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鎮西学院大学の総合型選抜。800字の課題レポートは持ち帰りの資料提示型で、学科ごとの3題が事前に公開されている

約28分で読めます

鎮西学院大学(長崎県諫早市)の総合型選抜はⅠ期〜Ⅳ期で計20名。試験場の小論文はなく、800字以内の課題レポートをエントリー時に提出します。課題は学科ごとに3題ずつ公開されていて、新聞記事などの資料を読んで答える形式です。選考は個人面談30分程度だけで、100点満点のうち提出書類が50点を占めます。

鎮西学院大学は、長崎県諫早市にある私立大学です。総合社会学部の1学部3学科で、入学定員は140名です。

学科 コース 入学定員 総合型選抜
社会福祉学科 医療福祉/社会福祉/精神保健福祉/特別支援教育 50名 5名
経済政策学科 経済/経営/地域政策 50名 10名
多文化コミュニケーション学科 言語・文化(英語・中国語・韓国語・日本語※)/国際協力・国際ビジネス 40名 5名
合計 140名 20名

※日本語は留学生対象です。

定員減・募集停止・改組の告知はありません。 2026年度と2027年度の募集要項を突き合わせても、学科構成・コース構成・入学定員はまったく同じです。

ただし将来の予告が1つあります。 2028年4月に「社会情報学部(仮称・設置構想中)」を設置する予定です(2026年8月6日の新学部ニュース)。「ビジネスアーキテクト」「サービスデザイナー」の2系統で、2年次にクラス分けする計画です。2027年度入試には一切関係しません(大学自身が「現在計画中の予定であり、変更される可能性があります」と明記)。

総合型選抜は4区分で、すべて専願です。

区分 主な条件
総合型 評定平均の下限なし。2027年3月卒業見込みが中心
スポーツ特別 卓球・バレーボール・サッカー男子のみ。2026年3月卒業者まで(1浪可)
社会人 他大学等の学籍を持っていないこと。年齢による学費減免あり
帰国子女特別 総合型に内包(独立した節なし)

募集人員20名は4区分の合計です。

試験場で書く小論文はありません。 かわりに800字以内の「課題レポート」をエントリー時に提出します。持ち帰りの課題で、新聞記事などの資料を読んで答える資料提示型です。学科ごとに3題が公開されています。

出典:鎮西学院大学「2027年度 学生募集要項」(PDF)、2026年度学生募集要項(比較用)、課題レポートの課題PDF(3学科分)と記入用紙、志望理由書(様式2)・エントリーシートの各様式、入試日程・定員・出願書類のページ、入試情報ニュース(2026年9月2日・9月17日)、受験生特設サイト、新学部ニュース(2026年8月6日)、教育研究上の基礎的な情報(入学者数の推移)、地域創生支援リーダー育成入試の要項(https://www.wesleyan.ac.jp/ )。表の数値はページ画像で確認しました。2026年10月2日に確認しました。

2026年10月2日の時点で、Ⅰ期のエントリーは9月25日で締め切られており、Ⅰ期の面談試験日が本日10月2日です。 いまから新規にエントリーできる最短はⅡ期(11月16日〜11月27日)です。

課題レポートは持ち帰りの資料提示型

項目 内容
提出時期 エントリー時(試験会場では書かない)
字数 800字以内(3学科共通)
形式 学科ごとの課題A・B・Cの3題から1つを選択
出題のかたち 資料提示型(新聞記事・経済Webの調査記事・新書からの引用など、長文の資料を読んで設問に答える)
手書きの場合 指定の「課題レポート記入用紙」(20字×20行×2枚=800字。2枚目に「700字」「800字」の目印線)
パソコンの場合 Word等の文書ファイルでA4縦・横書き。行・文字数・間隔等の指定は特になし
配点 「課題レポート・個人面談」で合わせて50点(課題レポート単独の配点は非公表)

