いわて富士大学(富士大学)の総合型選抜。小論文60分800字と面接だけで、年5回ある
富士大学は2027年4月にいわて富士大学へ名称変更予定です。総合型選抜の選考は小論文(60分・800字程度・100点)と面接(4段階評価)だけ。Ⅰ期からⅤ期まで5回あり、募集人員は経済学科10名・経営法学科42名です。
富士大学(岩手県花巻市)の総合型選抜は、小論文と面接しかありません。
小論文・面接 ※学力(小論文)および面接試験の結果と提出書類の審査結果を総合して選考する。 ◆集合時間:9:40(受付は9:00開始) ◆試験時間:小論文 10:00〜11:00(60分)800字程度 配点:100点満点 ◆面接:11:10〜 評価:4段階
60分で800字程度、100点満点。これが年に5回あります。
なお、この大学は名前が変わります。公式サイトには「いわて富士大学の公式サイトです。(2027年4月富士大学より大学名変更予定)」と書かれています。
出典:富士大学「募集要項・選考試験日程」(https://www.fuji-u.ac.jp/admissions/guidelines.html )、「入学者受入れの方針」(https://www.fuji-u.ac.jp/assets/pdf/admissions/economics-doc-2027-01.pdf )、「志望理由書」(https://www.fuji-u.ac.jp/assets/pdf/admissions/economics-doc-2027-04.pdf )。2026年9月22日に確認しました。
募集人員は52名
経済経営学部(経済学科・経営法学科)だけの大学です。総合型選抜の募集人員は次のとおり。
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 経済学科 | 10名 |
| 経営法学科 | 42名 |
経営法学科の42名はまとまった数です。総合型選抜が主要な入口になっています。
なお、スポーツ健康科学部(仮称)は2028(令和10)年4月開設を目指し設置認可申請予定とされており、2027年度入試の対象ではありません。
出願資格の「参考例」が9つ載っている
出願資格は、一般的な要件(高校卒業など)に加えて、次の4〜6のいずれかに当てはまることです。
4.いわて富士大学での勉学を強く希望し入学を志す者。 5.これまでの経験や活動・学習成果を、経済経営学部の2学科のいずれかの学科の勉学に活かし大学生活を有意義なものにしようとする意欲と目的意識を持った者。 6.学術・文化・芸術・その他の活動分野において、見るべき活動実績や資格・技能があり、その成果を経済経営学部での勉学に活かしていく意思を有する者。
そして「具体的な目的意識のある者:参考例」として、9つが挙げられています。
学術文芸及びスポーツでの実績ある者。/英検2級、TOEFL・TOEIC高得点取得者。/公的資格取得者。/課外活動に積極的に参加した者。/家業継承計画のある者。/同窓生子女、在籍者兄弟姉妹。/本学開講科目及びゼミ関連領域に興味ある者。/その他本学のサークル等に興味ある者など。
「家業継承計画のある者」「本学開講科目及びゼミ関連領域に興味ある者」「サークル等に興味ある者」まで挙がっています。実績がなくても出願できることが、この参考例からわかります。
大事なのは4番——「いわて富士大学での勉学を強く希望し入学を志す者」。志望理由書と面接で、そこを示すことになります。
出願書類は3点だけです。
- 入学願書(Web出願サイトで登録し印刷したもの)
- 志望理由書(大学の様式)
- 調査書
小論文60分800字を5回のどれかで書く
日程はⅠ期からⅤ期まであります。
| 期 | 出願期間(締切日必着) | 試験日 | 合格発表日 | 入学手続締切日 |
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 2026年9月1日(火)〜9月4日(金) | 9月12日(土) | 11月2日(月) | 11月13日(金) |
| Ⅱ期 | 2026年9月10日(木)〜9月24日(木) | 10月3日(土) | 11月2日(月) | 11月13日(金) |
| Ⅲ期 | 2026年10月6日(火)〜11月2日(月) | 11月14日(土) | 12月1日(火) | 12月14日(月) |
| Ⅳ期 | 2026年11月9日(月)〜12月1日(火) | 12月12日(土) | 12月21日(月) | 2027年1月5日(火) |
