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長崎純心大学の総合型選抜。出願可否の段階で実質の選抜が終わり、出願後は試験なしで合格が決まる

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長崎純心大学(長崎市)の総合型選抜は1期〜4期の4回で計34名。要項に「出願可となった者が所定の書類を提出した場合、試験を課さずに合格を決定します」と明記され、プレゼンと面談で出願可否が決まった時点で実質の選抜が終わります。検定料はエントリー時には不要で、出願可の通知を受けてから払います。

長崎純心大学は、長崎市三ツ山町にある私立大学です。カトリック系の大学で、人文学部の1学部3学科です。2019年4月から全学科が男女共学になっています。

学部 学科 入学定員
人文学部(男女共学) 言語文化情報学科 80名
福祉・心理学科 100名
こども教育保育学科 100名
計 280名

2027年度についての改組・募集停止・名称変更の予告はいっさい出ていません。

ただし過去に告知のない定員減があります。 入試結果PDFの過年度の定員欄をさかのぼると、2023年度に福祉・心理学科(当時の地域包括支援学科)が120名→100名に減り、学部計が300→280名になっています。サイト上に該当する告知記事は見当たりません(入試情報カテゴリの記事一覧を2022年9月分まで確認)。2023年度以降は変動がなく、2027年度の定員減もありません。

学科名の変更は何度か行われています(2017年 現代福祉学科→地域包括支援学科、2018年 文化コミュニケーション学科 開設・児童保育学科→こども教育保育学科、2024年 文化コミュニケーション学科→言語文化情報学科/地域包括支援学科→福祉・心理学科)。

2026年度入試から入試制度が改編され、2027年度もそのまま継続しています。

  • 「AO選抜1期〜4期」→「総合型選抜1期〜4期」に名称変更
  • 「離島特別選抜」を廃止し、総合型選抜のエントリー項目に取り込んだ(現行のエントリー項目Ⅵ 離島居住者)
  • 「帰国生選抜」はそれまで総合型(旧AO)のエントリー項目だったが、独立した入試に分離(選抜方法は小論文+面接)
  • 公募推薦選抜は専願→他大学との併願可に変更(総合型選抜は専願のまま)

総合型選抜は「総合型選抜」1本で、1期〜4期の4回に分かれます(4期とも選抜方法・出願資格・検定料は共通)。

項目 内容
専願/併願 専願制
対象学科 人文学部全学科(3学科すべて)
募集人員 言語文化情報10名/福祉・心理12名/こども教育保育12名=合計34名(1期〜4期の合計値で期別の内訳は非公表)
学科併願 不可

試験場で解く小論文はありません。 そして最大の特徴は、出願可否の段階で実質の選抜が終わることです。

出典:長崎純心大学「2027年度 学生募集要項」(PDF)、総合型選抜エントリーカード・推薦書・課題作文の各様式、2026年度入試結果PDF、総合型選抜・入試日程・出願書類・検定料・奨学金・過去の入試問題・よくある質問の各ページ、2026年度入学者選抜における変更の予告(2025年4月8日掲載)、沿革・教職員数と学生数のページ、検定料免除のお知らせ(2026年9月4日)(https://www.n-junshin.ac.jp/univ/ )。表の数値はページ画像で確認しました。2026年10月2日に確認しました。

2026年10月2日の時点で、新規にエントリーできる期は1つもありません。 1期のエントリー(9月1日〜9月10日)・面談(9月19日)・出願可否発表(9月30日)はすべて終了済みで、出願期間(10月14日〜10月21日)はまだ始まっていません。次に受付が始まるのは2期のエントリーで、10月26日からです。

出願後は試験なしで合格が決まります

要項の「選抜方法」の全文がこれです。

プレゼンテーションを含む面談、提出書類から出願希望者の多様な能力や活動を総合的に評価し、出願の可否を決定します。出願可となった者が、出願期間中に所定の書類を提出した場合、試験を課さずに合格を決定します。

選考の流れ

  1. ①エントリー(検定料不要)… エントリー項目に応じた書類を期間内に簡易書留速達で郵送。エントリー時はWEB出願を利用できず紙の郵送のみです
  2. ②プレゼンテーション/面談(本学で実施)… プレゼンテーション5分程度 → 引き続き面談20分程度(全体で25〜30分程度)
  3. ③出願可否の決定 … 出願可否発表日に通知を郵送。出願可の場合のみ「総合型選抜出願票」が発行され通知に同封されます。出願不可の場合は出願できません
  4. ④出願 … 出願可となった者が出願期間内に検定料30,000円を納入し、WEB出願+書類郵送
  5. ⑤合格者発表

