活水女子大学の総合型選抜。2027年度から「活水大学」へ名称変更、面談を通った人だけが出願できる2段階方式
活水女子大学(長崎市)は2027年度から「活水大学」へ名称変更し、2028年度から全学共学化します。総合型選抜はエントリー→課題提出・面談→出願可否発表→出願の2段階方式で、面談を通った人だけが出願できます。試験場で書く小論文はなく、課題作文は持ち帰って面談当日に提出します。
活水女子大学は、長崎市東山手町にある私立の女子大学です。
まず大きな告知が3つあります。
①2027(令和9)年度から「活水大学」へ名称変更します。 2026年2月の理事会決定で、2027年度の募集要項の表紙にも「2027年度より活水女子大学は、『活水大学』へ名称変更します。」と明記されています。ただし2027年度入試は旧名義(活水女子大学)で実施され、募集要項の本文・志願票・奨学金名称・願書送付先はすべて「活水女子大学」のままです。
②2028(令和10)年度から全学部全学科で男子学生を受け入れます(共学化)。
③看護学部看護学科は2027年度入試から先行して男子も募集します。 ただし看護学部に総合型選抜はありません。
| 学部 | 学科 | 入学定員 | キャンパス | 総合型選抜 |
|---|---|---|---|---|
| 国際文化学部 | 国際文化学科 | 70名 | 東山手 | 10名 |
| 健康生活学部 | 食生活健康学科 | 50名(2026年度は60名) | 東山手 | 10名 |
| 健康生活学部 | 生活デザイン学科 | 35名 | 東山手 | 5名 |
| 健康生活学部 | 子ども学科 | 45名 | 東山手 | 10名 |
| 看護学部 | 看護学科 | 75名 | 大村 | 募集なし |
| 大学計 | 275名(2026年度は285名) | 35名 |
食生活健康学科の入学定員が60名から50名に減っています(健康生活学部計140→130、大学計285→275)。
募集停止になっている学科もあります。 音楽学部音楽学科、国際文化学部の英語学科・日本文化学科はいずれも2023年度入学生までで、現在は募集していません(国際文化学部は国際文化学科に一本化)。
総合型選抜の募集人員は前年から増えています(2026年度は10/10/3/5=計28名 → 2027年度は10/10/5/10=計35名)。
試験場で書く小論文はありません。 かわりにエントリー後に持ち帰って作成し、面談当日に提出する「課題作文」があります。
出典:活水女子大学「2027年度 学生募集要項(修正版)」(PDF)および正誤表、2026年度学生募集要項(比較用)、総合型選抜の課題作文の様式PDF、「2026入学試験問題集」(PDF・32ページ)、名称変更・共学化のお知らせ(2026年2月)、入学定員等の情報公開PDF、入試情報・インターネット出願の流れ・奨学金・過去問題の各ページ(https://www.kwassui.ac.jp/university/ / https://kwassuiguide.jp/ )。表の数値はページ画像で確認しました。2026年10月2日に確認しました。
2026年10月2日の時点で、Ⅰ期の出願期間が今日から始まりました(10月16日消印有効まで)。ただしⅠ期のエントリーは9月10日で締め切られているため、いまから新規に受験することはできません。 これから受けるならⅡ期以降で、Ⅱ期のエントリーが10月15日消印有効まで受付中です。
エントリー → 面談 → 出願可否発表 → 出願
この大学の総合型選抜は2段階方式です。 ここが最大の特徴です。
- 登録カードを請求する
- エントリー(登録カード+調査書を同封して郵送)
- 課題提出・面談
- 出願可否発表(入学が適当かの判定結果を郵送)
- インターネット出願(「可」の人だけ)
- 合格発表・入学手続
「出願可」の通知を受けた人だけがインターネット出願できます。 つまり面談で実質的に一次選考が終わっている構造です。
エントリーに費用はかかりません。 検定料は出願時のみです。専願の縛りがかかるのも「出願」の段階で、エントリー・課題提出・面談・出願可否発表までは拘束されません。考えながら進められる形です。
登録カードの請求が必須で、ここから始まります(Web完結ではありません)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 請求方法 | 電子メール/電話/郵送(オープンキャンパスでも配付) |
