小論文キャンパス
大学別対策

目白大学の総合型選抜。A・B・C日程は他大学と併願でき、学科ごとに事前課題と当日の小論文・口頭試問・プレゼンが違う

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目白大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項から整理しました。S日程(専願型)とA・B・C日程(併願型)の流れと日程、16学科それぞれの事前課題(新聞記事を使う2,000字以上のレポート、作品制作、本を論じる課題など)と選考当日の内容、2026年度の受験者数と倍率、特待生奨学金まで解説します。

目白大学は、新宿キャンパス(心理学部・人間学部・社会学部・メディア学部・経営学部・外国語学部、2027年4月開設予定の韓国学部)と、さいたま岩槻キャンパス(保健医療学部・看護学部)の大学です。総合型選抜の募集人員は、全日程を合わせて372名です。

総合型選抜には4つの日程があり、S日程だけが専願型、A・B・C日程は他大学と併願できる「併願型」です。併願型で合格した場合は、2027年3月31日までに辞退を申し出れば、入学金を除く学納金が返還されます。

選考の中身は学科ごとにまったく違います。心理カウンセリング学科は新聞記事をもとにした2,000字以上のレポートを出し、メディア学科は小論文か作品(ポスター・映像・Webページなど)、子ども学科は事前に公表された課題で当日60分の小論文、人間福祉学科は基礎テストとグループディスカッションや口頭試問、保健医療学部と看護学部は面接と英語・生物基礎のマーク式の基礎学力評価です。

必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法・課題は年度によって変わります。 出典:目白大学 受験生応援サイト 総合型選抜/総合型選抜 学生募集要項2027/韓国学部 選考内容

4つの日程と流れ

日程 型 実施学科 エントリー・出願(郵送必着) 選考日 合格発表
S日程 専願型 理学療法、作業療法、言語聴覚、看護 エントリー9月3日〜10日 → 出願10月2日〜8日 9月20日 11月2日
A日程 併願型 人間福祉、子ども、児童教育、社会情報、地域社会、経営、英米語、中国語、日本語・日本語教育、理学療法、作業療法、言語聴覚、看護 エントリー9月3日〜10日 → 出願10月2日〜8日 9月20日 11月2日
B日程 併願型 心理カウンセリング、人間福祉、子ども、メディア、韓国語 エントリー9月10日〜17日 → 一次選考(書類)→ 出願10月2日〜5日 二次選考10月11日 11月2日
C日程 併願型 人間福祉、子ども、児童教育、社会情報、地域社会、メディア、経営、英米語、中国語、日本語・日本語教育 出願12月1日〜8日 12月13日 12月18日

S日程とA日程は、選考が出願より先にあります。エントリー(書類提出と検定料10,000円)した全員が9月20日の選考を受け、10月2日の選考結果発表で「出願許可」が出た人が、検定料25,000円を払って出願します。B日程は、書類による一次選考を通った人が出願して10月11日の二次選考を受けます。C日程は出願(検定料35,000円)してから12月13日に選考を受ける、ふつうの流れです。

入学手続は2段階で、第1次(入学金)がS・A・B日程は11月2日〜9日、C日程は12月18日〜2027年1月5日、第2次(春学期学納金)がどの日程も2月1日〜25日です。併願型でも、他大学の結果待ちを理由に手続期間は延長されません。S日程(専願型)で合格した場合は、入学手続をしないことも、手続後に辞退することもできません。

  • 出願資格に評定の基準はなく、高校を卒業した人や高卒認定試験の合格者も出願できます
  • 複数の日程を実施する学科なら、同じ学科に別の日程で再挑戦できます(書類は日程ごとにそろえ直す)
  • 総合型選抜の過去問題は配布・公表されていません
  • 合格者は、学科ごとの入学前教育(入学予定者フォローアップ)への参加が必須です

出す書類

どの学科も、Web志願票、調査書、エントリーシートを出します。エントリーシートは手書きで、A〜Fの6項目(この学科を志望した理由、学校内外の活動や資格取得、いま一番関心を持っていること、学生生活の過ごし方〈箇条書き〉、将来の生き方や職業、自己アピール)です。心理カウンセリング・人間福祉・子ども・児童教育・経営・英米語・保健医療学部・看護学部は、資格・検定、競技会やコンクール、団体での活動を各5つまで書く活動申告書も出します。これに加えて、学科によって課題を出します。

