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日本保健医療大学の総合型選抜。小論文はなく、高大接続型と探求評価型は二段階

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日本保健医療大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項から整理しました。小論文は一度も出てきません。高大接続型と探求評価型は一次選考を通ると高大接続プログラムに参加し、学習計画書またはレポートを提出する二段階選考。自己推薦型など4区分は併願できます。

日本保健医療大学(埼玉県幸手市)の2027年度学生募集要項(44頁)を通して読むと、「小論文」という言葉が一度も出てきません。

代わりに書くのは、学習計画書とレポート、そして志願理由書です。しかもその2つは、一次選考を通過したあとに提出します。

  • 総合型選抜は7区分。高大接続型/探求評価型/外部試験利用型/自己推薦型/社会人特別/帰国生徒特別/留学生特別
  • 高大接続型と探求評価型は二段階選考。一次を通ると高大接続プログラムに参加します
  • 一次の筆記は一般常識テスト(国語・英語・数学に関する基本的知識)です
  • 自己推薦型・社会人特別・帰国生徒特別・留学生特別は併願できます
  • 志願理由書は自筆で、欄の5割以上を記入し、1枚にまとめます

この記事は、日本保健医療大学が公開している2027年度 学生募集要項(PDF・44頁)と資料請求・入学案内のページをもとに、2026年9月21日時点の情報で書いています。選抜概要の表は要項のページ画像で確認しました。出願の前に必ず最新の要項を確認してください。

学科と募集人員

保健医療学部の1学部2学科で、定員は看護学科45名・理学療法学科45名です。キャンパスは幸手南キャンパス(埼玉県幸手市)。

募集人員の出し方が少し独特です。

総合型選抜(高大接続型・探求評価型・外部試験利用型・自己推薦型・社会人特別・帰国生徒特別・留学生特別)、一般選抜(1科目選択型・大学入学共通テスト利用型)合わせて、看護学科23名 理学療法学科23名

総合型選抜7区分と一般選抜2区分を合わせて23名。区分ごとの内訳はありません。別枠で、学校推薦型選抜(指定校・公募制)が看護学科22名・理学療法学科22名です。

総合型選抜は7区分

入試区分 選抜方法 専願/併願
高大接続型 【1次選考】書類審査・一般常識テスト・面接試験/【2次選考】書類審査 専願
探求評価型 【1次選考】書類審査・プレゼンテーション・面接試験/【2次選考】書類審査 専願
外部試験利用型 書類審査・各種検定等外部試験・面接試験 専願
自己推薦型・社会人特別・帰国生徒特別・留学生特別 書類審査・一般常識テスト・面接試験 併願可

試験日はこうなっています。

  • 高大接続型・探求評価型…2026年9月20日(日)、12月13日(日)
  • 外部試験利用型…2026年10月26日(月)、11月8日(日)、11月22日(月・祝)、12月13日(日)、2027年1月11日(月・祝)、1月24日(日)
  • 自己推薦型ほか…外部試験利用型と同じ6日程

回数がいちばん多いのは、併願できる自己推薦型のグループです。専願の高大接続型・探求評価型は年2回だけなので、早めに決める必要があります。

高大接続型 — 一次を通ると大学のプログラムに参加する

出願資格が4つあり、後半の2つが特徴的です。

  • 高等学校卒業/2027年3月卒業見込み/高卒認定合格(見込み)で、2027年4月1日で満18歳以上の者
  • 本学への入学を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者
  • 一次選考通過後の高大接続プログラムに参加できる者
  • 入学手続後の入学前準備教育(高大接続プログラムの一部)に取り組む意欲のある者

出願の時点で、合格後も含めたプログラムへの参加を約束する形です。

選抜方法はこうです。

● 一次選考は、出願書類、一般常識テストおよび面接の結果を総合して判定し、一次選考通過者を発表します。 ● 一次選考通過者は、二次選考として高大接続プログラムに参加した上で、学習計画書の作成し提出いただきます。提出書類の内容で合否を判定します。

一次選考の結果発表は、第1回が9月25日(金)、第2回が12月17日(木)。二次選考の時間割は一次選考通過者に個別に連絡されます。会場は本学(幸手南キャンパス)です。

学習計画書をどう書くか

二次選考は高大接続プログラムに参加してから書くものです。つまり、プログラムで見聞きしたことを踏まえて書くのが前提になります。

  • プログラム中にメモを取る。扱われた内容、印象に残った言葉、自分が驚いたこと。これがそのまま材料です
  • 「計画書」なので、時間軸を入れる。1年次に何を、2年次に何を、という書き方ができると計画になります
  • プログラムで知ったことを1つ以上使う。参加が条件になっている以上、参加した形跡がないものは評価されにくいと考えるのが自然です

探求評価型 — 一次はプレゼンテーション

出願資格は高大接続型と同じです(高大接続プログラムへの参加を含みます)。違うのは選抜方法です。

● 一次選考は、出願書類、プレゼンテーションおよび面接の結果を総合して判定し、一次選考通過者を発表します。 ● 一次選考通過者は、二次選考としてレポートを提出いただきます。提出書類の内容で合否を判定します。

一次で話し、二次で書く構成です。高大接続型が「テスト→書く」なのに対して、探求評価型は「話す→書く」。

名前のとおり、高校の探究活動を持ち込むための方式だと考えられます。プレゼンの材料は、総合的な探究の時間で取り組んだテーマが自然です。

  • 探究のテーマを、医療・看護・リハビリと結びつける。直接の関係がなくても、「問いを立てて調べて考えた過程」を説明できれば形になります
  • 一次のプレゼンと二次のレポートをつなげる。二次は高大接続プログラムに参加したあとなので、プレゼンで話した内容が、プログラムを経てどう深まったかを書くのが筋の通った流れです