| メールの書き方 | 件名に「登録カード請求」、本文に①氏名(フリガナ)②郵便番号・住所 ③電話番号 ④在学(出身)高校 ⑤志望学科 |
| 連絡先 | 活水女子大学 入試課(〒850-8515 長崎県長崎市東山手町1番50号)/TEL・FAX 095-820-6015/[email protected] |
| 電話受付 | 平日9:00〜17:00、土曜9:00〜12:00(第2・第4を除く)。※8月1日〜9月30日は平日9:00〜15:00 |
出願資格に「学習成績の状況(評定平均)」による制限は一切ありません。
全方式が実質専願です(「出願は合格した場合、本学へ必ず入学する者に限ります」)。出願後の志望学科の変更はできません。
「型」が4つあります
募集人員は一般型・帰国生徒(帰国子女)型・社会人型・長期履修型の4つの型で共有され、型別の内訳は公表されていません。
| 型 | 出願資格の要点 | 検定料 |
|---|---|---|
| 一般型 | 高校卒業(見込)等に該当する女子で、合格した場合必ず入学する者 | 30,000円 |
| 帰国生徒(帰国子女)型 | 日本国籍を有し保護者の海外在留等で外国の教育を受けた女子。①外国の学校教育課程に2年以上継続在学し中等教育卒業後2年以内/②日本の高校卒業見込みで外国の課程に2年以上継続在学し帰国後2年以内/③国際バカロレア資格を2025年4月1日以降取得・2027年3月31日までに取得見込 | 30,000円 |
| 社会人型 | 女子で社会人経験があり、2027年4月1日現在 満24歳以上、目的意識が明確で、合格した場合必ず入学する者。入学金は経済的優遇措置で通常の半額(100,000円) | 10,000円 |
| 長期履修型 | 女子で、現在職業・家事等に従事しているか2027年4月以降従事することを証明でき、合格した場合必ず入学する者。5〜10年のスパンで卒業単位を修得(授業料・施設設備費は4年分を在籍年数で均等割) | 30,000円 |
いずれも別途システム利用料が必要です(金額は要項・サイトとも非記載)。
社会人型は検定料が10,000円で入学金も半額、長期履修型は5〜10年かけて卒業できるという設計です。
課題作文は持ち帰り、面談当日に提出
| 学科 | 課題の形式 | 字数 |
|---|---|---|
| 国際文化学科 | 課題作文(指定3テーマから1つ選択・所定様式) | 800字程度 |
| 食生活健康学科 | 口頭(作文なし)「これまで取り組んだことと将来像について」 | ― |
| 生活デザイン学科 | 作文 | 800字以内 |
| 子ども学科 | 作文 | 800字以内 |
- 持ち帰って作成し、面談当日に提出します。制限時間はありません
- 出題のかたちは資料提示型ではなく、自己PRや探究・志望理由に接続するテーマ型(自己記述型)です
- 様式は活水Guideからダウンロードします。志望学科と受験する期(Ⅰ〜Ⅴ期)にチェックを入れる欄があり、国際文化学科は課題①②③のいずれかにチェックします
- 筆記具は「黒の筆記用具(鉛筆等も可。消えるボールペンは不可。)」。800字を超える場合は裏面のみ追加で印刷します
- 食生活健康学科だけ作文がなく、面談で口頭です
- 生活デザイン学科・子ども学科の課題の具体的内容は「エントリー後に連絡」で事前非公表です
国際文化学科の課題テーマは要項で事前公表されています(3つから1つを選択)。
- 「これまでにあなたが力を入れて取り組んできたことと国際文化学部で学びたいこととを関連づけて、800字程度で述べなさい。」
- 「あなたが興味・関心をもっていることをひとつ挙げ、そのことに興味・関心をひかれる理由について、800字程度で述べなさい。」
- 「あなたが注目している社会課題をひとつ挙げ、その解決策としてあなたが思いつくことを、800字程度で述べなさい。」
この3テーマは2026年度の要項と完全に同一文言で、年度をまたいで固定されています。次年度も同じテーマが出る可能性が高いということです。
性格が3つで違います。①は探究や部活動などの取り組みと学科の学びを結びつける形(探究活動を志望理由につなぐ、志望理由書の完全ガイド)、②は自分の関心の由来を掘る形(自己PRの書き方)、③は社会課題と解決策を論じる形で一番小論文に近いです(段落の組み立て、字数調整)。