選んだ記号(A〜C)・希望学科・氏名の記入を忘れないよう注意書きがあります。

2027年度の課題は次のとおりです(課題文そのものは載せず、テーマと設問だけを整理します)。

多文化コミュニケーション学科

課題 資料 設問
A 長崎県内の交通・空港事業者3社によるインバウンド促進の包括連携協定の新聞記事 長崎県のインバウンド促進のために、どのような観光プランを具体的に考えるか。提案を800字以内で
B 離島(対馬)で開かれた日韓の国境マラソン大会の記事 地域のスポーツを活用した国際交流の価値と可能性について800字以内で
C 長崎県内の定住外国人の増加に関する調査記事 外国人住民と日本人住民が安心して共に暮らすためには、どのような取り組みが必要かを800字以内で

経済政策学科

課題 資料 設問
A W杯チケット価格の高額化とダイナミックプライシングをめぐる記事 チケット価格の他にダイナミックプライシングの具体事例を挙げたうえで、どのような商品にすれば上手く機能するのかを800字以内で
B 生成AIによる事務職の代替と人材の再配置の記事 ①生成AIの普及が今後の働き方や企業の人材活用にどのような変化をもたらすか ②AIに代替されにくい人間の役割や、大学生が将来に向けて身につけるべき能力は何か、の2点を800字以内で
C 「まちづくり」の中心としてのヒトを論じた新書からの引用 自分で地域(諫早市、生まれ故郷、商店街など)を設定し、あなたのこれまでの経験を基にして、まちづくりの何に取り組みどのように他者と協働していくかを800字以内で

社会福祉学科

課題 資料 設問
A 少子化・高齢化と社会保障の負担・給付の改革を論じた新聞の社説 日本の「少子化」もしくは「高齢化」に関して、わたしたちはどうしていくべきかを、あなたの身近なできごとと関連づけた上で800字以内で
B 高校生が規格外の農産物を活用して商品を開発し、支援学校の児童らの意見も取り入れて販売した取り組みの記事 こうした取り組みがもたらす社会的意義と、あなたが住む地域で同様のことを行うとしたらどのような取り組みを行うかを具体的に800字以内で
C 長崎出身で幼少期に被爆し、平和と不戦を訴え続けた人物の訃報記事と、本人が生前に残したメッセージ メッセージを読んで考えたことを800字以内で。その際、メッセージ中の「こんな世の中」と「愛」という言葉に対するあなたの解釈を、目にしたことがあるニュースや自分自身の体験と関連づけて明確にすること

読み取れる傾向が3つあります。

①3学科とも「地域(長崎・離島を含む)」「社会課題」「自分の経験」を接続させる設計です。長崎の具体的な状況が資料に入っています。

②「自分の経験と関連づけること」が明示的な条件になっている設問が複数あります(経済政策C、社会福祉A・C)。一般論だけでは条件を満たしません(具体例の出し方)。

③複数の問いに答える型があります(経済政策Bは2点、社会福祉Bも「社会的意義」と「自分の地域での取り組み」の2点)。800字の中で問いの数だけ答えを用意する必要があります(段落の組み立て、字数調整)。

資料提示型なので、資料の要点を正確に押さえてから自分の考えにつなぐ手順が基本です(課題文型の手順、課題文の線の引き方)。

テーマとしては、多文化は観光のテーマ・グローバル化と文化のテーマ・外国人労働のテーマ・多様性のテーマ、経済政策はAIと社会のテーマ・働き方のテーマ・都市と地方のテーマ・地方自治のテーマ、社会福祉は格差と再分配のテーマ・介護と福祉のテーマ・食品ロスのテーマ・歴史のテーマが対応します。

