種智院大学の総合型選抜。講義型は60分の講義のあと400字、小論文型は1200字を出願時に提出、プレゼン型のテーマは全学科共通
種智院大学(京都市伏見区、人文学部 仏教学科・社会福祉学科)の2027年度総合型選抜は、講義型・プレゼン型・小論文型・自己PR型の4タイプで、各学科9名を募集。講義型は60分の講義を受けて400字程度を30分で書き、小論文型は学科ごとのテーマで1200字の小論文を出願時に提出して面接を受けます。小論文型の10月の回は10月1日〜13日に出願。
種智院大学は京都市伏見区にある私立大学です。学部は人文学部だけで、仏教学科と社会福祉学科があり、入学定員は各15名、合わせて30名です。
2027年度の総合型選抜の募集人員は各学科9名。入学定員の半分以上を総合型選抜で募集します。入試は次の4タイプで、どれも200点満点です。
| タイプ | 専願・併願 | 選考(各100点) | 実施時期 |
|---|---|---|---|
| 講義型 | 専願 | 講義の受講態度と記述(講義60分、記述400字程度・30分)+面接 | 10月(1回) |
| プレゼン型 | 専願 | プレゼンテーション(10分+質疑応答10分程度)+面接 | 10月(1回) |
| 小論文型 | 10月の回に専願枠あり | 出願時に提出する小論文(1200字)+面接 | 10月〜3月(6回) |
| 自己PR型 | 専願の条件なし | 自己PRプレゼンテーション(5〜10分)+面接 | 2月・3月(2回) |
面接はどのタイプも、面接員2〜3名で10分程度です。
2026年9月27日の時点で、講義型とプレゼン型の出願(9月1日〜17日)は締め切られています。これから出願できる最初の回は、小論文型の10月の回(出願10月1日〜13日、面接10月18日)です。
出典:種智院大学「入学試験概要」(http://www.shuchiin.ac.jp/admission/nyushi.html )、「総合型選抜 講義型」(http://www.shuchiin.ac.jp/admission/sogo_lecture.html )、「総合型選抜 プレゼン型」(http://www.shuchiin.ac.jp/admission/sogo_presentation.html )、「総合型選抜 小論文型」(http://www.shuchiin.ac.jp/admission/sogo_essay.html )、「総合型選抜 自己PR型」(http://www.shuchiin.ac.jp/admission/sogo_pr.html )、同ページからダウンロードできる入学志願票・志望理由書(様式271)・小論文用原稿用紙、「学費・奨学金」(http://www.shuchiin.ac.jp/campuslife/academic_fee.html )。入試要項の冊子はサイトに掲載されていないため、記事は大学サイトの入試ページの内容をもとにしています。いずれも2026年9月27日に確認しました。
日程
| タイプ・回 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 講義型(専願) | 9月1日〜9月17日 | 講義10月4日(日)、面接10月18日(日) | 11月1日(日) |
| プレゼン型(専願) | 9月1日〜9月17日 | プレゼン10月4日(日)、面接10月18日(日) | 11月1日(日) |
| 小論文型・専願/小論文型1 | 10月1日〜10月13日 | 10月18日(日) | 11月1日(日) |
| 小論文型2 | 11月2日〜11月14日 | 11月22日(日) | 12月1日(火) |
| 小論文型3 | 11月24日〜12月5日 | 12月13日(日) | 12月22日(火) |
| 小論文型4 | 2027年1月5日〜1月15日 | 2027年1月24日(日) | 2027年2月2日(火) |
| 小論文型5・自己PR型1 | 2027年2月1日〜2月9日 | 2027年2月13日(土) | 2027年2月20日(土) |
| 小論文型6・自己PR型2 | 2027年2月24日〜3月11日 | 2027年3月18日(木) | 2027年3月20日(土) |
出願書類は、郵送なら締切日の消印有効、持参なら締切日の17時まで(土曜は12時30分まで)です。
入学検定料は30,000円で、一度納めると、学校推薦型選抜(指定校)を除くすべての試験を受験できます。小論文型を複数回受けたり、ほかのタイプに回したりしても、検定料は1回分です。
出願書類:志望理由書は3つの欄
どのタイプも、入学志願票、志望理由書(大学所定の様式271)、調査書、写真2枚などを出します。
志望理由書の欄は3つです。
- 種智院大学志望の理由
- 入学後の抱負
- 自己推薦文
総合型選抜の志願者は、取得した資格や検定、高校生活で頑張ったこと、得意教科なども具体的に書くよう指示されています。
講義型(専願):60分の講義を受けて、400字程度を30分で書く
- 10月4日に60分の講義を受け、そのあと講義のまとめと自分の考えを記述する(400字程度・30分)
