小論文キャンパス
大学別対策

筑紫女学園大学の総合型選抜。小論文はなく日本語読解力テスト、CJ課題探究型は夏のサマーキャンプ参加が出願要件

約24分で読めます

筑紫女学園大学(福岡県太宰府市)は2027年4月に3学部から人文科学部1学部へ全学改組します。総合型選抜は3方式・計70名で、小論文はなく「日本語読解力テスト(リーディングスキルテスト)」を大学のパソコンで受験。配点は%表示で書類+テスト30%、書類+面接等70%。CJ課題探究型は7月のサマーキャンプ参加が出願必須です。

筑紫女学園大学は、福岡県太宰府市にある私立の女子大学です。すべての選抜で出願資格が「女子とする」となっています。

まず体制の変更から書きます。

2027年4月、3学部から人文科学部1学部へ全学改組します。 文部科学省への設置届出が受理されたことが2026年6月20日に公表されました。

学科 専攻・コース 入学定員
人文学科 - 80名
心理・共生デザイン学科 心理コース/共生デザインコース 110名(学科計)
教育・社会福祉学科 初等教育・保育専攻 70名
教育・社会福祉学科 社会福祉専攻 40名
人文科学部 計 300名

旧体制の文学部(日本語・日本文学科/英語学科/アジア文化学科)、人間科学部 人間科学科、現代社会学部 現代社会学科は、2027年度の1年次募集を行いません(3年次編入学だけ旧学科名で残ります)。

総合型選抜は3方式です。いずれも専願制です。

方式 期 対象
CJ課題探究型 1回のみ 人文学科/心理コース/共生デザインコース/初等教育・保育専攻(社会福祉専攻は対象外)
自己探究型 1期・2期・3期 全学科・全コース・全専攻
外国にルーツを持つ生徒対象選抜 1期・2期 全学科・全コース・全専攻

小論文はありません。 かわりに置かれているのが日本語読解力テスト(リーディングスキルテスト)です。

出典:筑紫女学園大学「2027年度入学者選抜要項」(PDF・56ページ。画像PDFのため全数値をページ画像で確認)、「2027年度入学者選抜要項 社会人・海外帰国生・外国人留学生・編入学選抜」(PDF・22ページ)、志願理由書・自己推薦書・プログラムレポートの各様式PDF、人文科学部の設置届出受理に関する大学ニュース(2026年6月20日)、CJサマーキャンプ2026のページ、特待生・奨励生のページ、入試結果のページ(https://www.chikushi-u.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

2026年10月1日の時点で、CJ課題探究型・自己探究型1期・外国にルーツを持つ生徒対象選抜1期の出願期間(9月14日〜10月5日)は受付中です。残り数日です。 ただしCJ課題探究型は7月のサマーキャンプ参加が出願要件なので、いまから要件を満たすことはできません。自己探究型1期はキャンプ参加を要件としないので、いまからでも出願できます。

募集人員は総合型選抜で70名

要項の募集人員表は、方式別の内訳がなく「総合型選抜」として学科・コース単位でまとめて示されています。

学科・コース・専攻 総合型選抜 学校推薦型 一般 共テ利用 入学定員
人文学科 20 30 25 5 80
心理コース 15 30 20 5 70
共生デザインコース 10 10 15 5 40
初等教育・保育専攻 15 30 20 5 70
社会福祉専攻 10 10 15 5 40
合計 70 110 95 25 300

総合型70名に対して学校推薦型が110名なので、年内入試の主力は推薦型という配分です。

日本語読解力テストは大学のパソコンで受ける

小論文のかわりに課されるのが日本語読解力テスト(リーディングスキルテスト)です。総合型選抜と学校推薦型選抜で実施されます(外国にルーツを持つ生徒対象選抜だけは実施なしで面接のみ)。

要項の解説ページとQ&Aに、かなり具体的な説明があります。

  • 文章に書かれている意味を正確にとらえる力(基礎的な読む力)を測るテスト
  • 出題元は教科書・新聞記事・辞書や事典など。各出典から満遍なく選び、分野の得意不得意に左右されないようにしている
  • 知識の有無で正否が分かれないように出題
  • 全7パターンの問題群から、受験者のレベルに合った問題が出る(適応型)
  • 評価は7つの能力値(係り受け解析/照応解決/具体例同定〈辞書〉/具体例同定〈理数〉/同義文判定/推論/イメージ同定)
  • 本学のパソコンを使って受験します(紙ではありません)
  • 試験開始は10時から。所要時間は要項に明記がありません

