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松山東雲女子大学の総合型選抜。小論文はなく6つの受験型から選ぶ、Ⅰ〜Ⅳ期は出願前の面談が必須

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松山東雲女子大学(愛媛県松山市)の2027年度総合型選抜に小論文はありません。自己推薦枠は6つの受験型から選ぶ形で、自己アピール型・探究学習型はプレゼン50点+面接30点+調査書20点。2027年度新設の課題設定型だけは600字程度・A4 2枚以内の事前課題をパソコンで作って提出します。Ⅰ〜Ⅳ期は出願前の面談(面談終了証)が必須です。Ⅱ期の出願は10月16日まで。

松山東雲女子大学は、愛媛県松山市桑原にある私立の女子大学です。人文科学部に3つの専攻があります。

専攻 入学定員 総合型選抜(自己推薦枠)の募集人員
子ども専攻 50名 17名
社会福祉専攻 (2専攻で合算30名) 3名
地域イノベーション専攻 (同上) 3名
合計 80名 23名

社会福祉専攻と地域イノベーション専攻の入学定員は合算で30名です(要項の表がセル結合になっています)。専攻別の内訳は示されていません。総合型選抜(自己推薦枠)の23名は入学定員80名の約29%で、Ⅰ期〜Ⅴ期の通算枠です(期ごとの内訳はありません)。

2つの大きな変更が告知されています。

① 2028年4月に校名変更と男女共学化(2025年10月1日告知) 「松山東雲女子大学」から「松山東雲大学」(仮称)へ名称を変更し、男女共学になる予定です。あわせて子ども専攻に小学校教諭一種免許の教職課程を申請する予定とされています(文部科学省の審査中)。対象は2028年度以降の新入生で、2027年度は従来どおり女子のみの募集です。いま高校2年生の人は、受験する年度がどちらになるかで条件が変わります。

② 松山東雲短期大学の現代ビジネス学科が2027年度以降の学生募集を停止(2026年2月26日告知) 学びは女子大学の「地域イノベーション専攻」へ発展的に継承されると明記されています。女子大学側の募集停止はありません。なお大学サイトの学部ページには現代ビジネス学科の紹介が残っていますが、要項の募集表には載っていません。要項が現状です。

2027年度の総合型選抜は3つの枠です。

枠 対象
自己推薦枠 一般的な区分。6つの受験型から選ぶ
社会人・帰国生枠 社会人・帰国生
児童養護施設推薦枠 児童養護施設の入所者等

すべて専願で、高校からの推薦は不要です。そして小論文は一切ありません(この大学で小論文が出るのは学校推薦型選抜だけで、60分・長文読解の大問1問です)。

注意しておきたい変更があります。2026年度までは「特別選抜[社会人・帰国生]」という区分で小論文が実施されていましたが、2027年度は「総合型選抜[社会人・帰国生枠]」に区分名が変わり、小論文は廃止されてプレゼンテーションと面接になりました。古い情報で小論文を準備しないよう気をつけます。

出典:松山東雲女子大学「学生募集要項2027年度[令和9年度]」(PDF・全19ページ。短期大学と併載)、総合型選抜のページ、「大学名称変更および男女共学化について」(2025年10月1日)、「松山東雲短期大学 現代ビジネス学科の学生募集停止について」(2026年2月26日)、入試問題のページ(https://college.shinonome.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

Ⅰ〜Ⅳ期は出願前の面談が必須

ここが最初の関門です。Ⅰ期〜Ⅳ期は、出願の前に「面談」を受けておく必要があります。

  • 面談の終了後に「面談終了証」が交付され、そこに記載されたID・パスワードがないと出願登録ができません
  • 面談は合否評価の対象外と明記されています(総合型選抜のページに「入試選考の評価を行うものではありません」)
  • Ⅴ期だけは面談が不要で、出願から始められます

面談はオープンキャンパスと同じ日に設定されるほか、別日の面談も随時受けられます。2026年10月1日の時点で残っているオープンキャンパス同日の機会は、個別相談week(10月13日〜10月16日)、東雲祭(11月7日・8日)、クリスマス・オープンキャンパス(12月18日)の3回です。