持ち帰りで時間制限がなく、テーマも事前に分かっています。 調べて構成を練り、仕上げたものを出す課題です。

過去の課題レポートのテーマは公表されていません(ダウンロードできるのは2027年度分のみ)。

混同しやすい区分が2つあります。

  • 一般選抜B・C日程には試験場で書く小論文(60分・100点)があります(小論文100+個人面接50+提出書類50=200点満点)。総合型選抜とは別物です。過去問は一般選抜の学科試験のみ公開されており、小論文は収録されていません
  • 学校推薦型選抜の「課題作文」(公募制の配点で50点)も、総合型の「課題レポート」とは別物です

選考は個人面談30分だけ、提出書類が半分

総合型・スポーツ特別・社会人の3区分とも共通です。

時刻 内容
9:40 受験生集合・点呼・注意事項連絡
10:00〜 個人面談(1人30分程度)(順番により終了時間が異なる)
配点
課題レポート・個人面談 50点(2つ合わせて。内訳は非公表)
提出書類 50点
合計 100点

学力検査・小論文・プレゼンテーション・グループディスカッションはいずれもありません。

提出書類が100点中50点を占めます。志望理由書・エントリーシート・活動報告書・調査書を丁寧に作ることが、点数として直接効きます。

「面接」ではなく「面談」という語を使っています。面談は提出書類と課題レポートを踏まえて行われるので、書いた内容を自分の言葉で説明できる状態にしておきます(面接の頻出質問、面接と書類の一貫性)。

選抜結果は本人および出身学校長あてに文書で通知されます(社会人は本人宛てのみ)。電話での問い合わせはできません。

配点・時間割は2026年度から変更ありません。

エントリー → 面談 → 出願可否通知 → 出願

2段階方式です。

期 エントリー(必着) 面談日 出願期間(必着) 合格発表
Ⅰ期 2026年9月14日〜9月25日 2026年10月2日(金) 2026年10月13日〜10月19日 2026年11月5日
Ⅱ期 2026年11月16日〜11月27日 2026年12月4日(金) 2026年12月14日〜12月18日 2026年12月23日
Ⅲ期 2027年1月4日〜1月12日 2027年1月19日(火) 2027年1月22日〜1月26日 2027年1月29日
Ⅳ期 2027年2月24日〜3月9日 2027年3月11日(木) 直接通知 2027年3月16日

出願可否は面談後に直接通知されます。出願できるのは許可を受けた人だけです。

入学手続の締切は、1次(入学金)がⅠ期12月15日・Ⅱ期1月15日・Ⅲ期2月12日・Ⅳ期3月24日、2次(学費等の半期分)がⅠ〜Ⅲ期は3月2日・Ⅳ期は3月26日です。

★エントリーはすべて紙の手続き(郵送または大学窓口)です。WEB出願はエントリー後の「出願手続き」でのみ使えます。 スポーツ特別はエントリーから出願まですべて紙です。

検定料30,000円は出願時に支払います(エントリー時ではありません)。出願可にならなかった人は検定料を負担しません。

  • 試験会場は本学(諫早市)のみです(Ⅰ〜Ⅳ期とも)
  • 試験当日はJR諫早駅西口⇔本学の無料送迎バスが出ます(JR諫早駅西口発9:15予定・予約不要)
  • 本学会場の下見は試験前日の16:30までできます(教室内には入れません)
  • 書類は任意の角2封筒に入れ、必ず「簡易書留速達」で郵送します(持参は平日9:00〜17:00)

総合型選抜は専願制のため、合格した場合は原則として辞退が認められません(公募制推薦・一般選抜・共テ利用は入学手続後の辞退と納付金返還が可能)。

出願資格と学科併願

総合型は、①本学への入学を強く希望し合格の場合は必ず入学する意思を持つ者、②入学後の勉学について明確な意思と熱意を持ち本学が求める学力を有する者、の両方を満たし、③高校等を2027年3月に卒業見込み/④12年の学校教育を修了(見込み)/⑤高卒同等以上の学力があると認められる者のいずれかに該当する人です。

