小論文キャンパス
大学別対策

岩手保健医療大学の総合型選抜。筆記は「視聴覚教材を用いた記述問題」90分

約8分で読めます

岩手保健医療大学の総合型選抜は、視聴覚教材を用いた記述問題(90分・100点)と、プレゼンテーションを含む面接(100点)。映像や音声を見聞きして書く形式です。学校推薦型選抜は小論文90分200点で、地域特別推薦には評定の基準がありません。

岩手保健医療大学(岩手県盛岡市)の総合型選抜の筆記試験には、あまり見ない名前がついています。

試験科目 時間 配点
視聴覚教材を用いた記述問題 10:00〜11:30(90分) 100点
面接(プレゼンテーションを含む) 12:00〜 100点

視聴覚教材を用いた記述問題。課題文を読むのではなく、映像や音声を見聞きして書く形式です。

出典:岩手保健医療大学「入試情報」(https://www.iwate-uhms.ac.jp/admission/admission-info/ )、「入学案内」(https://www.iwate-uhms.ac.jp/admission/ )。2026年9月22日に確認しました。

選考の材料は5つ

大学の説明はこうです。

総合型選抜入学試験は、記述試験と面接試験、自己推薦書、入学試験志願理由書及び調査書等から総合的に評価し選考します。

記述試験・面接試験・自己推薦書・入学試験志願理由書・調査書の5つ。点数が公表されているのは記述100点と面接100点ですが、書類3点も評価に入ります。

出願資格は「合格した場合には入学を確約できる者」——専願です。

看護学部看護学科(入学定員80名)だけの大学で、募集人員の内訳はこうなっています。

選抜 募集人員
総合型選抜入学試験 10名
学校推薦型選抜(一般推薦) 6名
学校推薦型選抜(地域特別推薦Ⅰ) 28名
学校推薦型選抜(地域特別推薦Ⅱ) 6名
社会人特別選抜 若干名
一般選抜A日程/B日程 25名/5名

「視聴覚教材を用いた記述問題」への備え

問題の具体的な形式は公表されていません。過去問についても、

令和8年度入学試験 学校推薦型選抜入学試験:著作物の権利処理等の理由により、「試験問題」「解答又は解答例」及び「出題意図」は公表していません。

とあり、総合型選抜と学校推薦型選抜の過去問は公開されていません(一般選抜A日程の国語・英語・選択科目は公開されています)。

ただし、名前から準備の方向は決められます。視聴覚教材=映像・音声を90分の中で見聞きし、それについて記述する。とすれば、必要なのは次の3つです。

  1. 聞きながらメモを取る力。文章と違って、戻って読み直せません
  2. 聞いた内容を整理して要約する力。まず何が示されたかを正確に書けること
  3. そこから自分の考えを述べる力。看護系なので、いのち・ケア・地域・共生といった観点に結びつけられること

対策としては、医療・看護・福祉を扱うテレビ番組やドキュメンタリーを見て、要点を400字でまとめ、そこから自分の考えを400字書く——これを繰り返すのが最も近い練習です。要約の書き方、小論文の練習方法、小論文の完全ガイドが土台になります。

テーマの下地としては地域医療のテーマ、チーム医療のテーマ、高齢化のテーマが近いところです。

面接にプレゼンテーションが含まれる

面接は12:00から、配点100点。そこにプレゼンテーションが含まれます。

内容は公表されていませんが、出願書類に自己推薦書と入学試験志願理由書があることから、そこに書いたことを話す形が想定されます。書いた内容を、口で説明できる状態にしておきます。書き方は自己PRの書き方、志望理由書の完全ガイド、話す準備はプレゼン型入試の対策を参照してください。

アドミッション・ポリシーは4項目です。

・看護師または保健師として地域社会に貢献したいと思っている人 ・人と関わることが苦ではなく、周囲の人と協力しあって生きたいと思う人 ・人のいのちや尊厳を大切にし、他者への思いやりのある人 ・大学で学ぶために必要な基礎知識および自ら進んで学ぶ力を持っている人

