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美作大学の総合型選抜。併願できて小論文45分・600字、専願なら小論文免除、面接は自己PRのプレゼンつきで80点

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美作大学(岡山県津山市、生活科学部)の2027年度総合型選抜(自己推薦)は、併願区分と専願区分があります。併願は評定30点・小論文(45分・600字以内)30点・面接80点の140点、専願は小論文が免除され110点です。面接はオリジナルの資料を使った自己PRのプレゼンテーションを含み、20分程度。2026年9月29日の時点で、10月期の出願が10月7日(必着)まで、試験は10月10日です。

美作大学は、岡山県津山市にある私立大学です。生活科学部に食物学科(入学定員80名)、児童学科(80名)、社会福祉学科(50名)があり、管理栄養士、小学校・幼稚園教諭、保育士、社会福祉士などをめざせます。

2027年度の総合型選抜は「総合型選抜(自己推薦)」の1方式で、その中に併願区分と専願区分があります。総合型選抜としては珍しく、併願(他大学との併願)ができるのが特徴です。推薦書は要らず、評定平均の下限もありません。

区分 評定平均 小論文 面接(プレゼンを含む) 合計
併願 30点 30点(45分・600字以内) 80点 140点
専願 30点 免除 80点 110点

評定平均の点数は「全体の学習成績の状況を6倍した点数」です(5.0なら30点)。面接の比重が大きく、併願で57%、専願では73%を占めます。調査書とエントリーシートは、面接の参考資料としてのみ使われます。グループディスカッションはありません。

期 実施学科 出願期間(必着) 試験日 合格発表
10月期 全学科(食物12名・児童12名・社会福祉12名) 9月15日〜10月7日 10月10日(土) 11月1日
12月期 全学科(食物2名・児童2名・社会福祉1名) 12月2日〜12月17日 12月19日(土) 12月25日

2026年9月29日の時点では、10月期の出願を受け付けています(10月7日必着、試験10月10日)。10月期は本学のほか、岡山市・松江市・高知市・那覇市にも試験会場があります(12月期は本学のみ)。検定料は30,000円(別に振込手数料1,200円)で、2回目以降の受験は免除されます。

出典:美作大学「学生募集要項2027」(大学公式サイトの「大学入試」ページ https://mimasaka.jp/admission/university/ からリンク)、総合型選抜エントリーシート・専願受験誓約書の様式、総合型選抜のページ(https://mimasaka.jp/admission/university/ao/)、大学入試概要、2025年度 総合型選抜の小論文問題。2026年9月29日に確認しました。

併願か専願か:専願は小論文が免除になる

専願を選ぶと小論文が免除され、面接だけで受けられます。そのかわり、合格したら入学を辞退しない「専願受験誓約書」(本人と保護者が記入・押印)を出願時に提出します。また、専願を希望する人は2026年に実施されたオープンキャンパス(地方開催分を含む)への参加が条件です。2026年の本学のオープンキャンパスは9月27日で終わっているので、これから専願で出願したい人は、参加済みかどうかを確かめ、不安なら大学のアドミッションセンターに確認してください。

併願は他大学と併願でき、さらに第2志望の選択ができます。第1志望の学科を除く残り2学科を第2志望にでき、追加の検定料はかかりません(第1志望に合格した場合、第2志望の判定は行われません)。併願で合格して国公立大学に進学する場合は、入学金の返還制度も使えます(専願区分は対象外)。

当日は、併願の人が9時20分から10時5分まで小論文を書き、10時20分から面接です。専願の人は10時5分受付で、面接からになります。

小論文:45分・600字以内、3学科共通のテーマ

併願で受ける人の小論文は、45分・600字以内で、3つの学科に共通のテーマが試験開始後に提示されます(事前の告知はありません)。

大学が公開している2025年度の問題は、全国の熱中症による救急搬送状況のグラフを読み取り、熱中症対策について自分の考えを述べるというものでした(資料の出典は消防庁の調査)。資料を読み取って自分の考えを書く形式です。

45分で600字なので、5分で資料から読み取れる事実を3つ書き出し、10分で構成を決めて、25分で書くくらいの配分になります。グラフ問題では「いつ・どこで・誰に多いのか」という事実をまず正確に押さえ、そのうえで「だから何をすべきか」を書くと、読み取りと意見がかみ合います。食物・児童・社会福祉のどの学科の人も同じ問題を解くので、健康、子ども、高齢者、地域といった生活に関わるテーマを幅広く見ておくとよいでしょう(小論文の構成メモ、小論文の時間配分、小論文の頻出テーマ:食生活)。

