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明星大学の総合型選抜。Ⅱ期は10学科が他大学と併願でき、Ⅰ期の「学びの探究型」はプレゼンやポスター発表で受ける

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明星大学の総合型選抜を2027年度の学生募集要項から整理しました。Ⅰ期(総合評価型・学びの探究型)とⅡ期(総合評価型)の日程、Ⅱ期の併願制と二段階の入学手続、学科ごとの小論文・適性テスト・課題文要約、学びの探究型のプレゼンテーションや事前イベント、エントリーシートの学科別の質問、資格で筆記が免除される特別枠まで解説します。

明星大学(東京都日野市)は、9学部12学科とデータサイエンス学環からなる大学です。総合型選抜の募集人員は646名(総合評価型と学びの探究型の合計)で、教育学科125名、経営学科100名、経済学科75名などです。

総合型選抜は3つの区分に分かれます。Ⅰ期の「総合評価型」と「学びの探究型」は専願制で、出願は9月11日〜10月2日です。Ⅱ期の「総合評価型」は10学科・学環が併願制で、他大学と併願でき、合格しても辞退できます。

総合評価型は、60分の筆記(小論文・適性テスト・課題文要約など)と15分程度の面接の200点で選考します。学びの探究型は小論文や適性テストがなく、高校での探究活動をプレゼンテーションやポスターで発表します。どちらもエントリーシートに、全学科共通の志望理由と、学科ごとに違う質問への答えを書いて出します。

必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法・質問項目は年度によって変わります。 出典:明星大学 総合型選抜(総合評価型・学びの探究型)/2027年度 総合型選抜 学生募集要項

3つの区分と日程

区分 実施学科 出願期間 試験日 合格発表 入学手続締切
Ⅰ期 総合評価型(専願制) 全学科・学環 9月11日〜10月2日 10月18日 11月1日 11月13日
Ⅰ期 学びの探究型(専願制) 教育学科を除く各学科・学環 9月11日〜10月2日 10月17日(経営・デザイン・心理)/10月18日(それ以外) 11月1日 11月13日
Ⅱ期 総合評価型 併願制:総合理工・国際コミュニケーション・日本文化・人間社会・社会福祉・経済・情報・心理・建築・データサイエンス/専願制:教育・経営・デザイン 10月27日〜11月11日 11月22日 12月5日 専願制は12月21日。併願制は一次12月21日・最終2027年2月19日

出願は、UCAROでのインターネット出願登録(締切日の15時まで)、検定料35,000円の支払い(締切日の20時59分まで)、書類の郵送(締切日の消印有効、速達・簡易書留)の3つがそろって完了します。

Ⅰ期の総合評価型と学びの探究型は、両方を受けることはできません。Ⅰ期で不合格になった場合はⅡ期に出願できますが、調査書やエントリーシートは改めて用意し、検定料もかかります。

Ⅱ期の併願制は二段階の入学手続です。12月21日までに入学金(230,000円)を納め、残りを2月19日までに納めます。一次の締切までに入学金を納めなかった場合、その後の手続はできません。専願制で合格した場合は、本学の他の入試や他大学に合格しても入学を辞退できません。

出願資格と評定

評定や資格の基準があるのは教育学科だけです。小学校教員コースと理科コースは評定3.0以上、国語コースは評定3.5以上、数学コースは実用数学技能検定2級以上で、数学Ⅲと数学Cを履修していることが条件です。ほかのコースと、教育学科以外の学科・学環には評定の基準がありません。

エントリーシート

エントリーシートは、どの区分でも2つの質問に答えます。質問1は全学科共通の志望理由で、Ⅱ期に併願制で出願して他大学との併願を考えている場合は、本学への志望理由ではなく「その分野の志望理由」を書いてもかまいません。質問2は学科ごとの質問です。