学科ごとの課題と選考

心理学部・人間学部

心理カウンセリング学科(10名・B日程)

  • 課題(エントリー時):2026年1月からエントリー時までの新聞記事から関心を持った記事を1つ選び、概要を要約したうえで、①それが社会にとってなぜ問題かを追加の資料や文献を参照して論じ、②大学で心理学を学ぶことでその問題の解決にどう貢献できるかを、大学でどんな自分になりたいかに触れて述べる。2,000字以上。新聞記事の切り抜きかコピーを添え、ネットの記事は新聞社のサイトに載ったものに限られます。参考文献の出典を書き、Webサイトの情報は原則として参考文献に認められません(官公庁の白書や報告書は可)
  • 二次選考(10月11日):課題についてのプレゼンテーション(約5分。選んだ記事のコピー2部を提出し、模造紙や配付資料などのツールの活用が推奨されている)、個別面接(約25分)

人間福祉学科(25名・A・B・C日程):課題はありません。日程ごとに選考が変わります。

日程 選考
A日程(9月20日) 基礎テスト(30分。当日提示の文章を読み、日本語の基礎力をみる)、グループディスカッション(約40分・5人程度)、自己アピール3分を含む個別面接(約15分)
B日程(10月11日) 基礎テスト(30分)、口頭試問(約10分。テーマ「福祉領域の人材不足」を事前に調べ、最初に3分程度で述べてから質問に答える。資料の持ち込みは不可)、自己アピールと個別面接(約15分)
C日程(12月13日) 基礎テスト(30分)、口頭試問(約10分。テーマ「共生社会を築くにあたりあなたが貢献できること」)、自己アピールと個別面接(約15分)

子ども学科(65名・A・B・C日程):どの日程も、当日60分の小論文と個別面接(約15分、エントリーシート中心)です。小論文の課題は事前に公表されていて、次のどちらかを選びます。

  • A:ボランティアや職業体験など子どもと関わった実体験を挙げ、その時の子どもの姿から学んだことと、保育者に必要な力について(体験の状況を詳しく説明する)
  • B:選考日までに子ども向けの本(絵本や児童書)を1冊選び、選んだ理由と本の内容についての考え(タイトルと作者名を書く)

どちらも800〜1,200字で、1行目に題名を書き、試験中は選んだ本も含めて資料を持ち込めません。

児童教育学科(10名・A・C日程)

  • 課題(エントリー時):①自分が得意なこと・誇れることと、小学校の教員になったときにそれをどう生かすか、②友人や子どもを持つ保護者に薦めたい児童文学作品か絵本を1つ取り上げた紹介文(あらすじ、作者の紹介、薦めたい理由)のどちらか。400字詰め原稿用紙5〜6枚、自筆・縦書き
  • 選考:小論文(45分。当日、学科のアドミッション・ポリシーに関連したテーマ、600〜800字)、課題についてのプレゼンテーション(約10分)、個別面接(約20分。当日提示される短い文章を音読し、その文章や書類の内容について質問される)

社会学部・メディア学部・経営学部

社会情報学科(30名・A・C日程)

  • 課題:今の、あるいはこれからの自分の生活や進路に影響を及ぼすと思う社会的課題を1つ取り上げて解説し、自分なりの解決に向けた視点やアイデアを書く。400字詰め原稿用紙4〜6枚(縦書き、手書きでもパソコンでもよい)に表紙をつける
  • 選考:時事問題(30分。社会を理解するための基本的な知識)、課題についてのプレゼンテーション(約10分)、個別面接(約20分。途中で社会の時事問題についての短文を示され、感想や考えを自分の言葉で述べる)

地域社会学科(25名・A・C日程)

  • 課題(1か2を選ぶ・1,000字程度):1は、学科が育てる3つの力(さまざまな人とのコミュニケーション、興味のあることを自ら調べる力、フィールドワークやグループワークを企画する力)を踏まえて、学科で取り組みたいこと。2は、住んでいる地域の「自慢のスポット」(有名な観光地でなくてよい)を1つ選んだPR文で、写真・地図・イラストを自由に使える
  • 選考:振り返りシートの作成(約15分。これまでの経験や体験を振り返る)、課題についてのプレゼンテーション(約5分)、個別面接(約25分)

メディア学科(35名・B・C日程)

