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九州国際大学の総合型選抜。小論文のテーマは出願後に郵送される事前学習型、2027年4月に看護学部が開設

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九州国際大学(福岡県北九州市)の2027年度総合型選抜は事前学習型小論文試験(第1〜4期)と探究学習評価型プレゼンテーション試験(第1・2期のみ)。小論文のテーマは出願後に大学から郵送されるので、当日初見ではありません。過去3年分のテーマが公表されています。配点はどちらも小論文(またはプレゼン)100点+面接100点+エントリーシート100点の300点。2027年4月に看護学部看護学科が開設されます。

九州国際大学は、福岡県北九州市八幡東区にある私立大学です。2027年4月に看護学部看護学科が開設されるので、2027年度入試から3学部4学科になります(2026年8月28日付で文部科学大臣の認可を受けています)。

学部 学科 入学定員 総合型選抜の募集人員
法学部 法律学科 99名 18名
現代ビジネス学部 地域経済学科 242名 50名
現代ビジネス学部 国際社会学科 79名 16名
看護学部 看護学科(2027年4月開設) 80名 20名

定員の数字について先に注意を書いておきます。 要項PDFの3ページに載っている定員は看護学部の認可前の旧数値(法律150/地域経済250/国際社会100、総合型30/50/20)で、PDF自身に「※看護学部認可後は、各学科定員が変更となります」という注記が付いています。公式サイトに載っている認可後の数値(上の表)が現在の数字です。

要項も2本に分かれています。

  • 法学部・現代ビジネス学部用(38ページ。2026年7月14日作成)
  • 看護学部看護学科用(28ページ。2026年8月31日作成)

看護学部志望の人は、専用の要項を見る必要があります(大学サイトの総合型選抜のページには看護学部が掲載されていません)。

2027年度の総合型選抜は2方式です。どちらも専願制で、出願資格に評定平均の基準はありません。

方式 実施期 対象
事前学習型小論文試験 第1期〜第4期 法律学科/地域経済学科/国際社会学科
探究学習評価型プレゼンテーション試験 第1期・第2期のみ 同上
(看護学科)事前学習型小論文試験 第1期・第2期のみ 看護学科

プレゼンテーション試験は第1期・第2期だけです。大学サイトの総合型選抜のページは4期とも実施するように読めますが、要項では第1期・第2期に限られています(要項が正しい記述です)。

配点はどちらの方式も300点満点です。

項目 事前学習型小論文試験 探究学習評価型プレゼンテーション試験
試験科目① 小論文 100点 プレゼンテーション(口頭試問を含む)100点
試験科目② 面接 100点 面接 100点
提出書類 エントリーシート 100点 エントリーシート 100点
提出書類 調査書により高校での学習成果を段階評価(点数化せず) 同左

調査書は段階評価で点数化されません。 300点の内訳が小論文(またはプレゼン)・面接・エントリーシートの3つに均等に分かれているので、エントリーシートが全体の3分の1を占めることになります。

出典:九州国際大学「2027年度 入学者選抜要項」(法学部・現代ビジネス学部用。PDF・38ページ、2026年7月14日作成)、「入学者選抜要項」(看護学部看護学科用。PDF・28ページ、2026年8月31日作成)、「総合型選抜(過去3年間の事前学習型小論文試験のテーマ)」PDF、出願書類の様式(手書き用・入力用)、総合型選抜のページ、入試情報のページ(https://www.kiu.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

小論文のテーマは出願後に郵送される

この入試のいちばん大きな特徴です。方式の名前が「事前学習型」であるとおり、流れはこうです。

  1. 志願票・副票、エントリーシート、調査書などの提出書類を期日までに郵送する
  2. 大学から、小論文のテーマ(事前学習)が郵送されてくる
  3. 試験当日に小論文(60分)と面接(20分)を受ける

つまり当日その場で初見のテーマが出るわけではありません。出願してからテーマを知り、試験日までに準備して臨む形です。

小論文の字数指定は、どの一次情報にも書かれていません(60分・100点という情報だけです)。字数が示されていないので、60分で書ききれる分量(600〜800字程度)を想定して準備するのが現実的です(小論文の時間配分、小論文の構成メモ)。

当日の時間割は、9:30集合/10:00〜11:00 小論文(60分)/12:30〜 面接(20分)です。

過去3年分のテーマが公表されている

大学は過去3年間の事前学習型小論文試験のテーマをPDFで公表しています。テーマ名だけで課題文は公開されていませんが(そもそも事前学習型なのでテーマが出願後に郵送される形式です)、傾向を読むのに十分な情報です。

