小論文キャンパス
大学別対策

天理大学の総合型選抜。自己アピール選抜は活動実績型(小論文60分・800字とプレゼン)と意欲重視型(課題と面接)、評定の条件はなし

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天理大学(奈良県天理市)の2027年度総合型選抜は、自己アピール選抜〈活動実績型〉〈意欲重視型〉、伝道者選抜、同窓会(ふるさと会)選抜、天理アスリート選抜、トップスポーツ選抜、英語外部試験利用選抜などです。活動実績型は課題小論文(60分・800字程度)と5分程度のプレゼンを含む面接、意欲重視型はオープンキャンパスで出される課題と面接で選考し、どちらも2027年度は評定の条件がありません。第1期の出願は10月5日(必着)まで、試験は10月14日です。

天理大学は、奈良県天理市にある私立大学です。人文学部、国際学部、体育学部、医療学部の4学部15学科があります。2027年度は人文学部と国際学部の入学定員が減り、大学全体で705名になります。

2027年度の総合型選抜は次の7つです(このほかに「総合型選抜(特別)」として帰国生徒・社会人・留学生の選抜があります)。検定料は英語外部試験利用選抜が15,000円、ほかは35,000円です。

方式 専願・併願 対象 選考(配点)
自己アピール選抜〈活動実績型〉 専願 全学部(日本学科を除く) 調査書50点、課題小論文(60分・800字程度)100点、面接(5分程度のプレゼンを含む)50点、書類
自己アピール選抜〈意欲重視型〉 専願 人文・国際・医療学部(日本学科を除く) 調査書50点、面接100点、書類(学科の課題など)50点。筆記なし
伝道者選抜 専願 全学部(日本学科を除く) 課題小論文(天理教教義に関する知識、60分・800字程度)、面接
同窓会(ふるさと会)選抜 専願 全学部(日本学科を除く) 課題小論文(60分・800字程度)100点、面接50点
天理アスリート選抜 専願 人文(心理を除く)・国際・体育・医療(看護を除く) 事前の面談、書類審査、面接(段階評価)
トップスポーツ選抜 専願 体育学部 事前の面談、書類審査、面接など
英語外部試験利用選抜 併願 国際学部(日本学科を除く) 英語外部試験のスコア100点、書類50点。試験なし

中心になるのは自己アピール選抜です。募集人員は活動実績型と意欲重視型の合計で、学科ごとに次のとおりです(期ごとの内訳はありません)。

学部 学科(自己アピール選抜の募集人員)
人文学部 宗教(若干名)、国文学国語(5)、歴史文化(5)、心理(5)、社会教育(5)、社会福祉(10)
国際学部 韓国・朝鮮語(5)、中国語(5)、英米語(5)、外国語(5)、国際文化(5)
体育学部 体育(15、活動実績型のみ)
医療学部 看護(5)、臨床検査(5)
出願(必着) 試験 合格発表
第1期(活動実績型・意欲重視型ほか) 9月18日〜10月5日 10月14日(水) 11月1日
意欲重視型 第2期 11月2日〜11月11日 11月19日(木) 12月1日
活動実績型 第2期 11月24日〜12月7日 12月12日(土) 12月18日
意欲重視型 第3期 12月22日〜2027年1月21日 2027年2月2日(火) 2月10日

2026年9月28日の時点では、第1期の出願期間中(10月5日必着)で、試験は10月14日です。伝道者選抜と同窓会選抜も同じ日程です。

出典:天理大学「入試ガイド 2027」(https://www.tenri-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/guide2027_admission.pdf)、2027年度の出願書類の様式(自己推薦書、志願理由書、課題提出用紙ほか)、「出願書類について」、入試方式のページ(https://www.tenri-u.ac.jp/ent/system/)。天理大学は、入試ガイドと方式別のPDFで、各選抜の出願資格・出願書類・日程を公開しています。2026年9月28日に確認しました。

活動実績型:課題小論文60分・800字と、5分のプレゼン

活動実績型は、高校での活動の取り組みや成長を自ら推薦する方式です。高校在学中に次のどれかに当てはまることが出願資格で、それを証明する書類の写しを出します。

  • (A) 文化・芸術・スポーツ活動で、コンクールや大会で優れた実績
  • (B) 学級委員、生徒会、キャプテン・部長・マネージャーなどのリーダーシップやサポート
  • (C) 語学検定や漢検などの資格・検定
  • (D) ボランティアやまちづくりなどの社会活動
  • (E) 探究学習、海外留学、一定期間続けた独自の活動など

2027年度から評定の条件がなくなり(2026年度は3.0以上など)、調査書は全体の学習成績の状況×10で50点に換算されます。試験の日は、10時から11時まで課題小論文、11時30分から面接です。

課題小論文は60分・800字程度で、思考力・判断力・表現力と、学科に関する基礎的な知識を見ます。大学が公表している2026年度の題目は、第1期が自分の活動実績のアピールポイントと、それを大学での学びにどう生かすか、第2期がこれまでの活動経験を大学での学びを通して将来どう社会に役立てるか、という趣旨でした。どちらも、自己推薦書に書く活動をもとに答える問題です。活動の事実(何を、どれくらい、どんな立場で)→そこで得た力→大学の学びでの生かし方→将来の社会での役立て方、の順に組み立てておくと、どちらの問いにも対応できます(小論文の構成メモ、自己PRの書き方)。

