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福岡国際医療福祉大学の総合型選抜。2027年度からB方式〔課題探究型〕が新設、小論文はなく基礎試験60分

約27分で読めます

福岡国際医療福祉大学(福岡市早良区)の総合型選抜は2027年度からA方式とB方式〔課題探究型〕の2方式になりました。小論文はなく、基礎試験(マークシート60分)と個人面接で、B方式はこれに探究実績報告書と約10分の発表が加わります。看護学科は8月の病院見学会への参加が出願資格です。

福岡国際医療福祉大学は、福岡市早良区百道浜にある私立大学です。看護学部と医療学部の2学部・6学科で、入学定員は合計320名です。学校法人 高木学園が設置しています。

学部 学科 入学定員 総合型選抜
看護学部 看護学科 100 17
医療学部 理学療法学科 40 7
医療学部 作業療法学科 40 7
医療学部 言語聴覚学科 40 7
医療学部 視能訓練学科 40 7
医療学部 診療放射線学科(2024年開設) 60 9
合計 320 54

募集停止・改組・改称の告知はありません。

2027年度から総合型選抜が大きく変わりました。

  1. 「適性をみるための基礎試験」を廃止し、「基礎試験」を導入(英語必須+国語・数学から1科目選択。診療放射線学科は英語・数学の2科目必須)
  2. 「課題探究型」(B方式)を新設(問題発見力・調査探究力・課題解決力を評価)
  3. 試験時間と配点を変更(旧:90分100点+個人面接 → 新A方式:60分100点+個人面接/新B方式:60分50点+探究内容50点+個人面接)
  4. 募集人員を各学科2名増枠(看護15→17、理学・作業・言語・視能5→7、診療放射線7→9)

小論文はありません。

出典:福岡国際医療福祉大学「2027年度 学生募集要項」(総合型選抜ページ・出願書類一覧・特待奨学生制度・チャレンジ受験・検定料の各ページ、一括版PDF)、「2027年度入試の変更点/募集人員」PDF、2027年度入試ガイド、出願様式一式PDF(志願理由書・活動実績報告書・自己推薦書・探究実績報告書)、探究実績報告書の記入例PDFとWord様式、看護学部看護学科の総合型選抜ガイド(病院見学会)、「受験者数、合格者数、入学者数」のPDF、2026年度・2025年度の「入学試験問題・解答」PDF、入試概要・入試Q&A・学費サポートの各ページ、お知らせ(2026年5月21日・9月7日)(https://fiuhw.takagigakuen.ac.jp/ )。表の数値はページ画像で確認しました。2026年10月2日に確認しました。

2026年10月2日の時点で、出願期間(9月16日〜9月30日)は終了しています。試験日は2026年10月10日(土)で、8日後です。

A方式とB方式は併願できません

〈専願制〉で、A方式・B方式はいずれか一方式でしか出願できません。募集人員の17/7/7/7/7/9はA方式とB方式を合わせた数で、方式別の内訳は公表されていません。

総合型選抜A方式

時限 時間 科目 配点
入室 9:00〜9:40 ― ―
1時限 10:00〜11:00(60分) 基礎試験(マークシート方式)必須:英語/選択:国語・数学から1科目※診療放射線学科は英語・数学が必須(選択科目なし) 100点
2時限 11:40〜 個人面接(約10〜15分) 段階評価

総合型選抜B方式〔課題探究型〕

時限 時間 科目 配点
1時限 10:00〜11:00(60分) 基礎試験(同上) 50点
2時限 11:40〜 探究内容:探究実績報告書(出願書類)/探究内容の発表(約10分)/探究内容に対する質問(約5〜10分) 50点(3つ合わせて)
2時限 11:40〜 個人面接(約10〜15分) 段階評価

合計はA方式が100点+段階評価、B方式が50点+50点=100点+段階評価です。判定方法は「出願書類および以下の科目の結果を総合して合否を判定します」とされており、出願書類も判定材料ですが配点は非公表です。