| Ⅴ期 | 2027年1月22日(金)〜2月12日(金) | 2月19日(金) | 3月5日(金) | 3月25日(木) |
Ⅰ期とⅡ期の合格発表は、どちらも11月2日(月)です。試験日は1か月近く離れていますが、結果は同じ日に出ます。
この記事を書いている2026年9月22日時点では、Ⅰ期の出願(9月4日締切)は終了し、Ⅱ期(9月24日締切)が受付中です。
試験会場は本学です。
60分で800字程度というのは、書く時間としてはやや短めです。構成を考える時間を10分に抑え、40分で書き、10分で見直す——この配分を体に入れておくと安全です。型は小論文の完全ガイド、時間配分は小論文の時間配分、800字の組み立ては小論文の段落構成にまとめています。
経済経営学部なので、経済・経営・法・地域に関わるテーマが想定されます。時事の集め方は小論文の時事ネタの集め方を参照してください。
面接は11:10から、4段階評価です。小論文を書いた直後に面接があるので、書いた内容について聞かれても答えられるようにしておきます。
この大学は、どの入試でも小論文が出る
富士大学の特徴は、総合型選抜以外でも小論文が使われることです。
| 選抜 | 小論文 |
|---|---|
| 総合型選抜Ⅰ〜Ⅴ期 | 60分・800字程度・100点 |
| 社会人選抜Ⅰ〜Ⅴ期 | 60分・800字程度・100点 |
| 学校推薦型選抜Ⅰ期・Ⅱ期(指定校・公募) | 60分・800字程度・100点 |
| 特別選抜〈地域・高大連携協定校〉 | 60分・800字程度・100点 |
| 特別選抜〈学力優秀者特待生・資格取得者特待生〉 | 60分・800字程度・100点 |
| 一般選抜Ⅰ期・Ⅱ期 | 90分・1000字程度・200点満点(または国語・英語・数学から2科目) |
| 一般選抜Ⅲ期 | 60分・800字程度・100点 |
一般選抜Ⅰ期・Ⅱ期だけ、90分・1000字程度・200点満点です。しかも学科試験2科目のかわりに小論文1本で受けられます。
つまり、小論文を1本仕上げておけば、総合型選抜から一般選抜まで使い回せるということです。総合型選抜で届かなくても、同じ準備で次に進めます。
なお、一般選抜Ⅰ期・Ⅱ期は本学のほかに仙台会場でも受験できます(総合型選抜は本学のみ)。
学校推薦型選抜は評定平均値3.0以上、特別選抜〈地域・高大連携協定校〉は評定平均値3.5以上と、推薦系には評定の条件があります。総合型選抜には評定の条件がありません。
どこから手をつけるか
- 60分で800字を書く練習をする。 総合型選抜はこれと面接だけです
- 経済・経営・法・地域のテーマでニュースを追う
- 志望理由書を書く。 出願資格の4番「本学での勉学を強く希望し入学を志す者」に応えます
- 参考例に自分が当てはまるかを見る。 実績がなくても出願できます
- 5回のどこで受けるかを決める。 Ⅰ期とⅡ期は合格発表が同じ日です
- 書いた小論文について話せるようにする。 面接は直後の11:10からです
- 同じ準備を一般選抜にも使う。 Ⅰ期・Ⅱ期は小論文90分1000字で受けられます
- 評定は問われない。 総合型選抜に評定の条件はありません
まとめ
- 富士大学は2027年4月に「いわて富士大学」へ大学名変更予定です
- 総合型選抜の選考方法は小論文と面接だけ。小論文60分・800字程度・100点満点、面接は4段階評価
- 当日は集合9:40(受付9:00開始)、小論文10:00〜11:00、面接11:10〜。会場は本学
- 募集人員は経済学科10名・経営法学科42名
- Ⅰ期〜Ⅴ期の5回(試験日9月12日、10月3日、11月14日、12月12日、2027年2月19日)。Ⅰ期とⅡ期の合格発表はどちらも11月2日
- 出願資格に「具体的な目的意識のある者:参考例」が9つ挙げられており、家業継承計画やゼミ関連領域への興味も含まれます
- 出願書類は入学願書・志望理由書・調査書の3点。総合型選抜に評定の条件はありません
- 一般選抜Ⅰ期・Ⅱ期は、学科試験2科目のかわりに小論文(90分・1000字程度・200点満点)で受けられます(会場は本学・仙台)
- スポーツ健康科学部(仮称)は2028年4月開設を目指し設置認可申請予定で、2027年度入試の対象ではありません
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。岩手県の私立大学は岩手医科大学、盛岡大学の記事にもあります。