  • 課題(AかBを選ぶ)
    • A 小論文:いま最も関心のある社会の課題を1つ取り上げて説明し、メディアを使ってその課題を解決する具体的な方策を提案する。1,200〜1,600字、自筆。提案は自分で調査し(資料調査でもフィールド調査でもよい)、課題が解決できる根拠を示す
    • B 作品制作:住んでいる場所(国・都道府県・市区町村など)か所属する組織(学校・クラブ・ボランティアなど)の魅力を伝えるポスター、小冊子、映像、Webページのどれか1点。映像は1〜5分(静止画だけのスライドショーは不可)、Webページは5ページまでで作成サイトの使用は不可。素材は自分で撮影・制作したものに限り(BGMや効果音は著作権フリーのものを出典つきで使える)、作品紹介シートを添える
  • 二次選考(B日程)・選考(C日程):プレゼンテーション(7〜10分。スライドやポスターなどを使い、小論文なら課題・方策・根拠となる調査結果を、作品なら誰にどんな魅力を伝えようとしたか、なぜその形にしたか、工夫した点を説明)、個別面接(約20分)

経営学科(25名・A・C日程)

  • 課題(課題提出方式):企業に関する新聞記事をいくつか取り上げ、関心を持った理由と、記事に対する自分の考えを書く。400字詰め原稿用紙3枚、自筆。記事の切り抜きかコピーを添え、新聞名と掲載日を書く
  • 資格検定方式:日商簿記3級以上、全経簿記能力検定2級以上、全商簿記実務検定2級以上のどれかがあれば、課題が免除されます
  • 選考:小論文(45分。当日提示のテーマで800字程度)、個別面接(約20分)

外国語学部・韓国学部

英米語学科(10名・A・C日程):課題はありません(英検準2級以上の人は合格証明書のコピーを添える)。選考は、要約と小論文(60分。当日配付の日本語の文章を日本語で要約し、その内容について600字程度の小論文)と、英文音読と個別面接(約30分。50語前後の英文を音読して英語で簡単な質疑応答、そのあと日本語で書類について質疑応答)です。

中国語学科(15名・A・C日程):課題はありません。選考は、配付資料の要約(約40分。当日の資料を日本語で400字に要約)と、個別面接(約20分。要約の内容についても質問され、配付資料を見ながら答えられる)です。

日本語・日本語教育学科(12名・A・C日程)

  • 課題(1つ選ぶ・1,600〜2,000字):(1)日本語・日本文化・日本文学のどれかを選び、その良さを海外の人に伝えるために必要なこと、(2)多様な背景を持つ人々と共に生きていける社会を作るために必要なこと。どちらも具体的な体験談を交え、自筆・縦書き
  • 選考:口頭試問(約10分。提出課題だけ持ち込め、最初に自分の書いた内容を3〜4分で述べてから質問に答える)、個別面接(約20分)

韓国語学科(韓国学部・2027年4月開設予定、20名・B日程)

  • 課題:韓国に関して自分が興味を持つ事象を論じた本(新書程度)を1冊取り上げ、その主張を紹介して、同意・反論・補足などを論じる。1,200〜1,600字、書式は自由
  • 二次選考(10月11日):作文(40分。当日提示される新聞社説やエッセイなどのテーマで600字以内)、課題についてのプレゼンテーション(約10分)、個別面接(約20分)

保健医療学部・看護学部(S日程・A日程)

理学療法学科(30名)・作業療法学科(15名)・言語聴覚学科(15名)・看護学科(30名)は、どれも同じ形式で、9月20日にさいたま岩槻キャンパスで選考します。課題はありません。

  • 個別面接(約15分程度):最初の1分程度で、エントリーシートをもとに自己アピールをする
  • 基礎学力評価(40分):英語と理科の2教科をマークシート方式で。出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「論理・表現Ⅰ」「生物基礎」

専願型のS日程と併願型のA日程は、選考日も内容も同じです。専願型は合格したら必ず入学する前提なので、他大学と比べたい人は併願型のA日程を選ぶことになります。医療系の面接の準備は看護学部の小論文対策とリハビリ・医療技術系の小論文対策も参考にしてください。

2026年度の結果(要項の学科ページから)