学科ごとのテーマとしては、国際文化学科ならグローバル化と文化のテーマ・多様性のテーマ・外国人労働のテーマ、食生活健康学科なら食生活のテーマ・健康格差のテーマ、生活デザイン学科なら住まいと都市のテーマ・環境と経済のテーマ、子ども学科なら子育てのテーマ・子どもの貧困のテーマ・教育格差のテーマが対応します。
志望理由書という独立した様式は存在しません。 志望動機は課題作文と面談で問われます。字数指定があるのは課題作文だけです。
配点は完全に非公表
| 学科 | 選考項目 |
|---|---|
| 国際文化学科 | 課題作文、面接、調査書等の書類を総合的に判定します。 |
| 食生活健康学科/生活デザイン学科/子ども学科 | 面接、課題、口頭試問、実技、調査書等の書類を総合的に判定します。 |
「総合的に判定」としか書かれておらず、面接○点/課題○点のような点数表は要項・サイトのどこにもありません。 合格最低点や基準点の公表もありません。学力の3要素(知識・技能/思考力・判断力・表現力/主体性等)はすべて評価対象とされています。
面談が選考の中心です。
| 学部 | 面談の内容 |
|---|---|
| 国際文化学部 | 「志望動機および提出された課題作文、調査書の内容をもとに面談します」(時間の明記なし) |
| 健康生活学部 | 30分程度。①課題について ②志望動機、自己PR等について ③学科関連、専門職等について |
要項には「本学の各学科教員とで、相互理解のための質疑を中心」とあり、「学科アドミッション・ポリシーの3要素の観点から評価を行います」と書かれています。
自己PRについて明示されている点が2つあります。
- 「自身の資料・制作物等を持参してアピールすることも可能」
- 「自己PRの内容に受賞実績等がなくてもPR可能」
これまでの取り組みの例として要項が挙げているのは、探究活動、日々の学業、部活動、ボランティア活動、コンテスト、資格取得等です。また「普通科、専門学科・総合学科ともに、試験内容・選考資料含め、それぞれの学びの範囲で適応可能です」とあります(面接の頻出質問、面接と書類の一貫性)。
日程はⅠ期からⅤ期の5回
試験場(面談会場)はすべて本学 東山手キャンパスです。
| 期 | エントリー期間(消印) | 面談日 | 出願可否発表 | 出願期間 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 2026年9月1日〜9月10日 | 2026年9月26日(土) | 2026年10月1日(木) | 2026年10月2日〜10月16日(消印) | 2026年11月4日(水) |
| Ⅱ期 | 2026年9月11日〜10月15日 | 2026年11月7日(土) | 2026年11月11日(水) | 2026年11月12日〜11月20日(消印) | 2026年12月4日(金) |
| Ⅲ期 | 2026年10月16日〜12月3日 | 2026年12月21日(月) | 2026年12月24日(木) | 2026年12月25日〜2027年1月7日(消印) | 2027年1月13日(水) |
| Ⅳ期 | 2026年12月4日〜2027年1月21日 | 2027年1月29日(金) | 2027年2月3日(水) | 2027年2月4日〜2月12日(消印) | 2027年2月26日(金) |
| Ⅴ期 | 2027年1月22日〜3月2日 | 2027年3月17日(水) | 2027年3月18日(木) | 2027年3月19日〜3月23日(必着) | 2027年3月24日(水) |
入学手続締切はⅠ・Ⅱ期が2027年1月29日必着、Ⅲ・Ⅳ期が3月23日必着、Ⅴ期が3月26日必着です。
Ⅴ期は3月17日面談 → 3月24日合格発表という駆け込み日程です。
- 試験会場は本学 東山手キャンパスのみで、地方会場はありません(地方試験があるのは一般選抜A方式の福岡試験場だけ)
- 総合型選抜の合格発表はホームページでの公表・学内掲示を行わず、合格通知文書の郵送のみです。電話による合否照会もできません
- 出願の郵送は簡易書留で、封筒は角2サイズ(33cm×24cm)を各自で準備します(大学所定の封筒はありません)
