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アール医療専門職大学の総合型選抜。小論文の課題は、受験票と一緒に届く

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アール医療専門職大学の総合型選抜は課題小論文(60分・800字程度・100点)と個別面接(15分・100点)の200点。課題は出願後、受験票送付時に届きます。テーマを知ってから試験日までに準備できる形式です。専願でオープンキャンパス参加が出願資格。

アール医療専門職大学(茨城県つくば市)の総合型選抜には、課題小論文があります。そしてこの大学の要項には、こう書かれています。

※課題は出願後、受験票送付時にお送りします。

つまり、小論文のテーマを知った状態で試験日を迎えるということです。当日その場で問題を渡される形ではありません。

  • 課題小論文(60分):100点。事前に与えられた課題に対して、800字程度で記述
  • 個別面接(口頭試問含む)(15分):100点
  • この2つの合計点と、書類審査の内容をもとに総合的に判定
  • 当日は9時40分から10時40分が小論文、11時から面接

テーマが先に分かるぶん、準備の密度がそのまま点数になります。

出典:アール医療専門職大学「令和9年度生 学生募集要項」(https://a-ru.ac.jp/university/pdf/application/application.pdf )、「入試日程/入試区分」(https://a-ru.ac.jp/university/admission/exam/index.html )。2026年9月21日に確認しました。

どんな大学か

アール医療専門職大学は専門職大学です。学部はリハビリテーション学部ひとつで、学科は2つ。

学科 修業年限 入学定員 卒業時取得資格
理学療法学科 4年 20名 理学療法学士(専門職)、理学療法士国家試験受験資格
作業療法学科 4年 20名 作業療法学士(専門職)、作業療法士国家試験受験資格

合わせて40名という小さな大学です。理学療法士と作業療法士を目指す人だけが来る場所なので、志望理由も面接も「なぜリハビリなのか」「なぜ理学療法(作業療法)なのか」が中心になります。

医療系の学部を受けるときの考え方は医療・技術系学部の小論文にまとめてあります。

総合型選抜はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期の3回

入試区分 出願期間(締切日必着) 試験日 合格発表(郵便到着日) 入学手続期限
Ⅰ期(エントリー方式あり・早期出願特典あり) 2026年9月1日〜9月14日 2026年9月19日(土) 2026年11月2日(月) 2026年11月10日(火)
Ⅱ期 2026年11月16日〜12月14日 2026年12月20日(日) 2026年12月24日(木) 2027年1月12日(火)
Ⅲ期 2027年3月1日〜3月15日 2027年3月20日(土) 2027年3月24日(水) 2027年3月29日(月)

この記事を書いている2026年9月21日の時点で、Ⅰ期の試験日(9月19日)はすでに終わっています。これから出願できるのはⅡ期(11月16日から12月14日)と、Ⅲ期(2027年3月1日から3月15日)です。

表を見ると、Ⅰ期だけ動きが独特です。9月14日に出願を締め切り、9月19日に試験、そして合格発表が11月2日。試験から発表まで6週間以上あきます。総合型選抜の合格発表は11月1日以降と決まっているためで、早く受けても早く結果が出るわけではないという点はⅡ期・Ⅲ期と違います。

逆にⅡ期以降はテンポが速く、12月20日に受けて12月24日に結果が届きます。

課題小論文をどう準備するか

課題が届くのは「受験票と一緒」

もう一度、要項の書き方を見ます。

2.課題小論文(60 分):100 点 ・事前に与えられた課題に対して、800 字程度で記述 ※課題は出願後、受験票送付時にお送りします。

出願した後に課題が届きます。Ⅱ期なら出願締切が12月14日、試験日が12月20日。受験票がいつ届くかにもよりますが、課題を見てから本番までの時間は、長くても2週間ほどと見ておくのが安全です。

そして書くのは当日です。60分で800字程度。テーマが分かっているのに、書くのは本番の一発勝負。この形式でやるべきことは、ふつうの小論文と少し違います。

やることは「調べて、書いて、覚える」

  1. 課題が届いたら、まず何を問われているか(主語と動詞)を確定する。「〜について述べよ」なのか「〜についてあなたの考えを述べよ」なのかで、書くものが変わります
  2. その場で調べる。テーマが分かっているのだから、調べないのは損です。リハビリテーション、高齢化、地域包括ケアなど、医療系で出やすい題材なら数字と現状を押さえます
  3. 800字の型をひとつ作る。序論(問題の確認)・本論(具体と根拠)・結論(自分の立場)で組み立てます
  4. 実際に800字を手で書いてみる。60分で書けるかを確かめます
  5. 書いた原稿を「覚える」のではなく、「骨組みを覚える」。丸暗記は、当日の設問の言い回しが少しでも違うと崩れます