対策について大学は、開発元(外部の一般社団法人)のサイトに「出題形式見本」がいくつか公開されているので参考にするよう案内しています。大学自身は過去問を公開していません。

小論文ではないので文章を書く練習は不要ですが、文章を正確に読む練習がそのまま効きます(読書のテーマ、言語と思考のテーマ、課題文の線の引き方、要約の練習)。「知識で解かせない」「辞書や事典からも出す」と明言されているので、知らない話題の文章を、書かれていることだけを根拠に読むのが本番の形です。

なお小論文系のものは一般選抜(後期日程)の「国語」で課題作文が出るだけで、総合型選抜とは関係ありません。

配点は「%」表示、素点は非公表

3方式とも、配点は点数ではなく%で示されています。満点の実数は公表されていません。

CJ課題探究型

選考方法 配分
書類審査(調査書)+日本語読解力テスト 30%
書類審査(プログラムレポート・志願理由書)+面接+プレゼンテーション(人文学科・心理コース・初等教育・保育専攻)/グループワーク(共生デザインコース) 70%

自己探究型

選考方法 配分
書類審査(調査書)+日本語読解力テスト 30%
書類審査(志願理由書・自己推薦書)+面接 70%
本学が指定する検定 加点対象

外国にルーツを持つ生徒対象選抜

選考方法 配分
書類審査(調査書等・志願理由書)+面接 100%(一括)

読解力テストは書類審査と合わせて30%の枠に入っていて、残り70%が書類と面接・プレゼン・グループワークです。面接側の比重が大きい設計です。

試験当日の形

CJ課題探究型(会場は本学のみ)

開始時間 内容 対象
10:00〜 日本語読解力テスト 全員
12:00〜 プレゼンテーション・面接(30分程度)(プレゼンは5〜10分程度、質疑応答含む) 人文学科・心理コース・初等教育・保育専攻
12:00〜 グループワーク(60分程度)+面接(15分程度) 共生デザインコース

共生デザインコースだけプレゼンテーションではなくグループワークです(グループディスカッションの対策)。

自己探究型(会場は本学のみ)

開始時間 内容
10:00〜 日本語読解力テスト
12:00〜 面接(30分程度)

どちらも9時30分までに入室、試験開始後20分以上の遅刻は受験不可、昼食は各自で準備です。午前に読解力テスト、午後に面接という一日がかりの形です。

外国にルーツを持つ生徒対象選抜は11時30分から面接のみです(11時までに受付)。

面接の冒頭に自己PR

面接の冒頭で自己PRを求められます。

方式 長さ
自己探究型 5分以内
CJ課題探究型 3分程度

運用ルールが細かく決まっています(両方式で同文)。

  • 取り組んできたことや経験を通して身に付けた能力・資質をアピールするもの。口頭で説明できればよく、特技の実演を必ず求めるものではない
  • 口頭以外の方法で行う場合は、志願理由書にPR方法を記入する
  • 使用する機器はすべて本人が持参し、面接時間内に準備する
  • 大きな音や振動で周囲の試験室に影響が出る自己PRはできない(試験官の判断で変更や中止を求めることがある)

5分の自己PRは、自己PRの書き方と面接の頻出質問の内容がそのまま使えます。

ここは要項の中で読み取りが割れている箇所があります。 CJ課題探究型の選考方法表(13ページ)には試験科目として「プレゼンテーション・面接」「グループワーク・面接」しか書かれておらず、自己PRへの言及がありません。ところが同じCJ課題探究型のページ(14ページ)の冒頭には「面接の冒頭に自己PR3分程度を求めます」とあります。さらに「入試制度とポイント」(5ページ)では、自己PRは自己探究型の特徴としてだけ紹介されています。CJ課題探究型で自己PRが課されるのかどうかはページ間で食い違っているので、出願前に大学に確認してください。

