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聖カタリナ大学の総合型選抜。小論文は廃止され面接と調査書だけ、看護学科は10分のプレゼンで100点

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聖カタリナ大学(愛媛県松山市)の2027年度総合型選抜に小論文はありません。現代人間学科・健康スポーツ学科は面接(個人・口頭試問を含む)50点+調査書50点の100点満点で、評定の基準も推薦書もなし。看護学科はプレゼンテーション100点+個人面接100点+調査書20点の220点満点で、プレゼンは10分程度です。B日程の出願は10月8日まで、看護学科の試験日は10月3日です。

聖カタリナ大学は、愛媛県松山市にある私立大学です。キャンパスは北条キャンパス(松山市北条)と松山市駅キャンパス(松山市永代町)の2つで、どちらも松山市内にあります。

学部の構成がここ数年で変わっているので、先に整理します。

学部 学科 キャンパス
健康社会学部 現代人間学科 北条
健康社会学部 健康スポーツ学科 北条
看護学部 看護学科 松山市駅
  • 2025年4月に「人間健康福祉学部」が「健康社会学部」へ名称変更され、現代人間学科が新設されました
  • 社会福祉学科と人間社会学科は入学定員の設定がなく、募集を停止しています(大学公式の「入学定員及び収容定員」で確認できます)
  • 看護学部は2024年4月の新設で、松山市駅キャンパスに置かれています

大学のQ&Aページには旧学部名の「人間健康福祉学部」が残っているので、見るときは注意します。

2027年度の総合型選抜で、まず押さえるべき点はこれです。

総合型選抜に小論文はありません。 全方式でゼロです。

2025年度には総合型選抜にも小論文(60分・800字、テーマは「SNSの適切な利用方法」)がありましたが、2027年度には廃止されています。 過去問や古い情報を見て小論文の準備をすると、方向がずれます。

ただし小論文は推薦型の選抜に残っています(混同しないようにします)。

選抜区分 対象 小論文
専願推薦選抜 現代人間/健康スポーツ 60分・テーマ提示方式800字以内(50点)
一般推薦選抜 現代人間/健康スポーツ 60分・テーマ提示方式800字以内(50点)
公募制推薦選抜 看護学科 80分(100点)+グループディスカッション

出典:聖カタリナ大学「入学者選抜要項 2027〈令和9〉年度」(デジタルブック・全38ページ)、入試情報サイトの募集要項ページ、「入学定員及び収容定員」の公表資料(https://www.catherine.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

現代人間学科・健康スポーツ学科は面接と調査書で100点

この2学科の総合型選抜は、構成がとてもシンプルです。

評価項目 配点
面接[個人・口頭試問を含む] 50点
調査書 50点
合計 100点

小論文・学力試験・プレゼンテーション・グループディスカッションはいずれも課されません。

要項の本文にはこう書かれています。

入学希望理由書等の書類の提出や面接を行い、アドミッション・ポリシーに基づいて学生個々の学習意欲・能力・適性等を総合的に評価します。全体の学習成績の状況(評定平均値)の基準はなく、出身学校長の推薦書も不要です。

評定の基準がなく推薦書も不要で、専願です。当日は8:45〜9:15に受付、9:30から個人面接(口頭試問を含む)です。

ただし配点の半分が調査書です。評定の「基準」はないけれど、調査書が50点として評価されるので、成績がまったく影響しないわけではありません。面接50点のほうは準備で動かせる部分なので、ここに力を入れます。

面接ではアドミッション・ポリシーについても質問されます。 要項に明記されているので、大学のアドミッション・ポリシーを読み、自分の経験と結びつけて話せるようにしておきます(面接の頻出質問、面接と書類の一貫性)。「口頭試問を含む」とあるので、志望分野について考えを問われる想定もしておきます。現代人間学科なら福祉や地域の課題(介護のテーマ)、健康スポーツ学科ならスポーツと健康(部活動のテーマ、健康格差のテーマ)あたりです。

ファミリー入試という区分もあります。

  • 社会福祉従事者ファミリー入試…現代人間学科のみ
  • 教育従事者ファミリー入試…健康スポーツ学科のみ

選考方法・配点・当日のスケジュールは通常の総合型選抜とまったく同じ(面接50点+調査書50点)で、違うのは出願資格と出願書類だけです。

募集人員の読み方に注意が必要です。 入試情報サイトの表はA日程とB日程で募集人員のセルが結合されていて、「A日程10名・B日程10名」と誤読しやすくなっています。要項の原本では学科ごとに総合型選抜の全体で10名(A日程・B日程・ファミリー入試を合わせて10名)です。

