小論文キャンパス
大学別対策

広島文教大学の総合型選抜。専願は3分の自己アピールか進路探究レポート800〜1200字、併願は4日程で小論文70分や外部検定も使える

約8分で読めます

広島文教大学(広島市)の2027年度総合型選抜は、専願(自己アピール方式・オープンキャンパス進路探究方式・離島特別方式)と併願(10月・11月・12月・3月)で、どれも250点満点です。専願は3分以内の自己アピールと対話型面接、または進路探究レポート(800〜1200字)と個人面接。併願は2027年度から10月日程が新設され、外部英語検定や活動報告書を使えます。専願と併願10月の出願は10月6日までです。

広島文教大学は、広島市安佐北区にある私立大学です。教育学部(教育学科。初等教育専攻、中等教育専攻)と人間科学部(人間福祉学科、心理学科、人間栄養学科、グローバルコミュニケーション学科)があります。

2027年度の総合型選抜は、専願の3方式と併願の4日程、それに附属高校・帰国生の特別方式があり、どれも250点満点です。検定料は20,000円(別に手数料900円)です。

区分 方式 選考(配点) 試験日
専願 自己アピール方式 自己アピール100+対話型面接100+調査書50 10月17日(土)
専願 オープンキャンパス進路探究方式 進路探究ノート・レポート150+個人面接50+調査書50 10月17日(土)
専願 離島特別方式 同上(個人面接はリモート) 10月17日(土)
併願 10月(2027年度新設) 対話型面接100+外部英語検定・外部数学情報検定・活動報告書のいずれか100+調査書50 10月17日(土)
併願 11月 基礎学力テスト(70分・記述式)150+個人面接50+調査書50 11月18日(水)
併願 12月 小論文(70分)150+個人面接50+調査書50 12月12日(土)
併願 3月 志望理由書100+対話型面接100+調査書50 2027年3月4日(木)

募集人員は、専願の3方式で合わせて51名、併願の4日程と附属・帰国生で合わせて70名です。

日程 出願期間 試験日 合格発表
専願3方式・併願10月 9月25日〜10月6日 10月17日(土) 11月2日
併願11月 10月22日〜11月9日 11月18日(水) 12月2日
併願12月 11月26日〜12月7日 12月12日(土) 12月23日
併願3月 2027年2月15日〜2月24日 3月4日(木) 3月16日

2026年9月29日の時点では、専願の3方式と併願10月の出願を受け付けています(10月6日まで。Web出願の登録は最終日15時、検定料の納入は23時59分、書類は消印有効)。ただし、オープンキャンパス進路探究方式が求める2026年5〜8月のオープンキャンパス参加と、離島特別方式の事前連絡(9月24日)はすでに終わっているので、この2方式に今から出願するのは難しい状況です。

出典:広島文教大学「2027年度 学生募集要項」、志望理由書・進路探究ノート・進路探究レポートの様式と「進路探究ノートと進路探究レポートの詳細」、入試情報(https://www.h-bunkyo.ac.jp/)。2026年9月29日に確認しました。

専願・自己アピール方式:発表は3分以内

自己アピール方式は、13時50分入室完了、14時から一人20分(面接官2名)で、「自己アピール」と「対話型面接」を続けて行います。

  • 高校時代に力を入れて取り組んだことについて、自己アピールと質疑応答を7分程度。そのうち発表は3分以内
  • 対話型面接では、資料やメモを参照できません

3分の発表なら、話す内容は800〜900字程度です。「何に取り組んだか→なぜ取り組んだか→どんな壁があり、どう工夫したか→そこで身についたこと→大学でどう生かすか」の5つを、それぞれ2〜3文でまとめるとちょうど収まります。資料を見ずに話すので、原稿を覚えるのではなく、5つの柱を思い出せるようにしておくのが実戦的です(プレゼンテーション型入試の対策、自己PRの書き方、面接でよく聞かれる質問)。

進路探究方式:オープンキャンパスで聞き取り、800〜1200字にまとめる

オープンキャンパス進路探究方式は、配点150点の進路探究ノート・進路探究レポートが中心です。手順は次のとおりです。

  1. 学科・専攻のテーマ例を参考に、自分のテーマ(進路に関わる問い)を決める
  2. オープンキャンパスで学生や教員にインタビューし、進路探究ノートに記録する(質問した相手1人につき1枚。日にち、回答者、テーマ、質問、回答内容を書き、回答者本人にも記入してもらう)
  3. テーマへの自分の考え(結論)を進路探究レポート(800〜1200字)にまとめる(パソコン作成可)