面接:自己PRのプレゼンテーションが中心

面接は受験生1名に面接官2名で20分程度、オリジナルの資料を使った自己PRのプレゼンテーションを含みます。評価されるのは次の4点です。

  1. コミュニケーション能力(質問を理解し、適切な言葉で明確に答えられるか)
  2. 学校教育の理解(アドミッション・ポリシーや自己の適性を正しく理解しているか)
  3. 志望動機(大学・学科への志望動機がはっきりしているか)
  4. プレゼン(資料の内容、構成、話し方)

プレゼンの時間に決まりはなく、要項のQ&Aでは「多くの方が10分程度でまとめられています」とされています。資料は紙でも電子データでもかまいません。紙ならスケッチブックやファイルなど様式は自由で、電子データならパワーポイント・Googleスライド・PDFを自分の端末や大学のPCで使えます(大学のPCを使う場合は拡張子を .pptx か .pdf にし、フォントをメイリオでそろえます)。データの破損に備えて事前にバックアップデータを送る案内が届くので、大学からのメールを受け取れるようにしておきます。

実演(特技の披露)はできません。「必ず資料にまとめて説明してください」と要項に書かれているので、たとえばピアノや競技の実力を伝えたい場合も、写真や記録を資料にまとめて話す形にします(プレゼンテーション型入試の対策、面接でよく聞かれる質問)。

エントリーシート:5つの設問、字数の指定なし

エントリーシートは大学所定の様式(A4で2枚)で、黒か青のボールペンで記入します(Excel版もあるのでパソコン入力もできます)。罫線に書く形式で、字数の指定はありません。

設問 内容 欄の大きさ
1 高校までの学習その他の活動で、あなたが努力してきたこと 13行ほど
2 本学および学科を志望する理由・動機 13行ほど
3 将来(卒業後)の進路 12行ほど
4 学生生活についての抱負 12行ほど
5 自己PR 12行ほど

エントリーシートは面接の参考資料なので、ここに書いた内容がそのままプレゼンと質疑の土台になります。設問1・5の「努力してきたこと」「自己PR」は、プレゼンで見せる資料と内容がそろうように準備します(志望理由書の書き方、自己PRの書き方、面接と書類の一貫性)。

学費と奨学金

入学金は270,000円、1年分の学費は食物学科1,100,000円、児童学科・社会福祉学科1,000,000円です(ほかに学外実習費や後援会費などがかかります)。

総合型選抜だけを対象にした特待生はありませんが、入学試験の成績にもとづく学業成績特待生制度(1年次385,000円給付、申請不要)は入試の区分を問わないので、総合型選抜の合格者も対象です。国の修学支援制度に申請できない人向けの進学支援特待生制度(申請が必要)も、入試期を問わず申し込めます。

なお、美作大学については公立化の検討が進んでいます(2026年8月31日に津山市長が市議会で表明し、大学も9月1日にお知らせを掲載)。最終的な判断はまだで、2027年度の入試は私立大学として行われます。

参考までに、2026年度の総合型選抜は、食物学科が受験19人・合格18人、児童学科が10人・10人、社会福祉学科が9人・9人でした。

どこから手をつけるか

10月期(出願10月7日必着、試験10月10日)を受けるなら

  1. 併願か専願かを決める。専願は小論文が免除されるが、オープンキャンパスに参加済みであることと誓約書が必要
  2. エントリーシートの5問を書き、プレゼンの資料(紙か電子データ)を作る。10分程度で話せる分量にまとめる
  3. 併願なら、資料を読み取って600字を45分で書く練習を2〜3本する
  4. Post@netで出願登録し、検定料を払って、調査書などを簡易書留速達で送る(10月7日必着)

10月期に間に合わない場合は12月期(出願12月2日〜12月17日、試験12月19日)がありますが、募集人員は各学科1〜2名と少なく、試験会場も本学だけになります。

まとめ

  • 美作大学の総合型選抜(自己推薦)は併願区分と専願区分があり、総合型選抜としては珍しく他大学と併願できる
  • 併願は評定30点+小論文(45分・600字以内)30点+面接80点=140点、専願は小論文が免除されて110点
  • 面接は自己PRのプレゼンテーションつきで20分程度。資料は紙でも電子データでもよいが、実演はできない
  • 調査書とエントリーシートは面接の参考資料としてのみ使われる
  • 2026年9月29日の時点で、10月期の出願は10月7日(必着)まで、試験は10月10日

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