CJ課題探究型は夏のサマーキャンプ参加が出願要件

CJ課題探究型は育成型の入試です。出願資格に「本学が実施するCJサマーキャンプ2026に参加した者」が入っています。

項目 内容
日程 2026年7月18日(土)・19日(日)の2日間(2日間の参加が必須)
会場 筑紫女学園大学(太宰府市)
参加費 無料(昼食あり・イベント保険あり)
プログラム 6つから1つ選択。本・文学/英語・留学/中国語・韓国語(以上 人文学科)、心理・気持ち(心理コース)、まちづくり・AI(共生デザインコース)、子ども・保育(初等教育・保育専攻)
条件 受験希望の学科・コース・専攻が主催するプログラムに参加していること。高校3年(受験年度)の参加に限る
支援 遠方者向け交通費サポート(直線距離61〜120kmで2,000円、121〜160kmで3,000円、161km以上で5,000円。指定離島は上限5,000円)、学生寮の宿泊体験(実費2,500円)あり

申込締切は2026年7月12日でした。2026年10月1日の時点で実施日も締切も過ぎているため、CJ課題探究型は今年度これから要件を満たすことはできません。 高校2年生以下の人は、来年の夏のキャンプに、受けたい学科・コースのプログラムで参加するのが入口になります。

出願書類のプログラムレポートは、このキャンプの体験を書くものです。学科・コース別に4種類あり、設問①は共通です。

①:サマーキャンプを通してあなた自身が気づいた、「大学で学ぶために」必要な視点や考え方を書いてください。その際、具体的な事例(プログラムの内容、参加者同士・教職員や大学生との交流を通して得たもの等)に触れるようにしてください。

設問②以降は学科・コースごとに違います。

様式 設問②以降の要旨
人文学科 人文学科の学び(日本語・英語・中国語・韓国語などの言語、それらの地域の文化や社会、多文化共生社会の実現など)でどのような力を身に付けたいか。また、そのために高校生の今から「心がけること」「できること」「始めたいこと」
心理コース 心理コースでどのようなことを学びたいか。および高校生の今からできること
共生デザインコース ②「新たな気づき」を共生デザインコースの学びへどう結び付けるか/③どのような社会課題の解決について学びたいか。および今からできること
初等教育・保育専攻 ②「新たな気づき」を初等教育・保育専攻の学びへどう結び付けるか/③4年後どのような教師または保育者になりたいか。および今からできること

どの様式も①→②→③が積み上がる構造で、最後が必ず「高校生の今から心がけること・できること・始めたいこと」で終わります。体験の感想で止めず、そこから自分の行動計画に落とすのが要求です。

学科ごとのテーマは、人文学科なら言語と多文化共生(言語と思考のテーマ、グローバル化と文化のテーマ、多様性のテーマ)、心理コースなら心の健康(心の健康のテーマ)、共生デザインコースならまちづくりとAI(住まいと都市のテーマ、AIと社会のテーマ)、初等教育・保育専攻なら子育てと教育(子育てのテーマ、教育格差のテーマ)に対応します。

社会福祉専攻のプログラムレポート様式はありません(CJ課題探究型の対象外なので整合しています)。社会福祉専攻を受けるなら自己探究型になります(介護と福祉のテーマ、格差と再分配のテーマ)。

志願理由書は字数指定なし・本人自筆

出願書類の様式は大学サイトからダウンロードします。すべて《本人自筆》指定で、「自筆で黒インクペンまたは黒ボールペンを使用すること」とあります。

いずれの様式にも字数指定(〇〇字以内/〇〇字程度)はありません。罫線だけの記入欄です。

志願理由書・自己推薦書(自己探究型/A4・2枚) の設問は6つです。

  1. 志望する専門領域を選択するきっかけとなった高等学校での学びと志望理由(罫線9行)
  2. 高等学校で意欲的に取り組んだこと(学習習慣・姿勢/生徒会・学級活動/部活動/校外活動・ボランティア/資格・検定への取り組み等)と、その活動を通じてどのように成長したか(罫線9行)
  3. 本学入学後に学びたいこと・取り組みたいこと・挑戦したいこと
  4. あなたの性格や長所、特技など自己アピール(自己推薦)すること
  5. これまでの資格取得や活動の実績(取得年月/資格等名称/級・段/認定機関名の表、活動時期/活動名称/成績等の表)
  6. 面接時の自己PRを口頭以外で行う場合の方法

志願理由書(CJ課題探究型・学校推薦型共通/A4・1枚) は設問が3つ(①学びと志望理由+入学後に学びたいこと、②意欲的に取り組んだことと成長、③性格・長所・特技の自己アピール)で、CJ課題探究型の出願者だけ自己PR方法の欄に記入します。

