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群馬医療福祉大学の総合型選抜。自己探究型は600字のレポートを50分で書く

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群馬医療福祉大学の総合型選抜は授業体験型・自己探究型・基礎学力重視型の3方式。自己探究型は活動分析レポート600字を50分で書き、それが50点。志望理由書には「ChatGPT等の生成AIを利用することは認めません」と明記されています。学習成績の状況は問われません。

群馬医療福祉大学(群馬県前橋市・藤岡市)の総合型選抜は3方式あり、そのうち自己探究型の当日の中身がこうなっています。

選考項目 配点 時間
調査書・活動記録簿 参考程度 —
活動分析レポート(600字) 50点 50分
活動報告・個人面接 各50点 15分程度

調査書と活動記録簿は参考程度で、点数がつくのは当日書く600字のレポートと活動報告・個人面接だけ。書類を積み上げる入試ではありません。

そして、出願書類の志望理由書には、こう印刷されています。

・志望理由書の作成において、ChatGPT等の生成AIを利用することは認めません。

さらに担任の印を押す「所属高校確認欄」まで用紙にあります。

出典:群馬医療福祉大学「総合型選抜 要項」(https://www.shoken-gakuen.jp/university/staff/admission/sougou )、「2027年度 学生募集要項」(https://www.shoken-gakuen.jp/university/examinee/pdf/2027/youkou.pdf )、志望理由書の各様式。2026年9月22日に確認しました。

学部とキャンパスが分かれている

群馬医療福祉大学は学校法人昌賢学園の大学で、学部ごとにキャンパスが違います。

キャンパス 学部
前橋キャンパス(前橋市川曲町) 社会福祉学部、医療技術学部
藤岡キャンパス(藤岡市藤岡) 看護学部
本町キャンパス(前橋市本町・前橋プラザ元気21内) リハビリテーション学部

ただし試験会場はどの学部でも前橋キャンパスです。上履きを持参してください。

総合型選抜の募集人員はこうなっています。

学科・専攻・コース 定員 総合型(専願) 総合型(併願)
社会福祉コース・心理福祉コース 50 13 若干名
子ども福祉コース 40 10 若干名
看護学科 80 14 若干名
理学療法専攻 35 8 若干名
作業療法専攻 35 8 若干名
臨床検査学専攻 40 8 若干名
臨床工学専攻 40 8 若干名

専願の数は授業体験型と自己探究型を合わせた人数です。併願の基礎学力重視型はどの学科も若干名。

そして大事な一行が要項にあります。

総合型選抜では学習成績の状況は問いません。

評定平均の条件がありません。

3方式は「誰が出せるか」がまったく違う

方式 専願/併願 出せる人
授業体験型 専願 本学の高大連携授業を受講し修了した者で本学が第一志望。高校が高大連携事業の協定校であること
自己探究型 専願 オープンキャンパスに参加し、相談コーナーで活動記録簿を取得した者
基礎学力重視型 併願可 本学の特色を理解しつつ、他大学との併願も考えている者

授業体験型は、高校が協定校でないと出願できません。自分の高校が該当するかは、進路指導の先生に確認してください。出願書類にも本学が発行した単位認定証明書のコピーが必要です。

自己探究型は、オープンキャンパスの相談コーナーで活動記録簿を受け取っていることが条件。用紙そのものが、オープンキャンパスで配られるパスワードがないとダウンロードできない仕組みになっています。

基礎学力重視型だけが誰でも出せて、しかも併願できます。

日程は3方式で大きくずれている

方式 出願期間(締切日必着) 試験日 合格発表 入学手続締切
授業体験型 2026年9月1日〜9月10日 一次 9月19日(土)/二次 10月17日(土) 一次 10月1日/二次 11月1日 2026年11月20日
自己探究型 2026年9月27日〜10月7日 2026年10月17日(土) 2026年11月1日(日) 2026年11月20日
基礎学力重視型 2026年11月23日〜12月7日 2026年12月12日(土) 2026年12月18日(金) 2027年1月22日