- 写真は縦4cm×横3cm・正面向・3か月以内撮影で、スピード写真・スナップ写真は不可です
エントリー時に提出するものは型によって違います。
| 型 | 書類 |
|---|---|
| 一般型 | 調査書(出身学校長作成・厳封。高卒認定合格者は合格成績証明書) |
| 帰国生徒(帰国子女)型 | 卒業証明書/卒業見込証明書(IB取得者はIB最終試験6科目の成績証明書)、成績証明書 |
| 社会人型 | 卒業証明書/卒業見込証明書、成績証明書 |
| 長期履修型 | 調査書、就業証明書(社員証・保険証の写し等/2027年4月以降就業予定者は内定通知書等) |
奨学金は期によって対象が変わります
| 制度 | 内容 | 総合型選抜での対象 |
|---|---|---|
| 健康生活学部 資格取得者奨学金制度 | 給付/入学後に20万円(入学年度のみ) | ★総合型選抜Ⅰ期・Ⅱ期のみ(+学校推薦型選抜)。高校在学中に学科指定資格を取得していること |
| 新入生特別奨学金 | 給付/入学後に授業料相当額の半額を給付 | ★総合型選抜Ⅰ〜Ⅲ期での入学確定者は「再度受験可能(要検定料)」。一般選抜A方式または共通テスト利用A日程への出願が別途必要 |
| 進学支援奨学金 | 給付/学校推薦型選抜・総合型選抜で入学=10万円(一般選抜で入学=5万円) | 対象。県外・離島(五島・壱岐・対馬)の高校在籍者等で入学を機に転居する方。他の奨学金と併用可(2026年度採用実績13名) |
| 文化・スポーツ振興特待生制度 | 給付/Aランク70万円・Bランク40万円・Cランク20万円 | 総合型選抜も受験可。看護学科を除く全学部全学科。高校の部活動顧問またはクラブチーム指導者+本学の部活動顧問の推薦が必要 |
| 兄弟姉妹在学優遇制度 | 減免/適用者授業料の25%減免 | 入試種別を問わず |
| 国際文化学科 英語資格給付奨学生制度 | 給付/20万円 | 学校推薦型選抜のみ(総合型選抜は対象外) |
| 活水女子大学特待生制度/一般選抜(特待生選抜)特待生制度 | 減免 | 総合型選抜は対象外 |
注意すべき点が3つあります。
①資格取得者奨学金(20万円)はⅠ期・Ⅱ期限定です。Ⅲ期以降で合格すると対象外になります。指定資格は全商検定1級3種目以上、家庭科技術検定(食物調理1級)、ITパスポート、2級建築施工管理技術検定、CAD利用技術者試験2級以上、建築CAD検定2級以上、福祉住環境コーディネーター2級以上、家庭科保育技術検定1級などです。
②新入生特別奨学金はⅠ〜Ⅲ期限定で、しかも入学確定後に一般選抜A方式または共通テスト利用A日程を「再受験」する仕組みです(要検定料)。授業料の半額が給付されるので、Ⅰ〜Ⅲ期で合格したなら検討する価値があります。
③英語資格給付奨学生制度(20万円)と大学の特待生制度は総合型選抜では使えません。 英語の資格で奨学金を狙うなら学校推薦型選抜になります。
進学支援奨学金は総合型選抜・学校推薦型選抜で入学すると10万円、一般選抜だと5万円と、年内入試のほうが有利に設定されています。
2年連続で倍率1.0
2026年度
| 学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国際文化学科 | 10 | 8 | 8 | 8 | 1.0 |
| 食生活健康学科 | 10 | 5 | 5 | 5 | 1.0 |
| 生活デザイン学科 | 3 | 5 | 5 | 5 | 1.0 |
| 子ども学科 | 5 | 2 | 2 | 2 | 1.0 |
| 計 | 28 | 20 | 20 | 20 | 1.0 |
2025年度
| 学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国際文化学科 | 10 | 3 | 3 | 3 | 1.0 |
| 食生活健康学科 | 10 | 2 | 2 | 2 | 1.0 |
| 生活デザイン学科 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1.0 |
| 子ども学科 | 3 | 6 | 6 | 6 | 1.0 |
| 計 | 25 | 12 | 12 | 12 | 1.0 |
2年連続で全学科が受験者=合格者(不合格者0)です。
