかわりに理科(生物基礎)です。

出題範囲も明記されています。英語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ。国語は現代の国語と言語文化(近代以降の文章のみ)。古典は出ません。

当日は8時30分に会場が開き、9時30分から10時30分が英語、11時から12時が国語または理科、13時から面接という流れです。

面接については「志望理由や活動内容等について質問します」とあり、さらに面接時のマスク着用は認めませんと明記されています。

英語資格があれば英語は満点換算

下記の要件を満たしている者は、科目試験の「英語」科目を免除し、満点と換算して合否判定します。

基準は英検2級合格または1980点以上、ケンブリッジ英語検定140点以上、TOEFL iBT 44点以上、IELTS アカデミックモジュール4.0以上、TOEIC L&R・S&W 1150点以上、TOEIC Bridge(4技能)170点以上、GTEC Advanced・GTEC CBT 930点以上、TEAP 225点以上です。

条件は2つあります。公式スコア(オフィシャルスコア)に限ること、そして書類提出締切日からさかのぼって2年以内に受験したものであることです。

英語が免除されると、科目試験100点のうち50点が満点確定になります。英検2級を持っているなら、必ず申請しておきたいところです。申請者は当日の集合時刻も10時30分と遅くなります。

探究型の第二次選考は学科ごとに違う

第二次選考は300点です。レポート100点と面接100点は全学科共通で、真ん中の100点が学科によって変わります。

学科 レポート プレゼンテーション プレゼン+ディスカッション 状況設定問題ディスカッション 面接
社会福祉学科 ● ● ●
福祉心理学科 ● ● ●
福祉行政学科 ● ● ●
共生まちづくり学科 ● ● ●
教育学科 ● ● ●
保健看護学科 ● ● ●
リハビリテーション学科 ● ● ●
医療経営管理学科 ● ● ●

それぞれの時間配分も公開されています。

プレゼンテーション:発表15分・質疑応答5分 プレゼンテーション+ディスカッション:発表15分・質疑応答5分+全体終了後ディスカッション15分 状況設定問題ディスカッション:ディスカッション約60分(その場でディスカッションテーマを提示)

保健看護学科とリハビリテーション学科は、約60分のディスカッションです。しかもテーマはその場で提示されます。医療・看護の現場で起こりうる状況を想定した問題だと考えられます。進め方はグループディスカッションにまとめました。

教育学科は、プレゼンのあとに全体が終わってから15分のディスカッションが追加されます。

面接は約15分で、口頭試問を含みます。

面接では、口頭試問において各学科のアドミッション・ポリシーについて質問します。

アドミッション・ポリシーが面接で直接問われると宣言されています。大学サイトで志望学科のアドミッション・ポリシーを読み込んでおく必要があります。面接の準備は面接の頻出質問もあわせて。

プレゼンは紙の資料で行う

第二次選考のプレゼンテーションは、課題レポートの内容に関する発表になります。プレゼンテーションは、試験官およびグループ分けされた他の受験生に配付する紙資料(配付資料)をもとに行います。配付資料の作成はパソコン等を利用しても構いませんが、パソコン・タブレット等のデバイスを使用しての発表はできません。

プレゼンの内容は、課題レポートの内容です。レポートとプレゼンは別々の課題ではなく、同じ題材を書いて、話すという構成になっています。組み立て方はプレゼン型入試と探究の発表が参考になります。

発表の道具についても指定があります。パソコンやタブレットを使った発表はできません。配ったのが紙資料で、補助として模造紙(ポスター)やスケッチブックを使うことは認められています。配付資料は他の受験生にも配られるので、当日持参する部数は第一次合格者に知らされます。

そして、遅刻についての注意があります。

第二次選考(プレゼンテーション・ディスカッション)の遅刻は認めません。

生成AIで作ったものは認められない

要項に明記されています。

試験当日に持参することを求めている事前課題の成果物(レポート等)については、生成AIによって生成されたものを受験生独自の成果物とは一切みなしません。よって、特段の指示がない限り、入学者選抜において受験生が生成AIを使用することは認めません。