設問①が「志望する専門領域を選択するきっかけとなった高等学校での学び」という形なので、高校の授業や探究活動から志望へつなげる書き方が求められています(志望理由書の完全ガイド、探究活動を志望理由につなぐ)。字数指定がないかわりに罫線の行数が実質の上限になるので、様式を印刷して行数に合わせて書く必要があります。

自己探究型だけ検定で加点

自己探究型にのみ検定の加点制度があります。いずれも高校在学中に取得したものに限り、証明書類の写しを提出します。

検定 加点
日本語検定・日本漢字能力検定 3級10点/準2級以上20点
実用英語技能検定 準2級10点/2級以上20点
英検CSEスコア・GTEC・TOEICなど 1728点/680点/L&R 400点などで10点、1980点/930点/L&R 550点などで20点
韓国語能力試験(TOPIK) 2級10点/3級以上20点
中国語検定 4級10点/3級以上20点
HSK 3級10点/4級以上20点
日商簿記 2級以上10点
全商簿記 1級以上10点

最大20点です。英検以外に韓国語・中国語の検定が同じ重みで並んでいるのが人文学科の構成(日本語・英語・中国語・韓国語)と対応しています。CJ課題探究型と外国にルーツを持つ生徒対象選抜には、この加点制度はありません。

日程

方式・期 出願期間 試験日 合格発表
CJ課題探究型 2026年9月14日〜10月5日 2026年10月10日(土) 2026年11月3日
自己探究型 1期 2026年9月14日〜10月5日 2026年10月10日(土) 2026年11月3日
自己探究型 2期 2026年12月4日〜12月14日 2026年12月19日(土) 2026年12月25日
自己探究型 3期 2027年2月22日〜3月8日 2027年3月11日(木) 2027年3月18日
外国にルーツ 1期 2026年9月14日〜10月5日 2026年10月10日(土) 2026年10月20日
外国にルーツ 2期 2027年1月29日〜2月10日 2027年2月17日(水) 2027年2月19日
  • 会場はすべて本学のみ(地方試験場は一般選抜〈前期日程〉だけにあります)
  • 検定料は3方式すべて32,000円
  • 出願期間最終日は、出願登録17時まで/検定料納入18時まで/書類郵送は当日消印有効(簡易書留・速達)

入学手続が2段階になっています。ここはサイトだけ見ると読み取れません。

段階 内容 期間(CJ課題探究型・自己探究型1期)
1次手続 Webでの情報登録・入学金の納入・誓約書の提出 2026年11月3日〜11月20日
2次手続 施設設備費(前期分)の納入 2027年2月16日〜2月26日

サイトの日程表には「入学手続締切日」の1列しかなく、CJ課題探究型・自己探究型1期は11月20日と表示されています。これは1次手続の期限で、別に2次手続で施設設備費を納める必要があります。自己探究型3期と外国にルーツを持つ生徒対象選抜は一括完了(2次手続なし)です。

自己探究型1期とCJ課題探究型は同じ試験日(10月10日)でどちらも専願制なので、両方に出願することはできません。 一方、自己探究型2期と公募推薦(併願制)などは試験日が同じ(12月19日)ですが、同じ学科・コースならどちらも受験でき、両方合格した場合は専願制の自己探究型2期で手続きをします。

奨学金は2つ、どちらも日程の限定あり

CJ課題探究型特待生制度(CJ課題探究型だけの制度)

項目 内容
対象 CJ課題探究型(人文学科/心理・共生デザイン学科/初等教育・保育専攻)
採用 10名
内容 年間施設設備費の100%免除
継続 原則4年間。進級時に審査あり(GPAによる成績順位が各学年上位10%以内)

年内入試奨学生制度(総合型選抜・学校推薦型選抜が対象)

項目 内容
対象 総合型選抜のうちCJ課題探究型と自己探究型1期・2期のみ(自己探究型3期と外国にルーツを持つ生徒対象選抜は対象外)+学校推薦型選抜
採用 30名
要件 入学手続完了後に一般選抜(前期日程)を検定料免除で受験し、その成績と家計状況を点数化した総合評価で上位30名以内
受験科目 一般(前期日程)の「国語」「英語」「選択科目」のうち2科目
内容 年間施設設備費の100%免除
継続 原則4年間。進級時に審査あり(GPA 3.0以上)
申請 各入試の1次手続期間内に申請書・住民票・所得証明書を提出