実質的な選抜は「出願可否」の段階で完了していて、出願後は無試験で合格が決まります。 「合格者発表」は出願書類の形式確認を経た事後的な手続に近い位置づけです。

検定料も出願可の通知を受けてから初めて払うので、出願不可になった人は検定料を負担しません。 受験生の金銭的負担が小さい設計です。

つまり勝負はプレゼンテーションと面談の1回だけです。ここを通れば合格、通らなければ出願できません。

エントリー回数に制限はなく、1期で出願不可でも2期以降に再エントリーできて最大4回挑戦できます(よくある質問に明記)。

配点は完全に非公表

要項・サイトのいずれにも、プレゼンテーション・面談・提出書類の点数配分、満点、合否ラインの記載はありません。

公表されているのは記号評価だけです(◎=重要項目、○=参考項目)。

選抜方法 知識・技能 思考力・判断力・表現力 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
提出書類 ○ ○ ○
プレゼンテーション ― ◎ ◎
面談 ― ◎ ◎

プレゼンテーションと面談で「知識・技能」は見られていません。 思考力・判断力・表現力と主体性が評価軸です。

比較すると非公表の度合いが分かります。 公募推薦選抜では小論文が「点数評価(100点満点)」、面接が「段階評価」と要項に明記されていますが、総合型選抜にはこうした点数/段階の区別すら書かれていません。

個人別成績開示の対象は一般選抜A・共通テスト利用選抜A・Bのみで、総合型選抜は成績開示の対象外です。

プレゼンテーションは原則口頭のみ5分

項目 内容
時間 5分程度
形式 原則口頭のみ
内容 「エントリー項目に関する自己アピール」「入学後に学びたいこと」「将来の目標」等
資料 「学習の取り組みや成果として、資料や制作物等を提示することも可能」。パワーポイント等は不要(口頭のみを想定)
原稿 原稿を見ながら読むのは好ましくない。 緊張して忘れた場合に確認する程度のメモ持ち込みは可
その後 引き続き提出書類を踏まえた面談(20分程度)。面談の際に作文や実技を課す場合がある

集合時間は受験生ごとに異なり、別途通知されます。腕時計の持参・確認は可です。

プレゼンでエントリー項目の内容に触れる義務はありませんが、触れなかった場合は面談で質問・確認される可能性があると案内されています(プレゼンテーション型入試の対策、面接の頻出質問)。

「面談の際に作文や実技を課す場合があります」という一文は要項にしかありません。 大学サイトの総合型選抜のページには書かれていません。字数・時間・配点・出題形式はいっさい公表されていないので、当日に書かされる可能性を頭に入れておく必要があります。

エントリー項目を1つ選びます

エントリーはⅠ〜Ⅵのいずれか1つを選んで行います。各項目に「内容」「推薦者」「固有の提出物」が設定されています。

記号 項目名 内容の例 固有の提出物
Ⅰ カトリックの精神(様式・サイトでは「建学の精神」) カトリック系高校に在籍/カトリックの教育理念に共鳴/同窓生の子女でカトリック教育に興味 ★課題作文「カトリック教育に共鳴すること」(600字程度)
Ⅱ 継続的な活動と成果 生徒会役員を1期以上経験/クラブ活動等で積極的・継続的に活動/競技大会や文化的活動で入賞・優秀な成績/検定・資格試験に合格 活動履歴・活動内容の証明、出展証明、任命書、資格・検定の合格通知書のコピー等
Ⅲ 社会貢献 インターンシップ/ボランティア/社会的・文化的・平和的活動/国際交流活動 活動履歴や報告書、活動内容を証明する資料(新聞記事、写真など)
Ⅳ 探究活動 高校等での「総合的な探究の活動」に主体的に取り組んだ 同上
Ⅴ 外国語外部試験 TOEIC Bridge 80点以上/TOEIC 500点以上/英検準2級以上/GTEC B1以上のいずれか 受験結果がわかるもの(点数が明記された証明書、合格通知書のコピー等)
Ⅵ 離島居住者 本人または保護者が日本国内の離島(離島振興法の離島振興対策実施地域に含まれる有人離島)に居住し、卒業後は本学での学びを活かして国内の地方創生に貢献したい意志を持つ ★課題作文「離島の暮らしを魅力的にするためのアイデア」(600字程度)

