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日本医療科学大学の総合型選抜。小論文と数学Ⅰは当日選べて、テーマは1か月半前に出る

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日本医療科学大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項から整理しました。適性検査は数学Ⅰか小論文を試験当日に選べます。小論文テーマは試験の1か月半ほど前に大学サイトで公開され、2027年度Ⅰ期は「信頼とコミュニケーションについて」でした。志望理由書の代わりに自筆のサマリーシートを出します。

日本医療科学大学(埼玉県入間郡毛呂山町)の総合型選抜は、当日の適性検査で「数学Ⅰ」か「小論文」を選べます。願書の段階ではなく、試験当日に選べるのがポイントです。

そしてもうひとつ。小論文のテーマは、試験の1か月半ほど前に大学のホームページで公開されます。2027年度の総合型選抜Ⅰ期は、2026年8月18日に公表されました。テーマは「信頼とコミュニケーションについて」です。

  • 保健医療学部だけの単科大学で、総合型選抜はⅠ期からⅣ期まで。専願制です
  • 適性検査は①数学Ⅰ(マークシート方式) ②小論文から当日選択。診療放射線学科を志望する場合は①が必須
  • 小論文テーマの公開日が、区分ごとに要項に書いてあります
  • 総合型選抜では志望理由書を出しません。代わりに自筆の「サマリーシート(1)(2)」を出します
  • 出願要件のひとつが「喫煙しないことを約束できる者」です

この記事は、日本医療科学大学が公開している2027年度 学生募集要項(PDF・40頁)、入試情報のページ、総合型選抜(Ⅰ期)小論文テーマ(PDF)、出願書類ダウンロードをもとに、2026年9月21日時点の情報で書いています。募集人員・日程・出願書類の表は要項のページ画像で確認しました。出願の前に必ず最新の要項を確認してください。

学科と募集人員

学科・専攻 募集人員
診療放射線学科 25名
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 20名
リハビリテーション学科 作業療法学専攻 8名
看護学科 20名
臨床工学科 10名
臨床検査学科 20名

この数字はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期・自己推薦型選抜を合わせた人数です。期ごとの内訳は公表されていません。

日程はⅣ期まで

区分 出願期間(必着) 持込期限 試験日と会場 合格発表 入学手続締切
Ⅰ期 2026年9月1日〜9月29日 10月2日13時 2026年10月4日(日)本学 2026年11月1日 2026年11月16日
Ⅱ期 2026年12月1日〜12月22日 12月25日13時 2026年12月26日(土)本学 2026年12月27日 2027年1月8日
Ⅲ期 2027年1月25日〜2月9日 2月12日13時 2027年2月14日(日)本学・池袋 2027年2月15日 2027年3月5日
Ⅳ期 2027年2月22日〜3月9日 3月12日13時 2027年3月14日(日)本学・池袋 2027年3月15日 2027年3月23日

入学手続締切は消印有効です。そして郵送の必着に間に合わなかった場合でも、持込期限までなら入試広報課に直接持ち込んで出願できます。この救済があるので、郵便事故で詰む確率は低い作りです。

Ⅲ期とⅣ期は池袋でも受けられます。都内から通う人はここを使えます。ただし池袋会場は自動車・バイク・自転車での来場ができません(送迎は可)。

Ⅳ期だけ午後実施です。入室12時30分〜13時30分、ガイダンス13時30分〜、適性検査14時〜15時、面接15時30分〜。同じ日の午前に一般選抜(特別)があり、同時出願ができます。

適性検査は、数学Ⅰか小論文か

総合型選抜(Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期)の当日の流れはこうです。

時間 内容
8時45分〜9時30分 試験室へ入室
9時30分〜10時 ガイダンス(事前説明)
10時〜11時 適性検査(60分)
11時30分〜 個人面接(10分〜15分程度)

適性検査は①数学Ⅰ(マークシート方式) ②小論文のどちらか。要項の書き方はこうです。

①、②のどちらかを試験当日に選択することができます。ただし、診療放射線学科を志望(第2・第3含む)する場合は①が必須です。

当日に選べるというのが大きい話です。出願時に決めなくていいので、両方準備しておいて、当日の調子で決めることができます。とはいえ実際には、直前まで決めないと両方が中途半端になります。片方を本命、もう片方を保険という配分で練習するのが現実的でしょう。

