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デジタルハリウッド大学の総合型選抜。コア選考はオンラインの10分面接(冒頭3分以内の自己アピールを含む)が70点。他大学と併願できる特待生選考では、授業料が最大4年間免除される特待生も選ばれる

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デジタルハリウッド大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項と入試ページから整理しました。オータム・トライアウト、コア選考(1〜4期)、特待生選考(1・2期)の日程と専願・併願、面接・基礎学力テスト・書類の配点、.PROFと自己推薦書、添付資料の規定、英語外部検定の加点、生成AIの扱い、特待生制度、学費、2026年度の結果まで解説します。

デジタルハリウッド大学は、デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科の1学部1学科の大学です(募集定員245名)。キャンパスは東京都千代田区の駿河台キャンパス(御茶ノ水ソラシティ)です。構造改革特別区域法を利用して、株式会社が設置した大学です。

総合型選抜には、オータム・トライアウト[コア選考]、オータム・トライアウト[特待生選考]、コア選考(1〜4期)、特待生選考(1・2期)の4つがあります。オータム・トライアウトの出願は9月に締め切られました。次はコア選考1期(出願10月29日まで、試験11月15日)と、特待生選考1期(出願11月23日まで、試験12月13日)です。

コア選考は専願で、オンライン(Zoom)での10分間の面接(冒頭3分以内の「#タグ・トーク」という自己アピールを含む)が70点、書類が20点、10分間の基礎学力テストが10点の100点満点です。特待生選考は他大学と併願でき、合格者の中から、授業料が最大4年間免除される特待生が選ばれます。

必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。要項は2026年6月末時点の情報で、変更の可能性があると書かれています。面接時間の誤植を直した訂正版(v2)が出ています。 出典:デジタルハリウッド大学 募集要項ダウンロード/2027年度 学生募集要項(PDF、訂正版)/2027年度 学生募集要項 誤植のお詫びと訂正(PDF)/2026年度入学者選抜 結果(PDF)

4つの選抜と日程

選抜 専願・併願 募集人員 出願期間 試験日 合格発表
オータム・トライアウト[コア選考] 専願 50名 9月1日〜9月11日 一次9月20日、二次10月11日(秋期講習)と秋期課題 11月2日
オータム・トライアウト[特待生選考] 専願 10名 9月1日〜9月7日 書類審査のあと、一次9月20日、二次10月11日と秋期課題 11月2日
コア選考1期 専願 25名 9月1日〜10月29日 11月15日 11月20日
コア選考2期 専願 20名 9月1日〜11月30日 12月13日 12月18日
コア選考3期 専願 10名 9月1日〜1月12日 1月24日 1月29日
コア選考4期 専願 5名 9月1日〜3月2日(必着) 3月9日 3月12日
特待生選考1期 併願 15名 9月1日〜11月23日 書類審査の結果11月30日、試験12月13日 12月18日
特待生選考2期 併願 5名 9月1日〜2月24日(必着) 書類審査の結果3月2日、試験3月9日 3月12日
  • 出願期間は、郵送は消印有効、窓口持ち込みは必着です。コア選考4期と特待生選考2期は、郵送・窓口とも必着です
  • 専願の選抜は、本学が第一志望で、合格したら辞退しないことが出願の条件です
  • 入学手続の締切は一次・二次の2段階です(コア選考1期なら一次12月4日、二次12月18日)
  • 同じ試験日の選抜区分を重ねて受けることはできません
  • 検定料は1日程33,000円です

選考方法と配点

コア選考と特待生選考は、書類、基礎学力テスト、面接の100点満点です。

審査項目 内容 配点
書類 調査書など、.PROF(自己紹介シート)・添付資料(特待生選考は自己推薦書も)。面接や選考の参考にする 20点
基礎学力テスト 10分間で国語・数学・英語の設問に答える。選考方法の表では高校卒業程度の基礎学力を審査するとされ、総合型選抜の概要のページでは「国数英の1行問題」「出題は高校1〜2年レベル」とされている 10点
面接 コア選考は10分、特待生選考は15分の個別面接。どちらも冒頭3分以内の「#タグ・トーク」(自己アピール)を含む 70点
  • コア選考・特待生選考の試験はオンライン(Zoom)だけで、大学の会場では受けられません。スマートフォンは使えず、PC(Windows か Mac)か iPad が必要です。有線のイヤホン(マイク付き)、筆記用具、計算用のA4コピー用紙も用意します
  • 基礎学力テストは、10分間の Web テスト形式です
  • 試験の1週間〜2日前ごろに事前接続テストがあり、参加した人だけが、当日の通信障害のときに試験時間の変更などの救済を受けられます
  • 特待生選考は、まず書類審査(調査書など、自己推薦書、.PROF・添付資料)があり、通った人が試験を受けます。添付資料の提出は必須で、「入学後に本学を象徴する人物となる意欲」と、それに足る実績・資質を証明することが出願資格になっています
  • 特待生選考で特待生の基準に届かなくても、通常の合格基準を満たせば、授業料の減免のない合格になります

