小論文キャンパス
大学別対策

東海大学 総合型選抜の対策。学科ごとの課題が全部公開されていて、字数は400字から4,000字まで割れる

約22分で読めます

東海大学の総合型選抜(学科課題型・適性面接型ほか)と公募制学校推薦型選抜を、2027年度入学試験要項に沿って整理しました。61ページの課題一覧、全学科分が公開されている口述試験の内容、手書き指定や模造紙必須といった提出形式の違いまでを解説します。

東海大学の総合型選抜には、他大学であまり見ないものが2つあります。

1つは、学科ごとの課題が61ページの一覧として全文公開されていること。何を書けばいいか、何字書くのか、何を評価するのかが、出願前にすべて読めます。

もう1つは、全学科分の口述試験の内容が要項に載っていること。「英語の基礎学力(短文の音読・和訳)」「日本史探究の教科書の範囲内」——ここまで書いてある大学は多くありません。

そのかわり、条件も細かい。字数は学科によって400字から4,000字まで割れ、手書きしか認めない学科があり、パソコンでの発表が禁止されている学科のほうが多いです。

この記事は、公開されている2027年度入学試験要項の記載をもとに構造を整理したものです。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・課題は年度によって変わります。この記事は考え方を示すもので、要項の代わりにはなりません。 出典:東海大学 入学試験要項(受験・入学案内)/2027年度 総合型選抜 学科課題型 入学試験要項(PDF)/同 課題(PDF)/2027年度 公募制学校推薦型選抜 入学試験要項(PDF)/2027年度 総合型選抜 適性面接型 入学試験要項(PDF)

まず、入口が6つある

東海大学の総合型選抜は6種類です。

種類 中身 専願か
学科課題型 事前に課題(レポート)を提出し、二次でプレゼン+面接 第一志望のみ
適性面接型 書類審査+適性面接(口述試験含む)。課題も小論文もなし 他大学との併願が可能
指定クラブ型 指定クラブでの活動が前提。小論文あり —
スポーツ・音楽自己推薦型 スポーツ活動報告書・音楽活動報告書 —
医学部医学科(希望の星育成) 三段階。小論文+オブザベーション評価+共通テスト —
同窓会型 東海大学同窓会の推薦が必要。小論文あり —

これに加えて公募制学校推薦型選抜(評定3.5以上・第一志望・小論文60分800字以内)があります。

自分がどこに当てはまるかで、9月からの動きが変わります。以下、志望者が多い3つを順に見ます。

総合型選抜 学科課題型——ほぼ全学科にある本命

募集人員が大きい

「若干名」ではありません。主なところを挙げます。

学部 学科 入学定員 募集人員
児童教育学部 児童教育学科 150 40
健康学部 健康マネジメント学科 200 35
法学部 法律学科 300 30
国際学部 国際学科 200 29
人文学部(静岡) 人文学科 180 28
体育学部 競技スポーツ学科 170 20
観光学部 観光学科 200 20
建築都市学部 建築学科 240 20
文理融合学部(熊本) 地域社会学科 100 17
国際文化学部(札幌) 地域創造学科 110 17

児童教育学科は定員150名のうち40名が総合型です。約27%。

一方で理系は7〜10名の学科が多く、学部によって比重がかなり違います。

二段階で、検定料も2回に分かれる

段階 期日 検定料
第一次選考 Web登録 2026年9月1日(火)〜9月7日(月)23:59 9,000円
出願書類郵送期限 2026年9月9日(水)<必着> —
第一次選考合格発表 2026年9月29日(火)9:30 —
第二次選考 出願 2026年9月29日(火)〜10月6日(火)23:59 23,000円
第二次選考 試験日 2026年10月18日(日) —
合格発表 2026年11月1日(日) —

出願が9月1日開始です。夏休みが終わる前に、課題を書き上げておく必要があります。

第一次は9,000円と安いのですが、第二次で23,000円が別途かかります(工学部航空操縦学専攻は15,000円+35,000円)。第二次選考の出願書類はなく、検定料の支払いだけです。

