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梅光学院大学の総合型選抜。レポートのテーマは3年間同じ2択、英語資格の加点が最大100点で試験と同じ重み

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梅光学院大学(山口県下関市)の2027年度総合型選抜は1〜8期と探究学習評価入試Ⅰ〜Ⅳ期。レポートは600〜800字程度・45分・30点で、テーマは「大学で学びたいこと」か「気になる時事問題」の2択が3年間変わっていません。試験の満点は100点ですが、英語資格の加点が最大100点つきます。検定料はその年度のオープンキャンパスに参加していれば免除。3期とⅡ期の出願は10月1日〜10月13日です。

梅光学院大学は、山口県下関市にある私立大学です。2024年4月に文学部から国際学部へ名称が変わり、現在は2学部2学科8専攻です。

学部・学科 専攻 入学定員
国際学部 国際言語文化学科 国際観光マネジメント専攻 80名
同 英語コミュニケーション専攻 60名
同 国際ビジネス専攻 40名
同 国際教養専攻 30名
同 韓国語コミュニケーション専攻 30名
同 中国語コミュニケーション専攻 20名
子ども学部 子ども未来学科 児童教育専攻 25名
同 幼児保育専攻 25名

2027年度から入学定員が変わります。2026年7月1日に文部科学省へ届出済みで、総定員310名は変わらず内訳だけが動きました。

専攻 変更前 変更後
国際観光マネジメント 40名 80名
韓国語コミュニケーション 20名 30名
児童教育 50名 25名
幼児保育 50名 25名

学部・学科・専攻の募集停止はありません。

総合型選抜は、大学の「総合型選抜概要」ページに載っている2方式が中心です。どちらも専願(合格したら必ず入学する)で、学習成績の状況(評定平均)の条件はありません。

方式 期 選考 配点
総合型選抜 1〜8期 レポート(600〜800字程度・45分)+口頭試問5分程度+面接5分程度 30+30+40=100点
総合型選抜【探究学習評価入試】 Ⅰ〜Ⅳ期 発表5分程度+口頭試問5分程度+面接10分程度(筆記なし) 30+30+40=100点

出願資格は「2027年3月に卒業見込みの者、または卒業して5年以内の者」などで、既卒5年以内まで出願できます。専願なので合格後の辞退はできません(辞退の申し出ができるのは専願ではない入試の合格者だけ、と要項に書かれています)。

ここで注意点を1つ。大学サイトの入試情報ページには「その他入学者選抜」として沖縄県等地域特別選抜・帰国生徒選抜・社会人選抜・3年次編入選抜が並んでいますが、これらの要項PDFのタイトルには「(総合型選抜)」と明記されています。総合型選抜概要ページには載っていないので見落としやすいところです。なお帰国生徒選抜には「小論文」(60分)があります——1年次の通常の総合型選抜には「小論文」という名前の試験はありません。

出典:梅光学院大学「2027年度入試要項」(PDF・全46ページ、2026年6月29日版)、入試要項(総合型選抜)・(総合型選抜【探究学習評価入試】)の各抜粋、【様式1】大学入学希望理由書B、入試情報・総合型選抜概要・入試ガイド・学費と奨学金・受験生向けよくあるお問い合わせの各ページ、「2027年度入学定員変更のお知らせ」(2026年7月1日)(https://www.baiko.ac.jp/university/admission/ )。2026年10月1日に確認しました。

要項には2つの版があります。 総合型選抜概要ページからリンクされている「2027年度入試要項(全ページ)」は2026年3月25日作成の見開き23ページ版で、定員変更前の古い数字が載っています。最新は2026年6月29日作成の46ページ版で、定員変更のお知らせの記事からリンクされています。総合型選抜の選考方法・日程・配点は両版で同じですが、定員を見るときは新しい版を使います(入試情報ページのHTMLの募集人員表は新しい数字になっているので、同じページの中で表とPDFが食い違っています)。

レポートのテーマは3年間同じ2択

総合型選抜(1〜8期)のレポートは600〜800字程度・45分・30点です。テーマは要項に事前公表されていて、次の2つからどちらかを選びます。

  1. 将来の目標に向けて梅光学院大学で学びたいこと
  2. 気になる時事問題について

そして重要なのが、このテーマが2025年度・2026年度・2027年度と3年間まったく同じ文言だということです。大学が毎年公表している「各入試区分 試験内容・出題意図・合否基準等」でも同じ2択が続いています。つまり事実上固定のテーマとして準備できます。