学科・コース 質問2の中身
総合理工学科 高校で履修した理科の中で最も興味のある項目と、その説明
国際コミュニケーション学科 入学後に選ぶ3コースのどの授業に参加し、将来の進路にどう生かすか
日本文化学科 日本文化(歴史・文学・ことば・芸能・視覚文化など)への興味と体験
人間社会学科 興味関心のある社会問題や社会事象と、その理由
社会福祉学科 これまでに悩んだり困ったりしたとき、どう対応したか
経済学科 興味を持っている経済や社会の問題と、その理由・自分の考え
情報学科 情報の授業(情報Ⅰ・Ⅱなど)で特に関心を持って取り組んだ内容と、その理由
教育学科 小学校教員コース 今の社会や子どもの状況を踏まえ、子どもに身につけてほしい力と、そのための教員の工夫・努力
教育学科 国語コース 国語の教科書で印象に残った作品を、現代文と古文から1篇ずつ、理由とともに
教育学科 数学コース 数学Aの「数学と人間の活動」について学習指導要領解説を確認し、生徒に学ばせたい題材・問題を1つ考え、模範解答と授業での数学的活動を示す
教育学科 英語コース 日本語と英語の語法・語彙の違いの例と、それが反映する文化の違い
教育学科 保育・幼児教育コース 望ましい乳幼児期の過ごし方と、その根拠
経営学科 最近のビジネスニュースで最も気になるものと、その理由・自分の考え
デザイン学科 社会や身の回りで気になる問題について、誰に関係するどんな問題で、なぜ発生したのか
心理学科 心理学部の5つのアドミッション・ポリシーのうち、自分に当てはまる2項目と根拠、当てはまらない2項目と今後の対応
建築学科 協働作業の中で最もやりがいを感じた瞬間と、その理由・学び
データサイエンス学環 6つのアドミッション・ポリシーのうち自分に最も当てはまる3項目と根拠、身近なデータサイエンスの事例

(教育学科の社会・理科・音楽・美術・保健体育の各コースにも、それぞれ独自の質問があります。)

質問2は、面接でそのまま掘り下げられる材料です。総合評価型の面接は「エントリーシート等に対する質疑応答を含む」とされているので、書いた内容を自分の言葉で説明し直せるように準備してください。心理学科やデータサイエンス学環のようにアドミッション・ポリシーを読み込むことが前提の質問もあります(志望理由書の書き方 完全ガイド)。

総合評価型——60分の筆記と15分の面接

どの学科も、第1時限が60分の筆記(100点)、第2時限が15分程度の面接(口頭試問を含む・100点)の計200点です。筆記の中身は学科で違います。

学科 60分の筆記 面接で特に問われること
総合理工学科 適性テスト:数学Ⅰ・A(必須)と、物理基礎・化学基礎・生物基礎から1科目(単元を限定) 数学・理科の基礎的な質問
国際コミュニケーション学科 小論文 エントリーシートなどへの質疑
日本文化学科 課題文要約:人文学にかかわる3,000字程度の評論文かエッセイを350〜400字に要約 同上
人間社会学科・社会福祉学科・経済学科・経営学科・デザイン学科 小論文 同上
情報学科 自己適性評価と記述課題:自己適性評価シートで学習経験や興味・関心を自己評価し、高校での具体的な経験をもとに、自分の適性と情報学の学びとの関係を400〜800字で論述 同上
心理学科 小論文(データにもとづく論述を中心とした問題) 心理学部の学びへの適性に関する口頭試問
建築学科 適性テストと小論文(適性テストは義務教育・高校必修科目の範囲と時事問題の一般教養) 小論文について質問する場合がある
データサイエンス学環 Ⅰ期は小論文(データにもとづく考察や客観的評価の論述)、Ⅱ期は適性テスト(数学Ⅰ・A範囲の基礎) 社会的課題や時事問題を問うことがある
教育学科 コースで異なる。多くのコースは学力試験的な要素を加えた小論文(共通問題)、数学コースは数学Ⅰ〜Ⅲ・A〜Cの記述式適性テスト、英語コースは直訳と小論文形式で英語の基礎力を問う。保健体育コースはⅠ期が小論文、Ⅱ期は基礎運動能力テスト 数学コースは数学Ⅲ・Cまでの質問、音楽コースは16小節程度の初見視唱、英語コースは英語で3分以内の志望理由と英語の質疑応答