ただしこの数字の読み方には注意が必要です。 この大学は「出願可否発表」で絞られる構造なので、エントリーから面談の段階で離脱した人は統計に現れません(表の「志願者」は出願者数)。出願した人は全員合格しているが、出願できるかどうかの関門が面談にあるという構造です。
大学全体の収容定員充足率は0.73(2026年5月1日現在。音楽学部0.31/健康生活学部0.65/看護学部0.99)です。
総合型選抜の過去問はありません
総合型選抜の過去問題・テーマは問題集に収録されていません。 公表されているのは要項に載る国際文化学科の課題3テーマだけで、生活デザイン学科・子ども学科の作文テーマは「エントリー後に連絡」で非公表です。
「2026入学試験問題集」(全32ページ・希望者へ無料送付)に収録されているのは学校推薦型選抜と一般選抜B方式の小論文です。総合型選抜を受けるときの参考になる部分だけ、出題の意図から読み取れる傾向をまとめます(課題文そのものは転記しません)。
| 区分 | 傾向 |
|---|---|
| 学校推薦型Ⅰ期 食生活健康学科(60分) | 図から情報を読み取り課題を抽出し、具体的な改善策を挙げて論じる=資料(図表)提示型 |
| 学校推薦型Ⅰ期 生活デザイン学科(60分) | デザイン・環境・快適な生活という専門分野への興味関心と基礎学力 |
| 学校推薦型Ⅰ期 子ども学科(60分) | 現代社会において子どもや家庭が抱えている生活問題とその解決策 |
| 学校推薦型Ⅰ期 看護学科(60分) | スポーツの実施状況に関するデータ読み取り(年代・性別による特徴)と身体活動・運動の実践案 |
| 学校推薦型Ⅱ期 子ども学科(60分) | 「こども基本法」の知識とその支援実践場面での具体化 |
| 学校推薦型Ⅱ期 看護学科(60分) | 災害時の避難所生活における健康問題の資料(図)読み取りと避難所運営の改善策 |
学校推薦型選抜の小論文は図表の読み取りが中心で、総合型選抜の課題作文(自己記述型)とは性格が違います。学校推薦型と併せて考えるなら、別の準備が必要です。
なお「『出題の意図』についての質問、照会には回答致しません」と問題集に明記されています。2025年度分も公開されています。
サイトと要項で記載が違う箇所
①入試情報ページのバナーが前年度の日程のまま残っています。
| 出典 | 記載 |
|---|---|
| サイトのバナー | 「出願受付中 総合型選抜Ⅴ期 出願期間:2026年3月20日(金)〜3月24日(火)消印有効必着」 |
| 2027年度要項 | Ⅴ期の出願期間は2027年3月19日(金)〜3月23日(火)必着 |
サイトの日付は2026年度(前年度)のもので、2026年度要項の記載と完全に一致します。ページの最終更新は2026年10月1日なのに「出願受付中」のまま掲出されています。 日程は要項で確認してください。
②募集要項の内部で金額が矛盾しています。 新入生特別奨学金について、要項4ページは「入学後に初年度の授業料相当額の給付がある」、6ページは「入学後に授業料相当額の半額を奨学金として給付」と書いています。サイトは「1年次の授業料の半分に相当する額」で6ページと一致するので、半額が正しいと見られます。
③資格取得者奨学金の申請の導線が総合型選抜向けに用意されていません。 対象は要項6ページに「学校推薦型選抜、総合型選抜Ⅰ期、Ⅱ期を受験者で…」と書かれているのに、サイトの出願書類ダウンロード欄では申請書が学校推薦型選抜のセクションにのみ掲載されています(ファイル名も学校推薦型用)。さらに要項7ページの申請方法は「学校推薦型選抜の出願時に…郵送してください」としか書かれておらず、総合型選抜での申請手順が要項にも書かれていません。Ⅰ期・Ⅱ期で狙うなら入試課に確認が必要です。
④サイトに不要な様式が残っています。 一般選抜(特待生選抜)の欄に「実技試験曲名・コンクール受賞歴記入票(音楽)」が掲載されていますが、特待生選抜の募集は国際文化学科・生活デザイン学科のみで、音楽学部は募集停止です。
⑤「インターネット出願の流れ」ページが前年度の要項PDFにリンクしています(封筒の書き方の参照先が2026年度要項)。
⑥大学サイトのフッターに東山手キャンパスの学部として「音楽学部」が載っています。 在学生がいるため誤りではありませんが、受験生には紛らわしい表示です。