評価の基準も公表されています。レポートについては「テーマに内容が合っており、自分の考えがはっきりと書かれていること」です。

時間 内容
9:00〜9:20 受付
9:20〜9:30 レポート作成についての説明
9:30〜10:15 レポート作成(45分)
10:30〜 口頭試問・面接

レポート作成時に資料やメモを見ることはできません。 つまり持ち込みはなしで、頭の中にある構成で書きます。

45分で600〜800字はかなり速いペースです(原稿用紙2枚を45分)。設計に5分・執筆に33分・見直しに7分という配分になるので、構成を本番で考える余裕はほとんどありません。テーマが固定なので、両方のテーマで一度書き上げて構成を覚えておくのが正解です(小論文の構成メモ、小論文の時間配分)。

テーマ①「大学で学びたいこと」を選ぶなら、志望理由書と内容が重なります。専攻が8つに分かれている大学なので、その専攻でしか学べないことに触れると説得力が出ます(志望理由書の完全ガイド)。テーマ②「気になる時事問題」を選ぶなら、志望専攻と結びつく話題を1つ用意しておきます。観光・ビジネス系ならインバウンドや地域の観光振興、言語系なら多言語化や外国人住民の支援、子ども学部なら子育てや教育の課題です(多様性のテーマ)。

口頭試問はレポートの内容についての質疑応答です(5分程度・30点)。書いたことを自分の言葉で説明し直せるかが問われます。面接(5分程度・40点)は出願書類に基づいて、高校で意欲的に取り組んできたことや進学の目的意識を聞かれます(面接の頻出質問、面接と書類の一貫性)。

探究学習評価入試は資料の形式が自由

探究学習評価入試は筆記がありません。高校の「総合的な探究の時間」などの成果を使う方式です。

試験 内容 時間 配点
発表 探究学習の成果報告資料をもとに発表 5分程度 30点
口頭試問 発表内容についての質疑応答 5分程度 30点
面接 出願書類に基づく質問 10分程度 40点

提出する資料はどんな形式でもかまいません。 要項にはこう書かれています。

  • 高校の探究学習などで制作した資料、またはそれを受験用に新しくまとめたもの
  • 個人でもグループで作成したものでもよい
  • 手書きの紙、動画、PowerPointなどパソコンで作ったもの、立体的な作品でもよい
  • 紙の場合はコピーを提出してもよい
  • グループ制作の資料を出す場合は、自分が制作した箇所を明確にする(入試のときも自分が作った箇所を明確にして発表する)

当日は提出した資料をプロジェクターで投影して発表します。評価されるのは資料の完成度、内容の理解度、発表姿勢の3点です。そして条件がかなり緩やかで、原稿を読みながら発表してもかまいません。プレゼン用のパソコンを持参する必要もありません(大学で準備します)。

「資料の完成度」が評価項目に入っているので、高校で作ったものをそのまま出すか、受験用に作り直すかは考えどころです。要項が「受験用に新たにまとめたもの」を明示的に認めているので、見せるために整え直す価値はあります。立体作品でもよいという自由度は、子ども学部志望で保育の教材を作った人などには使いやすいはずです(探究のまとめ方、プレゼンテーション型入試の対策)。

なお大学サイトの総合型選抜概要ページには、探究学習評価入試の出願資格が「2026年3月に卒業見込みの者」と書かれています(同じページの総合型選抜のほうは正しく2027年3月)。要項は新旧どちらも2027年3月なので、サイト側の誤記です。

英語資格の加点が最大100点。試験の満点と同じ

ここがこの大学の総合型選抜でいちばん大きな要素です。試験の満点は100点ですが、別に加点があります。

対象 加点
調査書等 0〜10点
大学入学希望理由書 0〜10点
民間の英語資格・検定試験のスコア 最大100点
情報処理検定試験/ITパスポート/基本情報技術者/応用情報技術者 1つ取得で5点、2つ以上で10点

英語資格の加点はCEFRの対照表で決まります。

CEFR A1 A2 B1 B2 C1・C2
加点 なし 30点 50点 80点 100点

試験が100点満点なのに、英語資格だけで最大100点が乗ります。たとえばB1(英検2級相当)を持っていれば50点、B2(英検準1級相当)なら80点です。試験の出来を大きく覆せる重みです。

スコアは「高校在籍中から出願時点までに確定したもののうち、最もスコアが高いもの」が対象です。複数回受けていれば一番良い結果が使われます。資格がなくても受験はできますが、持っている人と持っていない人の差が大きい入試だと理解しておく必要があります。英語資格を取る時間があるなら、取ってから出願するほうが有利です。

情報系の資格は「級のレベルを問わない」と明記されていて、1つで5点・2つ以上で何個でも10点です。情報処理検定(全国商業高等学校協会主催)を複数持っている商業科の人は10点になります。