面接は点数ではなく「段階評価」です。どちらの方式でも面接の配点は示されていません。

基礎試験の出題範囲は要項にだけ書かれています

科目 出題範囲
英語 英語コミュニケーションⅠ
国語 現代の国語
数学 数学Ⅰ

マークシート方式で60分です。この出題範囲は募集要項にしか書かれていません(入試ガイドは「各分野の基礎的な知識を問う内容です」とだけ書いています)。

前年度(2026年度)の実物が無料で公開されています。 情報の公表ページに「入学試験問題・解答」のPDFがあり、2026年度の総合型選抜「適性をみるための基礎試験」(2025年10月11日実施)が収録されています。マークシートの解答欄は①〜⑩まであり、漢字の書き取り(選択式)、英語の語彙・文法・会話文・読解、数学の計算問題などで構成されています。

ただし2026年度版は90分・12ページ構成で、2027年度は60分に短縮されています。 試験名も「適性をみるための基礎試験」から「基礎試験」に変わっているので、そのままの形では出題されません。範囲と形式の目安として見るのが正しい使い方です。

市販の「一般選抜入学試験過去問題集」(2027年度版・1冊500円+送料400円)は一般選抜のみの収載です。

B方式の探究パートは資料2枚・PC不可

B方式の2時限目は、探究内容の発表(約10分)→ 質疑応答(約5〜10分)→ 個人面接(約10〜15分)を一続きで行い、合計で約30分です。

発表用資料のルールが細かく決まっています。

項目 内容
様式 所定の様式なし。A4判2枚まで
内容 パワーポイントのスライドやポスター等、発表時に使用するもの
提出 必ずA4サイズの用紙(片面)に印刷。氏名・ページ数を記載
目安 A4判1枚に収めるスライドは6〜8枚を目安、文字等を判別できるサイズに
当日 出願時に提出したものを大学がコピーし、発表時に志願者と面接官に配布
使用禁止 資料の持ち込み不可。パソコン等も使用不可

自分で持ち込むものは一切なく、出願時に出した資料のコピーだけで10分話す形です。出願の段階で発表内容が固まっていなければならない設計です(プレゼンテーション型入試の対策、探究の発表の仕方)。

探究実績報告書(様式4・B方式のみ)は原稿用紙型の様式です。

項目 内容
書式 A4縦・1000字詰めのマス目(200/400/600/800/1000の目盛り付き・2ページ構成)
字数 全体で1000字以内(各項目の字数制限はなし)
作成 パソコンで作成可(サイトからWord形式をダウンロード)。自筆の場合は黒の筆記具

ヘッダーに活動のタイトル/活動期間と、チェックボックスで活動の種別(総合的な探究の時間または学校設定科目/学校の部活動/校外プログラム〈大学、企業、地域等〉/個人の探究活動)と活動の態様(グループ活動〈役割・人数を記入〉/個人活動)を記入します。

設問は5項目が指定されています。

「下欄に以下の5項目について記入してください。各項目の字数制限はありませんが、全体で1000字以内で記入してください。  1.探究活動のテーマの設定理由や経緯  2.探究活動内容(探究の手法、データ収集方法など)  3.得られた知見  4.得られた学びと、今後の取り組み  5.まとめ」 「※各項目は1〜5の順に記入してください。項目名も記入してください。」

募集要項の内容指示は「高校での『総合的な探究の時間』や部活動、地域の社会活動、大学・企業等のプログラム、または自らの関心や問題意識に基づき、特定の課題について、探究した内容を記入してください」です。

5項目のうち「探究の手法、データ収集方法など」が明示されているのがポイントです。結論だけでなくどう調べたかを書く必要があります(探究の完全ガイド、探究のまとめ方、探究の調べ方、一次情報の集め方)。記入例のPDFも公開されているので、出願前に必ず見ておく資料です。

探究のテーマとしては、医療系の学部なので地域医療のテーマ、介護と福祉のテーマ、健康格差のテーマ、多様性のテーマあたりが対応します。

看護学科は病院見学会への参加が出願資格

医療学部(理学療法・作業療法・言語聴覚・視能訓練・診療放射線)の出願資格は、本学を専願し志望学科に対して高い志望動機・意欲を有し、高校卒業(見込み)等のいずれかを満たす者です。学習成績の状況(評定平均)の基準はありません。既卒者も出願できます。

看護学部 看護学科だけ、2つの条件が追加されています(「すべて」を満たすことが必要)。

  1. 高校卒業(見込み)等のいずれか
  2. 卒業後、大川・柳川地区を中心とした福岡県の本学関連病院・施設に看護師として勤務する意思を持つ者
  3. 本学が主催する『病院見学会(看護学部看護学科 総合型選抜出願希望者対象)』に参加した者