第一次の提出物はこうです。

書類 中身
提出書類チェックシート Web出願後にマイページから印刷
志望理由書 600字以内(航空操縦学専攻は不要)
活動報告書 中学卒業年の4月1日以降の活動
調査書 3年次前期または1学期までの成績
課題 学科ごとに指定されたレポート
スポーツ活動報告書 体育学部のみ。活動歴がなくても必ず作成して提出

志望理由書は600字。課題のほうが本体で、志望理由書は付随物です(志望理由書 完全ガイド)。

課題は4つのタイプに分かれる

大学の説明によると、課題は次の4タイプで設定されています。

タイプ 中身 設定学科数
探究課題タイプ 学科が示す「学びにつながるテーマ」から選び、レポートを作成 58
探究活動報告タイプ 高校の「総合的な探究の時間」や課外活動の成果を報告 24
高大接続タイプ オープンキャンパスの高大接続講義やワークショップに参加し、その体験をもとに書く 9
学科設定課題タイプ 学科が独自に設定した課題(探究型ではない) 9

※複数タイプから選べる学科があるため、合計は学科数と一致しません。

探究課題タイプがほぼ全学科にあります。そして探究活動報告タイプがある24学科では、高校の探究をそのまま出せます(探究活動 完全ガイド、探究と志望理由の接続)。

高大接続タイプは要注意です。オープンキャンパスやワークショップへの参加が前提になります。たとえば文理融合学部経営学科のワークショップは2026年8月1日・2日、エントリー開始は6月1日。参加しないと選べない課題なので、高2の春には調べておく必要があります。

字数が、学科でまったく違う

ここが東海大学最大の特徴です。課題一覧に指定されている字数を並べます。

字数の目安 学科の例
400字・800字(複数課題の組み合わせ) 教養学部 人間環境学科(400字+800字+1,600字以内)
800字程度 海洋学部 水産学科
1,200字 工学部 生物工学科・応用化学科/国際文化学部 地域創造学科・国際コミュニケーション学科
1,600字程度 文学部 日本文学科・英語文化コミュニケーション学科/児童教育学科/体育学科/健康マネジメント学科/理学部 数学科
2,000字程度 歴史学科 日本史専攻/文化社会学部 アジア学科/北欧学科/観光学科/人文学科 ほか
2,400字程度 歴史学科 考古学専攻/情報メディア学科
2,500〜3,500字 法学部 法律学科
3,000字程度 歴史学科 西洋史専攻
4,000字 文化社会学部 広報メディア学科(4,000字以内)/政治経済学部/海洋生物学科/文理融合学部 経営学科(3,000〜4,000字)

同じ大学の同じ入試で、800字と4,000字が同居しています。5倍の差です。

「東海大学の総合型対策」という単位は存在しません。学科を決めてから、その学科の字数で書く。これが出発点です。

提出形式の縛りも学科で違う

課題一覧を全学科ぶん見ると、こうなります。

指定 該当
手書きのみ(パソコン不可) 11学科(歴史学科西洋史専攻・考古学専攻、英語文化コミュニケーション学科、心理・社会学科、児童教育学科、体育学科、武道学科、健康マネジメント学科 ほか)
模造紙が必須 6学科(歴史学科日本史専攻・西洋史専攻・考古学専攻、建築学科、国際コミュニケーション学科 ほか)
パソコン・プロジェクターが使える 22学科のみ(残り38学科は不可)

プレゼンでパソコンが使えない学科のほうが多いというのは、事前に知っておくべきことです。模造紙必須の学科では、四六判(788mm×1091mm)を2〜4枚使います。作るのに時間がかかります。

歴史学科西洋史専攻の指定を例に挙げます。

①模造紙、ポスター 必 四六判(788mm×1091mm)3〜4枚 *ポスターは使用不可 ②パソコン、プロジェクター × ③スケッチブック、フリップボード × ④配付資料 ×