Ⅰ〜Ⅴはエントリーの内容を記入します。どの項目でも「推薦者」が必要で、例示(所属校の教員、カトリック教会関係者、クラブ・部活等の責任者、ボランティア先の責任者など)に準じた人物でよいものの、受験者の親族関係者は不可です。

Ⅵは廃止された離島特別選抜の吸収先です。

課題作文はⅠとⅥだけ、600字の持ち帰り

課題作文があるのはエントリー項目ⅠとⅥを選んだ人だけで、Ⅱ〜Ⅴの受験者には課題作文がありません。

項目 題
Ⅰ 「カトリック教育に共鳴すること」
Ⅵ 「離島の暮らしを魅力的にするためのアイデア」
  • 字数は600字程度
  • 様式はA4縦1枚の600字詰めマス目原稿用紙(右端に200/400/600の目盛)。記入欄は志望学科・氏名・登録番号(大学記入欄)だけで、設問は表題そのものです
  • 「黒のペンまたはボールペンを用い、自筆及び楷書で明瞭に記入してください。」
  • 出題のかたちはテーマ型で、課題文・資料の提示はありません
  • 試験場で書くものではなく、エントリー期間内に他のエントリー書類と一緒に簡易書留速達で郵送します

どちらのテーマも様式の表題がそのままテーマなので、毎年固定と見られます。 持ち帰りで時間制限がないので、調べて構成を練って仕上げられる課題です(段落の組み立て、字数調整)。

Ⅵの「離島の暮らしを魅力的にするためのアイデア」は、地方創生の論点とつながります(都市と地方のテーマ、地方自治のテーマ、観光のテーマ)。エントリー項目Ⅵの内容そのものが「卒業後は本学での学びを活かして国内の地方創生に貢献したい意志」なので、作文とプレゼンと面談を一本でつなげられます。

要項の「入学試験の選抜方法」の表でも、小論文を課す試験種別は一般選抜B・公募推薦選抜・海外帰国生選抜A・B・社会人選抜A・Bだけで、総合型選抜は「プレゼンテーション、面談、提出書類の総合判定」と明記されています。

エントリー書類は5点

郵送方法は任意の封筒を使い、簡易書留速達で入試広報課へ(消印有効・返信用封筒は不要)。

  1. 総合型選抜エントリーカード(A4で2枚印刷、両面印刷可)
  2. 総合型選抜推薦書(Word様式。推薦者が記入)
  3. 調査書(出身高校作成)
  4. エントリー項目のいずれかを証明できる書類
  5. 課題作文(エントリー項目Ⅰ/Ⅵの者のみ)

エントリーカードの記入欄は、フリガナ/氏名/生年月日/現住所/電話番号/出身校/志望学科/写真貼付(上半身・脱帽・正面、縦4cm×横3cm、出願前3か月以内に撮影)/エントリー番号(大学記入欄)です。

エントリー項目欄の設問文はこうです。

該当するエントリー項目に○印を記入してください。 [ ]Ⅰ建学の精神 [ ]Ⅱ継続的な活動と成果 [ ]Ⅲ社会貢献 [ ]Ⅳ 探究活動 [ ]Ⅴ 外国語外部試験 [ ]Ⅵ 離島居住者 エントリー項目Ⅰ〜Ⅴ は、エントリーの内容を記入してください。

「志望理由」欄は1枚目の下半分から2枚目全面の罫線欄(2枚目は約22行)で、字数指定はいっさい書かれていません。全体に「黒のペンまたはボールペンを用い、自筆及び楷書で明瞭に記入してください。」という注意があります。

よくある質問に分量の目安が示されています。

「エントリーカードの『志望理由』の文字数に制限はありませんが、指定の書式の3分の2以上を埋めていただくことを推奨します。2枚では収まらない場合は、2枚目をコピーして3枚提出していただいて構いません。」 「文字数は評価の対象ではありません。ただし、エントリーカードを含め提出書類が選考の対象となり、試験官が面談時の参考資料としても使用します。」