テーマ型の書き方はテーマ型小論文の書き方、60分の使い方は小論文の時間配分、原稿用紙のルールは原稿用紙の表記ルールにまとめてあります。

800字を60分で書くということ

60分で800字は、余裕がある配分ではありません。目安はこうなります。

  • 構想 10分…何を書くか決める。テーマが事前に分かっているので、ここが大幅に短縮できるのが最大の強みです
  • 執筆 40分…800字を書ききる
  • 見直し 10分…誤字、表記、文末

テーマを知らない受験生なら構想に20分かかるところを、10分以下にできる。事前に課題が届く形式は、この10分を稼ぐための形式だと考えてください。

面接は小論文の1時間後

当日のスケジュールは3期とも共通です。

時間 内容
9:00〜9:30 受付
9:30〜9:40 諸注意説明
9:40〜10:40 課題小論文
11:00〜 個別面接(口頭試問含む・15分)

小論文が終わって20分後には面接が始まります。自分が書いた内容を覚えたまま面接に入ることになるので、当然、書いたことと話すことがずれていないかが問われます。

面接には口頭試問が含まれます。15分という短さを考えると、志望理由と学科への理解を短く言いきる練習が要ります。小論文と面接のつなぎ方は小論文と面接をつなぐ、質問の準備は面接の頻出質問を見てください。

配点は小論文100点+面接100点=200点。書類審査には点数がついていません。要項は「上記2、3の合計点と1の内容をもとに総合的に判定します」と書いています。点になるのは当日の2つ、という読み方ができます。

出願資格に2つの条件がある

出願資格のうち、見落とすと出願そのものができなくなるのがこの2つです。

⑶ 合格した場合入学を確約できる者【専願】 ⑷ 令和8年度に開催するオープンキャンパス等に参加した者

専願です。合格したら入学する前提でしか出願できません。そしてオープンキャンパス等への参加が出願資格になっています。行っていなければ出願できません。

さらに、Ⅰ期にある「エントリー方式」については、要項にこう注記されています。

※エントリー方式の書類はオープンキャンパス参加時に配布いたします。

エントリー方式の中身は公開資料では確認できませんでした。書類がオープンキャンパスでしか配られない以上、行くこと自体が前提になっています。大学に直接確認してください。

出願書類は4点。志望理由書は400〜500字

高校を卒業見込みの人が総合型選抜で出すものは、次の4点です。

  • 入学願書
  • 志望理由書
  • 調査書
  • 入学選考料(本学試験のみの場合20,000円)

推薦書も自己推薦書も要りません。実質、書くのは願書と志望理由書の2つです。

志望理由書は入学願書の裏面にあり、指示はこうです。

本学を志望する理由について400字以上500字以内で記述する。

400〜500字。長くはありません。学科を選んだ理由と、卒業後に何をしたいかを、具体をひとつ添えて書くくらいの分量です。書き方は志望理由書の書き方 完全ガイドにまとめてあります。

そして書式の指定が細かいので、先に確認しておきます。

  • 提出書類は全て黒のボールペンで記入
  • 修正液は使用不可。訂正は二重線で訂正し、訂正印を押印
  • 願書は本紙に記載。コピーや印刷したものは原則不可
  • 写真は縦4cm、横3cm、正面上半身・脱帽・カラー、3ヶ月以内撮影のものを願書と受験票の2箇所に貼る(裏面に氏名)

一方、試験当日の筆記用具は「HB鉛筆(シャープペンシル含)・消しゴム」の2点と指定されています。書類はボールペン、試験は鉛筆。逆にしないでください。

机の上に置けるのは受験票、筆記用具、時計(時計機能だけのもの)、眼鏡のみ。持ち物には上履きも入っています。

知っておくと選択肢が増える3つの制度

1. 理学療法と作業療法を併願できる

それぞれの受験で理学療法学科・作業療法学科の二学科を併願することができます。希望者は、入学願書の「第二志望」の該当学科へ☑を記入してください。第一志望が不合格の場合のみ選考します。

第二志望に印をつけるだけで併願できます。第一志望が通れば第二志望は見られません。リハビリ職に就きたいが、理学療法か作業療法かを決めきれていない人にとっては現実的な選択肢です。