「地域社会に貢献」「周囲の人と協力」「いのちや尊厳」「自ら進んで学ぶ力」。この4つが、書類でも面接でも軸になります。

日程

出願期間 2026年10月1日(木)〜10月16日(金)
試験日 2026年10月24日(土)
試験場 岩手保健医療大学
合格発表 2026年11月2日(月)13時
入学手続 2026年11月4日(水)〜11月13日(金)

入学検定料は30,000円です。

学校推薦型選抜は小論文90分200点

総合型選抜で届かなかった場合、次の機会は学校推薦型選抜です。こちらは小論文が中心になります。

試験科目 時間 配点
小論文 10:00〜11:30(90分) 200点
面接 12:00〜 100点

小論文200点は、総合型選抜の記述問題(100点)より配点が高く設定されています。募集人員も40名と多く、内訳は次のとおりです。

区分 募集人員 条件
一般推薦 6名 全体の学習成績の状況が3.5以上
地域特別推薦Ⅰ 28名 岩手県内に在住する、もしくは岩手県内の高等学校に通う者(評定の基準なし)
地域特別推薦Ⅱ 6名 岩手県以外の東北地区・北海道の高等学校に通う者(評定の基準なし)

地域特別推薦には評定の基準がありません。岩手県内、あるいは東北・北海道の高校に通っていれば、高校長の推薦と入学確約で出願できます。28名という枠は、この大学で最も大きいものです。

日程は出願2026年11月4日(水)〜11月16日(月)、試験11月21日(土)、合格発表12月1日(火)13時。

総合型選抜(10月24日)で不合格でも、学校推薦型選抜(11月21日)に間に合います。小論文90分の練習は、どちらにも効きます。

社会人特別選抜も小論文試験と面接試験、入学試験志願理由書で選考され、試験日は学校推薦型選抜と同じ11月21日です。

どこから手をつけるか

  1. 映像や音声を見聞きして書く練習をする。 総合型選抜の筆記はこの形式です
  2. 医療・看護のドキュメンタリーで「要約400字+意見400字」を繰り返す
  3. メモの取り方を決めておく。 戻って読み直せません
  4. 自己推薦書と入学試験志願理由書を書く。 面接のプレゼンの材料になります
  5. アドミッション・ポリシーの4項目に触れられるようにする
  6. 小論文90分の練習も並行する。 学校推薦型選抜(200点)に使えます
  7. 地域特別推薦の対象になるか確認する。 岩手県内・東北・北海道の高校なら評定の基準がありません
  8. 専願であることを前提に予定を組む

まとめ

  • 岩手保健医療大学の総合型選抜は、視聴覚教材を用いた記述問題(90分・100点)+面接(プレゼンテーションを含む・100点)です
  • 選考は記述試験・面接試験・自己推薦書・入学試験志願理由書・調査書から総合的に評価されます
  • 募集人員は10名。出願資格は「合格した場合には入学を確約できる者」=専願です
  • 試験日は2026年10月24日(土)、出願は10月1日〜10月16日、合格発表は11月2日(月)13時
  • 総合型選抜と学校推薦型選抜の過去問は公開されていません(学校推薦型は著作物の権利処理等の理由と明記。一般選抜A日程は公開)
  • 学校推薦型選抜は小論文90分200点+面接100点で、募集人員40名
  • 地域特別推薦Ⅰ(岩手県内・28名)と地域特別推薦Ⅱ(岩手県以外の東北地区・北海道・6名)には評定の基準がありません
  • アドミッション・ポリシーは「地域社会に貢献」「周囲の人と協力」「いのちや尊厳」「自ら進んで学ぶ力」の4項目です
  • 保健師国家試験受験資格は定員20名です

宮城県の私立大学は仙台大学の記事があります。総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。岩手県の私立大学は岩手医科大学、いわて富士大学(富士大学)、盛岡大学の記事にもあります。

Related

関連記事

← 「大学別対策」の記事一覧へ