診療放射線学科は、第2・第3志望に入れているだけでも数学Ⅰが必須になります。診療放射線を少しでも考えている人は、小論文の選択肢が最初からありません。

選考は「出願書類及び適性検査、面接の結果を総合して合否判定」で、配点は公表されていません。

小論文テーマが、試験の1か月半前に出る

ここがこの大学のいちばんの特徴です。要項に、こう書かれています。

小論文のテーマについては下記の日程より本学ホームページにて公開します。

そして公開日が、入試区分ごとに指定されています。

区分 テーマ公開日 試験日
総合型選抜Ⅰ期 2026年8月18日(火) 2026年10月4日
総合型選抜Ⅱ期 2026年11月17日(火) 2026年12月26日
総合型選抜Ⅲ期 2027年1月11日(月) 2027年2月14日
総合型選抜Ⅳ期 2027年2月8日(月) 2027年3月14日
自己推薦型選抜 2026年9月8日(火) 2026年10月18日
学校推薦型選抜 公募A日程 2026年10月18日(日) 2026年11月15日
学校推薦型選抜 公募B日程 2026年11月2日(月) 2026年12月13日
社会人特別選抜 2026年11月2日(月) 2026年12月13日

Ⅰ期なら試験の約1か月半前、それ以外でも5週間前後は準備期間があります。

実際に公開された2027年度 総合型選抜(Ⅰ期)のテーマは、これでした。

「信頼とコミュニケーションについて」

上記テーマに関わる出題になりますので、十分に準備を行ってください。

A4に1行。テーマだけが示されて、設問そのものは当日です。「テーマに関わる出題」という言い方なので、当日この言葉がそのまま問いになるとはかぎりません。「信頼を得るために必要なことは何か」かもしれないし、「あなたが信頼を失った経験と、そこから学んだこと」かもしれない。

準備の仕方は、テーマの周りを埋めることです。

  • 信頼とコミュニケーションについて、自分の経験を2つか3つ書き出す(部活、アルバイト、家族、実習や職業体験)
  • 医療の現場で信頼とコミュニケーションがどう働くかを、志望学科に引きつけて考える。看護師と患者、診療放射線技師と患者、臨床検査技師と医師など、職種によって相手が違います
  • 「信頼とは何か」を一文で言えるようにしておく。当日どんな設問が来ても、この一文が軸になります

テーマが出ている以上、その場で考えた人と、1か月準備した人の差がそのまま出ます。ここで手を抜く理由はありません。

テーマ型小論文の組み立て方はテーマ型小論文の書き方、学科別のねらいはリハビリ・医療技術系の小論文対策と看護学部の小論文対策が使えます。

志望理由書がない。代わりに「サマリーシート」

総合型選抜で出す書類は、入学志願票・調査書等・サマリーシート(1)(2)です。経歴書は対象者のみ。

志望理由書はありません。この大学で志望理由書を出すのは学校推薦型選抜と共通テスト利用選抜で、総合型選抜と自己推薦型選抜はサマリーシートです。

サマリーシートには「黒のペンまたは黒のボールペンを使用し、志願者が自筆で記入してください」と指定があります。

サマリーシート(1)

  1. 志望理由…目指す職種(学科・専攻)の志望理由
  2. 成果:これまでの自身の経験について自己評価
    • ①学習面…得意科目と苦手な科目(あれば記入)、特に努力した学習項目とその成果
    • ②交友関係(良好な関係構築)…当てはまる評価に〇印。A. 思い通り出来た B. まあまあ出来た C. あまり出来なかった。その評価になった理由を、自身の性格や行動と照らし合わせて記入
    • ③課外活動等…同じくA・B・Cに〇印。その評価になった理由を具体的な活動事例をあげて記入し、そこから得たものにも触れる

サマリーシート(2)

  1. 自己PR…これまでの成功・失敗体験を踏まえ、どのように成長してきたかを自己(他己)分析し、その成果を具体的なエピソードを交えて自由に記入
  2. 抱負…①大学生となったら、どのような生活を送りたいか ②将来、どのような医療従事者になりたいか

A・B・Cをどう選ぶか

自分をA・B・Cの3段階で評価して〇をつける書類は、あまりありません。ここで多くの人が迷います。

大事なのは、〇の位置そのものではなく、その下に書く理由です。用紙にも「その評価となった理由を、自身の性格や行動と照らし合わせて記入してください」と書かれています。読む側が見ているのは、自分を見られているかどうかです。

  • Aをつけるなら、根拠になる具体的な場面が要ります。「誰とでも仲良くできます」では説明になりません。意見が割れたときに何をしたか、という話が要ります
  • Cをつけるなら、そこで終わらせないこと。うまくいかなかった理由を自分の行動に結びつけて説明し、そのあとどう変えたかまで書ければ、Cのままでも十分に読ませられます
  • Bは無難ですが、無難なぶん理由で差がつきます。「まあまあ」の中身を具体的に切り分けてください