オータム・トライアウト(締切済み)

今年度の出願は締め切られました。来年以降のためにまとめます。

  • 一次選抜は、オンライン(Zoom)での書類・基礎学力テスト・面接です。[コア選考]はコア選考と同じ内容(面接10分)で、[特待生選考]は先に書類審査があり、自己推薦書が加わり、面接は15分です
  • 二次選抜は駿河台キャンパスでの秋期講習(大学教員の講義、グループワークとプレゼンテーション、70点)と、秋期課題(講義とグループワークで学んだことのレポート、入学前・在学中・卒業後のキャリアプランと学習計画表、30点)です
  • 合格者は、キャリアプランと学習計画表をもとに、入学までに冬期課題と春期課題に取り組みます

.PROF・自己推薦書・添付資料

.PROF(自己紹介シート)は、すべての総合型選抜で出す大学の書式で、次のことを書きます。

  1. #マイ・タグ:自分を構成する3つのキーワードを「#」の形で書く。要項に参考のタグリストがあり、自由に考えてもよい
  2. これまでの活動と成果:探究学習、部活動、趣味・特技、作品制作、資格取得などを、最低1つ、最大10個。活動概要は30字程度で、#マイ・タグに関連する活動を中心に書く
  3. 最も影響を受けた作品:人生観や価値観をゆさぶった作品(映像、ゲーム、漫画、音楽、小説など、デジタル・アナログを問わない)と、その理由(200字程度)
  4. 入学後のビジョン:本学で学びたいこと、実現したいことと、その理由。1項目150字以内で、最大3つ

自己推薦書(特待生選考)は、アドミッション・ポリシーの4つの要素(A:自ら取り組んだ創造的な活動や成果物、B:デジタルコンテンツに多く触れて得た知見、C:部活動のような他者との関わりで得た経験、D:母国語以外の言語を積極的に使おうとした経験)から2つを選んでそれぞれ200字程度でアピールし、さらに「あなたの魅力」を枠内に自由に表現します(文章なら400字程度)。

添付資料は、PDF 1ファイル(15MB以内、40ページ以内)で、e-apply からアップロードします。コア選考では任意、特待生選考では必須です。

  • 内容は自由で、要項は、ポートフォリオ(作品集)、活動レポート(部活動、ボランティア、留学、資格、探究学習など)、企画書(当事者意識のある社会課題と、それを解決する企画)を例に挙げています
  • デジタル作品(CG・映像・写真・音楽など)は、画像やスクリーンショットに説明を付けます。YouTube や GitHub などは補足として使えますが、PDF に説明がなく外部サービスだけで完結させたものは評価の対象外で、クラウドストレージは使えません。アナログ作品はプリントアウトや撮影した画像を PDF にまとめ、ゲームやアプリは実行環境を明記し、デモリールやプレイ動画もあわせて出すことが推奨されています
  • 要項の Q&A では、二次創作やファンアートでも提出でき、オリジナル作品がないことで不合格になることはないとしています
  • 要項には「推奨活動について」として、映像・CG・プログラミング・探究・語学などの分野ごとの活動やコンテストの例(活動・実績リスト。2026年度入試までに提出された出願データをもとに加筆修正して作成)も載っています

面接の冒頭の #タグ・トークは、.PROF の #マイ・タグとつながる話にしておくと、そのあとの質問にもつなげやすくなります。自己アピールの組み立ては自己PRの書き方も参考にしてください。

英語外部検定と生成AI

  • コア選考(オータム・トライアウト[コア選考]を含む)は、英語外部検定のスコアに応じて10点・5点・3点の加点があります。たとえば英検(CSE スコア)は、要項の表で10点が2450以上、5点が2300、3点が2150と示されています。スコアは出願時から直近3年以内のものが有効です
  • 特待生選考(オータム・トライアウト[特待生選考]を含む)は、要項の英語外部検定のページでは「優遇(書類審査および特待生種別判定時の参考とする)」とされています。ただし、特待生選考の各ページには「スコアに応じて加点措置を行います」とあり、記述が食い違っています。出願前に入試事務局に確認してください
  • 生成AI は、出願書類を作るときは受験生自身の責任で使ってよく、使った場合はツール名を添付資料に明記します。試験当日の使用は一切禁止です(自動翻訳ツールを使って質疑に答えることなども含む)