授業体験型だけが二段階です。9月19日に一次試験、10月1日に一次の結果、10月17日に二次試験、11月1日に最終発表。1か月半かかります。

入学検定料はどの方式も20,000円。出願は郵送(簡易書留速達)または前橋キャンパス窓口で、締切日必着です。

この記事を書いている2026年9月22日の時点で、授業体験型の出願は終わっています。これから出せるのは自己探究型(9月27日〜10月7日)と基礎学力重視型(11月23日〜12月7日)です。

自己探究型の「活動分析レポート600字」

この記事でいちばん取り上げたいのが、自己探究型の当日の流れです。

時間 内容
12:00〜12:30 受付
12:30〜12:40 諸連絡
13:00〜13:50 活動分析レポート
14:30〜 活動報告・個人面接

午後開始です。そして50分で600字を書きます。

600字を50分。一般的な小論文(60分800字)より字数は少なく、時間はやや短い。1分あたり12字のペースで、考える時間を含めてこの配分です。

「分析」という言葉が指しているもの

名前が「活動分析レポート」です。活動報告書ではありません。出願時に活動記録簿を出しているので、何をやったかはすでに大学の手元にあります。当日書くのは、その活動をどう分析するかです。

分析とは、次のような問いに答えることです。

  • その活動で、何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか
  • なぜそうなったのか(原因)
  • そこから自分は何を学んだのか
  • それが志望する分野とどうつながるのか

600字なら、この4つをそれぞれ150字ずつで書けます。

事前にやっておくこと

テーマは公開されていませんが、「活動分析」という名前と、出願時に活動記録簿を出すことから、自分の活動が題材になると考えるのが自然です。だから準備は具体的にできます。

  1. 活動記録簿に書いた活動を、1つか2つに絞る
  2. それぞれについて「困ったこと」を1つ思い出す。分析はここから始まります
  3. なぜ困ったのか、どう対処したのか、結果どうなったのかを書き出す
  4. そこから学んだことを一文にする
  5. 志望学科の仕事(社会福祉、看護、リハビリ、臨床検査、臨床工学)とのつながりを一文にする
  6. 50分で600字を書く練習を3回。手を動かさないと時間感覚はつかめません

書き方の土台は小論文の書き方 完全ガイド、時間の使い方は小論文の時間配分にまとめてあります。活動をどう言語化するかは活動報告書に書くことがないときも参考になります。

そしてレポートのあとに活動報告と個人面接(各50点・15分程度)が続きます。書いたことをそのまま話す流れになるので、一貫させてください。書類と面接の一貫性を見てください。

授業体験型は二次に集団討論がある

授業体験型の選考は二段階です。

一次試験(9月19日)

時間 内容 配点
8:30〜9:00 受付 —
9:00〜9:10 諸連絡 —
9:30〜10:30 基礎力検査(『国語』『数学Ⅰ,数学A』『英語』) 100点
11:00〜 個人面接 100点(15分程度)

二次試験(10月17日)

  • 集団討論(グループディスカッション)100点・30分

二次の詳細は、一次合格者に出願時登録のメールアドレスへ通知されます。

集団討論が30分で100点。テーマは公開されていませんが、医療・福祉系の大学である以上、その分野の話題が出ると考えて備えるのが現実的です。進め方はグループディスカッションの対策にまとめてあります。

なお一次の基礎力検査は3科目まとめて60分100点。1科目あたり20分の計算なので、基礎的な問題を速く処理するタイプだと読めます。

基礎学力重視型は学力試験

併願できる基礎学力重視型は、中身が学力試験です。

時間 内容 配点
8:30〜9:00 受付 —
9:30〜11:30 基礎学力試験 3科目から2科目選択(『国語』『数学Ⅰ,数学A』『英語』各100点)120分 200点
12:30〜 個人面接 50点(10分程度)

英語外部検定試験が利用可能です。英検などのスコアを持っているなら、英語をそれで置き換えられます。

そして特待生制度の対象でもあります。併願できて、特待生も狙えて、面接は10分。学力で勝負したい人向けの設計です。

志望理由書に生成AI禁止が書いてある

授業体験型と基礎学力重視型では、本学所定用紙の志望理由書を出します。設問は3つで、両方式とも同じです。

● 本学科・専攻・コースを志望する理由を述べなさい。 ● 本学入学後の学生生活での取り組みや将来の目標について述べなさい。 ● 自己PRを述べなさい。

そして、用紙にこう印刷されています。

・記入にあたっては、自筆で黒ボールペン(消せるボールペンは不可)を使用し、楷書で明確に記入すること。 ・志望理由書の作成において、ChatGPT等の生成AIを利用することは認めません。