Ⅱ期の出願が10月16日までなので、個別相談weekで面談を受ける場合は日程がかなり詰まります(出願登録は最終日16時まで)。間に合わないと判断したら、別日面談を早めに申し込むか、Ⅲ期(出願11月24日〜12月4日)に回す判断になります。

自己推薦枠は6つの受験型から選ぶ

自己推薦枠には6つの受験型があり、専攻によって選べる型が違います。

受験型 子ども専攻 社会福祉専攻 地域イノベーション専攻
自己アピール型(Ⅰ〜Ⅳ期) ○ ○ ○
探究学習型(Ⅰ〜Ⅳ期) ○ ○ ○
資格・検定型(Ⅰ〜Ⅳ期) − − ○
教職・保育実践型(Ⅰ〜Ⅳ期) ○ − −
課題設定型(Ⅰ〜Ⅳ期。2027年度新設) − ○ ○
面接型(Ⅴ期のみ) ○ ○ ○

配点はどの型も100点満点です。

受験型 評価項目と配点
自己アピール型/探究学習型 プレゼンテーション(口頭または実技)50点+面接(口頭試問含む)30点+調査書20点
資格・検定型 面接(口頭試問含む)80点+調査書20点
教職・保育実践型 面接(口頭試問含む)80点+調査書20点
課題設定型 事前課題30点+当日ワーク20点+面接(口頭試問含む)30点+調査書20点
面接型(Ⅴ期) 面接(口頭試問含む)80点+調査書20点

資格・検定型・教職・保育実践型・面接型は、面接80点と調査書20点だけという構成です。当日やることが面接だけなので、準備の負担は軽い形になります。

自己アピール型は、高校での体験や積極的に取り組んだこと、得意なことがあって自己を推薦できる人が対象です。要項には例として、部活動、生徒会活動、ボランティア、資格・検定取得(種類は問わない)、描画やものづくり、楽器演奏、弾き歌い、絵本の読み聞かせ、ダンス、地域連携・地域貢献に関わる活動が挙げられています。

探究学習型は「総合的な探究の時間(探究学習)」の成果をもとにする型で、グループでの活動も対象です(探究のまとめ方)。

資格・検定型(地域イノベーション専攻のみ)は、ITパスポート、情報処理技能検定1級、全国商業高等学校協会主催の検定1級1種目以上などのいずれか1つを持っていることが条件です。

プレゼンは5分。子ども専攻は実技も選べる

自己アピール型・探究学習型のプレゼンテーション(50点)には、口頭と実技の2通りがあります。

① 口頭によるプレゼンテーション

  • 子ども専攻・社会福祉専攻…受験型の内容に沿ったテーマで5分程度。PowerPointまたは資料を使用
  • 地域イノベーション専攻…アドミッション・ポリシーの「求める学習歴」に即したテーマで5分程度。PowerPointを使用(資料は不可)

② 実技によるプレゼンテーション(子ども専攻のみ) 次の3つから1つを選びます。

  1. ことばのイメージを絵にする…提示された短い文章(おはなしや歌詞など)をイメージし、30分で自分なりに描画表現する。八つ切り画用紙に鉛筆やクレパス等で描画(画材は大学が用意)
  2. 絵本の読み聞かせ…当日提示された絵本を読み聞かせる
  3. 弾き歌い…自ら選んだ子どもの歌を前奏付きで弾き歌う

②と③は実技の前に練習時間が5分間確保されます。

子ども専攻で自己アピール型を受ける場合、口頭と実技のどちらか一方を選べばよく、両方の準備は不要です。絵を描くのが好きな人、ピアノが弾ける人、読み聞かせが得意な人は実技を選べますし、言葉で説明したい人は口頭を選べます。選択肢があるのはありがたいところです(プレゼンテーション型入試の対策、自己PRの書き方)。

持参物も決まっています。

  • 口頭プレゼン…パソコンを使う場合はデータを保存したUSBメモリ+印刷物1部(Windows11/PowerPoint 2021以降に対応するデータ)。資料を使う場合は資料とその写し1部
  • 実技プレゼン…弾き歌いは楽譜2部(提出用)。ピアノ以外の楽器を使う場合はその楽器