希望理由書はAかBを選ぶ。Aは表現が自由

出願書類で自分が書くのは大学入学希望理由書だけです(加点0〜10点)。「活動報告書」という名前の様式はありません。

テーマは「自己PR × 梅光学院大学を志望する理由」で、自己PRでは次の①〜④のうち少なくとも1つに触れます。

  1. 学内外での学業に関する活動(授業、部活動、委員会活動、課外活動など)
  2. 課題研究等に関する活動(「総合的な学習の時間」、課外活動や長期休暇中に自分でテーマを設定して取り組んだことなど)
  3. 資格・検定等に関すること(取得したものを挙げ、取得に向けて取り組んだこと)
  4. 大学のアドミッション・ポリシーに関する体験や学び

そして書式をAとBから選べます。

様式 形式 分量
A 白紙の用紙、またはWord・Excel・PowerPointなどで自由に表現。高校名・氏名・志望専攻を右上に記入 手描きはA4またはA3など1枚の紙に収まるように/パソコンはPDFで1ページに収まるように
B 所定のマス目様式に文章で作成。自筆でもパソコン入力でもよい 20字×30行=600字

Aは図やイラスト、写真、レイアウトを使えるので、作品や活動を見せたい人には有利です。Bは600字の文章で、書くことが得意な人向けです。どちらを選んでも加点は0〜10点なので、自分の強みが出る形を選べばよいことになります(自己PRの書き方)。

提出方法は「電子データのアップロード」と「郵送」の2通りですが、調査書を受験生本人が提出する場合は郵送のみ(厳封のまま。開封すると無効)です。高校の先生が提出する場合はアップロードでもかまいません。同一年度に複数の区分へ出願する場合、調査書は初回の1通だけでよいという扱いです。

検定料はオープンキャンパス参加で免除

検定料は総合型選抜・探究学習評価入試とも30,000円ですが、免除の条件があります。

出願までに、その年度(2026年3月以降)のオープンキャンパスに参加していれば、すべての選抜で検定料が免除されます。出願のときにチェックボックスで申告し、参加者リストと照合されます。

注意点として、大学のよくあるお問い合わせには「高校2年生のときの参加は対象外」と明記されています。受験する年度に開催されるオープンキャンパスに、出願前までに参加している必要があります。

また、同一年度内に入試を受験していれば2回目以降の検定料は不要です。1期で不合格だった人が3期に出し直す場合などは追加の負担がありません。専願なので併願はできませんが、落ちたら次の期に再挑戦するという使い方ができる設計です。

日程:3期とⅡ期の出願は10月1日から

総合型選抜(1〜8期)

期 出願期間 試験日 合格発表
1期 9月1日〜9月8日(終了) 9月11日 11月1日
2期 9月9日〜9月17日(終了) 9月26日 11月1日
3期 10月1日〜10月13日 10月17日(土) 11月1日
4期 10月22日〜11月2日 11月7日(土) 11月12日
5期 11月26日〜12月9日 12月15日(火) 12月22日
6期 2027年1月7日〜1月14日 1月21日(木) 1月22日
7期 1月29日〜2月8日 2月10日(水) 2月16日
8期 2月26日〜3月8日 3月10日(水) 3月16日

探究学習評価入試(Ⅰ〜Ⅳ期)

期 出願期間 試験日 合格発表
Ⅰ期 9月1日〜9月8日(終了) 9月11日 11月1日
Ⅱ期 10月1日〜10月13日 10月17日(土) 11月1日
Ⅲ期 11月26日〜12月9日 12月15日(火) 12月22日
Ⅳ期 2027年1月29日〜2月8日 2月10日(水) 2月16日

2026年10月1日の時点で、3期とⅡ期の出願期間が今日から始まりました(10月13日まで)。インターネット出願の入力期限は締切日の15時、検定料の納付期限は出願登録日の2日後の23時59分(出願期間最終日は16時まで)、出願書類は当日必着です。

試験会場は本学(下関市向洋町)と宜野湾会場(沖縄県宜野湾市のGAKUARU BASE)です。ただし1期とⅠ期は本学のみで、2期以降・Ⅱ期以降は両方から選べます。本学会場は前日までに連絡すれば見学できますが、地方会場は見学できません。遅刻は原則30分以上で受験不可です。

奨学金は申請期間が入試より後ろ

総合型選抜に直接連動する特待生制度はありませんが、独自の奨学金が2つあり、いずれも返済不要です(両方の同時受給は不可。日本学生支援機構の給付奨学金の採用候補者と授業料減免の対象者は対象外)。