◦課題発表の際、テーマに関する説明・図・写真・表・地図やデータを模造紙にまとめ、それを黒板等に貼りつけて資料として使いながら面接者の前で説明してください。 ◦模造紙に作成した資料も評価の対象になります。

模造紙3〜4枚が評価対象。これは10月18日の1週間前から作れるものではありません。

第二次選考は25分。ただし配分が学科で違う

要項には「原則として、課題発表〈プレゼンテーション〉(質疑応答含む)及び面接試験(口述試験含む)を合わせて25分程度」とあります。ただし内訳は学科ごとです。

学科 発表 質疑応答 面接(口述試験含む)
文明学科/日本史専攻/考古学専攻 10分 5分 10分
西洋史専攻 12分 8分 5分
文芸創作学科 10分 10分 5分
広報メディア学科 5分 5分 15分

広報メディア学科は発表5分・面接15分で、面接が主役です。逆に西洋史専攻は発表と質疑で20分を使い、面接は5分しかありません。

同じ「25分」でも、準備の重心が違います。

課題の実例——4学科を読む

課題一覧は全文公開されているので、実際にどう書かれているかを見ておきます。

歴史学科 日本史専攻(探究課題タイプ・2,000字程度)

日本史上であなたが関心のあるテーマ(制度、人物、事件など)について、複数の書物(教科書や受験参考書は除く)を読んで、2,000字程度のレポートにまとめてください。 ①そのテーマのどのような点に関心があるのか、必ず明記してください。 ②あなたの考えを必ず明記してください。 ③(例)にならって、レポート作成に際して活用した文献の著者名・書名・出版社・出版年をレポートの文末にまとめて必ず明記してください。 ④インターネット上に公開された文章、図表などをそのまま引用することはできません。

評価ポイントも公開されています。

◦テーマを選択した理由が明確に示されているか。 ◦調べた内容だけでなく、あなたの意見も明記されているか。 ◦活用した文献が課題との関連で適切なものであるか。 ◦誤字・脱字や文法上の誤りがなく、論理的な文章になっているか。

「教科書や受験参考書は除く」が効いています。図書館で新書を数冊読むところから始まる課題です(探究の調べ方、一次情報の集め方)。

歴史学科 考古学専攻(探究課題タイプ・2,400字程度・手書きのみ)

あなたの住んでいる地域の遺跡を博物館や書籍、インターネットを使って探し、その遺跡を題材にして以下の3項目を調べ(中略) 遺跡の場所を確認する際には、必ず実際に遺跡を訪問してください。

評価ポイントの1つめがこれです。

◦遺跡・遺物に触れた「実感」が具体的に文章や図・写真などを用いて表現されているか。

現地に行くことが要件になっています。夏のうちに動く必要がある課題です。

文芸創作学科(学科設定課題タイプ・1,600字+800字)

こちらは探究型ではありません。作品を読ませます。

  1. 以下のA)〜C)から1つを選び、1,600字程度の文章にまとめなさい。 A)芥川龍之介『河童』を読み、この小説に書かれた河童の国から「この国に移住して文化庁長官になり、文化政策全般を取りしきってほしい」という申し出をうけたとしたら、あなたはどうこたえるか。 B)江國香織『デューク』を読み、「デュークの生まれかわりのようだった少年」から、出会いの一週間後に手紙が届いたとして、その手紙の文面を考え、そのような文面にしたあなたの意図もあわせて書いてください。 C)ジェイムズ・ジョイスの『ダブリンの人びと』の中から、あなたの心にもっとも印象の残った一編を選び、その作品が印象的だった理由を、あなたの個人的エピソードを挙げつつ説明しなさい。

