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西日本工業大学の総合型選抜。6方式すべて筆記なし、小論文は合格後の特別奨学生選抜で出る

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西日本工業大学(福岡県)の2027年度総合型選抜は6方式で、すべて本学専願・筆記試験なしです。書く課題はWEB入力の「自己エントリー」(各設問200〜400字)と、女性活躍推進型のレポート800文字程度だけ。小論文が出るのは、文理総合型の合格者が受けられる特別奨学生選抜(2027年2月5日・60分100点)です。過去テーマはデジタルネイティブ、Z世代、メディアリテラシーでした。

西日本工業大学は、福岡県におばせキャンパス(京都郡苅田町)と小倉キャンパスを持つ私立大学です。工学部とデザイン学部で、入学定員は350名です。

キャンパス名について1点。所在地が苅田町なので「苅田キャンパス」と書かれることがありますが、大学の正式な呼称は「おばせキャンパス」です。

工学部の情報マネジメント学科は2026年4月に新設されたので、2027年度の入学者は2期生になります。募集停止の告知はありません。

なお、大学サイトの情報マネジメント学科のページに総合システム工学科の4コース(AI・ロボットなど)が誤って掲載されています。情報マネジメント学科と結びつけて読まないよう気をつけます。

2027年度の総合型選抜は6方式で、すべて本学専願です。

方式 期 特徴
文理総合型 前期・中期・後期 一般的な区分。オープンキャンパス参加(またはキャンパス見学・指定動画の視聴)が出願資格
実績評価型 前期・後期 ポートフォリオを提出
アスリート型 前期・後期 スポーツの実績
教員志望型 前期・後期 10分間の模擬授業
高大接続型 前期・後期 プレゼンテーション10分以内+個人面接約10分
女性活躍推進型 前期・後期 工学部のみ・女子のみ。事前講習(オンデマンド)+レポート800文字程度

方式名が2027年度に一斉に改称されています。

  • 旧「総合・多様型」→ 文理総合型
  • 旧「ものづくり特別選抜/デザイン特別選抜」→ 実績評価型
  • 旧「スポーツ特別選抜」→ アスリート型

古い情報で方式名を探すと見つからないので注意が必要です。

そして対策上の核心です。

総合型選抜に小論文・筆記試験は一切ありません。 要項の一覧表で6方式すべてが「筆記試験-」になっています。選考は書類審査(調査書)+面接+自己エントリーだけで、配点は非公表です。

デザイン学部にも実技試験はありません(実績評価型でポートフォリオを提出する形です)。

募集人員は学部の合計だけが公表されています(総合型選抜で工学部40名・デザイン学部25名=計65名)。方式別・学科別の内訳はありません。

出典:西日本工業大学「入学者選抜試験要項2027」(PDF・54ページ)、方式別の要項PDF、各入試方式のページ、自己エントリーの設問一覧、特別奨学生選抜のページ、出題意図のページ(https://www.nishitech.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

書く課題は「自己エントリー」。各設問200〜400字

総合型選抜で筆記がないかわりに、全方式に共通する「自己エントリー」があります。これが実質の志望理由書です。

WEB入力で、入学検定料の納入後にシステム上の入力画面が開きます(出願期間中に入力。途中保存が可能です)。

設問 対象 内容 字数
設問1 すべての選抜 大学で学びたい内容とその理由 200字以上400字以内
設問2 すべての選抜 高校時代に主体的または協働的に取り組んだ経験 200字以上400字以内
設問3 文理総合型/実績評価型/アスリート型など 大学で学ぶための準備内容とその程度 200字以上400字以内
設問4 文理総合型のみ オープンキャンパス(キャンパス見学)または指定動画を視聴した感想 200字以上400字以内
設問5 すべての選抜 言語能力および数理的思考力を問う問題。提示されたグラフを読み取り、自身の考えを記述する 字数の公表なし

設問5が特徴的です。 「グラフを読み取って自分の考えを記述する」という、資料読解型の記述課題です。字数は公表されておらず、設問の本体は出願後の入力画面で公開されます。つまり出願してからでないと中身が分かりません。

出願期間中に入力する形なので、グラフの読み取りと記述をその場で仕上げることになります。日数に余裕があるとはいえ、グラフから傾向を読んで自分の考えを述べる練習は事前にしておく価値があります(課題文の要約、小論文の構成メモ)。

設問1〜4の200字以上400字以内は、下限が200字なので必ず埋める必要があります。設問1(学びたい内容と理由)と設問3(学ぶための準備)は内容が近いので、設問1は大学での学び、設問3は入学前の自分の取り組みという役割分担にすると重複を避けられます(志望理由書の完全ガイド、自己PRの書き方)。