グローバルスカラシップ(24万円)

  • 給付額24万円。申請資格を満たす人全員が採用(選抜なし)
  • 基準は英検・英検S-CBT・英検CBT 2級以上/GTEC Advanced 1100点以上/TOEIC Bridge Listening & Reading Test 550点以上/TOEFL iBT 57点以上のいずれか
  • 取得した級・スコアは高校在籍中に取得したものであること
  • 申請期間は2027年2月26日〜3月17日、発表は3月24日

ここは見落としやすい点です。入試の合否とは別枠の申請制なので、総合型選抜の1期で合格した人も、翌年2月〜3月の申請期間に自分で申請しなければ対象になりません。申請期間を過ぎると対象外です。

なお、TOEICの試験名がサイトと要項で違っています。学費・奨学金のページは「TOEIC Listening & Reading TEST 550点以上」、要項は「TOEIC Bridge Listening & Reading Test 550点以上」です。TOEIC L&RとTOEIC Bridge L&Rは別の試験でスコアの尺度も違うので、TOEICのスコアで申請を考えている人は大学に直接確認したほうが安全です。

特定遠隔地奨学金(18万円)

  • 1年次のみ18万円。申請資格を満たす人全員
  • 沖縄県および島しょ部に所在する高校の出身者が対象(他の種別の奨学金に合格していないこと、対面型授業プログラムの受講生であること)
  • 申請は不要で、出身高校の所在地により大学が選定して通知します

どこから手をつけるか

3期またはⅡ期に出願するなら(10月1日〜10月13日、試験10月17日)

  1. オープンキャンパスに参加しているか確認する。参加していれば検定料30,000円が免除になります(高校2年生のときの参加は対象外)
  2. 英語資格のスコアを確認する。CEFR A2以上なら30点〜最大100点の加点。複数回受けているなら一番高いスコアを使います。情報処理検定やITパスポートも5〜10点
  3. 大学入学希望理由書をAかBで作る。Aは1枚で自由表現、Bは600字のマス目。自分の強みが出る形を選ぶ
  4. 調査書を高校に依頼する。自分で提出する場合は郵送のみ(厳封のまま)
  5. レポートを使う方式なら、公表されている2つのテーマで800字を書き上げて構成を覚える。当日は資料・メモの持ち込み不可、45分で600〜800字
  6. 探究学習評価入試なら、提出資料を決める(形式は自由。受験用にまとめ直してもよい)。発表5分は原稿を読んでもかまいません
  7. インターネット出願の入力は締切日の15時まで、書類は当日必着

まだ英語資格がない場合

加点の重みが大きいので、資格を取ってから後の期に出すという選択もあります。専願ではあるものの、同一年度の2回目以降は検定料が不要なので、期をずらす負担は小さいです。日程は4期(11月7日)、5期・Ⅲ期(12月15日)、6期(2027年1月21日)、7期・Ⅳ期(2月10日)、8期(3月10日)と年度末まで続きます。

まとめ

  • 梅光学院大学の総合型選抜は1〜8期と探究学習評価入試Ⅰ〜Ⅳ期。どちらも専願で辞退不可。評定の条件はない
  • レポートは600〜800字程度・45分・30点。テーマは「大学で学びたいこと」か「気になる時事問題」の2択で、3年間同じ文言
  • レポート作成時は資料・メモの持ち込み不可
  • 探究学習評価入試は筆記なし。提出資料は手書き・動画・PowerPoint・立体作品など形式自由で、原稿を読みながら発表してもよい
  • 試験の満点は100点だが、英語資格の加点が最大100点(CEFR A2=30/B1=50/B2=80/C1以上=100)。調査書0〜10点、希望理由書0〜10点、情報系資格5〜10点も加点
  • 大学入学希望理由書はA(1枚で自由表現)かB(600字のマス目)を選択
  • 検定料30,000円は、その年度のオープンキャンパスに参加していれば免除。同一年度の2回目以降も不要
  • 会場は本学と宜野湾(沖縄)。ただし1期・Ⅰ期は本学のみ
  • グローバルスカラシップ(24万円)は入試とは別枠の申請制で、申請期間は2027年2月26日〜3月17日
  • 2027年度から入学定員が変更(国際観光マネジメント40→80、韓国語20→30、児童教育・幼児保育は各50→25)
  • 要項は2版あり、総合型選抜概要ページからリンクされているのは定員変更前の旧版
  • 2026年10月1日の時点で、3期とⅡ期の出願は10月1日〜10月13日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ山口県では山口大学、国際・ビジネス系の学部は広島経済大学、子ども・教育系は比治山大学の記事もあわせて読めます。

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