さらに2つめの課題があります。

  1. 以下のA)、B)から1つを選び、800字程度のレポートを作成してください。 A)あなたがこの半年間で、足を運んで鑑賞した美術展について、その感想や考察をまとめてください。 B)あなたがこの半年間に観た映画(アニメも可)あるいは舞台について、その考察を800字程度にまとめてください。

評価ポイントは「現場に立ち会った者ならではの内容が表現されているかどうか」。

「この半年間」と期間が区切られています。出願は9月なので、3月以降に美術展か映画・舞台に行っていないと書けません。高2の冬には知っておくべき課題です。

広報メディア学科(学科設定課題タイプ・4,000字以内)

2025年10月以降の新聞社またはテレビ局による報道について、社会的に重要だと思われる記事を選び(ジャンルは自由、複数でも可)、①その内容を簡潔に要約し、②その報道の仕方にいかなる特徴や課題があるのかを指摘し、③その特徴や課題について、あなたの考えや意見・提案などを小論文にまとめて提出してください。 ◦例として取りあげた記事(新聞のコピーまたは新聞社、テレビ局のWebページをプリントしたもの ※Yahoo!Newsなどポータルサイトは不可)を添付してください。

ポータルサイトのニュースは不可、と明記されています。一次の報道機関に当たれ、という指示です。

評価ポイントもはっきりしています。

◦提出した課題の内容を的確に表したタイトルがつけられているか。 ◦問題提起と結論が、明確に述べられているか。 ◦感想文にならず、客観的な根拠を示し、自分の主張を明確に行っているか。

これは事実上、4,000字の小論文です。メディアと報道と段落構成の作り方を土台にしてください。

口述試験の内容が、全学科分公開されている

第二次選考の面接には口述試験が含まれます。そして要項の「口述試験要領」に、全学科の出題内容が1行ずつ書かれています。これは対策上きわめて大きい情報です。

代表的なものを挙げます。

学科 口述試験の内容
文学部 日本史専攻 日本史の基礎用語(日本史探究の教科書の範囲内)に関する知識
文学部 西洋史専攻 西洋史の基礎知識(世界史探究の教科書の範囲内)に関する人物、地名、事件、年代等
文学部 日本文学科 国語の基礎学力(音読・基礎知識等)及びこれまでの読書経験や作品から得た感動
文学部 英語文化コミュニケーション学科 英語の基礎学力(英文の基礎知識・音読・読解)及び英語による自己表現
文化社会学部 広報メディア学科 英語の基礎学力(短文の音読・和訳等)及び時事問題・時事用語に関する基礎知識
児童教育学科 教育・保育の現在の動向、子どもに関する社会的課題及びそれらに関する基礎知識
体育学部 競技スポーツ学科 アンチ・ドーピング(フェアプレイとの関連)とスポーツ倫理(ゲーム中の意図的な反則や暴力、審判への無謀な抗議等)
法学部 法律学科 社会・時事問題に関する基礎的知識
政治経済学部 経済学科 英語(読解力・文法)、数学(関数やグラフ)の基礎知識、経済の時事問題
国際学部 国際学科 英語による自己アピール、現代世界の基礎知識
情報通信学部 英語及び数学(数学Ⅰ・数学A〈数学と人間の活動を除く〉)の基礎知識
理学部 数学科 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B〈数列のみ〉・C〈数学的な表現の工夫は除く〉)の基礎知識
工学部 応用化学科 理科(化学基礎)の基礎知識
海洋学部 水産学科 化学または生物から選択した1教科+英語または数学から選択した1教科

読み取れることが3つあります。

1. 文系でも英語の音読が出る学科がある。英語文化コミュニケーション学科、日本文学科(国語の音読)、北欧学科、広報メディア学科、スポーツ・レジャーマネジメント学科、観光学科など。声に出す練習が要ります。

2. 「時事問題」が明示されている学科が多い。法律学科、広報メディア学科、政治学科、経済学科、経営学科、観光学科、文理融合学部。新聞を読む習慣がそのまま得点になります(時事問題の押さえ方)。