文理総合型は設問4があるので、オープンキャンパス(またはキャンパス見学・指定動画の視聴)が実質の出願条件です。参加していないと書けません。

女性活躍推進型は800文字のレポート

女性活躍推進型は工学部のみ・女子のみが対象で、事前講習(オンデマンド配信)の受講とレポートの提出がセットになっています。

  • レポートのテーマは「女性活躍と私のキャリアプランニング」
  • 分量は800文字程度
  • WEB提出

このレポートは特別奨学生の判定に使われるもので、未提出でも出願はできます。 つまり奨学生をねらうなら書く、ねらわないなら省けるという位置づけです。

事前講習はオンデマンド配信で、前期が2026年7月30日〜9月11日、後期が10月2日〜11月13日の期間に視聴します。後期を使う場合は10月2日から事前講習が始まるので、そこから動けます。

テーマが「女性活躍と私のキャリアプランニング」なので、働き方や多様性の論点を押さえておくと書きやすくなります(働き方のテーマ、ジェンダーのテーマ、多様性のテーマ)。

高大接続型はプレゼン、教員志望型は模擬授業

方式ごとに固有の課題があります。

高大接続型

  • プレゼンテーション10分以内+個人面接約10分(準備時間2〜3分)
  • プレゼン資料は出願期間内にシステムの添付機能で提出(PowerPoint推奨、WordやPDFも可。フォントの埋め込みが推奨されています)
  • 特別奨学生の判定を希望しない場合はプレゼンを実施せず、個人面接のみになります(出願時に選択)

プレゼンをするかどうかを出願時に選べるという珍しい設計です。奨学生をねらわないなら面接だけで済みます(プレゼンテーション型入試の対策)。

教員志望型

  • 10分間の模擬授業

模擬授業は、教員を目指す人向けの方式としては筋の通った課題です。10分で何を教えるか、どう伝えるかを組み立てます。

実績評価型はポートフォリオの提出です(デザイン学部でも実技試験はありません)。

文理総合型は、面接が「自己PRと個人面接」という形で、時間の公表はありません。

小論文は合格後の「特別奨学生選抜」で出る

総合型選抜そのものに小論文はありませんが、文理総合型の合格者は、合格後に特別奨学生選抜を受けられます。

項目 内容
出願期間 合格発表日以降〜2027年1月27日16時まで(書類郵送は1月27日消印有効)
試験日 2027年2月5日(金)
試験科目 小論文 60分・100点
結果発表 2027年2月16日

大学が出題意図を公表しています。 形式は課題文型で、解答は800字程度。そして過去のテーマが分かっています。

  • デジタルネイティブ
  • Z世代
  • メディアリテラシー

3つとも情報社会と世代をめぐるテーマで、方向がはっきりしています。工科系の大学ですが、技術の専門知識ではなく情報化が人や社会に与える影響を論じる形です。準備としては情報リテラシー(情報リテラシーのテーマ)、AIと社会(AIと社会のテーマ)、メディアと報道(メディアと報道のテーマ)、コミュニケーション(コミュニケーションのテーマ)あたりを押さえておくと近い範囲になります。

60分で800字程度の課題文型なので、読む時間を15分、構成に10分、執筆に30分、見直しに5分という配分です(小論文の時間配分)。

つまりこの大学では「総合型選抜で合格 → 2月に小論文で奨学生に挑戦」という順番になります。 総合型選抜の対策として小論文は要りませんが、学費の支援をねらうなら小論文の準備が必要だということです。年内に進路が決まっても、2月までは小論文の練習を続ける意味があります。

このほか、高大接続型のプレゼンテーションと女性活躍推進型のレポートも特別奨学生の判定に使われます。方式ごとに奨学生へのルートが違う構造です。

なお小論文は学校推薦型の基礎学力検査(60分100点・1科目選択)と一般型(60分100点)にもあります。

日程:文理総合型は前期・中期・後期の3回

文理総合型

期 出願期間 試験日 合格発表
前期 9月16日〜10月2日必着 10月17日(土) 11月3日
中期 11月20日〜12月4日必着 12月12日(土) 12月21日
後期 12月14日〜2027年1月5日必着 2027年1月9日(土) 1月22日

実績評価型・アスリート型・教員志望型・高大接続型・女性活躍推進型

期 出願期間 試験日 合格発表
前期 9月16日〜10月2日必着 10月17日(土) 11月3日
後期 11月20日〜12月4日必着 12月12日(土) 12月21日

2026年10月1日の時点で、前期の出願は10月2日必着です。明日が締切です。

  • エントリー期間という制度はありません(出願=インターネット出願。出願書類は郵送で必着)
  • インターネット出願の受付は出願開始日10時〜出願締切日16時。出願書類は出願最終日必着(簡易書留/書留)
  • 受験票は出願締切日の翌日からシステムでダウンロード(郵送はありません)
  • 試験時間割は出願締切の3日後を目途に公開されます
  • 総合型選抜は本学会場のみで、地方会場はありません。学科ごとに会場が決まっていて、出願時に選べるものではありません
  • 検定料は30,000円+払込手数料1,000円です