「一切みなしません」という強い書き方です。課題レポートは自分で書く必要があります。

スポーツ文化型には小論文がある

もう一つの総合型選抜、スポーツ文化型は選考が1日で終わります。

選考方法 配点 内容
書類審査 150 調査書・志望理由書・活動報告書・実績証明書
小論文 100 テーマ型(60分/600字)
面接 50 集団面接(約40分〜60分)

書類審査が150点と、3つの中でいちばん重くなっています。実績証明書が加わるぶん、これまでの活動そのものが点数になる設計です。

小論文はテーマ型で60分・600字。課題文を読むタイプではなく、提示されたテーマについて書く形式です。書き方はテーマ型小論文、600字にまとめる感覚は字数の調整を見てください。面接は個人ではなく集団面接で、40分から60分と長めに取られています。

当日は9時開場、10時30分から11時30分が小論文、13時から面接です。

募集定員は104名で、社会福祉学科50・福祉行政学科16・共生まちづくり学科17・教育学科初等教育専攻3・中等教育専攻2・医療経営管理学科16。第2希望まで必ず指定します。

出願には練習会・説明会への参加が必要

スポーツ文化型の出願資格は4つあり、すべてを満たす必要があります。

1.高等学校または中等教育学校を2027年3月卒業見込みの者。 2.本学への入学を専願とし、入学後も学業と学生団体などでの活動を両立させる強い意志と能力を持ち、4年間活動を続ける意思のある者。 3.高等学校在学中に当該競技、種目の実績を持つ者。 4.各団体で実施する練習会や説明会に参加し、練習会参加証明書を発行された者。

練習会や説明会に参加していないと出願できません。参加のときに発行される「練習会参加証明書」を出願書類として提出します。

対象は体育会の17団体と、文化会から吹奏楽部です。大学サイトには団体ごとの日程・場所・持ち物・連絡先が公開されていて、申し込みは高校の指導者(顧問等)から各団体へ連絡する形になっています。

活動報告書は高校入学後のことだけ

どちらの型でも「活動報告書」を自筆で提出します。書き方が要項に細かく書かれています。

高校入学以降に活動の事実のある項目のみ、黒のボールペン(消せるものは不可)を使用し自筆で記入してください。それ以前の活動については記入しないでください。 記入する活動等が複数ある場合は、今後の学修や自分の将来にいかしたいものなどを中心に、所定用紙の枠内に収まるように記入してください。

中学時代のことは書けません。そして複数あるときは、これからの学びや将来につながるものを中心に選べと指示されています。数を並べるのではなく、選ぶことが求められています。書き方は自己PRの書き方と志望理由書の完全ガイドを参考にしてください。

欄は3つに分かれています。

  • 【A】学内における活動:「総合的な探究の時間」等(課題研究の概要と、課題を通して得た学習成果)、部活動および特別活動(大会名・種目・成績・役割・学年。実績がない場合は部活動内での役割や活動を通して得た成果を書く)
  • 【B】資格・検定等:高校入学後に取得したもの。正式名称・点数・等級・取得年月日を書き、証明資料を添付
  • 【C】学外における活動:社会活動(ボランティア等)、習い事やクラブ活動、留学・海外経験など

要項には記入例まで載っています。

例1…全国高等学校総合体育大会 女子ソフトボール ベスト8(副主将、1番、ショート)2年生 例2…生徒会 副会長2・3年生

添付資料は原本のコピーをA4サイズで提出し、該当する活動の記号(A-②-アなど)をA4タテ型の右上に記入します。一度提出した書類は返却されません。

なお、調査書についても評価方針が書かれています。

調査書の「5. 総合的な探究の時間の記録」「6. 特別活動の記録」「7. 指導上参考となる諸事項」は多様な学習や履歴等を入試区分ごとに書類審査のなかで評価します。