医療職は、患者さんや同僚との関係づくりが仕事の一部です。②交友関係と③課外活動をわざわざ自己評価させるのは、そこを見たいからだと考えると、書く方向が決まります。

なお、この大学は出願要件に「喫煙しないことを約束できる者」を挙げています。要項には「健康増進法が施行され、人々の健康を守る医療職者を育成する大学として本学では、入学者は、喫煙しないことを約束できる方とします」と説明があります。

第2・第3志望まで出せる

1つの試験区分で、第2・第3志望まで学科・専攻を選べます。組み合わせに制限はなく、追加の検定料もかかりません。

ただし条件があります。第2・第3志望で合格した場合も入学を確約できること。専願制なので、「臨床検査で受かったけど、やっぱり看護に行きたいから辞退」はできません。

そして繰り返しになりますが、診療放射線学科を第2・第3志望に入れると、適性検査は数学Ⅰが必須になります。小論文で勝負したい人は、志望の組み方の段階で決まってしまいます。

お金の話

  • 入学検定料は1受験につき30,000円。今年度から入学検定料割引制度が入り、同一年度内に再受験する場合、2回目以降は10,000円になります(共通テスト利用選抜は対象外で各18,000円)
  • 特待生制度(授業料20万円免除)…総合型選抜Ⅰ期は対象です。自己推薦型選抜、学校推薦型選抜(公募A日程・指定校)、一般選抜(Ⅰ期A日程)、共通テスト利用選抜(前期)も対象。各区分それぞれ最大30名で、申請不要・受験者全員が選抜対象。1年次前期分の授業料20万円が免除されます
  • ただし注意書きがあります。総合型選抜Ⅰ期などの合格者は、特待生に採用されなかった場合も専願制なので入学辞退はできません
  • 一般選抜(特待生チャレンジ)…総合型選抜Ⅰ期などに合格して入学手続を終えた人が、入学の権利を持ったまま、手続済みの学科・専攻を第一志望として出願できる制度です。学費全額免除の特待生(最大5名)に採用されれば最大4年間の学費が全額免除になり、すでに納めた入学金も返金されます。試験は筆記試験(学力検査)のみ

総合型選抜で早く決めた人が、そのあとでもう一度だけ学力で上を狙える。珍しい設計です。総合型で合格したら終わり、ではないと知っておくと、合格後の過ごし方が変わります。

どこから手をつけるか

  1. 志望学科の組み方を先に決める。診療放射線学科を第2・第3に入れるかどうかで、小論文が選べるかが変わります
  2. テーマの公開日をカレンダーに入れる。Ⅱ期なら11月17日、Ⅲ期なら1月11日。公開されたその日に読んで、準備を始めてください
  3. 数学Ⅰと小論文、どちらを本命にするか決める。当日選べるとはいえ、両方を同じ重さで準備するのは現実的ではありません
  4. サマリーシートを早く書き始める。自筆で、しかも自己評価つきです。書き直しが効かないので、鉛筆で下書きしてから清書する時間が要ります
  5. A・B・Cの理由を先に書いてから、〇の位置を決める。逆の順番だと、理由が後付けになります
  6. 特待生チャレンジを頭に入れておく。総合型Ⅰ期で決まっても、2月にもう一度チャンスがあります

自己PRの作り方は自己PRの書き方、志望理由の材料集めは志望理由書の書き方 完全ガイドも参考にしてください。

まとめ

  • 日本医療科学大学の総合型選抜はⅠ期からⅣ期まで、すべて専願制。募集人員は自己推薦型選抜と合わせた人数です
  • 適性検査は①数学Ⅰ(マークシート方式) ②小論文から試験当日に選択。診療放射線学科を志望(第2・第3含む)する場合は①が必須です
  • 小論文テーマが、試験の1か月半ほど前に大学ホームページで公開されます。2027年度Ⅰ期は2026年8月18日公表で、「信頼とコミュニケーションについて」でした
  • 出願書類に志望理由書はなく、自筆の「サマリーシート(1)(2)」を出します。交友関係と課外活動をA・B・Cで自己評価して〇印をつけ、その理由を書きます
  • 出願要件に「喫煙しないことを約束できる者」が入っています
  • 第2・第3志望まで追加検定料なしで出願できます。ただし第2・第3志望で合格した場合も入学を確約する必要があります
  • 総合型選抜Ⅰ期は特待生(授業料20万円免除・最大30名)の対象。申請不要で受験者全員が選抜対象です
  • 一般選抜(特待生チャレンジ)で、総合型の合格者が入学の権利を持ったまま学費全額免除に挑戦できます
  • 郵送の必着に間に合わなくても、持込期限までなら大学に直接持ち込んで出願できます

埼玉の私立大学は文教大学、東京国際大学、城西大学、日本栄養大学、駿河台大学、日本工業大学、埼玉工業大学、浦和大学、日本薬科大学の記事にもあります。総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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