福岡看護大学の総合型選抜。2027年度は実施なし、学校推薦型選抜の小論文90分と公開されている過去問を見る
福岡看護大学(福岡市早良区)は2027年度入試で総合型選抜を実施していません。年内に受けられるのは学校推薦型選抜(指定校約20・公募約28・離島約2)と社会人選抜で、いずれも小論文90分と個人面接です。令和8年度の小論文問題がPDFで公開されており、平均寿命と健康寿命の図を読む資料提示型でした。
福岡看護大学は、福岡市早良区にある私立大学です。看護学部 看護学科の単科大学で、募集人員100名(男女共学)です。学校法人 福岡学園が設置しており、同じ法人に福岡歯科大学と福岡医療短期大学があります。
まず結論から書きます。
福岡看護大学は、2027年度(令和9年度)入試で総合型選抜を実施していません。
次の5点で確認できます。
- 入試情報ページの「令和9年度 入学試験概要【入学試験期日等】」に掲げられている区分は6つだけ
- 令和9年度学生募集要項(PDF・全24ページ)の目次に総合型選抜の章がない
- 同要項「5. 入学試験期日等」の表の区分も6つだけ
- 令和10年度入試予告(令和8年9月付)に示されている変更予定は「一般選抜 後期日程の検定活用」のみで、新設の予告もない
- 大学の公式ページ(トップ/入学案内/入試情報/入試のポイント/奨学金/情報公開など)の全文に「総合型」の文字列が1件も出てこない
学部・学科の改組・改称・定員変更・募集停止の告知もありません。
そこでこの記事では、年内に受けられる選抜と、大学が公開している小論文の過去問を中心に書きます。
| 区分 | 募集人員 | 小論文 | 試験場 |
|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜 指定校推薦 | 約20名 | あり(90分) | 本学 |
| 学校推薦型選抜 公募推薦 | 約28名 | あり(90分) | 本学 |
| 学校推薦型選抜 離島推薦 | 約2名 | あり(90分) | 本学 |
| 社会人選抜 | 若干名 | あり(90分) | 本学 |
| 一般選抜 前期日程 | 約40名 | なし(学力試験300点) | 本学・沖縄会場 |
| 一般選抜 後期日程 | 約5名 | あり(90分) | 本学 |
| 共通テスト利用選抜Ⅰ期 | 約5名 | なし(共通テスト300点) | ― |
| 共通テスト利用選抜Ⅱ期 | 若干名 | なし(共通テスト300点) | ― |
取得できる資格は看護師国家試験受験資格と、選択履修制10名の保健師国家試験受験資格です。保健師免許の取得後に申請すれば養護教諭二種免許と第一種衛生管理者免許も得られます。
出典:福岡看護大学「令和9年度 学生募集要項」(PDF・24ページ)、令和10年度入試予告のPDF、令和8年度の小論文問題(学校推薦型選抜・一般選抜後期日程)のPDF、高校生活ポートフォリオと志望理由書の各様式PDF、入試情報・入試のポイント・奨学金・情報公開・よくある質問の各ページ、情報公開の入学者数等のPDF(https://n.fdcnet.ac.jp/ )。表の数値はページ画像で確認しました。2026年10月1日に確認しました。
なお大学サイトの入口は法人共通ドメインの www.fdcnet.ac.jp/ncol/ ですが、実体は n.fdcnet.ac.jp(n=Nursing)です。 同じ法人の福岡歯科大学は d.fdcnet.ac.jp、福岡医療短期大学は hs.fdcnet.ac.jp と別のサブドメインなので、調べるときに取り違えないよう注意が必要です。
総合型選抜に最も近いのは公募推薦
専願で、学力試験ではなく小論文+個人面接+書類で選抜するのは、学校推薦型選抜 公募推薦(約28名)と社会人選抜(若干名)です。年内入試の主力は公募推薦です。
ただし公募推薦には高等学校長の推薦書が必要で、社会人選抜は3年以上の社会人経験が条件です。自己推薦で出せる総合型選抜とは出願資格が違うので、高校の先生に相談する前提で考えることになります。
指定校推薦・公募推薦・離島推薦の間で併願はできません(要項に赤字で明記)。試験ごとに出願が必要です。