探究のまとめ方は探究のまとめ方・レポートの書き方、プレゼンの組み立てはプレゼンテーション型入試の対策を参考にしてください。

外部試験利用型 — 2教科以上の外部試験が要る

● 出願書類、外部試験の成績および面接の結果を総合して合否を判定します。 ● 外部試験の成績は、以下の基準で得点に換算します。 ● 英語、数学、国語の3教科のうち2教科以上、2教科以上の外部試験の成績が必要となります。

外部試験を2教科分持っていないと出願できません。英検だけでは足りない、ということです。数学検定や漢字検定など、要項が指定する検定を2つ以上そろえる必要があります(換算の基準表は要項にあります)。

持っている人にとっては、当日の筆記がなく、面接だけで済む方式です。年6回あるので日程も選べます。

自己推薦型ほか — 併願できる

出願資格に、こうあります。

何らかの実績等の自己アピールができる者

選抜方法は「出願書類および一般常識テスト、面接の結果を総合して合否を判定」。そして併願可です。

この大学の総合型選抜で唯一、他大学と併願できるのがこのグループ(自己推薦型・社会人特別・帰国生徒特別・留学生特別)です。第一志望が別にある人は、ここ一択になります。

一般常識テストとは

要項の注記はこれだけです。

※ 一般常識テストは、国語・英語・数学に関する基本的知識を問う内容です。

高大接続型、自己推薦型、そして学校推薦型選抜(指定校・公募制)で課されます。

「基本的知識」と書かれている以上、難問ではありません。教科書レベルを一通り戻すのが対策です。3教科なので、苦手な1教科を捨てると差が出ます。医療系なので、数学の計算を落とさないことは入学後にも効きます。

志願理由書は自筆で1枚

出願書類は、①志願票(A票。インターネット出願サイトで登録して印刷) ②調査書等 ③志願理由書(様式1)が基本で、ほかにアンケート(様式11)などがあります。

志願理由書の指定が細かいので、そのまま引用します。

本学所定の用紙(様式1)をダウンロードして使用してください。 ※ アドミッションポリシーを理解した上で、本学を志願する理由、医療職を目指す理由、入学後の目標等を志願者が自筆で記入してください。 ※ 志願理由欄の5割以上を記入し、必ず1枚にまとめてください。 ※ 黒の筆記用具を使用してください(ボールペン推奨、消せるボールペンやHB以下の鉛筆は不可)。

3点セットです。①本学を志願する理由 ②医療職を目指す理由 ③入学後の目標。大学の理由と職業の理由を分けて書く必要があります。

そして「5割以上」という下限があります。半分も埋まっていない志願理由書は、それだけで評価が下がるということです。逆に、欄を超えて別紙に書くこともできません(1枚にまとめる指定)。

筆記具の指定も厳しめです。消せるボールペンは不可、HB以下の鉛筆も不可。ボールペン推奨なので、下書きを別紙で完成させてから清書してください。

書き方は志望理由書の書き方 完全ガイド、医療系の志望理由は看護学部の小論文対策とリハビリ・医療技術系の小論文対策も参考になります。

調査書が出せないとき

要項に細かい代替手段が書かれています。

  • 卒業後5年以上経過等の理由で「調査書」が提出できない場合は、「卒業証明書」と「成績証明書」を提出
  • 「成績証明書」が発行できない場合は「単位修得証明書」
  • 「単位修得証明書」も提出できない場合は、当該学校作成の調査書等を発行できない旨を記載した文章を提出

既卒者にも道が開かれている書き方です。また、出願時点の姓が出願書類の姓と異なる場合のみ、戸籍抄本等を提出します。

どこから手をつけるか

  1. 専願か併願かを決める。高大接続型・探求評価型・外部試験利用型は専願、自己推薦型のグループは併願可です
  2. 高大接続型・探求評価型を狙うなら、9月20日か12月13日の2回だけ。日程が限られています
  3. 一般常識テストの3教科を戻す。国語・英語・数学の基本的知識です
  4. 外部試験利用型を考えるなら、持っている検定を2教科分そろえる。1教科では出願できません
  5. 志願理由書を早く書く。自筆・1枚・欄の5割以上・ボールペン。清書の時間が要ります
  6. 探求評価型ならプレゼンの材料を探究から作る。一次はプレゼンです

まとめ

  • 日本保健医療大学は保健医療学部の1学部2学科(看護学科45名・理学療法学科45名)。総合型選抜と一般選抜を合わせた募集人員は各学科23名です
  • 総合型選抜は7区分。要項に「小論文」は一度も出てきません
  • 高大接続型と探求評価型は二段階選考。一次を通ると高大接続プログラムに参加し、高大接続型は学習計画書、探求評価型はレポートを提出して合否が決まります
  • 高大接続型の一次は一般常識テスト、探求評価型の一次はプレゼンテーションです
  • 一般常識テストは国語・英語・数学に関する基本的知識を問う内容です
  • 外部試験利用型は、英語・数学・国語の3教科のうち2教科以上の外部試験の成績が必要。成績は得点に換算されます
  • 自己推薦型・社会人特別・帰国生徒特別・留学生特別は併願可。ほかの総合型選抜は専願です
  • 志願理由書は自筆。志願理由欄の5割以上を記入し、必ず1枚にまとめます。消せるボールペンとHB以下の鉛筆は使えません
  • 出願資格に「2027年4月1日で満18歳以上」という条件が入っています

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