日本文化学科の課題文要約は、3,000字を350〜400字にする、つまり元の文章を1割強に縮める作業です。筆者の主張と、それを支える論の骨組みだけを抜き出す練習が必要です(課題文要約のコツ)。心理学科とデータサイエンス学環(Ⅰ期)はデータを読んで論じる問題なので、資料型小論文の書き方で表やグラフの読み方を固めてください。

資格で筆記が免除される特別枠

総合評価型には、筆記を免除して面接だけを受ける特別枠があります。成績優秀者枠以外は、面接100点満点で、通常の受験者とは別枠で判定されます。

枠 対象と条件 区分
英語技能検定有資格者枠 国際コミュニケーション学科。英検準2級以上 Ⅰ期・Ⅱ期
簿記・数学技能検定・統計検定の有資格者枠 経済学科。日商か全経の簿記3級以上(全商は2級以上)、数検3級以上、統計検定4級以上のいずれか Ⅰ期・Ⅱ期
指定資格取得者枠 情報学科は数検準2級以上・統計検定3級以上・ITパスポートなどの情報処理技術者試験のいずれか。データサイエンス学環は数検準2級以上か統計検定4級以上 Ⅰ期・Ⅱ期
成績優秀者枠 経営学科。評定3.7以上で国語3.7以上、評定3.4以上で英検準2級以上、評定3.4以上で全国大会出場のいずれか。小論文は一律80点として面接だけを受け、通常の受験者と同じ枠で判定 Ⅰ期・Ⅱ期
事業承継予定者枠・商業科目履修者枠 経営学科。承継予定企業の推薦書などを出せる人、高校で簿記・財務会計Ⅱ・原価計算・管理会計のいずれかを修得した人 Ⅰ期のみ

このほか、強化指定クラブのセレクションを通過した人のスポーツ・文化活動優秀者枠(Ⅰ期のみ)もあります。

学びの探究型——発表の形が学科ごとに違う

Ⅰ期だけの区分で、教育学科以外の各学科・学環で実施します。小論文や適性テストはなく、高校での探究的な学びを発表し、その内容について質疑応答や面接を受けます。

学科によっては、夏に行われた大学のイベントへの参加が出願の条件です。2027年度の該当イベントはすでに終わっているので、参加していない人は、その学科の学びの探究型には出願できません。

学科 出願の条件 選考
総合理工学科 8月の探究入試チャレンジラボ(体験実験)に参加し、実験のレポートを出願時に提出 実験の内容説明と質疑、面接(計20分程度)
社会福祉学科 8月9日のプレゼミナールに参加 プレゼミナールの内容を踏まえたプレゼンテーション(5〜10分)と質疑
情報学科 8月のプレゼミナール(「見る・聴く・創る」のテーマから選んで探究)に参加し、レポート(A4で2枚程度)を出願時に提出 5分程度のプレゼンテーションと面接(30分程度・200点)
経営学科 アントレプレナーシップ選考型は「高校生アントレプレナーズキャンプTAMA」、エンターテインメントビジネス選考型は「ポップスライブMEISEI」の修了証(過去の年度の修了者も可) 企画をもとにした10分程度のプレゼンテーションと面接(10月17日)
デザイン学科 8月24日のプレゼミナールに参加 当日発表されるテーマで企画を考え、A3ケント紙2枚のプレゼンテーションシートを120分で作成し、5分でプレゼンテーション(10月17日)
データサイエンス学環 8月のプレゼミナールに参加 探究活動の5分程度のプレゼンテーションと面接(数学の基礎知識や時事問題も)
国際コミュニケーション学科・日本文化学科・人間社会学科 なし 高校での探究活動をPowerPointで発表(国際コミュニケーション学科は5〜10分、日本文化学科・人間社会学科は10分程度)し、質疑応答(全体で約20分)
経済学科 なし ポスター発表:探究活動の成果をA1のポスター1枚にまとめ、5〜10人のグループで順番に発表(1人5分)し、質疑応答・討論(10分程度)
心理学科 なし(『心理学への扉』を熟読しておくことが望ましい) 『心理学への扉』に関連するテーマで行った探究活動を10分でプレゼンテーションし、10分の質疑応答(10月17日)
建築学科 なし(ただしプレゼンテーションシートを出願時に提出) 高校時代につくったもの(美術作品、実験装置、学園祭のポスターなど)をA3縦のシートに手描きでまとめ、90秒程度で発表し、質疑応答と面接