3分の2以上という目安があり、増やすこともできます(志望理由書の完全ガイド)。

推薦書は推薦者が記入して押印します。記入項目は日付/推薦者氏名(押印)/志願者との関係/志願者氏名・生年月日/志望学科/推薦理由(罫線の自由記述欄・約12行・字数指定なし)。本文は「下記の者を、2027年度総合型選抜の志願者として適当と認め推薦いたします。」です。

よくある質問には「推薦書は、エントリーした項目についてよく把握されている方に書いていただくことが望ましい。部活動であれば顧問の先生、外部のボランティア活動であれば運営の責任者や担当者。推薦者は必ずしも高校の先生である必要はない。ただし、ご家族や身内の方が推薦者になることはできません。」とあります。

出願時の書類はWEB出願で志願票・写真票だけです(調査書はエントリー時に提出済みなので不要)。

出願資格は現役+1浪まで

2027年3月までに高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。)を卒業見込みの者(ただし、2026年度学年途中において、または学期の区分に従い高等学校の卒業を認められた者を含む。)及び2026年3月に卒業した者で、合格した場合は必ず入学の意志を持つもの。

既卒者は「2026年3月卒業」までしか認められません(実質、現役+1浪まで)。2025年3月以前の卒業者・高卒認定合格者は総合型選抜では出願できません。

評定平均の基準はありません。

日程は1期から4期の4回

1期 2期 3期 4期
エントリー期間(消印有効) 2026年9月1日〜9月10日 2026年10月26日〜11月6日 2026年12月7日〜12月18日 2027年2月15日〜2月19日
面談日 2026年9月19日(土) 2026年11月14日(土) 2027年1月9日(土) 2027年2月26日(金)
出願可否発表 2026年9月30日(水) 2026年11月27日(金) 2027年1月15日(金) 2027年3月5日(金)
出願期間(消印有効) 2026年10月14日〜10月21日 2026年11月30日〜12月4日 2027年1月18日〜1月22日 2027年3月8日〜3月12日
合格者発表 2026年11月2日(月) 2026年12月11日(金) 2027年1月29日(金) 2027年3月17日(水)
  • 1期〜3期は2段階手続(第1次=入学料の納入+誓約書・保証書の提出/第2次=授業料・教育充実費の納入)。第1次手続をしていないと第2次手続はできません。第1次と第2次を同時に行うことも可です。第2次手続の期限は3期とも2027年3月23日
  • 4期のみ一括手続(入学料・誓約書/保証書・授業料・教育充実費をまとめて2027年3月25日まで)
  • 入学料は一旦納入すると一切返還されません
  • 合格者発表は郵送(レターパックプラス・当日発送)+WEB合否照会(当日10:00〜17:00)。本人および出身高等学校長宛に文書で通知されます。電話での問い合わせは不可。欠員が生じた場合は追加合格があります
  • 検定料は30,000円。エントリーの時点では不要で、出願可となってから出願時に納入します(WEB出願でクレジットカード/コンビニ/銀行〈ペイジー〉。クレジットカードは本人または親族名義に限る)。一旦受理した検定料はいかなる理由でも返還されません
  • 令和8年熊本地震等の被災者は2027年度の全入試で検定料が全額免除されます(災害救助法適用地域で被災し、①学資負担者が死亡・行方不明、②自宅家屋が全壊・大規模半壊・半壊・流失のいずれかに該当する場合。出願前に入試広報課へ連絡のうえ、免除申請書+被災証明書類を出願書類と同送)
  • 面談会場は長崎会場(本学)のみです。4会場(長崎・佐世保・島原・福岡)が設定されるのは一般選抜Aだけです
  • 総合型選抜では本学までの貸切バスは運行しません(路線バスの利用が案内されています)。要項に貸切バスの運行案内がありますが総合型は対象外です
  • 長崎県内離島地区の受験者への交通費補助は学部の全入試が対象で、総合型選抜も含まれます(島民割引後の往復航空運賃または往復船便運賃+宿泊費一律5,000円。各入試日の1週間後までに申請書+領収書を提出)

奨学金は4期だけ対象外のものがあります

早坂入学時奨学金には明確な日程の限定があります。

2027年度入試を優秀な成績で合格し、第1次入学手続きを完了した者 (ただし、一般選抜B、共通テスト利用選抜B・C、総合型選抜4期の合格者は除く)