課題設定型の事前課題は600字程度・A4 2枚以内

2027年度に新設された課題設定型は、唯一「書く課題」がある型です。事前にパソコンで作成して出願書類に同封します(手書き不可)。

課題のテーマは専攻別に公表されています。

専攻 課題テーマ 分量
社会福祉専攻 これまでの生活の中で「誰かの役に立てた」もしくは「助けてもらった」具体的なエピソードを一つ挙げ、その経験が自分の考え方に与えた影響を述べる 600字程度、図表を含めてA4用紙2枚以内
地域イノベーション専攻 身近な地域にある場所や出来事の中から特に関心を持つものを1つ選び、その魅力や課題について調べ、簡潔にまとめる 600字程度、図表・写真を含めてA4用紙2枚以内

子ども専攻は課題設定型の対象外です。

そして試験当日は、提出した課題をもとに「ワーク」(20点)を行い、その内容と事前課題について口頭試問を含む面接(30点)を受けます。ワークの制限時間は要項に記載がありません。

事前課題の設計がよくできています。事前に時間をかけて作れるので、添削を受けて直せます。そのかわり当日のワークと面接で同じ題材を扱うので、書いた内容を自分の言葉で展開できる状態にしておく必要があります。

社会福祉専攻のテーマは「エピソード→自分の考え方への影響」という構造なので、出来事の描写よりもそこから何が変わったかに字数を割きます(介護のテーマ)。地域イノベーション専攻は「調べてまとめる」ことが求められているので、図表や写真を使って調べた形跡を見せるのが設問の趣旨に合います(地方自治のテーマ、観光のテーマ)。どちらもA4 2枚以内なので、600字の文章+図表1〜2点という構成に収まります(小論文の構成メモ)。

面接で書類の内容と話がずれないように整えておきます(面接と書類の一貫性、面接の頻出質問)。

日程:Ⅱ期の出願は10月16日まで

期 出願期間 試験日 合格発表
Ⅰ期 9月1日〜9月18日(終了) 10月3日(土) 11月2日 10:00
Ⅱ期 10月1日〜10月16日 10月24日(土) 11月2日 10:00
Ⅲ期 11月24日〜12月4日 12月12日(土) 12月18日 10:00
Ⅳ期 2027年1月4日〜1月22日 2月1日(月) 2月9日 15:00
Ⅴ期 2027年3月5日〜3月15日 3月17日(水) 3月19日 15:00

2026年10月1日の時点では、Ⅰ期は出願が終わり試験日(10月3日)の直前、Ⅱ期が出願受付中(10月16日まで)です。

  • 出願書類は出願期間最終日の消印有効。ただしⅤ期だけは最終日必着です
  • 出願登録は出願開始日の9時から最終日の16時まで。検定料の支払期限は出願登録期間内(最終日に登録した場合は当日17時まで)
  • 試験会場は全期「本学」のみで、地方会場・学外会場はありません
  • 検定料は30,000円

試験当日の時間割は、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅳ期・Ⅴ期が9:30〜9:40に説明・注意、9:40からプレゼンテーション・面接、Ⅲ期だけは午後(13:30〜13:40に説明、13:40から)です。

奨励金はⅠ期・Ⅱ期限定のものがある

総合型選抜に紐づく奨励金があります。

制度 金額 対象
検定等取得応援奨励金 3万円 自己推薦枠のⅠ期・Ⅱ期限定
教職・保育実践奨励金 3万円 自己推薦枠のⅠ期・Ⅱ期限定
児童養護施設入所者奨励金 12万円 児童養護施設推薦枠

検定等取得応援奨励金と教職・保育実践奨励金はⅠ期・Ⅱ期だけが対象です。Ⅲ期以降では受けられないので、該当する資格や実践がある人はⅡ期(出願10月16日まで)までに出す判断になります。

一方で成績優秀特待生とスポーツ特待生は総合型選抜の対象外です。

受験型の呼び方に1つ注意

大学の総合型選抜のページでは、Ⅴ期の受験型が「面談型」と書かれていますが、要項と公式ポスターはどちらも「面接型」です。要項の「面接型」が正しい表記です。

これは単なる表記のゆれではなく、混乱しやすい点です。この大学には出願前の「面談」(Ⅰ〜Ⅳ期で必須、合否評価の対象外)という別の仕組みがあるので、「面談型」と書かれていると出願前の面談と同じものだと誤解しかねません。Ⅴ期の「面接型」は試験当日の面接(80点)のことで、出願前の面談とは別のものです。