評定平均(学習成績の状況)の下限はありません。 ただし既卒者は③に当てはまらないので、実質的に「2027年3月卒業見込み」中心の設計です。夏のオープンキャンパスへの参加が「お勧め」されていますが、任意です(2026年10月2日時点ですべて終了済み)。

スポーツ特別は次のすべてを満たす人です。

  • 2027年3月卒業見込み、または2026年3月卒業者(1浪まで可)
  • 原則、オープンキャンパスに参加した者で、学習成績の状況が3.0以上であることが望ましい
  • 本学よりスポーツ特別選抜への出願許可を受けた者
  • 全国大会または九州大会出場者/高体連主催・共催の県大会でベスト8以上(個人・団体戦の登録メンバー。これに準ずる実績・技能を持ち、監督または顧問が推薦した者も可)。入学後は必ず入部し、リーダーとして活躍できる者
  • ★対象競技は「卓球」「バレーボール」「サッカー男子」のみ

(2027年度から「原則オープンキャンパス参加」と「リーダーとして活躍できる者」が新たに明記されました。)

社会人は、他大学等の学籍を持っておらず、高校卒業またはこれに相当する学校教育を修了した人です。年齢による学費減免があります。

区分 条件 初年度
シニアスチューデント 2026年4月1日時点で満60歳以上 入学金0円(100%免除)+授業料350,000円(50%減免)+教育充実費=610,000円
ブロンズスチューデント 同 満50歳以上(在学中に50歳を迎える人も含む) 入学金52,000円(80%減免)+授業料350,000円+教育充実費=662,000円
その他の社会人学生 満20歳以上 1,220,000円

修業年限は4年(上限8年)で、本科生(正規学生)です。

★学科併願ができるのはスポーツ特別だけです。スポーツ特別は総合社会学部3学科で第2志望まで学科併願でき、その場合は課題レポートは第1志望学科のみ提出、面談は第1志望・第2志望の両学科で実施します。総合型と社会人には学科併願の規定がありません(志望理由書とエントリーシートの「第二志望学科」欄にも「※スポーツ特別のみ記入可」と明記)。学科内のコースは第一〜第三志望まで記入します。

志望理由書は4問・字数指定なし

エントリー時に提出する書類(○=必須、△=該当者のみ)

書類 総合型 スポーツ特別 社会人
受験票 ○ ○ ○
調査書 ○ ○ ○
活動報告書 ○ × ×
エントリーシート(写真貼付) ○ ○ ○
課題レポート ○ ○ ○
志望理由書(様式2) ○ ○ ○
特待生志願票(様式3+様式4または5) △ ○ △
実績・資格を証する資料の写し △ ○ △
奨学生申請書(様式6) △ △ △
110円分の切手(返信用) ○ ○ ○

出願時には入学願書(写真貼付)、500円切手1枚・100円切手1枚(合否通知郵送用のレターパック代)、健康診断書(既卒者のみ。社会人は必須)、奨学生採用候補者決定通知の写し(該当者)を出します。

活動報告書は総合型だけで、スポーツ特別と社会人は不要です。写真は正面上半身・無帽・縦4cm×横3cm・出願の3か月前以内撮影。調査書は開封すると無効です。

志望理由書(様式2)は字数指定なしで、各設問につき罫線4行分です。設問は4つあります。

  1. あなたが本学を志望する理由・動機は何ですか。
  2. これまで学習以外に、どのような活動をしましたか。(クラブ活動、ボランティア活動など)
  3. 自己のPR(高校既卒者、社会人の方は、学歴・職歴等)を書いてください。
  4. 本学入学後に取得したい資格、および卒業後に希望している進路や職業を書いてください。

各設問4行なので、短く要点を絞って書く必要があります。④が「取得したい資格」を問うのが特徴で、学科のコースと資格の対応を調べてから書くのが筋です(志望理由書の完全ガイド)。