離島推薦は離島医療に従事する志があることが出願資格で、離島推薦で入学した人には一部の教材が提供されます(離島推薦限定の制度)。
小論文は90分、配点は非公表
小論文を課す3つの方式は、いずれも90分・記述式です。
| 方式 | 小論文 | 面接 |
|---|---|---|
| 学校推薦型選抜(指定校・公募・離島) | 90分(10:30〜12:00) | 個人面接 13:00〜順次 |
| 社会人選抜 | 90分(10:30〜12:00) | 個人面接 13:00〜順次 |
| 一般選抜 後期日程 | 90分(9:30〜11:00) | 個人面接 11:15〜順次 |
字数は要項に記載がなく、当日の問題で指定されます(後述の過去問では各設問200〜400字程度でした)。
配点は一切公表されていません。 要項の「試験教科」表には「時間」欄しかなく、「配点」欄そのものが存在しません。配点が載っているのは一般選抜前期(300点)と共通テスト利用(300点)だけです。
ただし令和10年度からの変更予告で、一般選抜後期日程について「英語4技能外部検定(実用英語技能検定2級相当)および実用数学技能検定準2級以上の取得者は個人面接の得点に加算する」とされています。つまり個人面接には点数が存在することが分かりますが、点数そのものは非公表のままです。
アドミッション・ポリシーに書かれている小論文の評価観点はこうです。
文章作成・表現能力等の基礎学力、課題探求能力、柔軟かつ論理的な思考力、問題提示及び問題解決能力を備えているかを評価します。
令和8年度の小論文問題が公開されています
この大学は、小論文の問題そのものをPDFで公開しています(入試のポイントページの「過去問題」欄。学力試験の英語・国語・数学・生物・化学も問題と解答を公開)。これは珍しく、そのまま対策の材料になります。
令和8年度 学校推薦型選抜(指定校・公募・離島)の小論文
- 形式:資料提示型(図1点)。平均寿命と健康寿命の推移を示す図
- 問1:図から読み取れることについて400字以内でまとめる
- 問2:平均寿命と健康寿命の差を縮めるために必要な方策について、「個人」と「社会」の両方の視点から自分の考えを400字以内で述べる
- 試験時間90分・記述式
令和8年度 一般選抜後期日程の小論文
- 形式:資料提示型(図1点+表1点)。出典はいずれも厚生労働省「歯科疾患実態調査」(令和4年調査結果の概要)
- 図:う歯を持つ者の割合の年次推移(乳歯:1〜14歳・年齢階級別)
- 表:20本以上の歯を有する者の割合の年次推移(45歳以上の年齢階級別)
- 問1:図の結果を読み取り内容を200字以内で述べる
- 問2:表の結果を読み取り内容を200字以内で述べる
- 問3:問1の図・問2の表の結果から、子どものう歯の数、高齢者の歯の残存数と健康増進に関する自分の考えを合わせて400字以内で述べる
- 試験時間90分・記述式
読み取れる傾向が3つあります。
①テーマ型(一行問題)ではなく資料提示型です。 2題とも「図表を読み取る設問+自分の考えを述べる設問」の2〜3問構成で、出典は厚生労働省の統計です。図表から数値を読んで言葉にする練習がそのまま得点になります(資料・グラフ型の読み方、課題文型の手順)。
②テーマは公衆衛生寄りです。 健康寿命と口腔保健で、どちらも「個人」と「社会」の両面を問う形です(健康格差のテーマ、介護と福祉のテーマ、地域医療のテーマ、食生活のテーマ)。推薦の問2が「『個人』と『社会』の両方の視点から」と条件を明示しているので、どちらか一方だけ書くと設問に答えていないことになります。
③後期の口腔テーマは大学の特色と直結しています。 この大学は法人として「口腔医学」「口腔を起点とした全身の健康支援」を教育の特色に掲げており、そこから出題されています。志望理由を書くときにも押さえておく論点です。
90分で合計800〜900字程度なので、時間は比較的余裕があります。図表を正確に読む時間を確保できる設計です(時間配分、字数調整、段落の組み立て)。
社会人選抜の小論文の過去問は公開されていません。
