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関東学園大学の総合型選抜。小論文の論題は事前にメールで届く(大学の呼び名は総合型入試)

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関東学園大学の総合型入試は小論文100点・面接70点・書類審査80点の250点満点。小論文の論題は出願者に事前にメールで送付されます。2026年度の過去問も全文公開されていて、字数の数え方まで問題冊子に書かれています。

関東学園大学(群馬県太田市)の総合型入試は、小論文が100点。250点満点のうち4割です。

そして要項に、こう書かれています。

小論文・・・ 100点、400字以上600字以内、試験時間50分 ※小論文の論題は、出願者に事前にメールで送付します。

当日その場で問題を渡される形ではありません。出願したあと、論題がメールで届きます。

さらに、2026年度の過去問が全文公開されています。字数の数え方まで問題冊子に書かれていて、対策の材料としてかなり充実しています。

出典:関東学園大学「2027年度(令和9年度)学生募集要項」(https://www.kanto-gakuen.ac.jp/univer2/special/assets/pdf/student-recruitment_2027.pdf )、「総合型入学試験」(https://www.kanto-gakuen.ac.jp/univer2/special/examination/explanation/sougougata/ )、「2026年度 総合型入学試験問題 小論文」(https://www.kanto-gakuen.ac.jp/univer2/special/assets/pdf/examination/past_question2026/sougou/sougou_essay2026.pdf )。2026年9月22日に確認しました。

250点満点の内訳が公開されている

関東学園大学は経済学部(経済学科・経営学科)の1学部2学科です。総合型入試の募集人員は各学科30名。

配点はこうなっています。

項目 配点 内容
書類審査 80点 学習成績の状況50点+志望理由書30点
小論文 100点 400字以上600字以内、50分
面接 70点 20分、個人面接
資格加算(合算上限) 50点 同一分類は最上位のみ加算

合計250点満点+加算点。小論文が単独最大の100点で、面接70点、書類80点。当日書くものが、いちばん重い入試です。

資格加算50点の表も公開されている

加算点の基準が、資格ごとに全部出ています。

加算点 英語民間試験 数検 漢検 日商簿記 全商 情報処理
30点 総合CEFR B1相当以上 または 英検2級以上 2級以上 — 1級 — —
20点 総合CEFR A2相当 または 英検準2級プラス・英検準2級 準2級 — — 1級4種以上 基本情報技術者
10点 — — 2級以上 2級 1級3種 —
5点 総合CEFR A1相当 または 英検3級 3級 準2級 — 1級2種まで ITパスポート

英検2級を持っていれば30点。合算上限は50点なので、英検2級(30点)と漢検2級(10点)と数検準2級(20点)なら、上限の50点に届きます。ただし同一分類は最上位のみなので、英検2級と英検準2級の両方を足すことはできません。

250点満点に対して50点は大きな数字です。持っている資格は必ず申請してください(該当者は資格取得を証明する書類の写しをA4サイズで提出します)。

小論文は「論題が先に届く」

もう一度確認します。

※小論文の論題は、出願者に事前にメールで送付します。

これは対策の前提を変える情報です。出願すれば、何を書くかが分かる。そのうえで50分・400〜600字を書きます。

つまりやるべきことは、こうなります。

  1. 出願する
  2. 論題が届いたら、すぐ調べる
  3. 400〜600字の原稿を、実際に書いてみる
  4. 人に読んでもらう
  5. 骨組みを覚えて本番に臨む(当日は同じ論題を、その場で書き直す形になります)

丸暗記は勧めません。手書きで50分あるとはいえ、覚えた文章を思い出しながら書くと手が止まります。主張・理由・具体例・結論の骨組みを覚えて、当日は書き直すほうが速く、自然に書けます。