総合型選抜は1期・2期・3期の合格者のみ対象で、4期の合格者は対象外です(1期〜3期は2段階手続で「第1次入学手続」が存在しますが、4期は一括手続なので構造的にも合致しません)。

区分 給付額 期間 採用 条件
長崎県外からの入学者 年額40万円(前・後期 各20万円) 1年間 20名程度 長崎県外に在住し本学入学のため住居を移転する/長崎県以外の高校等を2027年3月までに卒業見込み、または2026年3月卒業
長崎県内からの入学者 年額24万円(前・後期 各12万円) 1年間 20名程度 長崎県内在住で高校等を2027年3月までに卒業見込み、または2026年3月卒業/生計維持者の2025年所得証明書の合計所得金額が450万円以下/証明書類を提出

通知は3月下旬(県内区分はさらに4月上旬に書類提出→4月中旬に採用決定通知)です。1年次に退学・休学した場合等は資格を喪失し、場合により返還義務が生じます。

長崎純心大学パーテル奨学金は入試区分による限定がありません。

対象者 給付額 期間
①社会的養護を必要とする入学者(日本学生支援機構の給付型奨学金で「社会的養護を必要とする者」の認定) 年額48万円(前・後期 各24万円) 入学から通算4年間
②長崎県離島地区に在住する入学者(離島振興対象地区の島の高校・中学・小学校のいずれかを卒業し、生計維持者が当該離島に在住、かつ修学支援法により授業料等減免を入学時から受ける者) 年額24万円(前・後期 各12万円) 入学から通算4年間

申請は入学手続き時(誓約書・保証書の郵送に同封)で、2段階手続の場合は第1次手続期限までです。入試区分・日程による除外規定がないので、総合型選抜4期の合格者も申請できます。

エントリー項目Ⅵ(離島居住者)とは別制度ですが、離島出身者は両方の対象になりえます。

早坂成績優秀者奨学金は学部2〜4年の在学生対象(各学科・各学年の前年度単年の成績上位者。[早坂賞]副賞30万円)で、総合型選抜とは無関係です。

学校法人の系列高等学校の卒業・卒業見込者は入学料免除です(総合型選抜で合格した場合も適用対象と読めます)。

2026年度の入試結果

学科 募集人員 志願者 入学者
言語文化情報学科 10 7 7
福祉・心理学科 12 12 12
こども教育保育学科 12 14 14
合計 34 33 33

大学は「受験者」「合格者」を公表していないため、実質倍率は算出できません。 公表項目は募集人員・志願者・入学者の3つだけです。

ただしこの入試は「出願可となった者は試験を課さずに合格を決定する」仕組みなので、公表されている「志願者」は出願可否の審査を通過した人の数です。志願者=合格者=入学者(33名)と考えられます。エントリー段階で何人が応募し、何人が出願不可になったかは非公表です。

言語文化情報学科は募集10に対し志願7で定員割れ、福祉・心理は充足、こども教育保育は募集12に対し14で超過しています。

参考に、学部全体の2026年度入学者は241名/定員280名で充足率は約86%(在学生974名・収容定員充足率87.0%)。総合型選抜の33名は入学者全体の約13.7%です。

併願で小論文に当たる場合

総合型選抜の過去問題は公表されていません(そもそも小論文を課さないため)。要項で公開対象とされているのは一般選抜A(英語・国語・数学)/一般選抜B(小論文)/公募推薦選抜(小論文)だけです。

併願先として検討されうる方式の小論文は、いずれも課題文を読ませる資料提示型で、問一・問二が読解、問三が800字程度の意見論述という共通の構成です。

方式 2026年度の出題
公募推薦選抜(70分・100点満点・併願制) 「迷路」と「迷宮」の対比を論じた文章。問一=傍線部の内容説明(30字以内)/問二=「森」のような空間とはどのような空間か(100字程度)/問三=自分にとって「迷路」となっているものを「迷宮」に変えるにはどうすればよいかを理由とともに説明(800字程度)
一般選抜B 「ギフトコミュニティ」と「ハードルのない学びあい」をめぐる文章(まちづくり・被災地支援の文脈)。問一=言い換え箇所の抜き出し/問二=理由説明(120字程度)/問三=自分が所属したコミュニティを例に「ギフトコミュニティ」として評価できる点・できない点と改善案を論じる(800字程度)