エントリーシートには、活動歴(資格・検定等の取得、各種コンテスト・コンクール・大会等、生徒会・学校行事の役員等、ボランティア等)の表と、その他(上記に該当しない活動・体験等で特記することがあれば。社会人は学歴・職歴)の罫線5行の欄があります。

特待生は出願の時点で申請が必要

★特待生志願票は出願時(エントリー時)に提出しないと、原則として特待生には認定されません。 特待の併願はできません。

特待生の種類 総合型 スポーツ特別 社会人
優良特待生 ○ × ×
資格特待生 ○ × ○
ビッグバンド特待生 ○ × ×
スポーツ特待生 × ○ ×
グローバル人材育成プログラム生 ○(多文化コミュニケーション学科でプログラムを受講する人のみ) × ×

特待区分と減免額

区分 入学金 授業料 初年度年間納入額
SG特待(若干名) 0円 0円(4年間100%免除) 260,000円
S特待 0円(1年次100%免除) 0円 260,000円
A特待 260,000円 350,000円(50%免除) 870,000円
B特待 260,000円 525,000円(25%免除) 1,045,000円
(参考)通常入学 260,000円 700,000円 1,220,000円

S特待は合計70名予定で、2〜4年次は授業料50%減免です。A・B特待は減免率が原則4年間継続します。進級時に継続審査があります。

総合型で使える優良特待生は、2027年3月卒業見込みで学習成績の状況が4.0以上、かつ次のいずれか1項目以上に該当する人です(区分はA・B特待)。

  • 全国規模の研究発表大会に県代表として発表
  • 部活動・生徒会・学校行事・文化的行事でリーダー的役割
  • 海外との交流で積極的な役割
  • ボランティア・地域貢献活動に継続的に取り組んだ
  • 探究の時間等の商品開発・課題研究・プロジェクト学習・各種大会等で表彰
  • 文化・スポーツ等で九州大会以上に出場し活躍

総合型と社会人で使える資格特待生は、英検・TOEIC L&R・HSK・中国語検定・TOPIK・ハングル能力検定・日商簿記・日商販売士・FP技能検定・基本情報技術者・秘書検定・ITパスポート・P検・全商検定・介護福祉士・保育士・看護師・社会福祉士等(福祉分野は社会人が主対象)などが対象で、取得期限は2027年3月31日まで。取得見込みの場合も出願時に必ず提出します。

離島・長崎県の出身者は入学金半額免除

出願時に申請書(様式6)を出す奨学生制度があり、入試区分による限定がなく、総合型選抜でも対象です。

制度 対象 減免
長崎県奨学生 長崎県内に所在する高校を2027年3月に卒業見込みの人 入学金を半額免除(該当者全員適用)
島っ子奨学生 離島地区(離島振興法、奄美群島振興開発特別措置法、小笠原諸島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法の離島4法で定める地域)に所在する高校を2027年3月に卒業見込みの人 同上
沖縄県奨学生 沖縄県内の高校を2027年3月に卒業見込みの人 同上
出雲市奨学生 島根県出雲市内の高校を2027年3月に卒業見込みの人 同上
ミッションスクール奨学生 キリスト教学校教育同盟(プロテスタント系)加盟高校を2027年3月に卒業見込みの人 同上
牧師推薦奨学生 日本基督教団に所属する牧師の推薦者 同上
ファミリー奨学生 同時期に2親等以内の家族が在籍する人 授業料を年間10万円減免