書き方の土台は小論文の書き方 完全ガイド、時間の使い方は小論文の時間配分にまとめてあります。

2026年度の過去問を読む

大学のFAQにはこう書かれています。

Q9 「過去問題」は入手することはできますか? ホームページより2026年度入試の問題を参照することができます。

実際に公開されている2026年度の小論文が、これです。

問題 次の2問の中からどちらか1問を選び、400字以上600字以内で解答しなさい。 1. 少子高齢化や人口減少など、日本各地で地域経済の停滞が問題になっています。地元の資源や文化、特徴を活用し、地域経済を活性化させるためにはどのような取り組みが必要でしょうか。具体的な事例を挙げて、あなたの考えを述べてください。 2. あなたが高校生活において取り組んできた活動や経験の中で、他の人と協力しながら、課題を発見し、自ら考えて解決に向けて行動した事例について具体的に述べてください。あわせて、その過程で高校で培った教科の知識がどのように活かされたかを説明してください。さらに、その経験を関東学園大学での学びや将来の進路にどのように活かしたいと考えているかについても述べてください。

2問から1問を選ぶ形式です。そして性格がまったく違います。

1は「社会」、2は「自分」

1番は地域経済。経済学部らしい問題で、具体的な事例を挙げてと条件がついています。一般論では答えになりません。

  • 地元の特産品を使った商品開発
  • 観光客の誘致(体験型、SNS発信)
  • 空き家や廃校の活用
  • 移住・定住の支援
  • 地元企業と学校の連携

このうち1つを、実際にある取り組みとして挙げられるようにしておきます。自分の住む市町村がやっていることを1つ調べておけば十分です。都市と地方のテーマは都市と地方、地方自治は地方自治のテーマにまとめてあります。

2番は自分の経験。ただし条件が3つ重なっています。

  1. 他の人と協力しながら、課題を発見し、自ら考えて解決に向けて行動した事例
  2. その過程で高校で培った教科の知識がどのように活かされたか
  3. その経験を関東学園大学での学びや将来の進路にどう活かしたいか

2番目の「教科の知識」が難所です。部活や行事の話をするとき、「数学で習った統計を使って集計した」「英語の授業で学んだ表現で外国の人に説明した」のように、授業で学んだことをどこで使ったかを言えないと条件を満たしません。

1を選ぶなら調べる力、2を選ぶなら振り返る力。どちらが自分に向いているかは、書いてみれば分かります。両方1本ずつ書いてから決めるのが確実です。

活動の言語化は活動報告書に書くことがないときが参考になります。

字数の数え方まで書いてある

この大学の過去問で特筆すべきなのが、問題冊子に載っている注意事項です。

【文字数についての注意事項】 ・段落頭の1文字下げ → 1文字(字数に数えます) ・同じマスに文字と句読点・カッコが記入されている場合 → 1文字(字数に数えます) ・行頭に回った句読点、1マスを用いたカッコや記号 → 1文字(字数に数えます) ・改行によりできた空白部分 → 空白(字数に数えません)

字数の数え方が公式に決まっているということです。ここから分かることが2つあります。

  • 段落を作るたびに1文字使う。400字以上という下限があるので、段落が多いほど有利に働きます
  • 改行の空白は字数に入らない。つまり行の途中で改行しても、その分は稼げません

原稿用紙の使い方そのものは原稿用紙の表記ルールにまとめてありますが、字数の数え方は大学によって違うので、この注意事項は覚えておく価値があります。

なお「解答は、すべて別紙解答用紙に記入すること」「問題は、持ち帰ってもかまいません」とも書かれています。

留学生向けの「日本語作文」も公開されている

外国人留学生を対象とした問題も、同じように公開されています。

問題 今まで日本人と交流する中で、興味を持った日本の文化や慣習を3つ挙げ、①なぜ興味を持ったのか、②母国の文化や慣習との違いについて、具体的に400文字以上600文字以内で作文してください。

そして出題意図まで公表されています。

本学のアドミッションポリシーに基づき、1.多文化に関する関心度と問題意識 2.自ら主体的・積極的に学ぼうという学習意欲 3.自らの意見を発する適性・能力 を推定する。