よくある質問には「公募推薦選抜の小論文は、これまでの出題傾向としては、時事問題や論評、エッセイなどから出題されています」とあります。

公募推薦選抜は併願可で小論文100点満点なので、総合型選抜(専願・配点非公表)とは性格が大きく違います。両方を考えるなら別の準備が必要です。

要項とサイトで記載が違う箇所

①要項の中で、総合型選抜3期の第1次入学手続期限が2通りあります。

出所 3期の第1次手続期限
要項P.4(日程表) 2027年3月10日(水)
要項P.24 2027年3月12日(金)

サイトは3月10日の側です。要項の中で矛盾しているので、3期で合格した場合は入試広報課に確認してください。

②要項の日程表のPDFテキスト層に、修正前の日付が残っています。 2期の出願可否発表は印刷上は11月27日(金)ですが、PDFのテキスト層には旧値の12月1日(火)が残存しています(ページ画像で確認したところ正しいのは11月27日です)。PDFから文字をコピーして日程を管理すると誤ります。

③エントリー項目の記号と名称が資料によって違います。

資料 表記
要項 Ⅰ「カトリックの精神」
様式(エントリーカード) Ⅰ「建学の精神」
サイト・よくある質問 A「建学の精神」

記号が「Ⅰ」と「A」で、名称も「カトリックの精神」と「建学の精神」で割れています。 同じものを指しています。

④「面談の際に作文や実技を課す場合があります」という記述がサイトにありません(要項P.15のみ)。当日に書かされる可能性があることは要項でしか分かりません。

⑤募集人員・専願制・出願資格がサイトに一切出ていません。 要項PDFでしか確認できません。

⑥入試ページのアドミッション・ポリシーの要約が旧学科名のままになっています(2024年に改称済みの「文化コミュニケーション」「地域包括支援」が残っています)。

なお入試情報内の「早坂成績優秀者奨学金」のページは本文が空のまま公開されています(見出しのみ)。

どこから手をつけるか

2026年10月2日の時点で、新規にエントリーできる期はありません。次は2期のエントリーで10月26日から11月6日まで(消印有効)です。

2期でエントリーするなら(10月26日〜11月6日)

  1. エントリー項目Ⅰ〜Ⅵから1つ選びます。 課題作文が必要なのはⅠとⅥだけなので、どれを選ぶかで準備量が変わります
    • Ⅳ 探究活動は高校の「総合的な探究の活動」をそのまま使えます(探究活動を志望理由につなぐ)
    • Ⅴ 外国語外部試験はTOEIC Bridge 80点以上/TOEIC 500点以上/英検準2級以上/GTEC B1以上のいずれかで足ります
    • Ⅱ 継続的な活動と成果は生徒会役員を1期以上経験、クラブ活動の継続、入賞、検定合格などが該当します
  2. 推薦者を確保します。 選んだエントリー項目をよく把握している人(部活動なら顧問、ボランティアなら運営責任者など)が望ましく、必ずしも高校の先生でなくてよい一方で家族・身内は不可です。推薦書は推薦者が記入して押印します
  3. エントリーカード(A4 2枚)の「志望理由」欄を書きます。字数指定はありませんが、書式の3分の2以上を埋めることが推奨されています。2枚で収まらない場合は2枚目をコピーして3枚提出してもよいとされています。黒のペンまたはボールペンで自筆・楷書です
  4. 調査書を高校に依頼します(エントリー時に提出。出願時には不要です)
  5. Ⅰ・Ⅵを選ぶなら課題作文600字を書きます(600字詰めマス目・黒のペンまたはボールペン・自筆・楷書)。題はⅠが「カトリック教育に共鳴すること」、Ⅵが「離島の暮らしを魅力的にするためのアイデア」です
  6. 書類は任意の封筒に入れて簡易書留速達で郵送します(消印有効・返信用封筒は不要)。この段階では検定料はかかりません
  7. 専願です。現役または2026年3月卒業に限られます(2025年3月以前の卒業者・高卒認定合格者は出願できません)。学科併願もできません