3. 理系は範囲が数字で指定されている。理学部数学科は数学Ⅲ・Cまで、情報通信学部は数学Ⅰ・Aまで。どこまで勉強すればいいかが確定しています。

口述試験全般の準備は口頭試問の対策にまとめました。

総合型選抜 適性面接型——他大学と併願できる入口

学科課題型が第一志望限定なのに対し、適性面接型は他大学との併願が可能と要項に明記されています。

項目 内容
募集人員 多くの学部・学科で若干名
出願期間 2026年12月4日(金)〜12月14日(月)<必着>
試験日 2026年12月24日(木)
合格発表 2027年1月9日(土)
入学検定料 35,000円
選抜方法 書類審査+適性面接試験(口述試験含む)のみ

課題も小論文もありません。提出するのは志望理由書・活動報告書・調査書(体育学部はスポーツ活動報告書も)。

学科課題型が10月18日、公募推薦が11月22日、適性面接型が12月24日。年内入試のいちばん最後にあります。他が終わってから受けられる、という位置づけです。

ただし政治経済学部・経営学部・観光学部・情報通信学部・医学部など、適性面接型を実施していない学部があります。志望学部にあるかどうかを先に確認してください。

公募制学校推薦型選抜——ここに小論文60分800字がある

「小論文を書く入試」を探しているなら、東海大学ではこれです。

項目 内容
出願資格 東海大学を第一志望/出身学校長の推薦/学習成績概評B段階以上(全体の評定平均値3.5以上)
Web登録 2026年11月1日(日)〜11月9日(月)23:59
書類郵送期限 2026年11月11日(水)<必着>
試験日 2026年11月22日(日)
合格発表 2026年12月1日(火)
選抜方法 書類審査+小論文(60分、800字以内)+面接試験(口述試験含む)+実技試験(体育学部のみ)

評定3.5以上が要件で、学科課題型・適性面接型(どちらも評定要件なし)とはここが違います。

募集人員も小さくありません。競技スポーツ学科17、健康マネジメント学科16、人文学科16、児童教育学科15、観光学科15、情報通信学科15、農学科13、動物科学科13、国際学科13。

医学部看護学科10名も、この公募推薦にあります。(総合型選抜には看護学科の枠がありません。)

小論文は60分で800字以内。学科課題型の4,000字とは別の技術です(小論文の時間配分、800字の構成)。

医学部医学科(希望の星育成)——三段階で、共通テストまである

段階 内容
第一次選考 本学所定の書類による書類審査
第二次選考 小論文(60分、800字以内)/オブザベーション評価(120分程度)/面接試験(20〜30分程度)
最終選考 大学入学共通テスト(英語200点・数学Ⅰ A 100点・数学Ⅱ B C 100点・理科2科目200点=600点満点)

「オブザベーション評価」(120分程度)が独特です。名称のとおり、行動を観察して評価する形式で、2時間かけて行われます。

そして最終選考が共通テスト。年内で終わる入試ではありません。医学部志望なら医学部の総合型・学校推薦型も合わせて読んでください。

東海大学を受けるなら、この順番で動く

1. 学科を1つに決める(高2の冬〜高3の4月)

課題も字数も提出形式も口述試験も、すべて学科ごとです。決まらないと何も始まりません。しかも「志望選択は各学部・学科・専攻とも第一志望のみ」と要項にあります。

2. 課題一覧で、自分の学科のページを印刷する(4月)

見るのは5点です。

  • 課題のタイプ(探究課題/探究活動報告/高大接続/学科設定)
  • 字数と、手書きかパソコンか
  • 評価ポイント(ここが採点基準そのもの)
  • 発表で使える機器(模造紙必須なのか、パソコン可なのか)
  • 発表・質疑・面接の時間配分

3. 高大接続タイプなら、夏のイベントに申し込む(5〜6月)