なおこの大学は「入試過去問題活用宣言」に参加しており、令和7年度入試から、必要と認める範囲で同宣言に参加している他大学の入試過去問題を使って出題することがあります(そのまま使用/一部改変いずれもあり得ます。使用した場合は入試終了後にホームページで公表されます)。
出願書類は「高校生活ポートフォリオ」
学校推薦型選抜の提出書類は次のとおりです。
| # | 書類 | 入手先 |
|---|---|---|
| 1 | 顔写真データ(Web出願へアップロード) | 本人 |
| 2 | 高校生活ポートフォリオ | 本人(様式を大学サイトからダウンロード) |
| 3 | 学校長の推薦書及び証明書等の添付書類 | 出身学校 |
| 4 | 出身学校調査書 | 出身学校 |
| 5 | 宛名票 | Web出願システム |
高校生活ポートフォリオ(学校推薦型選抜 指定校・公募用)の設問は3つです(A4・2ページ)。
- 高校在学中、特に取り組んだ事項について、具体例を挙げて記入してください。
- 看護職を目指す理由を記入してください。
- 本学を志望する理由を記入してください。
- 字数指定はありません(各設問とも罫線のない自由記入欄)
- 手書きで記入することと明記されています
- 「本学のアドミッションポリシーを十分理解したうえで記入すること」という注記があります
設問①が「具体例を挙げて」と条件を付けているので、活動名を並べるだけでは足りません。②と③が「看護職を目指す理由」と「本学を志望する理由」に分かれているので、それぞれ別の内容を書く必要があります(志望理由書の完全ガイド、面接と書類の一貫性)。
社会人選抜用の志望理由書は設問①が「社会人経験において特に取り組んだ事項」に置き換わるだけで、②③は同じです。こちらも手書き指定・字数指定なしです。
一般選抜(前期・後期)にも高校生活ポートフォリオの提出が必要です(一般選抜用の様式があり、記載例のPDFも公開されています)。
なお大学サイトで配布されているポートフォリオ・志望理由書の様式は、ファイル名が R8_Portfolio_*.pdf(令和8年度のファイル名)のままです。 様式本体に年度表記はないので内容はそのまま使えると見られますが、令和9年度用に差し替えられないか出願前に確認してください。
顔写真は縁なし(カラー)・最近3か月以内・無帽で正面を向いた背景、影のない上半身の鮮明なものです。
日程
| 区分 | 出願期間(必着) | 試験日 | 合格発表 | 手続期間 |
|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜(指定校・公募・離島) | 2026年11月2日(月)〜11月11日(水)16時 | 2026年11月14日(土) | 2026年12月1日(火)10時 | 12月2日(水)〜12月9日(水) |
| 社会人選抜 | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 |
| 一般選抜 前期日程 | 2027年1月4日(月)〜1月29日(金)16時 | 2027年2月7日(日) | 2027年2月16日(火)10時 | 一次2月26日(金)・二次3月4日(木) |
| 一般選抜 後期日程 | 2027年2月8日(月)〜2月26日(金)16時 | 2027年3月4日(木) | 2027年3月17日(水)10時 | 3月18日(木)〜3月24日(水) |
| 共通テスト利用選抜Ⅰ期 | 2027年1月4日(月)〜1月29日(金)16時 | 大学独自試験なし | 2027年2月16日(火)10時 | 一次2月26日(金)・二次3月4日(木) |
| 共通テスト利用選抜Ⅱ期 | 2027年2月8日(月)〜2月26日(金)16時 | 大学独自試験なし | 2027年3月17日(水)10時 | 3月18日(木)〜3月24日(水) |
- 検定料は30,000円(共通テスト利用選抜は15,000円)
- 試験場は本学のみ。沖縄会場があるのは一般選抜前期日程だけです
- 一般選抜前期日程と共通テスト利用選抜Ⅰ期は入学手続が2回に分かれます(一次=入学金の納入/二次=入学金を除く学生納付金の納入)
- 令和8年熊本地震等の被災者には受験料の全額免除と入学金の免除があります(令和9年度入試)