年度 期 テーマ
2024年度 Ⅰ 食品ロスの削減に向けた取り組みについて
2024年度 Ⅱ 日本の賃金について
2024年度 Ⅲ 日本企業における社内での英語公用語化について
2024年度 Ⅳ 化学薬品が自然や人体に及ぼす影響について
2025年度 Ⅰ 校則の見直しに向けた取り組みについて
2025年度 Ⅱ インフレーションとデフレーションが生活に与える影響について
2025年度 Ⅲ 高齢化する日本社会の介護労働に関する課題について
2025年度 Ⅳ アフリカにおける野生動物の保護について
2026年度 Ⅰ 地方から都市部への人口流出が続くなか、各地方自治体は人口減少問題対策としてどのような取り組みをおこなっているか
2026年度 Ⅱ 自由貿易と関税について
2026年度 Ⅲ 人間のエンハンスメント(能力増強)について
2026年度 Ⅳ 日本または日本人が関わる国際協力について

学科別の出題ではなく、全学共通のテーマです。ジャンルがかなり広く取られています。

第Ⅱ期に経済系のテーマが3年連続で出ているのが目を引きます(賃金/インフレ・デフレ/自由貿易と関税)。期によって傾向が分かれている可能性があるので、自分が出願する期の過去3年分を見ておく価値があります。

ただしテーマは出願後に郵送されるので、過去問から当てにいく必要はありません。この表から読むべきは「どの程度の広さの社会的テーマが来るか」という水準です。社会科学系の時事テーマを一通り押さえておけば、どのテーマが来ても対応できます。

なお同じ「小論文対策」のページには学校推薦型選抜の小論文過去問題のPDFも載っています。こちらは総合型選抜のものではないので混同しないようにします。

プレゼンテーション試験は第1期・第2期だけ

探究学習評価型プレゼンテーション試験の流れはこうです。

  1. 志願票・副票、エントリーシート、調査書、プレゼンテーション準備シートなどの提出書類を期日までに郵送する
  2. 試験当日、発表資料をA4サイズの紙資料として3部持参する
  3. プレゼンテーション(10分)→ 口頭試問(5分)→ 面接(15分)

集合は12:00、12:30から開始です。計30分の一連の流れになっています。

要項の脚注に、プレゼンテーションの評価には「成果物への理解、発表技術、発表態度や時間配分などを含む」と書かれています。時間配分も評価に入っているので、10分を超えないよう練習しておきます(プレゼンテーション型入試の対策、探究のまとめ方)。

発表資料はA4の紙で3部です。スライドを投影する形ではなく、紙資料を配って説明する形になります。口頭試問5分と面接15分があるので、発表後の20分で問われることが実質の勝負です。

なお要項6ページのプレゼン型の表には「合格点(300点)と提出書類により総合的に判定」と印刷されていますが、小論文型の表は「合計点」です。文脈から「合計点」の誤植と読むのが自然です。

エントリーシートは志望理由400文字程度

エントリーシートは300点のうち100点を占める重要な書類です。

  • Q1 志望理由…400文字程度
  • Q2・Q3…字数指定なし

400文字程度は原稿用紙1枚です。短いので、志望理由を1つに絞って具体的に書く必要があります(志望理由書の完全ガイド、自己PRの書き方)。

面接(100点)はエントリーシートをもとに行われると考えられるので、書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておきます(面接と書類の一貫性、面接の頻出質問)。

出願書類の様式は手書き用と入力用の両方が公開されています。

日程:第1期の出願は今日まで

法学部・現代ビジネス学部

期 出願期間 試験日 合格発表
第1期 9月21日〜10月1日 10月10日(土) 11月2日
第2期 11月2日〜11月12日 11月21日(土) 12月1日
第3期 11月30日〜12月10日 12月19日(土) 12月25日
第4期 2027年1月12日〜1月28日 2月9日(火) 2月12日

看護学部看護学科

期 出願期間 試験日 合格発表
第1期 9月21日〜10月1日 10月10日(土) 11月2日
第2期 11月30日〜12月10日 12月19日(土) 12月25日

2026年10月1日の時点で、第1期の出願は今日が締切日です。

看護学部の「第2期」は、法学部・現代ビジネス学部の「第3期」と同じ日程(出願11月30日〜12月10日、試験12月19日)です。11月21日(他学部の第2期)には看護学科の総合型選抜は実施されません。 期の番号が学部でずれているので混同しないようにします。

  • エントリー期間という独立した期間はありません(出願=エントリーシートの提出です)
  • 出願はインターネット出願(Post@net)+提出書類の簡易書留速達での郵送
  • 合否はインターネットの合否照会(発表日10時から3日間)と郵送です。学内掲示は行いません
  • 試験会場は本学のみ(北九州市八幡東区平野)。総合型選抜に地方会場はありません(地方会場〈福岡・熊本・大分・山口・佐賀〉があるのは一般選抜の前期だけです)
  • 検定料は30,000円
  • 検定料の免除制度は第1期〜第3期のみで、第4期は対象外です(免除対象者は「参加証明書」を志願票・副票に貼付)
  • 学科併願の検定料割引は一般選抜だけで、総合型選抜は対象外です