ワークショップのエントリーは6月開始のものがあります。参加していないと、その課題では出せません。

4. 「現場」が要る課題は、夏までに行く(6〜8月)

考古学専攻は遺跡訪問、文芸創作学科は「この半年間で足を運んだ美術展・映画・舞台」。行った記録がないと書けない課題があります。

5. 課題を書く(7〜8月)

出願は9月1日開始、書類は9月9日必着。8月中に完成させ、先生に読んでもらう時間を確保してください。

6. 模造紙・発表資料を作る(9月末〜10月中旬)

第一次合格発表が9月29日、試験が10月18日。準備期間は3週間です。模造紙3〜4枚が必要な学科なら、一次選考の結果を待たずに作り始めるほうが安全です。

東海大学の総合型で、つまずきやすい5つの点

1. 「東海大学の対策」をしようとする

存在しません。学科の対策しかありません。字数で5倍、形式で手書き/パソコン、発表でパソコン可/不可が割れます。

2. パソコンで発表するつもりでいる

パソコン・プロジェクターが使えるのは22学科だけです。残り38学科は不可。模造紙必須の学科もあります。

3. 検定料を1回分だと思っている

第一次9,000円+第二次23,000円=32,000円(航空操縦学専攻は50,000円)。第二次の支払いを忘れると受験できません。

4. 参考文献を書かない

多くの学科が「活用した文献の著者名・書名・出版社・出版年を明記」を評価ポイントに挙げています。教科書・受験参考書は除くという指定や、インターネットからの丸写し不可という指定もあります。

5. 「調べただけ」で終わる

評価ポイントで最も多く繰り返されるのがこれです。

◦調べた内容だけでなく、あなたの意見も明記されているか。 ◦単に調べた内容を明記しただけでなく、調べた内容に基づいたあなたの考察を論理的に述べているか。 ◦感想文にならず、客観的な根拠を示し、自分の主張を明確に行っているか。

調べた内容と、自分の考えを、別の段落として書き分ける。これだけで評価が変わります。

まとめ

  • 東海大学の総合型選抜は6種類。本命は学科課題型で、ほぼ全学科にある
  • 募集人員は大きい。児童教育40名・健康マネジメント35名・法律30名・国際29名・人文28名
  • 学科課題型は二段階で、検定料も9,000円+23,000円に分かれる。出願は9月1日開始
  • 課題一覧が61ページ全文公開されている。課題・字数・評価ポイント・発表形式・時間配分まで書いてある
  • 字数は400字から4,000字まで割れる。手書きのみが11学科、模造紙必須が6学科、パソコン発表が使えるのは22学科だけ
  • 課題は4タイプ。探究課題58学科・探究活動報告24・高大接続9・学科設定課題9。高大接続タイプは夏のワークショップ参加が前提
  • 全学科分の口述試験内容が要項に公開されている。英語の音読、時事問題、数学の範囲まで指定されている
  • 適性面接型は他大学と併願可能(12月24日試験・課題も小論文もなし)
  • 公募制学校推薦型選抜には小論文60分800字がある。評定3.5以上・第一志望。医学部看護学科10名もここ
  • 医学部医学科(希望の星育成)は小論文+オブザベーション評価120分+共通テストの三段階
  • 評価ポイントで最も多いのは「調べた内容だけでなく、あなたの意見も明記されているか」

小論文そのものの書き方は小論文の書き方 完全ガイドに、総合型全体の進め方は総合型選抜 完全ガイドにまとめています。

事前提出のレポートは事前提出レポートの書き方、当日のプレゼンはプレゼン型入試の対策を参照してください。同じ規模の総合型を持つ大学は帝京大学・武蔵野大学・神奈川大学と日東駒専の総合型選抜にもあります。大東亜帝国の残り3校(大東文化・亜細亜・国士舘)と拓殖大学は大東文化・亜細亜・国士舘・拓殖の総合型選抜にまとめました。

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