一般前期の成績を理由に合格が取り消されることはありません。 年内に合格を決めたうえで、奨学金のために一般前期をもう一度受けるという仕組みです。

なお免除額の表記が資料内で揺れています。 特待生・奨学生の説明では「年間施設設備費100%免除(25万円)」と書かれていますが、同じ要項の2027年度の校納金表では施設設備費が年間230,000円になっています。免除されるのは「年間施設設備費の全額」なので実害は小さいはずですが、金額を当てにするなら大学に確認してください。

一般選抜特待生制度(5名・年間授業料100%免除)は一般選抜だけが対象で、総合型選抜は対象外です。

2026年度の入試結果

区分 志願者 合格者
総合型選抜(計) 88 85
学校推薦型選抜 190 186
一般選抜(前期+併用前期) 429 420
一般選抜(後期+併用後期) 123 108
共通テスト利用(1〜3期) 222 214
総計 1,052 1,013

受験者数が公表されていないため実質倍率は算出できません。 志願者と合格者の比で見ると総合型は88人に対して85人です。方式別(CJ課題探究型/自己探究型)の内訳も公表されていません。数字の上では志望理由と自己PRをきちんと準備すれば通りやすい入試に見えますが、専願制なので受けるなら第一志望として決めてからです。

注意:要項PDFのファイル名で取り違えないこと

調べるときにつまずく点があります。

大学サイトには「2027年度入学者選抜要項_総合型選抜_編入学.pdf」というファイルがあり、表紙にも「総合型選抜」と書かれています。ところがこのPDFの目次・本文に、CJ課題探究型・自己探究型・外国にルーツを持つ生徒対象選抜の記載は一切ありません。 中身は社会人選抜・海外帰国生選抜・外国人留学生選抜・編入学選抜だけです。

高校生向けの総合型選抜3方式は、「2027年度入学者選抜要項.pdf」(本体・56ページ)の側に載っています。 ファイル名だけで判断すると取り違えます。

(この大学は整理上、社会人選抜・海外帰国生選抜・外国人留学生選抜も「総合型選抜」に含めています。表紙の「総合型選抜」はその広い意味だと思われます。)

もう一点、編入学選抜だけ旧学部名(文学部・人間科学部・現代社会学部)で書かれています。3年次編入で旧課程に入る整理と思われますが、同じ冊子に新旧の学部名が混在しているので読み分けが必要です。

どこから手をつけるか

いま出願できるのは自己探究型1期です(10月5日まで、残り数日)

  1. 志願理由書・自己推薦書(A4・2枚・本人自筆・字数指定なし)を書く。設問は6つで、様式を印刷して罫線の行数に合わせて書きます
  2. 設問①は「志望する専門領域を選択するきっかけとなった高等学校での学び」。授業や探究活動から始めて志望へつなげます
  3. 検定の加点(最大20点)に該当するものがあれば、証明書類の写しを添付します。高校在学中に取得したものに限ります
  4. 調査書は2026年9月1日以降発行の最新のものが必要です
  5. 面接の自己PR(5分以内)を準備します。口頭以外の方法でやるなら志願理由書にその方法を記入し、機器は本人が持参します
  6. ネット出願で登録・検定料32,000円を納入し、書類を簡易書留・速達で郵送します

自己探究型2期・3期を狙うなら

  • 2期は出願12月4日〜12月14日・試験12月19日。年内入試奨学生制度(30名)の対象です
  • 3期は出願2月22日〜3月8日・試験3月11日。3期は年内入試奨学生制度の対象外です
  • 2期は公募推薦と試験日が同じですが併願して両方受けられます(両方合格したら専願の自己探究型2期で手続き)

試験当日に向けて(1期・2期共通)

  • 午前10時から日本語読解力テスト(大学のパソコン)、午後12時から面接30分の一日です。9時30分までに入室、昼食は各自持参
  • 読解力テストは知識で解くものではなく、文章を正確に読む力を測ります。教科書・新聞記事・辞書や事典から出ます。開発元のサイトに出題形式見本が公開されているので、それで形式に慣れておくのが大学の案内です
  • 配点は書類(調査書)+読解力テストで30%、書類(志願理由書等)+面接で70%です。面接側の比重が大きいので、志願理由書の内容を自分の言葉で話せる状態にしておきます