出願と当日で気をつけること

  • WEB出願です。出願書類一式を角形2号封筒に入れ、宛名ラベルを貼って簡易書留で郵送するか持参します
  • 書類は黒のボールペンで記入します。消せるボールペンは使えません
  • 書き間違えたときは、修正液・修正テープを使わず、赤二重線を引いて認印を押し、余白に正しい内容を書きます
  • 検定料納入後は、入試区分・出願学科専攻・試験会場・選択科目の変更も取り消しもできません
  • 試験開始後20分以上遅刻すると、その後の試験を受けられません
  • 試験当日、大学の学生食堂は営業していません。昼食は持参します
  • 時計は机上に置けますが、ウェアラブル端末や、辞書機能・電卓機能がついた時計は不可です
  • 英文字や地図などがプリントされている服は着用しないよう指示されています
  • 面接時のマスクの着用は認められません
  • 受験上・修学上の配慮が必要な場合は、原則、出願期間の2か月前に入学センターへ事前相談します

また、合格後についてこういう記載もあります。

スカラシップ生を目指して、総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者も一般選抜A日程分割を受験することが可能です。

入学予定者には入学前教育が課されます。

どこから手をつけるか

  1. 探究型かスポーツ文化型かを決める。 練習会への参加が条件になるスポーツ文化型は、夏までに動く必要があります
  2. 評定平均値を確認する。 探究型は3.5以上、スポーツ文化型は3.0以上が出願条件です
  3. 探究型なら、英語と国語の対策をする。 国語は近代以降の文章のみ、リハビリテーション学科は国語のかわりに生物基礎です
  4. 英語の資格があれば申請の準備をする。 英検2級以上なら英語が満点換算になります
  5. 志望学科の第二次選考の形式を確認する。 プレゼンか、プレゼン+ディスカッションか、約60分のディスカッションかで準備が変わります
  6. 志望学科のアドミッション・ポリシーを読み込む。 面接の口頭試問で直接問われます
  7. 活動報告書を書く。 高校入学後の活動から、将来につながるものを選びます
  8. スポーツ文化型なら、テーマ型小論文を600字・60分で書く練習をする。 基本は小論文の完全ガイドから

まとめ

  • 東北福祉大学の総合型選抜は探究型244名とスポーツ文化型104名。どちらも専願です
  • 評定平均値の条件があります。探究型は3.5以上、スポーツ文化型は3.0以上です
  • 探究型は二段階選考。第一次(書類100+科目試験100+面接100)→第二次(レポート100+プレゼン等100+面接100)
  • 第一次選考に科目試験があります。外国語(英語)と国語、リハビリテーション学科のみ英語と理科(生物基礎)
  • 英検2級などの英語資格があれば英語は免除され満点換算になります。2年以内の公式スコアに限ります
  • 第二次選考の内容は学科ごとに違います。 レポートと面接は共通で、真ん中がプレゼンテーション(社会福祉・福祉心理・福祉行政・共生まちづくり・医療経営管理)、プレゼン+ディスカッション(教育学科)、約60分のディスカッション(保健看護・リハビリテーション)に分かれます
  • プレゼンは課題レポートの内容についての発表で、紙の配付資料で行います。パソコン・タブレットは使えません
  • 第二次選考の課題は第一次選考の合格者に公開されます
  • 生成AIで作った成果物は受験生独自の成果物と一切みなさないと明記されています
  • 面接の口頭試問では、各学科のアドミッション・ポリシーについて質問されます
  • スポーツ文化型の小論文はテーマ型で60分600字(100点)。書類審査150点・集団面接50点で、書類の比重が高くなっています
  • スポーツ文化型は練習会・説明会への参加が出願条件です。文化会からは吹奏楽部が対象です

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。宮城県の私立大学は東北学院大学、東北工業大学、東北医科薬科大学、仙台大学の記事にもあります。

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