- 合理的配慮の申請も受け付けています
2026年10月1日に確認した時点で、学校推薦型選抜の出願期間(11月2日〜11月11日)はまだ始まっていません。 準備の時間はあります。
特待生は受ける方式で決まります
福岡看護大学特待生制度(返還義務なし)が入試に連動しています。
| 区分 | 人数 | 免除額 |
|---|---|---|
| 特待生S | 2名 | 年間授業料の全額(110万円) |
| 特待生A | 5名 | 授業料の5割(55万円) |
| 特待生B | 5名 | 授業料の3割(33万円) |
| 計 | 各学年12名以内 |
ここに対象日程の限定があります。 要項にこう書かれています。
「入学時は、学校推薦型選抜及び一般選抜前期日程による入学試験の成績により選考します」
つまり社会人選抜・一般選抜後期日程・共通テスト利用選抜の受験者は、入学時の特待生の対象外です。2年次以降は成績などの優秀者12名が選考されます。
ただし特待生Sについては、サイトと要項で記載が食い違っています。 奨学金のページには「特待生S(2名)…※一般選抜前期日程受験者から選考」とあり、Sだけ一般前期限定と書かれています。一方、要項には「学校推薦型選抜及び一般選抜前期日程による入学試験の成績により選考します」としか書かれておらず、Sを一般前期限定とする記述はありません。要項だけ読むと学校推薦型選抜でもSを狙えるように読めます。 全額免除を狙うなら大学に確認してください。
福岡看護大学看護職育成奨学金制度(貸与・条件付き返還免除)もあります。就学態度および成績が優れ健康で、看護師資格取得後に福岡歯科大学医科歯科総合病院への就業の意思がある希望者に、各学年1名以内で月額50,000円(無利息)を貸与。卒業後1年以内に看護師免許を取得し、直ちに同病院に採用されて4年間業務に従事した場合は返還免除です。
このほか高等教育の修学支援新制度(2027年入学者の納付猶予等の詳細は未定のため、合格手続き時に案内と要項に明記)、日本学生支援機構の奨学金、自治体の看護師等修学資金貸与制度、民間団体(病院など)の奨学金、国の教育ローン、提携教育ローンがあります。学生寮はありません(賃貸情報等の提供あり)。
入試結果は公表されていません
志願者数・受験者数・合格者数・倍率は公表されていません。 情報公開ページの「入学者の選抜に関すること」はリンク先が入試情報ページに戻るだけで、選抜結果の数値は掲載されていません。
公表されているのは入学者数の推移だけです。
| 年度 | 入学者数 |
|---|---|
| 2021年度 | 101 |
| 2022年度 | 104 |
| 2023年度 | 109 |
| 2024年度 | 114 |
| 2025年度 | 121 |
| 2026年度 | 113 |
入学定員100人に対して2021〜2026年度いずれも定員超過(101〜121人)で推移しています。収容定員充足率は110.8%(2026年5月1日現在、在学者443人)です。集まっている大学なので、通りやすいとは言えません。
サイトと要項で記載が違う箇所
日程・募集人員・試験場・受験料は、入試情報ページの表と要項の表ですべて一致しています。一方、次の点は食い違っています。
| 箇所 | サイト | 要項 |
|---|---|---|
| 特待生Sの選考対象 | 「※一般選抜前期日程受験者から選考」 | 「学校推薦型選抜及び一般選抜前期日程による入学試験の成績により選考します」のみ(Sを一般前期限定とする記述なし) |
| 国の教育ローンの返済期間 | 「20年以内」 | 「15年以内」 |
| 特待生の人数上限 | 奨学金ページは「各学年で選考し」(12名以内の文言なし)/よくある質問は「成績上位12名まで」 | 「各学年12名以内で選考し」 |
| 特待生制度の年度注記 | 入試情報ページに「※令和8年度より特待生Sを1名増員します。」が令和9年度の案内として残っている | 令和9年度の確定内容(S=2名) |
| 出願様式のファイル名 | R8_Portfolio_*.pdf(令和8年度のファイル名)のまま配布 |
― |
教育ローンの返済期間はサイトと要項で5年違います(20年以内と15年以内)。どちらが最新か大学の公表資料からは判断できません。