特待生制度

総合型選抜の特待生選考(オータム・トライアウト[特待生選考]を含む)の合格者から、年間最大30名が特待生に選ばれます(オータム・トライアウトで最大10名、特待生選考で最大20名)。

種別 免除の内容
1種 授業料全額(年104万円)を最大4年間免除
2種 授業料の半額(年52万円)を最大4年間免除
3種 授業料の25%(年26万円)を最大4年間免除
4種 授業料の25%(26万円)を初年度だけ免除
  • 2年次以降は、学業成績(GPA2.5以上)などの学内審査で、免除の中止や減額が行われる場合があります
  • 特待生制度とほかの減免制度は重ねて使えず、減免額の最も大きい制度だけが適用されます
  • 要項の Q&A では、コア選考などで合格したあとでも、学費減免のために特待生選考を受験できるとしています(入学手続後に特待生として合格し減免が認められた場合、入学金・授業料などを納め直す必要はありません)。ただし、同じ試験日の選抜は重ねて受けられないので、コア選考2期と特待生選考1期(どちらも12月13日)、コア選考4期と特待生選考2期(どちらも3月9日)は両方は受けられません

学費

項目 初年度 2〜4年次(年額)
入学金 250,000円 ―
授業料 1,040,000円 1,040,000円
運営費 250,000円 250,000円
演習費 250,000円 250,000円
合計 1,790,000円 1,540,000円
  • 初年度は別に、保険料(昨年実績4,660円)と校友会費(30,000円)がかかります。入学時にノートPC(Windows か Mac)とセキュリティソフトが必要です
  • 入学手続のあと、2027年3月31日18時までにメールで申し出て辞退すれば、授業料・運営費・演習費は返金されます。入学金は返金されません

2026年度の結果

選抜 募集人員 志願者 受験者 合格者 実質倍率
オータム・トライアウト 50 98 97 38 2.55
オータム・トライアウト 特待生選考 10 50 50 23 2.17
総合型選抜1期 25 163 130 65 2.00
総合型選抜2期 20 107 98 24 4.08
総合型選抜3期 15 99 84 27 3.11
総合型選抜4期 5 58 46 22 2.09
総合型選抜 特待生選考1期 15 46 45 25 1.80
総合型選抜 特待生選考2期 5 18 17 11 1.55

実質倍率は、大学の表のとおり受験者数÷合格者数です。2027年度はコア選考3期の募集人員が10名で、2026年度(15名)と違います。

どこから手をつけるか

  1. 専願か併願かを決める。デジタルハリウッド大学が第一志望ならコア選考(11月・12月・1月・3月)。他大学と併願するなら特待生選考(書類審査あり、添付資料が必須)
  2. .PROF を書く。#マイ・タグ3つを決め、活動と成果、影響を受けた作品、入学後のビジョンを、タグとつながるように書く
  3. 添付資料を作る。作品、活動レポート、企画書のどれでもよい。説明を PDF の中に書く
  4. #タグ・トーク(3分以内)を練習する。面接は70点で、配点の大部分を占める
  5. オンライン受験の環境を整える。PC か iPad、Zoom、有線イヤホン。事前接続テストに参加する
  6. 英語外部検定のスコアがあれば出す。コア選考は最大10点の加点

まとめ

  • 総合型選抜は、オータム・トライアウト(締切済み)、コア選考1〜4期(専願)、特待生選考1・2期(併願)
  • コア選考は、オンラインの10分面接(冒頭3分以内の #タグ・トーク)70点、書類20点、10分の基礎学力テスト10点
  • 特待生選考は他大学と併願でき、面接は15分。自己推薦書と添付資料が必須で、書類審査を通った人が受験する
  • 特待生は年間最大30名。1種は授業料(年104万円)が最大4年間全額免除
  • .PROF は #マイ・タグ、活動と成果、影響を受けた作品、入学後のビジョン。添付資料は二次創作も可
  • 英語外部検定でコア選考は最大10点の加点。生成AI は書類作成には使えるが、ツール名の明記が必要。試験当日は禁止

首都圏の大学で、映像・ゲーム・デザインなどを学べる総合型選抜は、東京工芸大学(芸術学部)、東京工科大学、武蔵野美術大学・多摩美術大学の記事でも扱っています。面接の準備は総合型選抜の面接で聞かれる質問、全体像は総合型選抜の完全ガイドにまとめました。

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