どこから手をつけるか

Ⅱ期をねらうなら(出願10月16日まで)

  1. まず面談を受ける。Ⅱ期は出願前の面談が必須で、面談終了証のID・パスワードがないと出願登録できません。オープンキャンパス同日の機会は個別相談week(10月13日〜10月16日)ですが日程が詰まるので、別日面談を早めに申し込むほうが安全です
  2. 受験型を決める。専攻ごとに選べる型が違います
  3. 自己アピール型・探究学習型なら5分のプレゼンを作る。子ども専攻は口頭か実技のどちらか一方(絵・読み聞かせ・弾き歌い)で、両方の準備は不要です
  4. 課題設定型(社会福祉・地域イノベーション)なら、600字程度・A4 2枚以内の事前課題をパソコンで作成して出願書類に同封します(手書き不可)
  5. 調査書を高校に依頼する(どの型も調査書20点)
  6. 出願登録は10月16日の16時まで、書類は消印有効
  7. 検定等取得応援奨励金・教職保育実践奨励金(各3万円)はⅠ期・Ⅱ期限定です
  8. 会場は本学のみ。試験日は10月24日です

間に合わないなら

Ⅲ期(出願11月24日〜12月4日、試験12月12日)、Ⅳ期(2027年1月4日〜1月22日、試験2月1日)、Ⅴ期(3月5日〜3月15日、試験3月17日)があります。Ⅴ期だけは出願前の面談が不要で、受験型も面接型(面接80点+調査書20点)だけなので、準備が最も軽い入口です。ただしⅤ期は出願書類が最終日必着で、奨励金の対象外です。

まとめ

  • 松山東雲女子大学の総合型選抜は自己推薦枠・社会人・帰国生枠・児童養護施設推薦枠の3つ。すべて専願、高校からの推薦は不要
  • 小論文は一切なし。2026年度まで「特別選抜[社会人・帰国生]」で実施されていた小論文は、2027年度に区分名が総合型選抜に変わって廃止された
  • Ⅰ期〜Ⅳ期は出願前の「面談」が必須(面談終了証のID・パスワードがないと出願登録できない)。面談は合否評価の対象外。Ⅴ期だけ面談不要
  • 自己推薦枠は6つの受験型(自己アピール型/探究学習型/資格・検定型/教職・保育実践型/課題設定型=2027年度新設/面接型=Ⅴ期のみ)。専攻によって選べる型が違う
  • 配点はすべて100点満点。自己アピール型・探究学習型はプレゼン50+面接30+調査書20、資格検定型・教職保育実践型・面接型は面接80+調査書20
  • プレゼンは5分程度。子ども専攻は実技も選べる(ことばのイメージを絵にする30分/絵本の読み聞かせ/弾き歌い)。口頭か実技のどちらか一方でよい
  • 課題設定型の事前課題は600字程度・A4 2枚以内でパソコン作成(手書き不可)。テーマは専攻別に公表済み。当日はこの課題をもとにワークと面接
  • 検定等取得応援奨励金・教職保育実践奨励金(各3万円)はⅠ期・Ⅱ期限定。成績優秀特待生・スポーツ特待生は総合型の対象外
  • 2028年4月に「松山東雲大学」(仮称)へ名称変更+男女共学化の予定(文科省の審査中)。2027年度は従来どおり女子のみ
  • 松山東雲短期大学 現代ビジネス学科は2027年度以降の募集停止(学びは地域イノベーション専攻へ継承)。女子大学側の募集停止はなし
  • 大学サイトはⅤ期の受験型を「面談型」と書いているが、要項の「面接型」が正しい(出願前の面談とは別物)
  • 会場は本学のみ(地方会場なし)。検定料30,000円
  • 2026年10月1日の時点で、Ⅱ期の出願は10月16日まで

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ愛媛県では松山大学と聖カタリナ大学、愛媛大学の記事もあわせて読めます。

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