要項の中にも誤記があります。 社会人選抜のページで、合格発表について「2026(令和8)年12月1日(火)付で合否を本人に郵送します。」と書いた次の行が「また、12月1日(月)10時〜18時まで…」になっています。2026年12月1日は火曜日です(学校推薦型選抜のページは両方とも「(火)」で正しく書かれています)。
どこから手をつけるか
2027年度に総合型選抜はありません。 年内に受けるなら学校推薦型選抜か社会人選抜です。
公募推薦(約28名)を受けるなら(出願11月2日〜11月11日16時必着)
- 高等学校長の推薦書が必要です。高校の先生に早めに相談します(様式は大学サイトからダウンロードできます)
- 指定校推薦・公募推薦・離島推薦の間で併願はできません。 どれで出すかを先に決めます
- 高校生活ポートフォリオ(A4・2ページ・手書き・字数指定なし)を書きます。設問は①高校在学中に特に取り組んだ事項(具体例を挙げて)②看護職を目指す理由③本学を志望する理由の3つです
- 様式のファイル名が前年度のままなので、出願前に最新版に差し替わっていないか確認します
- 調査書を高校に依頼し、顔写真データ(3か月以内・無帽・正面・背景なし)を用意します
- 検定料30,000円。試験場は本学のみです
小論文の準備(90分・11月14日)
- 令和8年度の問題がPDFで公開されています。 まずこれを解きます
- 形式は資料提示型で、図表を読み取る設問+自分の考えを述べる設問の2〜3問構成です。テーマ型(一行問題)ではありません
- 推薦の過去問は平均寿命と健康寿命の図で、問1が400字以内の読み取り、問2が400字以内の論述でした。問2は「『個人』と『社会』の両方の視点から」という条件付きなので、両方書かないと設問に答えていないことになります
- 出典は厚生労働省の統計です。健康寿命・口腔保健といった公衆衛生の論点を押さえておきます
- 後期の過去問は歯科疾患実態調査の図と表で、問1・問2が各200字以内、問3が400字以内でした。口腔保健は法人が掲げる「口腔医学」の特色と直結しているので、志望理由にも使えます
- 配点は非公表です。面接にも点数があることは令和10年度の予告から分かりますが、点数は公表されていません
- 当日は小論文90分(10:30〜12:00)のあと、13時から順次個人面接です(面接の頻出質問)
特待生を狙うなら
- 入学時の特待生は学校推薦型選抜と一般選抜前期日程の受験者のみが対象です。社会人選抜・一般後期・共通テスト利用は対象外です
- 特待生S(全額110万円・2名)はサイトでは一般前期限定、要項では限定の記述なしと食い違っています。全額を狙うなら大学に確認してください
- 特待生A(5割・5名)・B(3割・5名)を含めて各学年12名以内です
一般選抜も考えるなら
- 前期日程は沖縄会場があります(推薦・後期・社会人は本学のみ)
- 前期は300点(外国語100+国語100+選択〈数学・生物・化学から1〉100)で、外部英語試験のみなし得点制度があります(英検2級/GTEC Advanced・CBT 930以上/TOEFL iBT 42以上/TOEIC 1150以上で80点、英検準1級以上/GTEC 1180以上/TOEFL iBT 72以上/TOEIC 1560以上で100点。当日得点と高い方を採用)
- 後期日程は小論文90分+面接で、推薦と同じ形式です。令和10年度からは英検2級相当・数検準2級以上が面接の得点に加算されます
- 共通テスト利用は300点(国語〈近代以降の文章〉100+英語〈リスニングを除く〉100+選択〈数学・理科から1〉100)。国語は110点満点を100点満点に換算し、数学・理科を2科目受験した場合は高得点1科目を使用。過年度の成績は利用できません
まとめ
- 福岡看護大学は2027年度(令和9年度)入試で総合型選抜を実施していない。入試情報ページの区分は6つ、要項の目次にも章がなく、令和10年度入試予告にも新設の予告はない。公式ページの全文に「総合型」の文字列が1件もない