面談(11月14日)の準備

  1. プレゼンテーション5分程度 → 面談20分程度で、全体25〜30分です
  2. プレゼンは「エントリー項目に関する自己アピール」「入学後に学びたいこと」「将来の目標」などを話します。原則口頭のみで、パワーポイントは不要、資料や制作物の提示は可です
  3. 原稿を見ながら読むのは好ましくないとされており、忘れたときに確認する程度のメモ持ち込みは可です
  4. プレゼンでエントリー項目に触れなかった場合は、面談で質問・確認される可能性があります
  5. ★「面談の際に作文や実技を課す場合があります」(要項のみに記載)。字数・時間・配点は非公表なので、書かされる可能性を想定しておきます
  6. ここを通れば「出願可」となり、出願後は試験なしで合格が決まります。逆に出願不可なら出願できません
  7. 会場は本学のみで、総合型選抜では貸切バスが運行されません(路線バスを利用)。長崎県内離島地区の受験者には交通費補助(往復運賃+宿泊費一律5,000円)があります

奨学金を考えるなら

  • 早坂入学時奨学金(県外40万円/県内24万円・各20名程度)は1期〜3期の合格者のみで、4期は対象外です。狙うなら3期までに決める必要があります
  • パーテル奨学金(社会的養護48万円/離島24万円・通算4年間)は入試区分の限定がなく、4期でも申請できます。申請は入学手続き時(2段階手続なら第1次手続期限まで)なので、合格通知が来てから準備します
  • 系列高等学校の卒業・卒業見込者は入学料免除です