★長崎県内の高校を2027年3月に卒業見込みの人は、奨学生申請書(様式6)の提出が必要です(要項に明記)。出さないと入学金半額免除が受けられません。

ただし受験時の交通費・宿泊費の補助制度は、要項に記載がありません(試験当日の無料送迎バスのみ)。

入学後には遠距離通学補助金制度(3か月通学定期券が9万円を超える場合、3万円を上限に超えた分を補助)もあります。高等教育の修学支援新制度の対象校です。

学費は入学金260,000円・授業料700,000円・教育充実費260,000円で、入学手続時納入金は768,260円、4年間合計は4,239,060円です。

入学者が急減しています

入試区分別の志願者数・受験者数・合格者数・実質倍率は公表されていません。 公表されているのは入学者数と定員充足率です。

年度 経済政策 多文化 社会福祉 合計 入学定員充足率
2022 83 33 53 169 120.7%
2023 82 34 50 166 118.6%
2024 77 48 49 174 124.3%
2025 70 48 52 170 121.4%
2026 69 31 34 134 95.7%

2026年度に入学者が170→134名に急減し、入学定員充足率が5年ぶりに100%を割りました(95.7%)。定員自体は変更されていません。 とくに多文化コミュニケーション(48→31)と社会福祉(52→34)が大きく減っています。

入学者の出身地は長崎県が圧倒的多数で、次いで沖縄です。

サイトと要項で記載が違う箇所

学科・コース・入学定員、総合型選抜の募集人員、Ⅰ〜Ⅳ期の全日程、試験内容、配点は、サイトと要項で一致しています。一方、次の点に注意が必要です。

①受験生特設サイトの「8つの入試制度」に「帰国子女特別」が載っていません。 要項には表紙・募集人員表・日程表・出願書類表に「帰国子女特別」が明記されています。

②要項の中でも、帰国子女特別の扱いがそろっていません。 募集人員表では帰国子女特別を含みますが、各区分の節の見出しは「総合型・スポーツ特別・社会人を合わせた人員」となっていて帰国子女特別が抜けています。

③受験生特設サイトの特待生制度のリンクが2026年度版のPDFを指したままです。2027年度の特待生制度は要項で確認してください。

④総合型と社会人の学科併願について、要項本文に明示的な禁止文がありません。 様式の「第二志望学科 ※スポーツ特別のみ記入可」から、総合型・社会人は学科併願不可と読むのが妥当ですが、受験生には読み取りにくい書き方です。

総合型選抜に直接の影響はありませんが、離島の受験生に関わる変更が1つあります。 一般選抜A日程の「五島会場」が2027年度で廃止されました(2026年度は本学・福岡・沖縄・五島の4会場、2027年度は本学・福岡・沖縄の3会場)。

なお「地域創生支援リーダー育成入試」は総合型選抜ではありません。 鎮西学院大学・長崎外国語大学・長崎国際大学の3大学共同(QSP共同入試)で、選抜方法は大学入学共通テスト利用です(高得点2科目を各200点に換算して400点満点。本学独自の個別試験なし。出願2027年1月4日〜1月29日、検定料12,000円、年間授業料535,800円〈通常700,000円〉。長崎県在住等+家計基準+卒業後に長崎県内での就職希望が条件。大学間の併願不可)。

どこから手をつけるか

2026年10月2日の時点で、Ⅰ期は本日が面談日です。いまから新規にエントリーできる最短はⅡ期(11月16日〜11月27日)です。

Ⅱ期でエントリーするなら(11月16日〜11月27日必着・面談12月4日)

  1. 課題レポート(800字以内)を書きます。学科ごとの3題から1つを選びます。どれも新聞記事などの資料を読んで答える資料提示型で、長崎・離島を含む地域の課題が題材です
  2. 「自分の経験と関連づけること」が条件の設問(経済政策C、社会福祉A・C)を選ぶなら、具体的な体験を必ず入れます
  3. 2つの問いに答える型(経済政策B、社会福祉B)は、800字の中で両方の答えを用意します
  4. 手書きなら指定の記入用紙(20字×20行×2枚)、パソコンならA4縦・横書きです。選んだ記号(A〜C)・希望学科・氏名を必ず書きます
  5. 志望理由書(様式2)は4問・各罫線4行・字数指定なしです(①志望理由・動機 ②学習以外の活動 ③自己PR ④入学後に取得したい資格と卒業後の進路)
  6. エントリーシートの活動歴の表と「その他」欄、活動報告書(総合型のみ)を書きます
  7. 調査書を高校に依頼します。提出書類が50点なので、書類一式の完成度が点になります
  8. ★エントリーは紙の手続きのみ(郵送または窓口)です。簡易書留速達で送ります。110円分の返信用切手も同封します
  9. 特待生(優良特待生・資格特待生など)を狙うなら、特待生志願票をエントリー時に出します。出さないと原則として認定されません
  10. 長崎県内の高校を卒業見込みなら、奨学生申請書(様式6)を出します(入学金半額免除。離島の高校なら「島っ子奨学生」も対象)