- 看護学部 看護学科の単科大学で募集人員100名。学校法人 福岡学園が設置(同法人に福岡歯科大学・福岡医療短期大学)。改組・改称・募集停止の告知なし
- 保健師国家試験受験資格は選択履修制10名。免許取得後に養護教諭二種・第一種衛生管理者も申請可
- 年内に受けられるのは学校推薦型選抜(指定校約20・公募約28・離島約2)と社会人選抜(若干名)。いずれも小論文90分+個人面接
- 総合型選抜に最も近いのは公募推薦(約28名)だが、高等学校長の推薦書が必要。指定校・公募・離島の間で併願はできない
- 小論文は90分・記述式で、字数は当日の問題で指定(要項に記載なし)。配点は一切非公表で、要項の試験教科表には「配点」欄そのものがない
- 令和10年度から一般選抜後期で英検2級相当・数検準2級以上を個人面接の得点に加算する予告があり、面接に点数が存在することは分かるが点数は非公表
- 令和8年度の小論文問題がPDFで公開されている(学力試験の英語・国語・数学・生物・化学も問題と解答を公開)。これは珍しく、そのまま対策材料になる
- 推薦の小論文は資料提示型(平均寿命と健康寿命の推移の図)。問1が400字以内の読み取り、問2が400字以内の論述で、問2は「『個人』と『社会』の両方の視点から」という条件付き
- 後期の小論文も資料提示型(厚生労働省「歯科疾患実態調査」の図と表)。問1・問2が各200字以内、問3が400字以内。口腔保健は法人が掲げる「口腔医学」の特色と直結
- 傾向は「図表を読み取る設問+自分の考えを述べる設問」の2〜3問構成で、テーマ型(一行問題)ではない。出典は厚生労働省の統計で、テーマは健康寿命・口腔保健といった公衆衛生寄り。社会人選抜の過去問は非公開
- 「入試過去問題活用宣言」に参加しており、他大学の過去問を使って出題することがある(使用した場合は入試終了後にHPで公表)
- 出願書類は高校生活ポートフォリオ(手書き・字数指定なし・A4 2ページ)。設問は①高校在学中に特に取り組んだ事項(具体例を挙げて)②看護職を目指す理由③本学を志望する理由。一般選抜にもポートフォリオの提出が必要(記載例のPDFも公開)
- 日程は推薦・社会人:出願11/2〜11/11 16時必着・試験11/14(土)・発表12/1(火)10時。検定料30,000円(共テ利用は15,000円)。試験場は本学のみで、沖縄会場があるのは一般選抜前期日程だけ
- 特待生制度(返還義務なし)はS 2名=年間授業料全額110万円/A 5名=5割55万円/B 5名=3割33万円で各学年12名以内。入学時は学校推薦型選抜と一般選抜前期日程の受験者のみが対象(社会人・一般後期・共テ利用は対象外)
- 特待生Sの対象がサイトと要項で食い違う(サイトは「一般前期受験者から選考」、要項には限定の記述なし)。全額を狙うなら大学に確認が必要
- 看護職育成奨学金は各学年1名以内・月額50,000円の貸与で、卒業後1年以内に看護師免許を取得して福岡歯科大学医科歯科総合病院に採用され4年間従事すれば返還免除
- 志願者・受験者・合格者・倍率は非公表。公表は入学者数のみで、入学定員100人に対し2021〜2026年度いずれも定員超過(101〜121人。2026年度は113人、収容定員充足率110.8%)
- サイト側の注意点:教育ローンの返済期間がサイト20年以内/要項15年以内で食い違う、「令和8年度より特待生Sを1名増員」の旧年度注記が残っている、出願様式のファイル名が
R8_Portfolio_*.pdfのまま - 要項内部の誤記:社会人選抜の合格発表で「12月1日(火)」と「12月1日(月)」が同じ段落に混在(正しくは火曜)
- 大学サイトの実体は
n.fdcnet.ac.jp(法人共通ドメインのwww.fdcnet.ac.jp/ncol/は入口)。福岡歯科大学はd.fdcnet.ac.jpと別サブドメインなので取り違えに注意 - 2026年10月1日に確認した時点で、学校推薦型選抜の出願期間(11月2日〜11月11日)はまだ始まっていない
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ学校法人 福岡学園では福岡歯科大学、福岡県の看護系では聖マリア学院大学、福岡女学院看護大学の記事もあわせて読めます。