日本人の受験生にとっても、大学が何を見ようとしているかの手がかりになります。「関心」「意欲」「自分の意見を出す力」。この3つは小論文でも同じでしょう。

1期から6期まであり、落ちても受け直せる

日程は6回あります。

区分 願書受付期間 試験日 合格発表日
1期 2026年9月1日〜9月18日 2026年9月26日(土) 2026年11月2日(月)
2期 2026年9月24日〜10月8日 2026年10月17日(土) 2026年11月2日(月)
3期 2026年10月14日〜10月27日 2026年11月7日(土) 2026年11月20日(金)
4期 2026年11月25日〜12月4日 2026年12月12日(土) 2026年12月23日(水)
5期 2027年2月2日〜2月12日 2027年2月19日(金) 2027年3月5日(金)
6期 2027年2月22日〜3月3日 2027年3月8日(月) 2027年3月17日(水)

1期と2期は合格発表が同じ11月2日です。提出書類は願書受付期間の最終日必着。

そしてFAQに、こう書かれています。

Q11 不合格になった入試種別を再受験することは可能ですか?(総合型入試など) たとえば総合型入試1期で不合格になった方が総合型4期を受験するなど、不合格になった入試種別について再び出願し、受験することは可能です。ただし受験料の減免等はありません。また、書類等も改めて送付していただく必要があります。

同じ総合型入試を受け直せます。論題が事前に届くことを考えると、1期で書いてみて、そのフィードバックを次に活かす、という使い方もできます。

当日は午前組と午後組に分かれる

試験時間は2パターンあります。

午前の場合 午後の場合
受付 9:00〜9:20 13:00〜13:20
小論文 9:40〜10:30 13:40〜14:30
休憩 10:30〜10:40 14:30〜14:40
面接 10:45〜 14:45〜

集合時間や集合場所は出願後に通知されます。午前か午後かは出願してから分かる、ということです。

志望理由書は400字以内

提出書類は次のとおりです。

  • 調査書(出願の3か月以内に作成・厳封)
  • 志望理由書(本学指定の用紙)
  • 資格取得を証明する書類(該当者のみ・写しをA4サイズで)

志望理由書の指示は明快です。

本学を志望する理由について400字以内で説明してください。

400字以内で30点。小論文と同じくらいの字数を、出願前に書くことになります。書き方は志望理由書の書き方 完全ガイドにまとめてあります。

なお出願はすべてインターネット出願で、入学志願票を提出する必要はありません。

どこから手をつけるか

  1. 持っている資格を確認する。英検2級で30点、上限50点です
  2. 志望理由書を400字以内で書く。30点分あります
  3. 2026年度の過去問を大学サイトからダウンロードして読む
  4. 1(地域経済)と2(高校の経験)を1本ずつ書いてみて、自分に合うほうを決める
  5. 地元の地域振興の取り組みを1つ調べておく
  6. 「教科の知識をどこで使ったか」を思い出しておく
  7. 出願する。論題はそのあとメールで届きます
  8. 届いた論題で50分・400〜600字を書く練習をする
  9. 字数の数え方(段落頭の1字下げも1文字)を頭に入れておく

まとめ

  • 関東学園大学の総合型入試は250点満点+加算点。書類審査80点(学習成績50点+志望理由書30点)、小論文100点、面接70点、資格加算50点です
  • 小論文が単独最大の100点。400字以上600字以内、試験時間50分
  • 小論文の論題は、出願者に事前にメールで送付されます
  • 2026年度の過去問が全文公開。2問から1問選択で、1は地域経済の活性化(具体的な事例を挙げて)、2は高校での協働経験+教科の知識の活用+大学での学びへのつなげ方でした
  • 問題冊子に字数の数え方が明記されています(段落頭の1文字下げは1文字に数える/改行によりできた空白は数えない)
  • 資格加算の基準表が公開。英検2級以上で30点、合算上限50点、同一分類は最上位のみ
  • 志望理由書は本学を志望する理由について400字以内
  • 総合型入試は1期〜6期。不合格になっても別の期を再受験できます(受験料の減免はなく、書類も再提出)
  • 試験は午前組と午後組に分かれ、集合時間は出願後に通知されます

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。群馬の私立大学は育英大学、ぐんま未来大学、群馬パース大学、群馬医療福祉大学、高崎健康福祉大学、高崎商科大学、上武大学、共愛学園前橋国際大学の記事にもあります。

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