1期で出願不可だった人へ

  • エントリー回数に制限はなく、2期以降に再エントリーできます(最大4回)
  • 次は2期のエントリーが10月26日からです

まとめ

  • 人文学部1学部3学科(言語文化情報80/福祉・心理100/こども教育保育100=280名・男女共学)。2027年度の改組・募集停止・名称変更の予告はない
  • 過去に告知のない定員減がある。2023年度に福祉・心理学科(当時の地域包括支援学科)が120→100名、学部計300→280名(サイトに該当する告知記事は見当たらない)。2023年度以降は変動なし
  • 2026年度入試から「AO選抜」→「総合型選抜」に名称変更。「離島特別選抜」を廃止して総合型のエントリー項目Ⅵに取り込み、「帰国生選抜」を独立した入試に分離。公募推薦選抜は専願→併願可に変更(総合型選抜は専願のまま)
  • 総合型選抜は1期〜4期の4回で計34名(期別の内訳は非公表)。専願制、学科併願不可、人文学部全学科が対象
  • ★要項に「出願可となった者が、出願期間中に所定の書類を提出した場合、試験を課さずに合格を決定します」と明記。実質の選抜は「出願可否」の段階で完了し、出願後は無試験で合格が決まる
  • ★検定料30,000円はエントリー時には不要で、出願可の通知を受けてから出願時に納入する。出願不可になった人は検定料を負担しない
  • エントリー回数に制限はなく、1期で出願不可でも2期以降に再エントリーできて最大4回挑戦できる
  • 試験場で解く小論文はない。ただし(a)エントリー項目Ⅰ・Ⅵのみ600字の課題作文(持ち帰り・エントリー書類として郵送)と(b)「面談の際に作文や実技を課す場合があります」という記述の2つがある。(b)はサイトに書かれておらず要項のみで、字数・時間・配点は非公表
  • 課題作文の題はⅠ「カトリック教育に共鳴すること」/Ⅵ「離島の暮らしを魅力的にするためのアイデア」。600字詰めマス目・黒のペンまたはボールペン・自筆・楷書。テーマ型で課題文の提示はなし。様式の表題がそのままテーマなので毎年固定と見られる
  • 配点は完全に非公表。公表は記号評価のみ(提出書類○/プレゼンテーション◎/面談◎で、プレゼンと面談は「知識・技能」を見ていない)。成績開示の対象外。公募推薦が「小論文100点満点・面接は段階評価」と明記されているのと対照的
  • プレゼンテーションは原則口頭のみ5分程度(エントリー項目に関する自己アピール/入学後に学びたいこと/将来の目標等)。パワーポイント不要、資料や制作物の提示は可、原稿の読み上げは好ましくないがメモ持ち込みは可。続いて面談20分程度(全体25〜30分)
  • エントリー項目はⅠ〜Ⅵから1つ(Ⅰカトリックの精神/Ⅱ継続的な活動と成果/Ⅲ社会貢献/Ⅳ探究活動/Ⅴ外国語外部試験/Ⅵ離島居住者)。Ⅴの基準はTOEIC Bridge 80点以上/TOEIC 500点以上/英検準2級以上/GTEC B1以上
  • どの項目でも推薦者が必要で、必ずしも高校の先生でなくてよいが親族関係者は不可。推薦書は推薦者が記入して押印(推薦理由は字数指定なし)
  • エントリーカードの「志望理由」欄は字数指定なし。よくある質問に「書式の3分の2以上を埋めることを推奨」「文字数は評価の対象ではありません」「2枚で収まらなければ3枚提出可」とある
  • エントリー書類はエントリーカード・推薦書・調査書・エントリー項目の証明書類・課題作文(Ⅰ/Ⅵのみ)の5点を簡易書留速達で郵送(WEB出願は使えず紙の郵送のみ)。出願時はWEB出願で志願票と写真票だけ(調査書はエントリー時に提出済みなので不要)
  • 出願資格は現役または2026年3月卒業まで(2025年3月以前の卒業者・高卒認定合格者は出願できない)。評定平均の基準はない
  • 日程は1期 エントリー9/1〜9/10・面談9/19・出願可否9/30・出願10/14〜10/21・発表11/2/2期 10/26〜11/6・11/14・11/27・11/30〜12/4・12/11/3期 12/7〜12/18・2027年1/9・1/15・1/18〜1/22・1/29/4期 2/15〜2/19・2/26・3/5・3/8〜3/12・3/17
  • 1期〜3期は2段階手続(第1次=入学料+誓約書・保証書/第2次=授業料・教育充実費、期限は3期とも2027年3月23日)、4期のみ一括手続(3月25日まで)。入学料は一切返還されない
  • 合格者発表は郵送(レターパックプラス)+WEB合否照会で、本人と出身高等学校長宛に通知。電話での問い合わせ不可。欠員が生じた場合は追加合格あり
  • 会場は本学のみ(一般選抜Aだけ長崎・佐世保・島原・福岡の4会場)。総合型選抜では貸切バスを運行しない。長崎県内離島地区の受験者への交通費補助(往復運賃+宿泊費一律5,000円)は総合型選抜も対象
  • 令和8年熊本地震等の被災者は2027年度の全入試で検定料全額免除(総合型選抜も対象)
  • ★早坂入学時奨学金(県外年額40万円/県内年額24万円・各20名程度)は総合型選抜1期〜3期の合格者のみで、4期は対象外
  • パーテル奨学金(社会的養護 年額48万円/長崎県離島地区 年額24万円・いずれも通算4年間)は入試区分の限定がなく4期でも申請可。申請は入学手続き時(2段階手続なら第1次手続期限まで)
  • 系列高等学校の卒業・卒業見込者は入学料免除
  • 2026年度は募集34に対し志願33・入学33。受験者と合格者は非公表のため実質倍率は算出できない(ただし「出願可となった者は試験を課さずに合格」の仕組みなので志願者=合格者=入学者と考えられ、エントリー段階の応募者数と出願不可の人数は非公表)。言語文化情報学科は募集10に対し志願7で定員割れ
  • 学部全体の2026年度入学者は241名/定員280名で充足率約86%。総合型選抜の33名は入学者全体の約13.7%
  • 総合型選抜の過去問題は公表されていない。併願先の公募推薦選抜(70分・100点満点・併願可)と一般選抜Bの小論文はいずれも資料提示型で、問一・問二が読解、問三が800字程度の意見論述という構成(2026年度のテーマは公募推薦が「迷路」と「迷宮」の対比、一般選抜Bが「ギフトコミュニティ」)
  • 要項・サイトの注意点:①要項内で3期の第1次手続期限が3月10日(P.4)と3月12日(P.24)で矛盾(サイトは3月10日側)②要項の日程表のPDFテキスト層に修正前の日付(2期の出願可否発表12月1日)が残存(正は11月27日。コピーして日程管理すると誤る)③エントリー項目の記号と名称が「Ⅰ カトリックの精神」「Ⅰ 建学の精神」「A 建学の精神」で割れている ④「面談の際に作文や実技を課す場合があります」がサイトに未記載 ⑤募集人員・専願制・出願資格がサイトに一切なく要項PDFのみ ⑥入試ページのアドミッション・ポリシー要約が旧学科名のまま
  • 2026年10月2日の時点で、新規にエントリーできる期はない(1期はエントリー・面談・出願可否発表が終了済みで出願期間は10月14日から)。次は2期のエントリーで10月26日から

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