看護学科は10分のプレゼンが100点

看護学科だけは構成が違います。

評価項目 配点
プレゼンテーション 100点
面接[個人] 100点
調査書 20点
合計 220点

小論文はありませんが、プレゼンテーションが100点です。出願には評定3.2以上が必要で、専願です。募集人員は10名(医療従事者ファミリー入試を含む)です。

プレゼンテーションの詳細が要項のQ&Aに書かれています。

項目 内容
テーマ 入学希望理由書の「私が看護職に向いている理由」の部分に基づき、これまでの活動や経験から自由に発表
時間 10分程度
形式 原則として口頭発表
使えるもの 写真・新聞記事・PowerPointのスライド・模造紙など、各自が準備したものを自由に使用可
パソコン 使用可。大学側がノートPCとプロジェクターを用意。事前に作ったPowerPointのデータをUSBメモリで持参(Windows10以上、PowerPoint 2019対応)
評価の観点 特別な技術・知識は不要。「熱意」「取り組みの姿勢」「準備の充実度」。方法・手法による有利不利はない

「方法・手法による有利不利はない」と大学が明言しているのが重要です。スライドを作れなくても、写真や模造紙でかまいません。自分がいちばん伝えやすい方法を選べます。

テーマが「私が看護職に向いている理由」と決まっている点も準備しやすいところです。入学希望理由書に書いた内容がそのままプレゼンの素材になるので、入学希望理由書を先に固めるのが順番です。10分は原稿にすると2,500〜3,000字ぶんなので、エピソードを2〜3個に絞って、それぞれ「何をしたか→そこで何を感じたか→看護職にどうつながるか」で組むと収まります(プレゼンテーション型入試の対策、自己PRの書き方)。

プレゼンの後の面接(100点)では、プレゼンと入学希望理由書をもとに志望動機や考えを深掘りされ、アドミッション・ポリシーについても質問されます。地域の医療や看護の役割について自分の言葉で話せるようにしておきます(地域医療のテーマ)。

当日は8:45〜9:15に受付、9:30からプレゼンテーションと個人面接です。

医療従事者ファミリー入試も選考方法・配点・当日のスケジュールは同じ(プレゼン100+面接100+調査書20)で、出願資格と書類だけが違います。

出願書類は入学希望理由書

総合型選抜で出す書類は、インターネット出願で作る入学志願票・写真票と、入学希望理由書です。

入学希望理由書はインターネット出願サイトの『はじめに』からダウンロードします(出願期間の前からダウンロードできます)。字数指定は公表されていません(様式が出願サイト限定のため)。

看護学科の場合、この入学希望理由書の「私が看護職に向いている理由」の部分がプレゼンテーションのテーマになります。つまり書類とプレゼンが直結しているので、ここを一体で設計します(志望理由書の完全ガイド)。

日程:B日程の出願は10月8日まで、看護は10月3日が試験日

現代人間学科・健康スポーツ学科(総合型選抜 A日程・B日程+ファミリー入試)

区分 出願期間 試験日 会場 合否通知の発送
A日程 9月1日〜9月14日(終了) 9月19日(終了) 北条キャンパス 11月2日
B日程 9月15日〜10月8日(締切日消印有効) 10月17日(土) 北条キャンパス 11月2日

看護学科(総合型選抜・医療従事者ファミリー入試)

区分 出願期間 試験日 会場 合否通知の発送
総合型選抜・医療従事者ファミリー入試 9月1日〜9月25日(終了) 10月3日(土) 松山市駅キャンパス 11月2日

2026年10月1日の時点では、現代人間学科・健康スポーツ学科のB日程の出願が10月8日まで(締切日消印有効)、看護学科は試験日の10月3日を2日後に控えている状況です。

エントリー期間・事前面談・オープンキャンパスへの参加要件は要項に記載がありません(出願期間だけです)。地方会場はありません。

合否通知は発送日に受験者全員へ速達で郵送されます(電話での合否の問い合わせは一切不可)。インターネットの合否照会は補助的な手段で、合格発表当日の午前10時から2日後の午後5時まで利用できます。1次手続の締切は11月12日、2次手続は2027年3月24日です。