病院見学会の内容は次のとおりです。

項目 内容
対象 看護学部看護学科の総合型選抜A方式・B方式の出願希望者のみ(医療学部は対象外)
実施 2026年8月4日(火)13:00〜16:00(12:30受付開始)
場所 医療法人社団高邦会 高木病院 D棟4階研修室(福岡県大川市大字酒見141-11)
内容 総合型選抜の趣旨説明、講話(看護部長等)、病院見学、個別相談等
申込 2026年7月1日(水)〜7月24日(金)※事前申込制

2026年10月2日の時点で、大学サイトには「※病院見学会の申し込み受付は終了しました。」と表示されています。 つまり2027年度の看護学科 総合型選抜は、受験の機会がすでに締め切られていることになります。

看護学科を総合型選抜で受けたい高校2年生以下の人は、来年の夏(7月の申込・8月の見学会)が出発点です。しかも卒業後に大川・柳川地区の関連病院に勤務する意思が出願資格に入っているので、進路をそこまで決めてから出す入試です。

総合型選抜で不合格だと指定校推薦に出願できません

募集要項の注意ボックスに重要な制約があります。

総合型選抜で不合格になった場合は、学校推薦型選抜[指定校制]に出願できない(全学部全学科)。

公募制への出願は可能です。指定校推薦を考えている人は、総合型選抜を受けるかどうかを先に判断する必要があります。

もう一点、注記として「志望した学部・学科以外で合格する場合があります(志望した学部・学科で不合格となった場合に限る)。」とあります(学校推薦型選抜のページにも同文があり、全入試区分共通の扱いと見られます)。

出願書類はA方式とB方式で違います

書類 A方式 B方式
①志願票(WEB出願で作成・印刷) ○ ○
②調査書等 ○ ○
③志願理由書(様式1) ○ ○
④活動実績報告書(様式2)+活動実績を証明する書類 ○ ○
⑤自己推薦書(様式3) ○ ―
⑥探究実績報告書(様式4) ― ○
⑦探究内容の発表用資料 ― ○

A方式だけ自己推薦書、B方式だけ探究実績報告書と発表用資料という振り分けです。このほか、専門学校・短大・大学等の学歴がある人は成績証明書・卒業証明書、職務経歴(パート含む)がある人は経歴書(様式8)、姓が提出書類と異なる人は戸籍抄本等が必要です。

③志願理由書(様式1・入試区分共通)

  • A4縦1枚、罫線約27行(5行ごとに行番号の目印あり)。用紙に設問文の印字はありません
  • 要項の指示:「志望する医療福祉専門職をめざす理由および入学後の目標と抱負を、志願者が自筆で記入してください(コピー不可)。」
  • 「文字数・文章量の指定はありません」と明記
  • 「黒の筆記具(HB以上の黒鉛筆も可)を使用し、志願者が自筆で記入してください。」「必ず1枚にまとめてください。」。消せるボールペンは使用不可

設問が「医療福祉専門職をめざす理由」と「入学後の目標と抱負」の2つなので、両方を1枚に収める構成が必要です(志望理由書の完全ガイド)。

⑤自己推薦書(様式3・A方式のみ)

  • A4縦1枚、罫線約27行。用紙に設問文の印字はありません
  • 要項の指示:「志願者自身をアピールしうる課外活動や事柄等を、志願者が自筆で記入してください。」
  • 入試Q&Aの補足:「部活動やボランティア活動、高校での勉強、取得資格など、なんでも構いません。」
  • 字数指定はなく、「本紙の記入欄の8割以上を記入し、必ず1枚にまとめてください」という分量指定

「記入欄の8割以上」という指定は実質の下限です。半分で終わらせると指示に反します(自己PRの書き方)。

④活動実績報告書(様式2・入試区分共通)