大学サイトの日程・会場のページに注意点があります。 地方会場の該当日が前年度のままになっています(「那覇=2025年11月22日」「博多・山口・大分=2026年2月5日」)。正しくは那覇が指定校推薦型前期の2026年11月21日、他の3会場が2027年2月5日です。要項PDFの日程を見るのが安全です。

どこから手をつけるか

前期をねらうなら(出願10月2日必着)

明日が締切なので、動けるかどうかが先に決まります。

  1. 方式を決める。文理総合型はオープンキャンパス参加(またはキャンパス見学・指定動画の視聴)が実質の条件です(自己エントリーの設問4で感想を書きます)
  2. インターネット出願で登録し、検定料(30,000円+手数料1,000円)を納入する。受付は締切日16時まで
  3. 自己エントリーをWEBで入力する。設問1〜4は各200字以上400字以内、設問5はグラフを読み取って自分の考えを記述します(設問の本体は出願後の入力画面で公開)
  4. 調査書を高校に依頼し、出願書類を10月2日必着で郵送(簡易書留/書留)
  5. 高大接続型ならプレゼン資料を出願期間内にシステムで提出(PowerPoint推奨)。特別奨学生の判定を希望しないならプレゼンなしで面接のみを選べます
  6. 教員志望型なら10分間の模擬授業を準備します
  7. 会場は本学のみ。学科ごとに決まっています

間に合わないなら

  • 文理総合型は中期(出願11月20日〜12月4日)と後期(12月14日〜2027年1月5日)があります
  • ほかの5方式は後期(11月20日〜12月4日)です
  • 女性活躍推進型の後期は、事前講習が10月2日から始まります(配信期間10月2日〜11月13日)。これから動くならちょうどよいタイミングです

学費の支援をねらうなら

文理総合型で合格した人は、2027年2月5日の特別奨学生選抜(小論文60分100点)を受けられます。過去テーマはデジタルネイティブ・Z世代・メディアリテラシーで、課題文型・800字程度です。年内に合格が決まっても、2月まで小論文の練習を続ける価値があります。高大接続型のプレゼンと女性活躍推進型のレポートも奨学生の判定に使われます。

まとめ

  • 西日本工業大学の総合型選抜は6方式(文理総合型/実績評価型/アスリート型/教員志望型/高大接続型/女性活躍推進型)。すべて本学専願
  • 2027年度に方式名が一斉改称(旧 総合・多様型→文理総合型、旧ものづくり/デザイン特別選抜→実績評価型、旧スポーツ特別選抜→アスリート型)
  • 総合型選抜に小論文・筆記試験は一切なし。選考は書類審査(調査書)+面接+自己エントリーだけ。配点は非公表
  • デザイン学部にも実技試験はない(実績評価型はポートフォリオの提出)
  • 書く課題は全方式共通の「自己エントリー」(WEB入力。設問1〜4が各200字以上400字以内、設問5はグラフを読み取って考えを記述)と、女性活躍推進型のレポート800文字程度
  • 自己エントリーは出願期間中に入力し、設問5の本体は出願後の入力画面で公開される
  • 文理総合型は設問4があるため、オープンキャンパス参加(またはキャンパス見学・指定動画の視聴)が実質の条件
  • 女性活躍推進型は工学部のみ・女子のみ。レポートは特別奨学生の判定用で、未提出でも出願できる
  • 高大接続型はプレゼン10分以内+個人面接約10分。特別奨学生の判定を希望しなければプレゼンなしで面接のみを選べる
  • 教員志望型は10分間の模擬授業
  • 小論文が出るのは、文理総合型の合格者が受けられる特別奨学生選抜(2027年2月5日・60分100点)。課題文型・800字程度で、過去テーマはデジタルネイティブ・Z世代・メディアリテラシー
  • 募集人員は学部合計のみ公表(工学部40名・デザイン学部25名=計65名)
  • 会場は本学のみ(地方会場なし)。学科ごとに決まっており選べない。検定料30,000円+払込手数料1,000円
  • 大学サイトの日程・会場ページは地方会場の該当日が前年度のまま。要項PDFを見る
  • 工学部 情報マネジメント学科は2026年4月新設(2027年度は2期生)。キャンパスの正式名称はおばせキャンパス
  • 2026年10月1日の時点で、前期の出願は10月2日必着

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ福岡県では九州産業大学と九州共立大学、工学系の学部がある大学は広島工業大学の記事もあわせて読めます。

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