学科 受験者 合格者 倍率
心理カウンセリング 60 12 5.0
人間福祉 52 37 1.4
子ども 105 81 1.3
児童教育 31 21 1.5
社会情報 59 51 1.2
地域社会 78 53 1.5
メディア 90 48 1.9
経営 91 46 2.0
英米語 37 31 1.2
中国語 22 19 1.2
日本語・日本語教育 2 2 1.0
韓国語(外国語学部韓国語学科としての結果) 67 18 3.7
理学療法 26 21 1.2
作業療法 8 7 1.1
言語聴覚 6 5 1.2
看護 42 27 1.6

倍率が高いのは心理カウンセリング学科(5.0倍)と韓国語学科(3.7倍)で、どちらも2,000字以上のレポートや本を論じる1,200字以上の課題を出す学科です。

総合型選抜の入学予定者は、2027年2月19日の特待生奨学金選考(国語・英語)を受けることができ、成績上位に入ると授業料の半額相当が最長4年間免除されます(申請は2月5日〜12日)。

どこから手をつけるか

B日程のエントリーは9月17日必着です。対象は心理カウンセリング、人間福祉、子ども、メディア、韓国語の5学科です。

  • 人間福祉学科と子ども学科は、エントリー時の課題がありません。人間福祉学科はエントリーシートと活動申告書を整えて出し、10月11日の口頭試問「福祉領域の人材不足」を調べ始めます。子ども学科は、当日の小論文の課題AかBを選んで準備します(社会福祉系の小論文対策、教育学部の小論文対策)
  • 心理カウンセリング学科・メディア学科・韓国語学科は、エントリー時に2,000字以上のレポート、小論文か作品、1,200〜1,600字の課題が必要です。すでに準備を進めている人でなければ、残りの日数では厳しいので、メディア学科はC日程(12月1日〜8日出願)に回す手もあります

S・A日程にエントリーした人は、9月20日の選考に向けて準備します。当日書く小論文や要約がある学科(子ども、児童教育、経営、英米語、中国語)は、60分・45分・40分の時間内に書き切る練習を(課題文要約のコツ、小論文の時間配分)、プレゼンテーションがある学科(児童教育、社会情報、地域社会)は、課題の要点を指定の時間で話す練習をしてください(プレゼンテーション型入試の対策)。

C日程(12月13日選考)は10学科で実施されます。課題を出す学科(児童教育、社会情報、地域社会、メディア、経営、日本語・日本語教育)は、今から時間をかけて準備できます。提出課題の書き方は事前提出レポートの書き方、口頭試問の準備は口頭試問の対策にまとめました。

まとめ

  • 目白大学の総合型選抜は全日程で372名。S日程(専願型)は保健医療学部・看護学部のみ、A・B・C日程は併願型で他大学と併願でき、3月31日までの辞退で入学金以外が返還される
  • S・A日程はエントリー9月3日〜10日、選考9月20日で、選考結果(出願許可)が出てから出願する。B日程はエントリー9月10日〜17日、書類選考のあと10月11日に二次選考。C日程は出願12月1日〜8日、選考12月13日
  • 書類はエントリーシート(手書き6項目)が全学科共通。心理カウンセリング学科は新聞記事をもとに2,000字以上、児童教育学科は原稿用紙5〜6枚、社会情報学科は4〜6枚、日本語・日本語教育学科は1,600〜2,000字、韓国語学科は本を論じる1,200〜1,600字の課題を出す
  • メディア学科は小論文(メディアで社会課題を解決する方策、1,200〜1,600字)か、ポスター・小冊子・映像・Webページの作品制作を選び、7〜10分のプレゼンテーション
  • 人間福祉学科は基礎テスト30分と、A日程はグループディスカッション、B・C日程は事前テーマの口頭試問。子ども学科は事前公表の課題で当日60分の小論文(800〜1,200字)
  • 経営学科は新聞記事の課題(簿記の資格で免除)と当日45分の小論文。英米語学科は要約と600字の小論文、英文音読。中国語学科は400字の要約
  • 保健医療学部・看護学部は個別面接約15分と基礎学力評価40分(英語と生物基礎のマーク式)
  • 2026年度の倍率は心理カウンセリング5.0倍、韓国語3.7倍が高く、多くの学科は1.0〜2.0倍

首都圏の私立大学では、帝京平成大学、文京学院大学、大正大学、二松学舎大学、大妻女子大学・共立女子大学の記事も参考にしてください。併願型の入試を一般入試とどう組み合わせるかは総合型選抜と一般入試の両立、総合型選抜の全体像は総合型選抜の完全ガイドにまとめました。

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