記入欄は4区分です。

  1. 大会・コンクール等(高校入学以後の実績に限る)… 開催年月/名称/種目名/大会全体の参加人数・参加団体数/順位・成績・記録
  2. 語学等(資格・試験スコア等)… 取得年月/名称/認定機関/取得級位・スコア等
  3. 資格等(同種の資格は最も上級のものを1つ)… 取得年月/名称/認定機関/取得級位・段位等
  4. 課外活動・社会貢献活動等(高校入学以後の活動に限る)… 活動の期間または実施日/活動の概要(団体の場合は自己の役割・役職等)
  • 字数指定なし。必ず1枚(枠の追加不可)、志願者が自筆
  • 記入すべき内容がない場合も全員提出(各欄の最上段に「記載事項なし」と記入)
  • 記載内容を証明する書類(賞状、認定書、新聞・雑誌記事等)を必ず提出。1つの活動実績に対し1枚、A4サイズ片面にコピーし、資料番号①〜⑬を右上に記入。電子メディア(CD-ROM、DVD等)は不可
  • 語学・取得資格は中学入学以後のものも可。その他の活動実績は高校入学以後に限る

語学と資格だけ中学入学以後まで遡れるのが細かい違いです。

出願書類は郵送のみで持参できません。調査書等は原本提出(コピー不可)で、活動実績を証明する書類のみコピー提出です。様式は「必ず『2027年度福岡国際医療福祉大学』入試用」を使い、一度受理した書類の内容(志望学部・学科、入試区分、試験地)の変更は一切認められません。

日程

項目 内容
出願期間 2026年9月16日(水)〜9月30日(水)[当日消印有効]※出願登録は9月16日9:00から
試験日 2026年10月10日(土)
試験場 福岡:看護学部=1号館/医療学部=本館(いずれも福岡市早良区百道浜)
合格発表 2026年11月2日(月)13:00
合格確認期間 2026年11月2日13:00〜11月9日17:00
入学手続期間 2026年11月2日〜11月9日(月)[当日消印有効]
入学検定料 30,000円(同時出願割引の対象外。チャレンジ受験時は10,000円)
出願方法 WEB出願(Post@net)+出願書類は郵送のみ(持参不可)
  • 受験する学部によって試験場の建物が違います(看護学部=1号館/医療学部=本館)。要項に「受験する志望学部により試験場が異なりますので、注意してください」と注記があります。大学サイトの日程表は試験地「福岡」としか書いていないので、建物の違いに気づけません
  • 合格発表はWEB合否発表サイトまたは出願サイトで、合格者には合格通知書が送付されます。学内掲示による発表はありません
  • 専願制のため、合格後の入学辞退はできません
  • 試験場に駐車場はなく、付添者控室もありません。昼食の持参が推奨されています

特待奨学生は総合型選抜では選抜されません

特待奨学生制度の対象外です。要項にこう明記されています。

「特待奨学生は『一般選抜前期』、『大学入学共通テスト利用選抜』の合格者より選抜します。」

特待奨学生の内容は次のとおりです(参考)。

区分 給付額 選抜基準
特待奨学生S 授業料100%相当額(4年間) 科目合計得点率80%以上
特待奨学生A 授業料50%相当額(4年間) 科目合計得点率70%以上
特待奨学生B 授業料30%相当額(4年間) SとAが総数に満たない場合、得点率60%以上から選抜

看護学科は給付前614万円がS適用後254万円/A適用後434万円/B適用後506万円、医療学部5学科は給付前590万円がS適用後230万円/A適用後410万円/B適用後482万円になります。特別な申請は不要で、対象入試の受験者全員が選抜対象です(面接等の審査もありません)。

総合型選抜の合格者が特待奨学生を狙う唯一の経路が「チャレンジ受験」です。

項目 内容
対象 総合型選抜A方式・B方式/学校推薦型選抜[公募制・指定校制]/帰国生徒特別選抜で合格し入学手続を済ませた者
内容 入学の権利を確保したまま、特待奨学生を選抜する入試を受け直せる
条件 入学手続を行っている学科を第一志望学科とすること(第二・第三志望学科は選択不可)
手続 あらためて所定の出願手続が必要(出願書類も再提出)
検定料 10,000円
注意 専願者として扱うため、結果にかかわらず入学辞退は不可
保証 特待奨学生に選抜されなくても入学に影響なし