高校2年生以下で CJ課題探究型を狙うなら

  • 来年の夏のCJサマーキャンプに、受けたい学科・コース・専攻が主催するプログラムで参加することが出発点です(2026年は7月18〜19日の2日間、参加費無料、申込締切は7月12日でした)
  • 高校3年(受験年度)の参加に限るので、2年生のうちに参加しても出願要件にはなりません(ただし他の入試の志望理由の参考にはなります)
  • キャンプ後はプログラムレポート(A4・2枚)を書きます。設問の最後は必ず「高校生の今から心がけること・できること・始めたいこと」なので、キャンプの場で感じたことをメモしておくと後で効きます
  • 共生デザインコースだけ、当日はプレゼンテーションではなくグループワーク(60分程度)+面接(15分程度)です
  • CJ課題探究型には10名の特待生制度(年間施設設備費の全額免除)があります
  • 社会福祉専攻はCJ課題探究型の対象外です

まとめ

  • 2027年4月、3学部(文学部・人間科学部・現代社会学部)から人文科学部1学部へ全学改組(設置届出受理済み)。入学定員300名=人文学科80/心理・共生デザイン学科110/初等教育・保育専攻70/社会福祉専攻40。旧3学部の1年次募集は停止
  • 総合型選抜は3方式・計70名。すべて専願制
  • 小論文はない。かわりに日本語読解力テスト(リーディングスキルテスト)を大学のパソコンで受験(総合型・学校推薦型で実施。外国にルーツを持つ生徒対象選抜のみ実施なし)
  • 読解力テストは全7パターンから受験者のレベルに合った問題が出る適応型で、評価は7つの能力値。出題元は教科書・新聞記事・辞書や事典で、知識の有無で正否が分かれないように出題。大学は過去問を公開せず、開発元サイトの「出題形式見本」を案内
  • 配点は%表示で素点非公表。書類(調査書)+読解力テスト30%、書類(志願理由書等)+面接・プレゼン・グループワーク70%。外国にルーツを持つ生徒対象選抜は面接100%
  • CJ課題探究型は「CJサマーキャンプ2026」(7月18〜19日の2日間)参加が出願必須。受験する学科・コースが主催するプログラムかつ高校3年での参加に限る。参加費無料・交通費サポート・学生寮宿泊体験あり。2026年10月1日の時点で実施日も申込締切も経過済み
  • 出願書類のプログラムレポートはキャンプ体験を書くもので学科・コース別に4種類。設問の最後は必ず「高校生の今から心がけること・できること・始めたいこと」
  • 当日は10時から読解力テスト、12時から面接30分(CJはプレゼン5〜10分込みの面接30分程度。共生デザインコースだけグループワーク60分+面接15分)。9時30分までに入室・昼食持参・20分以上の遅刻は受験不可
  • 面接冒頭に自己PR(自己探究型5分以内/CJ課題探究型3分程度)。ただしCJ課題探究型の自己PRは要項のページ間で記載が食い違っており、出願前の確認が必要
  • 志願理由書等は本人自筆・字数指定なし・罫線のみ。自己探究型はA4・2枚で設問6つ
  • 自己探究型にのみ検定加点(日本語検定・漢検・英検・TOPIK・中国語検定・HSK・日商簿記・全商簿記、最大20点、高校在学中取得に限る)
  • 奨学金はCJ課題探究型特待生(10名・年間施設設備費100%免除)と年内入試奨学生(30名・同)。後者は入学手続後に一般前期を検定料免除で受験して総合評価上位30名が対象で、自己探究型3期と外国にルーツを持つ生徒対象選抜は対象外。免除額の表記が「25万円」と「230,000円」で揺れている
  • 検定料は3方式すべて32,000円、会場は本学のみ。入学手続は1次(入学金)と2次(施設設備費)の2段階で、サイトの日程表には2次が載っていない
  • 自己探究型1期とCJ課題探究型は同日・ともに専願で併願不可。自己探究型2期と公募推薦は同日だが併願可
  • 2026年度の総合型選抜は志願者88・合格者85(受験者非公表のため実質倍率は算出不可)。方式別内訳は非公表
  • 要項PDFの「総合型選抜_編入学.pdf」には総合型3方式の記載がない。高校生向けの総合型選抜は本体の「2027年度入学者選抜要項.pdf」(56ページ)側にある
  • 2026年10月1日の時点で、CJ課題探究型・自己探究型1期・外国にルーツ1期の出願は10月5日まで受付中(CJはキャンプ要件のため新規参入不可、自己探究型1期は出願可能)

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ福岡県では九州女子大学、中村学園大学、九州産業大学の記事もあわせて読めます。

Related

関連記事

← 「大学別対策」の記事一覧へ