奨学金はA日程だけが対象

ここは見落としやすい点です。総合型選抜に紐づく奨学金は、A日程だけが対象になっています。

制度 内容 対象 条件
学園奨学生 授業料の年額21万円を減額 総合型選抜(A日程)(ファミリー入試を含む現役高校生受験者)、指定校推薦選抜(A日程) 評定平均4.0以上/両親の収入合計800万円以下/修学支援新制度の家計基準に非該当(併用不可)ほか全8項目
寮費減額特待生 いずみ寮の家賃を最大4年間無料(入寮費25,000円と管理運営費を除く寮費 年額320,000円が無料。食費 年額234,000円・管理運営費 年額120,000円は別途) 総合型選抜(A日程)(ファミリー入試を含む現役高校生受験者) 女子に限る/申請者のうち成績優秀者上位10名(大学5名・短大5名)/居住地は問わない

2027年度のA日程は9月19日に終了しているので、この2つはB日程の受験生は対象外です。次の年度にこれをねらうなら、A日程で出願するという前提で計画を立てる必要があります。

また看護学科特待生A・B(Aは授業料全額100万円免除、Bは年額50万円減額)は、試験選抜(A日程)と共通テストプラス選抜(A日程)が対象で、総合型選抜は対象外です。看護学科で学費の減免をねらうなら、総合型選抜ではなく別の区分になります。

どこから手をつけるか

現代人間学科・健康スポーツ学科のB日程をねらうなら(出願10月8日まで)

  1. インターネット出願サイトの『はじめに』から入学希望理由書をダウンロードして書く
  2. 調査書を高校に依頼する(配点の半分が調査書です)
  3. 10月8日消印有効で出願
  4. 10月17日の面接に向けて、大学のアドミッション・ポリシーを読み、自分の経験と結びつける。「口頭試問を含む」面接なので、志望分野について考えを問われる想定で準備します
  5. 小論文はありません。2025年度の過去問(SNSの適切な利用方法)を見て準備する必要はありません
  6. 会場は北条キャンパスです(地方会場なし)

看護学科(試験日10月3日)

出願は9月25日で終了しています。受験する人は、入学希望理由書の「私が看護職に向いている理由」をもとに10分程度のプレゼンテーションを仕上げる段階です。スライドを使うならUSBメモリでデータを持参します(大学がノートPCとプロジェクターを用意。Windows10以上、PowerPoint 2019対応)。方法による有利不利はないと明言されているので、写真や模造紙でもかまいません。評価されるのは「熱意」「取り組みの姿勢」「準備の充実度」です。

次の年度に向けて考えるなら

  • 現代人間学科・健康スポーツ学科は評定の基準がなく推薦書も不要です。面接50点+調査書50点だけなので、負担は軽い入試です
  • ただし奨学金(学園奨学生・寮費減額特待生)はA日程限定なので、学費の支援をねらうならA日程(9月初旬出願)に合わせます
  • 看護学科は評定3.2以上が条件で、プレゼンテーション100点が最大の要素です

まとめ

  • 聖カタリナ大学の総合型選抜に小論文はない(全方式)。2025年度にはあった小論文(60分800字)が廃止されている
  • 小論文は推薦型の選抜に残っている(専願推薦・一般推薦は60分800字以内、看護の公募制推薦は80分+グループディスカッション)
  • 現代人間学科・健康スポーツ学科は面接(個人・口頭試問を含む)50点+調査書50点=100点。評定の基準なし・推薦書不要・専願
  • 看護学科はプレゼンテーション100点+個人面接100点+調査書20点=220点。評定3.2以上・専願
  • 看護学科のプレゼンは10分程度で、テーマは入学希望理由書の「私が看護職に向いている理由」。写真・新聞記事・スライド・模造紙など自由で、大学がPCとプロジェクターを用意。方法による有利不利はないと明言されている
  • 評価の観点は「熱意」「取り組みの姿勢」「準備の充実度」で、特別な技術・知識は不要
  • 面接ではアドミッション・ポリシーについても質問される
  • ファミリー入試(社会福祉従事者=現代人間/教育従事者=健康スポーツ/医療従事者=看護)は、選考方法と配点が通常の総合型と同じで、出願資格と書類だけが違う
  • 募集人員は学科ごとに総合型選抜の全体で10名(サイトの表はA日程10名・B日程10名と誤読しやすい)
  • 奨学金(学園奨学生=授業料年額21万円減額/寮費減額特待生=寮費最大4年間無料)はA日程限定。看護学科特待生は総合型選抜は対象外
  • 2025年4月に人間健康福祉学部→健康社会学部へ名称変更、現代人間学科が新設。社会福祉学科・人間社会学科は募集停止
  • 地方会場なし
  • 2026年10月1日の時点で、B日程の出願は10月8日まで、看護学科の試験日は10月3日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ愛媛県では松山大学と愛媛大学、看護系は日本赤十字広島看護大学の記事もあわせて読めます。

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