ここで要項の内部に矛盾があります。 総合型選抜のページ(P.16)は「…同一学部・学科に限り、入学の権利を確保したまま、一般選抜前期にチャレンジ受験することができます」と一般選抜前期だけのように書いています。しかしチャレンジ受験の詳細ページ(P.6)は対象を「一般選抜前期/大学入学共通テスト利用選抜」の2区分としており、検定料表にも共通テスト利用選抜の10,000円が明記され、入試ガイドも2区分としています。正しくは「一般選抜前期+共通テスト利用選抜」と判断できますが、出願前に確認してください。

このほか大学独自の制度として、年間成績優秀賞(給付・授業料の50%を上限・2年次以降、各学科各学年1名)と学生修学支援事業(貸与・家計急変者対象)があります。国の修学支援新制度の対象校です。

2026年度の実質倍率は学科差が大きい

学科 募集人員 受験者 合格者 競争率
看護学科 15 18 17 1.06
理学療法学科 5 31 9 3.44
作業療法学科 5 8 7 1.14
言語聴覚学科 5 15 9 1.67
視能訓練学科 5 13 10 1.30
診療放射線学科 7 43 8 5.38

大学は「志願者数」を公表していません。 公表項目は募集人員・受験者・合格者・競争率で、競争率の定義は受験者÷合格者(=実質倍率)です。合格者数には第一志望以外の学科による合格者を含みます。

学科差が非常に大きいのが読み取れます。診療放射線学科が5.38倍、理学療法学科が3.44倍で、看護学科(1.06倍)や作業療法学科(1.14倍)とは別の入試のような数字です。

診療放射線学科は2024年開設で、しかも基礎試験が英語・数学の2科目必須(他学科は英語+1科目選択)です。科目負担が重いうえに倍率も最も高いという構図です。

参考:2026年度の全入試区分の合計

学科 入学定員 受験者 合格者 競争率 入学者
看護学科 100 500 201 2.49 115
理学療法学科 40 251 63 3.98 48
作業療法学科 40 102 60 1.70 47
言語聴覚学科 40 123 61 2.02 49
視能訓練学科 40 83 55 1.51 45
診療放射線学科 60 373 97 3.85 65

入学者の現役率は看護97%、理学96%、作業98%、言語96%、視能96%、診療放射線97%です。2027年度の総合型選抜は各学科2名増枠されているので、2026年度よりは枠が広がっています。

サイトと要項で記載が違う箇所

募集人員・入学定員・出願期間・試験日・合格発表・入学手続締切・検定料・専願の扱いは、サイトと要項と変更点PDFですべて一致しています。注意すべきなのは次の点です。

箇所 内容
チャレンジ受験の対象区分 要項P.16は「一般選抜前期」だけと読めるが、要項P.6・検定料表・入試ガイドは「一般選抜前期+共通テスト利用選抜」の2区分。要項の内部矛盾で、正は2区分
方式名称 「A方式」「B方式〔課題探究型〕」という呼称を使っているのはサイトと7月公表の募集要項だけ。5月公表の入試ガイドと変更点PDFは方式名を一切使っていない(単に「総合型選抜」と「[課題探究型]」)
基礎試験の出題範囲 募集要項にしか書かれていない(入試ガイドは「各分野の基礎的な知識を問う内容です」のみ)
試験場の粒度 サイトの日程表は試験地「福岡」のみ。要項は看護学部=1号館/医療学部=本館と建物が分かれる

5月公表の資料だけを見た人は、A方式・B方式という名前を知らないまま出願準備をすることになります。 要項を見るのが正解です。

どこから手をつけるか

2026年10月2日の時点で、2027年度の出願は9月30日で終了しています。試験は10月10日(土)です。

すでに出願済みの人(試験は10月10日)

  1. 基礎試験はマークシートで60分(10:00〜11:00)。範囲は英語=英語コミュニケーションⅠ/国語=現代の国語/数学=数学Ⅰ。診療放射線学科は英語・数学の2科目必須です
  2. 2026年度の実物が無料公開されています(情報の公表ページの「入学試験問題・解答」PDF)。ただし90分・12ページ構成で、2027年度は60分なので形式の目安として見ます
  3. A方式は基礎試験100点+個人面接(段階評価)。基礎試験が配点のすべてです
  4. B方式は基礎試験50点+探究内容50点+個人面接(段階評価)。探究内容は探究実績報告書+発表(約10分)+質疑(約5〜10分)の3つ合わせて50点です
  5. B方式の発表で持ち込めるものは何もありません。 出願時に提出した資料を大学がコピーしたものだけが配られ、資料の持ち込みもパソコンの使用も不可です。提出した2枚で10分話す準備をします
  6. 当日は入室9:00〜9:40/1時限10:00〜11:00/2時限11:40〜。駐車場なし・付添者控室なし・昼食持参推奨です。試験場の建物が学部で違います(看護学部=1号館/医療学部=本館)
  7. 個人面接は約10〜15分で段階評価です。志願理由書と活動実績報告書(A方式は自己推薦書、B方式は探究実績報告書)に書いた内容を話せる状態にします(面接の頻出質問、面接と書類の一貫性)
  8. 合格発表は11月2日13:00、入学手続は11月9日まで(当日消印有効)。専願制なので合格後の辞退はできません