なお2027年度の学生募集要項は「修正版」(2026年6月26日再更新)と正誤表の2本立てです。正誤表の訂正内容(一般選抜B方式・共通テスト利用B/C日程の出願期間、特待生制度の「給付→減免」、学校推薦型の推薦基準に子ども学科を追加など)はいずれも修正版PDFに反映済みで、総合型選抜に関する訂正は含まれていません。
どこから手をつけるか
2026年10月2日の時点で、Ⅰ期の出願期間は今日から始まりましたが、Ⅰ期のエントリーは9月10日で締切済みです。 いまから受けるならⅡ期以降です。
Ⅱ期を狙うなら(エントリーは10月15日消印有効まで、残り約2週間)
- まず登録カードを請求します。 メール(件名に「登録カード請求」、本文に氏名・住所・電話・高校・志望学科)/電話/郵送のいずれかです。ここから始まるのでWeb完結ではありません
- 調査書を高校に依頼します(厳封)。エントリー時に同封します
- 評定平均の基準はありません
- エントリーに費用はかかりません。 検定料は出願時のみ(一般型30,000円/社会人型10,000円)。専願の縛りは出願からで、面談までは拘束されません
- エントリー後に課題の内容が連絡されます(生活デザイン学科・子ども学科)。国際文化学科は要項で3テーマが事前公表されているので、先に書き始められます
- 面談日は11月7日(土)、出願可否発表は11月11日、出願は11月12日〜11月20日です
課題作文の準備
- 持ち帰り作成で制限時間はありません。 面談当日に提出します
- 国際文化学科は800字程度で、①取り組んできたことと学科の学びを関連づける ②興味・関心をもっていることとその理由 ③注目している社会課題と解決策の3テーマから1つを選びます。この3つは2026年度と同一文言で固定されています
- 生活デザイン学科・子ども学科は800字以内。テーマはエントリー後に連絡されます
- 食生活健康学科は作文がなく、面談で口頭(「これまで取り組んだことと将来像について」)です
- 筆記具は黒の筆記用具(鉛筆可・消えるボールペン不可)。800字を超える場合は裏面のみ追加印刷します
面談の準備
- 健康生活学部は30分程度で、①課題について ②志望動機・自己PR等 ③学科関連・専門職等について聞かれます。国際文化学部は志望動機と課題作文、調査書の内容をもとに行われます
- 自身の資料・制作物等を持参してアピールできます
- 要項に「自己PRの内容に受賞実績等がなくてもPR可能」と明記されています。探究活動・日々の学業・部活動・ボランティア・コンテスト・資格取得などが例として挙げられています
- 配点は非公表なので、どこに重みがあるかは分かりません。面談が選考の中心であることだけは確かです
奨学金を考えるなら期の選び方が重要です
- 健康生活学部 資格取得者奨学金(20万円)はⅠ期・Ⅱ期限定。指定資格を持っているならⅡ期までに出す必要があります(ただし総合型選抜での申請手順が要項・サイトに書かれていないので入試課に確認してください)
- 新入生特別奨学金(授業料の半額給付)はⅠ〜Ⅲ期限定で、入学確定後に一般選抜A方式または共通テスト利用A日程を再受験します(要検定料)
- 県外・離島(五島・壱岐・対馬)から転居するなら進学支援奨学金10万円(総合型・学校推薦型で入学した場合。一般選抜だと5万円)
- 文化・スポーツ振興特待生(70万/40万/20万円)も総合型選抜で受験できます(看護学科を除く全学科。高校の部活動顧問またはクラブチーム指導者と本学の部活動顧問の推薦が必要)
社会人・長期履修を考えているなら
- 社会人型は2027年4月1日現在で満24歳以上が対象。検定料10,000円、入学金は半額の100,000円です
- 長期履修型は5〜10年で卒業単位を修得する形で、授業料・施設設備費は4年分を在籍年数で均等割します。就業証明書が必要です
まとめ
- 2027年度から「活水大学」へ名称変更(2026年2月理事会決定)。ただし2027年度入試は旧名義で実施され、要項本文・志願票・願書送付先はすべて「活水女子大学」のまま
- 2028年度から全学部全学科で男子学生を受け入れ(共学化)。看護学部看護学科は2027年度入試から先行して男子も募集するが、看護学部に総合型選抜はない
- 食生活健康学科の入学定員が60名→50名に減(健康生活学部計140→130、大学計285→275)