レポートでオープンキャンパスの情報を引用するときは、①いつ ②誰が ③どんな話をしたかが分かるように書きます。評価されるのは、得た情報を活用できているか、自分の考えが分かりやすいか、注意点を守っているか、そして字数・段落構成・日本語表現の適切さです。当日の個人面接は一人10分です(探究のまとめ方、小論文の構成メモ)。

志望理由書:3問で合わせて800字程度

志望理由書は専願の全方式で出します(附属高校・帰国生特別方式、指定校推薦とも共通の様式)。黒のペンまたはボールペンで自筆し、設問は3つです。

設問 内容 字数
1 志望理由:なぜ他の大学ではなく、広島文教大学を選んだのか 300字程度(最大350字)
2 4年後の目標:4年後の「なりたい自分」を具体的に 200字程度(最大250字)
3 大学での学び:志望学科で学びたいこと 300字程度(最大350字)

専願・附属・帰国生では、この志望理由書は得点化されず、面接の参考資料として使われます(併願3月の日程だけは100点または50点として得点化されます)。得点にならなくても面接の土台になるので、設問1の「なぜこの大学か」と設問3の「何を学びたいか」が食い違わないようにします(志望理由書の書き方、面接と書類の一貫性)。

併願:10月日程が新設、外部検定も使える

2027年度から、これまでより早い10月の併願日程が新設されました。併願は専願要件も評定基準も学校長推薦も不要です。日程によって区分が違います。

  • 10月:外部英語検定重視型、外部数学・情報検定重視型、活動報告書の3区分だけ(基礎学力テストや小論文はなし)。対話型面接100点+いずれか100点+調査書50点
  • 11月:基礎学力重視型は基礎学力テスト(70分・記述式。「現代の国語」「論理国語」から出題)150点。外部検定の区分ならテスト50点+検定100点。試験会場は広島のほか岡山・福山・松江・周南・松山・小倉にもある
  • 12月:論述力重視型は小論文(70分)150点。大学の説明では「国語の基礎的な力に加えて、文章に示されたものの見方・考え方をもとに自分の意見を述べる問いを出題」するとされています(字数の指定は要項にありません)
  • 3月:意欲重視型は志望理由書100点+対話型面接100点+調査書50点

外部英語検定・外部数学情報検定は「みなし得点一覧表」で80点・90点・100点に換算されます。英検などのスコアを持っている人は、筆記なしで受けられる10月日程が使いやすいでしょう。

12月の小論文は「文章を読んで自分の意見を述べる」形式なので、課題文の要点を短くまとめてから意見を書く練習が直接効きます(課題文の要約、小論文の時間配分)。

学費とチャレンジ奨学生

入学金は180,000円、授業料は半期425,000〜450,000円です。総合型選抜の合格者向けには「チャレンジ奨学生」があり、一般選抜前期で得点率75%を超えると、4年間の授業料・教育維持費が全額免除されます(上限30名)。

どこから手をつけるか

専願・自己アピール方式か併願10月(出願10月6日まで、試験10月17日)を受けるなら

  1. 専願か併願かを決める。英検などの外部検定のスコアがあるなら、併願10月が使いやすい
  2. 志望理由書(3問・合わせて800字程度)を自筆で書く
  3. 自己アピール方式なら、3分以内の発表を組み立てて、資料を見ずに話す練習をする
  4. Web出願で登録し(最終日15時まで)、検定料を納め、書類を郵送する(消印有効)

11月・12月の併願日程は、基礎学力テスト(70分)か小論文(70分)が中心になります。

まとめ

  • 広島文教大学の総合型選抜は、専願3方式と併願4日程、附属・帰国生の特別方式。どれも250点満点
  • 専願の自己アピール方式は発表3分以内(自己アピールと質疑で7分程度、面接は資料の参照不可)
  • 進路探究方式は進路探究レポート800〜1200字が150点。オープンキャンパスでのインタビュー記録が前提
  • 2027年度から併願10月が新設され、外部英語検定・外部数学情報検定・活動報告書のいずれか100点で受けられる
  • 志望理由書は3問(300字・200字・300字程度)。専願では得点化されず面接の資料になる
  • 2026年9月29日の時点で、専願3方式と併願10月の出願は10月6日まで、試験は10月17日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。広島県の私立大学は福山大学や広島女学院大学、安田女子大学の記事にもあります。

Related

関連記事

← 「大学別対策」の記事一覧へ