奨学金は対象外だが、英語検定の加点はある

橘奨学金(授業料100%免除または50%免除)は、総合型選抜は対象外です(対象は学校推薦型選抜・一般選抜・共通テスト利用選抜です)。学費の減免をねらうなら別の区分になります。

一方で外部英語検定の加点は総合型選抜も対象です。

  • CEFR A2相当…5点
  • CEFR B1相当…10点

300点満点に対して最大10点なので大きくはありませんが、持っているなら使わない理由はありません。

どこから手をつけるか

第1期は今日が出願締切です。間に合わない場合は次の期になります。

第2期をねらうなら(出願11月2日〜11月12日)

  1. 方式を決める。第2期は事前学習型小論文試験と探究学習評価型プレゼンテーション試験の両方が実施される最後の期です(第3期・第4期は小論文型だけ)
  2. エントリーシートを書く。Q1の志望理由は400文字程度で、300点のうち100点を占めます
  3. 調査書を高校に依頼する(段階評価で点数化はされませんが提出は必須です)
  4. 英語の資格を持っているなら確認する(CEFR A2で5点、B1で10点の加点)
  5. インターネット出願(Post@net)で登録し、書類を簡易書留速達で郵送
  6. 出願後に大学から小論文のテーマが郵送されてきます。 届いたらそのテーマで調べて書く準備をします
  7. 試験日(11月21日)までに60分で書ける分量に仕上げる。字数指定がないので600〜800字程度を想定
  8. プレゼン型を選ぶなら、発表資料をA4の紙で3部用意し、10分を超えないよう時間配分を練習します(時間配分も評価に含まれます)
  9. 会場は本学のみです

看護学部志望の場合

  • 要項が専用のもの(28ページ)です。大学サイトの総合型選抜のページには載っていないので要項を探します
  • 実施は第1期・第2期だけで、第2期は11月30日〜12月10日出願・12月19日試験です(他学部の第3期と同日)
  • 方式は事前学習型小論文試験のみで、配点は同じ300点です

社会的テーマを広く押さえておく

テーマは出願後に郵送されるので当てにいく必要はありませんが、公表されている過去3年分を見ると、経済・地域・国際・科学・福祉・環境と幅広く出ています。社会科学系の時事テーマを一通り整理しておくのが最も確実な準備です。

まとめ

  • 九州国際大学は2027年4月に看護学部看護学科(定員80名)が開設され、3学部4学科になる(2026年8月28日に文部科学大臣認可)
  • 要項PDFの定員は看護学部の認可前の旧数値で、PDF自身に変更の注記がある。公式サイトの認可後の数値が現在の数字
  • 要項は2本(法学部・現代ビジネス学部用と看護学部用)。大学サイトの総合型選抜のページには看護学部が載っていない
  • 総合型選抜は事前学習型小論文試験(第1〜4期)と探究学習評価型プレゼンテーション試験(第1・2期のみ)。専願制で評定の基準はない
  • プレゼンテーション試験は第1期・第2期だけ(大学サイトは4期実施のように読めるが要項が正)
  • 配点はどちらも300点満点(小論文またはプレゼン100+面接100+エントリーシート100)。調査書は段階評価で点数化されない
  • 小論文のテーマは出願後に大学から郵送される。当日初見ではない
  • 小論文の字数指定はどの一次情報にもない(60分・100点のみ)
  • 過去3年分(各4期)のテーマがPDFで公表されている。学科別ではなく全学共通のテーマで、経済・地域・国際・科学・福祉・環境と幅広い
  • プレゼン型はプレゼン10分→口頭試問5分→面接15分。発表資料をA4の紙で3部持参。評価に時間配分も含まれる
  • エントリーシートはQ1志望理由が400文字程度、Q2・Q3は字数指定なし
  • 看護学科の「第2期」は他学部の「第3期」と同日(12月19日)。11月21日には看護の総合型は実施されない
  • 会場は本学のみ(地方会場は一般選抜前期だけ)。検定料30,000円。検定料免除は第1〜3期のみ
  • 橘奨学金は総合型選抜は対象外。ただし外部英語検定の加点(CEFR A2で5点、B1で10点)は総合型も対象
  • 2026年10月1日の時点で、第1期の出願は今日が締切。次は第2期(11月2日〜11月12日)

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ北九州市では九州共立大学と九州女子大学、同じ福岡県では福岡大学・久留米大学の記事もあわせて読めます。

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