生成AIの利用を、書類の様式そのものに禁止と書いている大学です。大学によって方針はさまざまで、条件つきで認めるところもあれば、加点するところもあります(生成AIと入試)。この大学は明確に禁止の側です。

もう1つ、用紙の下部には所属高校確認欄があります。

上記のとおり、志願者が貴学の総合型選抜に出願することを承諾します。 高等学校/中等高等学校 担任 印

担任の先生の印が必要です。ただし基礎学力重視型では「高等学校を既に卒業している者は必要ありません」とされています。

書類の準備は先生の予定にも左右されるので、締切から逆算して早めに依頼してください。書き方は志望理由書の書き方 完全ガイドにまとめてあります。

合格した後の2つのルール

要項の「その他」に、押さえておくべき規定が並んでいます。

・総合型選抜【授業体験型】【自己探究型】で出願した合格者の入学辞退は認めません。 ・総合型選抜の結果、合格となった者で入学手続き完了者はスカラシップ選抜の受験が可能です。その際、合格時に付与したパスワードを出願時に入力することで、入学検定料が免除となります。 ・総合型選抜の結果、不合格となった者で、年度内に行われる各選抜試験を再受験しようとする場合は改めて出願してください。

専願2方式は辞退できません。そのかわり、合格して手続きを終えたあとに検定料なしでスカラシップ選抜を受けられます。学費を下げにいく道は残されています。

細かい点ですが、入学願書の顔写真は「私服」指定です。入学後の学生証にも使われるため、制服ではなく私服で撮影してください。

どこから手をつけるか

  1. 3方式のどれに出せるかを確認する。授業体験型は高大連携協定校の生徒だけです
  2. 自己探究型を狙うなら、オープンキャンパスの相談コーナーで活動記録簿を受け取る。これが出願条件です
  3. 併願を残したいなら基礎学力重視型。特待生制度の対象でもあります
  4. 志望理由書は自筆・黒ボールペン。担任の印をもらう時間を見込む
  5. 生成AIは使わない。用紙に明記されています
  6. 自己探究型なら、50分600字を3回書いて練習する
  7. 活動記録簿に書いた活動の「困ったこと」を掘り下げておく
  8. 願書の写真は私服で撮る
  9. 自己探究型の出願は9月27日〜10月7日

まとめ

  • 群馬医療福祉大学の総合型選抜は【授業体験型】【自己探究型】【基礎学力重視型】の3方式。学習成績の状況は問いません
  • 授業体験型は高大連携協定校の生徒限定(単位認定証明書が必要)、自己探究型はオープンキャンパスの相談コーナーで活動記録簿を取得した人が対象。基礎学力重視型だけが併願可
  • 自己探究型は当日「活動分析レポート(600字)50点・50分」を書きます。調査書と活動記録簿は参考程度で、点がつくのはレポートと活動報告・個人面接(各50点)だけです
  • 授業体験型は二段階。一次は基礎力検査(国語・数学Ⅰ A・英語)100点60分+個人面接100点、二次は集団討論30分100点です
  • 基礎学力重視型は国語・数学Ⅰ A・英語から2科目選択(各100点・120分)+個人面接50点。英語外部検定試験が利用可能で、特待生制度の対象です
  • 志望理由書の設問は志望理由/入学後の取り組みと将来の目標/自己PRの3つ。自筆・黒ボールペン(消せるボールペン不可)、担任の印が要ります
  • 用紙に「志望理由書の作成において、ChatGPT等の生成AIを利用することは認めません」と明記されています
  • 【授業体験型】【自己探究型】の合格者は入学辞退が認められません
  • 合格・入学手続き完了者は、付与されたパスワードで入学検定料が免除されてスカラシップ選抜を受けられます
  • 試験会場はどの学部も前橋キャンパス。上履き持参、願書の写真は私服です

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。群馬の私立大学は育英大学、ぐんま未来大学、群馬パース大学、高崎健康福祉大学の記事にもあります。

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