ただし面接では第一志望の学科について聞かれます。両方に等しく興味がある、という答え方は通りません。第一志望を選んだ理由を言いきれるようにしておく必要があります。

2. 総合型選抜は「同じ区分でも」再受験できる

・総合型選抜Ⅰ〜Ⅲ期、一般選抜Ⅰ、Ⅱ期は、それぞれの同一区分内でも再受験を可能とします。 ・学校推薦型選抜(指定校推薦・公募制推薦)AB日程、社会人特別選抜A〜D日程、大学入学共通テスト利用A〜C日程については、それぞれの同一区分内における再受験を不可とします。

Ⅰ期の総合型選抜で不合格でも、Ⅱ期の総合型選抜をもう一度受けられます。学校推薦型選抜や社会人特別選抜にはこの道がありません。

しかも再受験のときの書類は軽くなります。

(1) 入学願書(再受験に☑をする) (2) 志望理由書 (3) 入学選考料 ※学歴、成績を証明する書類は不要です

調査書を出し直す必要がないということです。出すのは願書と志望理由書と選考料だけ。志望理由書は書き直せるので、1回目の反省をそのまま反映できます。

3. Ⅰ期合格者は学費が10万円下がる

総合型選抜Ⅰ期:試験日9月19日(土)、学校推薦型選抜(指定校推薦)A日程:試験日11月15日(日)の合格者は早期出願特典として、学費納入金から100,000円を免除します。

早く決めた人への特典です。2027年度入試ではⅠ期がすでに終わっているため、この特典は使えません。2028年度以降を考えている人は、9月のⅠ期が10万円分の価値を持つことを頭に入れて計画を立ててください。

また、合格者の中から入学生特待生も選ばれます。各学科で特待S(後期分授業料450,000円免除)が1名、特待A(300,000円免除)が2名。「合格者の中で、成績が優秀な学生」を総合評価で選ぶとされているので、総合型選抜の小論文と面接の点数も、その評価の材料になります。合格だけでなく、点を取りにいく理由があります。

どこから手をつけるか

  1. オープンキャンパス等に参加する。出願資格です。参加していないと出願できません
  2. 専願で大丈夫かを決める。合格したら入学を確約する選抜です
  3. 理学療法か作業療法かを決める。決めきれないなら第二志望の併願を検討します
  4. 志望理由書を400〜500字で書く。出願書類で書くのは実質これだけです
  5. 出願する。Ⅱ期は2026年11月16日から12月14日(締切日必着)
  6. 受験票と一緒に届く課題を見たら、すぐ調べ始める。ここからが勝負です
  7. 800字を60分で書く練習を、最低3回。時間を測ってやります
  8. 書いた内容を面接で話せるようにする。小論文の20分後に面接です

まとめ

  • アール医療専門職大学の総合型選抜は課題小論文(60分・800字程度・100点)と個別面接(口頭試問含む・15分・100点)の200点。書類審査は点数化されず「内容をもとに総合的に判定」
  • 課題は出願後、受験票送付時に届きます。テーマを知った状態で試験日を迎える形式です
  • 当日は9:40〜10:40が小論文、11:00〜が面接。小論文の20分後に面接が始まります
  • 総合型選抜はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期の3回。2026年9月21日時点でⅠ期は終了、これから出願できるのはⅡ期(11月16日〜12月14日)とⅢ期(2027年3月1日〜3月15日)
  • Ⅰ期は9月19日に受けて合格発表が11月2日。Ⅱ期は12月20日に受けて12月24日に届きます
  • 出願資格に【専願】と「令和8年度に開催するオープンキャンパス等に参加した者」があります
  • 出願書類は入学願書・志望理由書・調査書・入学選考料の4点。志望理由書は400字以上500字以内
  • 理学療法学科と作業療法学科を第二志望として併願できます(第一志望が不合格の場合のみ選考)
  • 総合型選抜は同一区分内でも再受験可。再受験は願書・志望理由書・選考料のみで、調査書は不要
  • 早期出願特典でⅠ期の合格者は学費納入金から10万円免除。入学生特待生は各学科で特待S 1名(45万円免除)・特待A 2名(30万円免除)

茨城の私立大学は茨城キリスト教大学、流通経済大学、常磐大学、つくば国際大学、日本国際学園大学、日本ウェルネススポーツ大学の記事にもあります。総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。

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