- 音楽学部音楽学科、国際文化学部の英語学科・日本文化学科は2023年度入学生までで募集停止
- 総合型選抜の対象は国際文化/食生活健康/生活デザイン/子どもの4学科・計35名(2026年度の28名から増)。型は一般型・帰国生徒(帰国子女)型・社会人型・長期履修型の4つで募集人員を共有(型別内訳は非公表)
- ★「エントリー → 課題提出・面談 → 出願可否発表 → 出願」の2段階方式。「出願可」の通知を受けた人だけが出願できる=面談で実質的に一次選考が終わっている
- 登録カードの請求から始まる(メール/電話/郵送。Web完結ではない)。エントリーは無料で、専願の縛りは出願段階から
- 出願資格に評定平均の制限は一切ない。出願後の志望学科の変更は不可
- 試験場で書く小論文はない。課題作文は持ち帰り作成・面談当日提出(制限時間なし)。国際文化学科は800字程度(3テーマから1つ選択・要項で事前公表)、生活デザイン・子ども学科は800字以内(テーマはエントリー後に連絡)、食生活健康学科は作文なしで口頭
- 国際文化学科の3テーマは2026年度と完全に同一文言(①取り組んできたことと学科の学びを関連づける ②興味・関心とその理由 ③注目している社会課題と解決策)
- 筆記具は黒の筆記用具(鉛筆可・消えるボールペン不可)。800字超は裏面のみ追加印刷
- 志望理由書という独立様式はない。志望動機は課題作文と面談で問われる。字数指定があるのは課題作文だけ
- 配点は完全に非公表(「総合的に判定」のみ)。合格最低点・基準点の公表もなし
- 面談は健康生活学部が30分程度(①課題②志望動機・自己PR③学科関連・専門職)、国際文化学部は志望動機と課題作文、調査書の内容をもとに(時間の明記なし)。自身の資料・制作物等を持参してアピール可、受賞実績がなくてもPR可と明記
- 日程はⅠ〜Ⅴ期の5回(面談日 9/26・11/7・12/21・1/29・3/17)。Ⅴ期は3月17日面談→3月24日合格発表という駆け込み日程
- 検定料は一般型・帰国生徒型・長期履修型30,000円、社会人型10,000円(別途システム利用料)。社会人型は入学金も半額の100,000円。長期履修型は5〜10年で卒業単位を修得
- 試験会場は本学 東山手キャンパスのみ(地方会場なし)。総合型選抜の合格発表はHP非掲載・学内掲示なしで郵送のみ、電話による合否照会も不可
- 奨学金は期で対象が変わる。資格取得者奨学金(20万円)はⅠ期・Ⅱ期限定、新入生特別奨学金(授業料の半額給付)はⅠ〜Ⅲ期限定で入学確定後に一般選抜A方式または共テ利用A日程を再受験する仕組み
- 進学支援奨学金は総合型・学校推薦型で入学すると10万円(一般選抜は5万円)。文化・スポーツ振興特待生(70万/40万/20万円)も総合型選抜で受験可(看護学科を除く)
- 英語資格給付奨学生制度(20万円)と大学の特待生制度は総合型選抜では対象外
- 2年連続で全学科が倍率1.0(2026年度 計20/20/20、2025年度 計12/12/12)。ただし「出願可否発表」で絞られる構造なので、エントリー〜面談段階の離脱者は統計に現れない
- 総合型選抜の過去問題は問題集に収録されていない。問題集(32ページ・無料送付)に載るのは学校推薦型選抜と一般選抜B方式の小論文で、こちらは図表の読み取り中心(食生活健康=図から課題抽出と改善策、子ども=子どもや家庭の生活問題/「こども基本法」、看護=スポーツ実施状況のデータ読み取り/災害時の避難所生活)
- サイト側の注意点:入試情報ページのバナーが前年度(2026年3月20日〜24日)の日程のまま「出願受付中」で残っている(正は2027年3月19日〜23日必着)、要項内で新入生特別奨学金が「授業料相当額」と「半額」で矛盾(半額が正)、資格取得者奨学金の申請導線が学校推薦型のみで総合型の手順が書かれていない、音楽の様式が残置、出願の流れページが前年度要項にリンク
- 2026年10月2日の時点で、Ⅰ期の出願は今日から10月16日まで(ただしエントリーは9月10日締切済で新規受験は不可)。Ⅱ期のエントリーが10月15日消印有効まで受付中。Ⅲ期のエントリーは10月16日開始
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ長崎県では長崎総合科学大学、長崎大学、女子大では福岡女学院大学の記事もあわせて読めます。