- 受講態度と記述を合わせて100点、10月18日の面接が100点
- 大学は、筆記試験でははかれない「主体性」や「思考力」などを見る入試だとしています
400字のなかに「講義のまとめ」と「自分の考え」の両方を入れるので、まとめに半分以上を使うと考えを書く余地がなくなります。講義の要点を2〜3文で言えるように、聴きながらメモを取るのが前提です。
プレゼン型(専願):テーマは全学科共通
- 10月4日に10分のプレゼンテーションと、そのあと10分程度の質疑応答(100点)。10月18日の面接が100点
- テーマは全学科共通で「幸せを感じられる社会を実現するためにあなたができることは」
- 資料の形式は自由。パソコンなどを使う場合は、出願前に教務課の入試担当に連絡する
- 成績優秀者は入学後に新入生奨学金(第3種、20万円=入学金相当額)の対象になる
テーマが「あなたができることは」で終わっているので、社会の課題を説明するだけでなく、自分が実際にできることまで落とし込む必要があります。仏教学科・社会福祉学科それぞれの学びとどうつながるかを示すと、面接での質問にもつながります。発表の準備はプレゼンテーション型入試の対策に書きました。
小論文型:1200字の小論文を出願時に提出
小論文型は、試験当日に書くのではなく、出願時に1200字の小論文を提出します(大学所定の原稿用紙)。試験日は面接だけです。
| 学科 | 小論文のテーマ |
|---|---|
| 仏教学科 | 日本が直面する様々な社会問題を解決していくにあたり、仏教を学ぶことはいかなる意味があると思いますか。あなたの考えを述べなさい(具体例があれば提示してもよい)。 |
| 社会福祉学科 | 日本の格差社会の現状について、①この問題の現状や原因について説明し、②この問題を解決するためのあなたの考えを述べなさい。 |
- 小論文100点、面接100点の計200点
- 試験日は10時45分集合、11時から説明・諸注意、11時10分から面接
- 10月の回は、専願の「小論文型・専願」と、専願の条件がない「小論文型1」を同じ日程で行う。専願で入学手続をした人には入学事前課題(レポートなど)が出る
仏教学科のテーマは「仏教を学ぶことにどんな意味があるか」を、社会問題の解決と結びつけて問うています。社会問題を1つ具体的に選び、仏教のどんな考え方がそこにどう関わるのかを示す構成になります。社会福祉学科は①現状・原因と②解決策の2部構成が指定されているので、1200字をおおよそ半分ずつに分けて設計できます。
出願時に出す小論文なので、面接ではその内容について聞かれると考えておくのが自然です。小論文で書いたことは面接で聞かれるも参考になります。
自己PR型:2月・3月の2回
- 自己PRプレゼンテーション(5〜10分)100点と、そのあとの面接100点
- 専願の条件はない
- 出願は2月1日〜9日(試験2月13日)と、2月24日〜3月11日(試験3月18日)
学費と奨学金
- 入学検定料:30,000円(一度納めれば、指定校推薦を除くすべての試験を受験できる)
- 初年度の学費:1,170,000円(入学金200,000円、授業料750,000円、施設費220,000円)。実習費・学会費などは別途
- 新入生奨学金給付生選抜制度:プレゼン型と一般選抜の成績優秀者に入学後に給付。プレゼン型は第3種(20万円、入学金相当額)のみ
どこから手をつけるか
10月の小論文型(出願10月1日〜13日)を受けるなら
- 専願にするかどうかを決める(「小論文型・専願」か「小論文型1」か)
- 学科のテーマで1200字の小論文を、大学所定の原稿用紙に書く。仏教学科は社会問題を1つに絞る、社会福祉学科は①現状・原因と②解決策の配分を先に決める
- 志望理由書の3つの欄(志望理由、入学後の抱負、自己推薦文)を書く
- 10月18日の面接に向けて、提出した小論文と志望理由書を自分の言葉で説明できるようにする
講義型・プレゼン型に出願済みなら
- 講義型は、60分の話を聴いてメモを取り、「まとめ+自分の考え」を400字程度・30分で書く練習をしておく
- プレゼン型は、「幸せを感じられる社会を実現するためにあなたができることは」に対して、10分の発表と10分の質疑に耐える材料を用意する
まとめ
- 種智院大学の総合型選抜は講義型・プレゼン型・小論文型・自己PR型の4タイプで、各学科9名(入学定員は各15名)
- どれも200点満点で、面接(10分程度)100点が共通
- 講義型は60分の講義→400字程度を30分、プレゼン型は10分発表+10分質疑(テーマ全学科共通)
- 小論文型は1200字を出願時に提出。仏教学科と社会福祉学科でテーマが違う
- 検定料30,000円を一度納めれば、指定校推薦以外のすべての試験を受けられる
- 小論文型の10月の回は10月1日〜13日に出願、面接は10月18日
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。京都府の私立大学は京都橘大学や京都光華大学、京都外国語大学、大谷大学の記事にもあります。