合格したら特待奨学生を狙えます

  • 総合型選抜では特待奨学生は選抜されません。 唯一の経路がチャレンジ受験で、入学の権利を確保したまま一般選抜前期(および共通テスト利用選抜)を受け直せます
  • 検定料10,000円、あらためて出願手続が必要(書類も再提出)、入学手続を行っている学科を第一志望にすること
  • 落ちても入学に影響はありません。ただし結果にかかわらず入学辞退は不可です
  • 特待奨学生Sは授業料100%相当額を4年間(得点率80%以上)。看護学科なら614万円が254万円になります
  • ただし要項P.16はチャレンジ受験先を「一般選抜前期」だけと書いており、他の3か所は共通テスト利用選抜も含めています。出願前に確認してください

2028年度入学を考えている高校2年生以下の人へ

  1. 看護学科を総合型選抜で受けるなら、夏の病院見学会への参加が出願資格です。 2026年度は申込が7月1日〜7月24日、実施が8月4日でした。これに参加していないと出願できません
  2. 看護学科はさらに「卒業後、大川・柳川地区を中心とした福岡県の本学関連病院・施設に看護師として勤務する意思」も出願資格です。進路をそこまで決めてから出す入試です
  3. 医療学部(理学療法・作業療法・言語聴覚・視能訓練・診療放射線)に見学会の要件はありません
  4. 評定平均の基準はなく、既卒者も出願できます
  5. A方式とB方式は併願できません。 どちらで出すかを決めます
    • 探究活動の実績があるならB方式。基礎試験の比重が半分(50点)に下がり、探究内容が50点になります
    • 探究の実績がないならA方式。基礎試験100点の一本勝負で、自己推薦書(記入欄の8割以上)を書きます
  6. B方式の探究実績報告書は5項目・全体1000字以内(①テーマの設定理由や経緯 ②探究活動内容〈探究の手法、データ収集方法など〉③得られた知見 ④得られた学びと今後の取り組み ⑤まとめ)。パソコンで作成でき、記入例のPDFも公開されています。「探究の手法、データ収集方法」が明示されているので、どう調べたかを書けるようにしておく必要があります
  7. 発表用資料はA4判2枚まで(1枚に6〜8スライドが目安)。当日はPCもメモも使えません
  8. 活動実績報告書は内容がなくても全員提出(「記載事項なし」と記入)。証明書類は1実績1枚でA4片面にコピーし、資料番号を右上に書きます。語学と資格は中学入学以後まで遡れ、その他の活動は高校入学以後に限ります
  9. 総合型選抜で不合格だと、学校推薦型選抜[指定校制]に出願できません(公募制は可)。指定校を考えているなら、受けるかどうかを先に判断します
  10. 倍率は学科差が大きく、2026年度は診療放射線5.38倍・理学療法3.44倍に対して看護1.06倍・作業療法1.14倍でした。2027年度は各学科2名増枠されています