面接の中では、自己推薦書に書いた自己アピールについて5分程度のプレゼンテーションをします。模造紙大までの紙や、パソコン・タブレット・スマートフォンを持ち込めます(ひとりで操作できるものに限る。体育学科は持ち込み不可)(プレゼンテーション型入試の対策)。

出願書類の自己推薦書(該当する(A)〜(E)にチェックし、自己推薦の理由を書く。罫線25行、2枚まで)と志願理由書(罫線20行)は、字数の指定がなく、本人が黒のボールペンで手書きします。

意欲重視型:オープンキャンパスで出される課題と、面接100点

意欲重視型は、志望する学科で学ぶ意欲や進路への意志を自ら推薦する方式で、筆記試験はありません。評定の条件もなく、2027年度から心理学科、韓国・朝鮮語学科、看護学科も対象になりました(体育学部は対象外)。

出願書類の「課題」は、6〜8月のオープンキャンパスの学科イベント(模擬授業など)で示され、資料が配られます。オープンキャンパスに参加できなかった人は、出願期間までに学科の教員と面談したうえで課題を出します(申し込みは入学課へ)。課題の内容は公開されていません。課題提出用紙は原稿用紙で、字数の指定はありません。

選考は、調査書50点、面接100点、書類(課題など)50点の200点満点です。面接の配点が半分を占めるので、課題で書いたことと志願理由書の内容を、自分の言葉で説明できるようにしておきます(面接でよく聞かれる質問、面接と書類の一貫性)。

ほかの総合型選抜

  • 伝道者選抜:ようぼく、または別席運び中で、布教伝道をめざす人が対象です。全体の学習成績の状況3.0以上(看護学科は国語、臨床検査学科は数学も3.5以上)が必要で、天理教教義に関する知識を問う課題小論文(60分・800字程度)と面接があります。志願理由書には所属教会長の記入欄があります
  • 同窓会(ふるさと会)選抜:天理大学(旧天理医療大学を含む)や大学院の卒業生・在学生の3親等以内の親族が対象です。全体3.2以上(臨床検査学科は数学3.5以上も)が必要で、課題小論文(60分・800字程度)100点と面接50点で選考します。入学者全員に、ふるさと会基金から給付があります(上限10万円)
  • 天理アスリート選抜・トップスポーツ選抜:事前に大学の担当者との面談が必要なスポーツの選抜です。天理アスリート選抜は、事前の面談と第1次選考がすでに終わっています。トップスポーツ選抜(体育学部)は第2期以降も募集があり、第2期の面談の申し込みは9月28日〜30日です
  • 英語外部試験利用選抜:国際学部の併願の選抜で、英検・GTEC・TOEFL iBTなどのスコアを大学の換算表で100点満点にし、書類50点と合わせて判定します。試験はありません。全体3.0以上が必要で、志願理由書は5年後の自分の姿も含めて600〜800字程度で書きます

奨学金チャレンジと学費

自己アピール選抜(活動実績型・意欲重視型)の第1期の合格者は、2027年2月2日の一般選抜(前期)3教科型の1日目を受けて、合計の得点率が70%以上なら成績優秀者として30万円の奨学金を受けられます(「奨学金チャレンジ入試」。検定料15,000円。結果によって総合型の合格が取り消されることはありません)。

初年度の納付金(2027年度入学生、予定)は、人文学部・国際学部が1,308,000円、体育学部が1,338,000円、医療学部が1,863,000円です(入学金200,000円を含む)。

どこから手をつけるか

第1期(出願10月5日必着、試験10月14日)を受けるなら

  1. 活動実績型なら、自己推薦書と志願理由書を書き、(A)〜(E)を証明する書類の写しをそろえる。60分で800字を書く練習をし、自己推薦書の内容を5分で発表できるようにする
  2. 意欲重視型なら、オープンキャンパスで出された課題を仕上げる。参加していない人は、出願期間中に学科の教員との面談ができるか、すぐに入学課へ問い合わせる
  3. どちらも、志願理由書に書いたことを面接で具体的に話せるようにする

第1期に間に合わない場合は、意欲重視型の第2期(出願11月2日〜11月11日)か、活動実績型の第2期(出願11月24日〜12月7日)があります。

まとめ

  • 天理大学の総合型選抜は、自己アピール選抜〈活動実績型〉〈意欲重視型〉、伝道者選抜、同窓会(ふるさと会)選抜、天理アスリート選抜、トップスポーツ選抜、英語外部試験利用選抜など
  • 活動実績型は課題小論文(60分・800字程度)と、5分程度のプレゼンを含む面接。2027年度から評定の条件がなくなった
  • 意欲重視型は筆記なし。オープンキャンパスで出される課題と、面接(100点)が中心
  • 自己アピール選抜の第1期合格者は、奨学金チャレンジ入試で30万円の奨学金に挑戦できる
  • 2026年9月28日の時点で、第1期の出願は10月5日(必着)まで、試験は10月14日

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