面談(12月4日)の準備

  • 個人面談30分程度だけです。学力検査・小論文・プレゼンはありません
  • 課題レポートと個人面談で合わせて50点です。提出した課題レポートの内容を自分の言葉で説明できるようにしておきます
  • 当日は9:40集合。JR諫早駅西口9:15発の無料送迎バス(予約不要)が出ます
  • 面談後に出願可否が直接通知されます。出願可なら12月14日〜12月18日に出願し、このとき検定料30,000円を払います(WEB出願可)

スポーツ特別を考えるなら

  • 卓球・バレーボール・サッカー男子のみです。全国大会・九州大会出場、または県大会ベスト8以上などの実績が要件です
  • 1浪まで可で、原則オープンキャンパス参加・評定3.0以上が望ましいとされています
  • 学科併願ができる唯一の区分です(第2志望まで。課題レポートは第1志望学科のみ提出、面談は両学科で実施)
  • エントリーから出願まですべて紙の手続きです
  • スポーツ特待生の対象になります

まとめ

  • 総合社会学部1学部3学科(社会福祉50/経済政策50/多文化コミュニケーション40=140名)。定員減・募集停止・改組の告知なし(2026年度と2027年度で同一)
  • 2028年4月に「社会情報学部(仮称・設置構想中)」を設置予定。2027年度入試には関係しない
  • 総合型選抜は4区分(総合型/スポーツ特別/社会人/帰国子女特別)ですべて専願。募集人員は4区分合計で社会福祉5・経済政策10・多文化5=20名
  • ★試験場で書く小論文はない。かわりに800字以内の課題レポートをエントリー時に提出(持ち帰り)。学科ごとの課題A・B・Cの3題から1つを選ぶ。出題は資料提示型(新聞記事・調査記事・新書の引用+設問)
  • 2027年度の課題は公開されている。多文化=A インバウンド促進の観光プラン/B スポーツを活用した国際交流(対馬の日韓国境マラソン)/C 外国人住民と日本人住民の共生。経済政策=A ダイナミックプライシングが機能する商品/B 生成AIと働き方・大学生が身につけるべき能力(2点)/C 自分で地域を設定したまちづくり(自分の経験を基に)。社会福祉=A 少子化・高齢化への向き合い方(身近なできごとと関連づけ)/B 規格外農産物の商品開発の社会的意義と自分の地域での取り組み/C 被爆体験を持つ人物のメッセージの「こんな世の中」「愛」の解釈(ニュースや体験と関連づけ)
  • 3学科とも地域(長崎・離島)・社会課題・自分の経験の接続を求める設計。「自分の経験と関連づけること」が明示的な条件の設問が複数ある
  • 手書きは指定記入用紙(20字×20行×2枚)、パソコンはA4縦・横書き(行・字数指定なし)。過去の課題テーマは非公表
  • 一般選抜B・C日程の小論文(60分・100点)と学校推薦型の課題作文は、総合型の課題レポートとは別物
  • 選考は個人面談(1人30分程度)だけ。学力検査・小論文・プレゼン・グループディスカッションなし。「面接」ではなく「面談」と呼ぶ
  • 配点は100点満点=課題レポート・個人面談50点+提出書類50点。★提出書類が半分を占める。課題レポート単独の配点は非公表
  • Ⅰ〜Ⅳ期の「エントリー → 面談 → 出願可否通知 → 出願」の2段階方式。出願できるのは許可を受けた人だけ
  • ★エントリーはすべて紙の手続き(郵送または窓口)。WEB出願は出願手続きのみ。スポーツ特別はエントリーから出願まですべて紙