まとめ

  • 看護学部と医療学部の2学部・6学科(看護100/理学療法40/作業療法40/言語聴覚40/視能訓練40/診療放射線60=計320名)。診療放射線学科は2024年開設。募集停止・改組の告知なし
  • 総合型選抜はA方式とB方式〔課題探究型〕の2方式で、B方式は2027年度の新設。〈専願制〉で、A方式とB方式は併願できない。募集人員17/7/7/7/7/9は両方式の合算で内訳は非公表
  • 2027年度の変更点:「適性をみるための基礎試験」を廃止して「基礎試験」を導入(90分→60分)、B方式(課題探究型)を新設、各学科2名増枠
  • 小論文はない。本学で小論文があるのは帰国生徒特別選抜(600字以内・60分)だけ
  • 配点はA方式=基礎試験100点+個人面接(段階評価)/B方式=基礎試験50点+探究内容50点+個人面接(段階評価)。出願書類も判定材料だが配点は非公表、面接は点数ではなく段階評価
  • 基礎試験はマークシート60分で、英語必須+国語・数学から1科目選択。診療放射線学科は英語・数学の2科目必須。範囲は英語コミュニケーションⅠ/現代の国語/数学Ⅰで、この範囲は募集要項にしか書かれていない
  • 前年度の基礎試験の実物が無料公開されている(情報の公表ページ)。ただし2026年度版は90分構成なので形式の目安として使う
  • B方式の探究パートは発表約10分+質疑約5〜10分+個人面接約10〜15分で合計約30分。発表用資料はA4判2枚まで(1枚に6〜8スライド目安)で、出願時提出分を大学がコピーしたものだけ使用でき、持ち込みもパソコンも不可
  • 探究実績報告書は5項目・全体1000字以内(①テーマの設定理由や経緯 ②探究活動内容〈探究の手法、データ収集方法など〉③得られた知見 ④得られた学びと今後の取り組み ⑤まとめ)。項目名も記入。パソコン作成可で記入例PDFも公開
  • 看護学科だけ出願資格に2条件が追加:卒業後、大川・柳川地区を中心とした福岡県の本学関連病院・施設に看護師として勤務する意思と、8月の病院見学会への参加(2026年度は申込7/1〜7/24・実施8/4)。2026年10月2日の時点で申込受付は終了済み
  • 評定平均の基準なし。既卒者も出願可
  • 総合型選抜で不合格になると、学校推薦型選抜[指定校制]に出願できない(公募制は可)。「志望した学部・学科以外で合格する場合があります」の注記もある
  • 出願書類はA方式が自己推薦書(様式3)、B方式が探究実績報告書(様式4)+発表用資料で振り分け。共通は志願票・調査書・志願理由書・活動実績報告書+証明書類
  • 志願理由書は字数指定なし・自筆・必ず1枚(「医療福祉専門職をめざす理由および入学後の目標と抱負」)。自己推薦書は字数指定ではなく「記入欄の8割以上」という分量指定
  • 活動実績報告書は内容がなくても全員提出(「記載事項なし」と記入)。証明書類は1実績1枚・A4片面・資料番号を右上に記入、電子メディア不可。語学と資格は中学入学以後も可、その他は高校入学以後に限る
  • 日程は出願9/16〜9/30(消印有効)・試験10/10(土)・発表11/2(月)13:00・手続11/9(月)。検定料30,000円(同時出願割引の対象外)。出願書類は郵送のみ
  • 試験場の建物が学部で違う(看護学部=1号館/医療学部=本館)。サイトの日程表は「福岡」としか書いていない。駐車場なし・付添者控室なし・昼食持参推奨。学内掲示による合格発表はなし
  • 特待奨学生は総合型選抜では選抜されない(「一般選抜前期」「共通テスト利用選抜」の合格者のみ)。唯一の経路がチャレンジ受験(検定料10,000円、要再出願、入学手続済みの学科を第一志望に、落ちても入学に影響なし、ただし結果にかかわらず辞退不可)
  • 要項の内部矛盾:チャレンジ受験の対象を要項P.16は「一般選抜前期」だけと書くが、要項P.6・検定料表・入試ガイドは「一般選抜前期+共通テスト利用選抜」。正は2区分
  • 「A方式」「B方式〔課題探究型〕」の呼称はサイトと7月公表の募集要項だけで、5月公表の入試ガイドと変更点PDFは使っていない
  • 2026年度の総合型選抜の実質倍率は学科差が大きい。診療放射線5.38倍・理学療法3.44倍/言語聴覚1.67倍・視能訓練1.30倍・作業療法1.14倍・看護1.06倍。大学は志願者数を公表せず、競争率は受験者÷合格者
  • 2026年10月2日の時点で、出願は9月30日で終了しており、試験日は10月10日(土)

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。福岡県の医療系では聖マリア学院大学、純真学園大学、福岡看護大学の記事もあわせて読めます。

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