  • 検定料30,000円は出願時に払う(エントリー時ではない)。出願可にならなかった人は負担しない
  • 日程はⅠ期 エントリー9/14〜9/25・面談10/2・出願10/13〜10/19・発表11/5/Ⅱ期 11/16〜11/27・12/4・12/14〜12/18・12/23/Ⅲ期 2027年1/4〜1/12・1/19・1/22〜1/26・1/29/Ⅳ期 2/24〜3/9・3/11・出願は直接通知・3/16
  • 会場は本学(諫早市)のみ。JR諫早駅西口9:15発の無料送迎バス(予約不要)。専願なので合格後は原則辞退不可
  • 評定平均の下限なし(総合型)。既卒者は実質対象外(2027年3月卒業見込み中心)。スポーツ特別は1浪まで可・卓球・バレーボール・サッカー男子のみで、原則オープンキャンパス参加・評定3.0以上が望ましい
  • ★学科併願ができるのはスポーツ特別だけ(第2志望まで)。総合型と社会人は学科併願不可(要項本文に明示的な禁止文はなく、様式の注記から読み取る形)
  • 社会人は年齢による学費減免(60歳以上は入学金0円+授業料50%減免、50歳以上は入学金80%減免)
  • 志望理由書は4問・各罫線4行・字数指定なし(①志望理由 ②学習以外の活動 ③自己PR ④入学後に取得したい資格と卒業後の進路)。活動報告書は総合型のみ
  • ★特待生志願票はエントリー時に出さないと原則認定されない。特待の併願不可。総合型で使えるのは優良特待生(評定4.0以上+探究の表彰やリーダー経験など6項目のいずれか)・資格特待生・ビッグバンド特待生・グローバル人材育成プログラム生
  • 特待区分はSG(4年間授業料100%免除)/S(1年次入学金・授業料100%免除・合計70名予定)/A(授業料50%)/B(25%)
  • ★長崎県内・離島(離島4法地域)の高校を卒業見込みの人は入学金半額免除(長崎県奨学生・島っ子奨学生。該当者全員適用・総合型でも対象)。長崎県内の高校を卒業見込みなら奨学生申請書(様式6)の提出が必要。受験時の交通費・宿泊費の補助はない
  • 入学手続時納入金は768,260円(入学金260,000円+学費等半期分)
  • 入試区分別の志願者・合格者・倍率は非公表。★2026年度に入学者が170→134名に急減し、入学定員充足率が95.7%と5年ぶりに100%を割った(多文化48→31、社会福祉52→34)
  • サイトと要項の注意点:①特設サイトの「8つの入試制度」に帰国子女特別が欠落 ②要項内でも各節の見出しから帰国子女特別が抜けている ③特設サイトの特待生制度リンクが2026年度版のまま ④総合型・社会人の学科併願不可が要項本文に明示されていない
  • 一般選抜A日程の五島会場が2027年度で廃止(離島の受験生に影響。総合型は元から本学のみ)
  • 「地域創生支援リーダー育成入試」は総合型選抜ではない(3大学共同のQSP共同入試・共通テスト利用・年間授業料535,800円)
  • 2026年10月2日の時点で、Ⅰ期のエントリーは締切済みで、Ⅰ期の面談試験日が本日。新規にエントリーできる最短はⅡ期(11月16日〜11月27日)

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ長崎県では長崎国際大学、長崎外国語大学、長崎純心大学の記事もあわせて読めます。

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