経済学科のポスター発表は、グループでの活動でも出せますが、自分が貢献した部分を強調し、他の人が担当した部分も含めて全体を説明できるように準備します。PCは使えず、発表用の原稿は補助資料として使えます。

建築学科のシートは、文字・絵・図が手描きで、貼り込めるのは自分の制作物の写真だけです。「つくったもの」と「つくった体験」の両方を説明することが求められています(建築・都市系の小論文対策)。

発表と質疑応答の準備は、プレゼンテーション型入試の対策と探究発表のやり方にまとめています。

どこから手をつけるか

Ⅰ期の出願は10月2日までです。総合評価型と学びの探究型は両方を受けられないので、先に区分を決めます。

  • 学びの探究型は、事前イベントへの参加が条件の学科(総合理工・社会福祉・情報・経営・デザイン・データサイエンス)では、参加していなければ出願できません。条件のない国際コミュニケーション・日本文化・人間社会・経済・心理・建築の各学科は、探究活動の発表資料(建築学科は出願時に出すシート)を今から作れます
  • 総合評価型は、志望学科の筆記が小論文か、適性テストか、課題文要約かを確かめて、10月18日までに60分の形式で練習します。英検準2級や数検・統計検定などを持っていれば、特別枠で筆記が免除される学科もあります

他大学と並行したいなら、Ⅱ期(10月27日〜11月11日出願・11月22日試験)の併願制が選択肢です。教育・経営・デザインの3学科はⅡ期も専願制なので注意してください。併願制で合格したら、12月21日までに入学金を納めれば、残りの手続は2月19日まで待てます。エントリーシートの志望理由も、その分野の志望理由として書けます(総合型選抜と一般入試の両立)。

まとめ

  • 明星大学の総合型選抜は646名(総合評価型・学びの探究型の合計)。Ⅰ期総合評価型、Ⅰ期学びの探究型、Ⅱ期総合評価型の3区分
  • Ⅰ期は専願制で出願は9月11日〜10月2日。総合評価型と学びの探究型は両方受けられない
  • Ⅱ期は10学科・学環が併願制(教育・経営・デザインは専願制)。出願は10月27日〜11月11日、試験は11月22日で、入学金を12月21日、残りを2月19日までに納める二段階の手続
  • 評定・資格の基準があるのは教育学科だけ(数学コースは数検2級以上と数学Ⅲ・Cの履修)
  • エントリーシートは全学科共通の志望理由と学科ごとの質問。心理学科とデータサイエンス学環はアドミッション・ポリシーと自分を照らし合わせる質問、教育学科数学コースは授業の題材づくり
  • 総合評価型は60分の筆記100点と15分程度の面接100点。筆記は小論文が多く、総合理工学科は数学・理科の適性テスト、日本文化学科は3,000字を350〜400字にする課題文要約、情報学科は自己適性評価と400〜800字の記述、建築学科は一般教養の適性テストと小論文
  • 英検準2級(国際コミュニケーション)、簿記・数検・統計検定(経済)、ITパスポートなど(情報)の特別枠で筆記が免除され、面接だけで判定される
  • 学びの探究型は小論文・適性テストのない発表型。総合理工・社会福祉・情報・経営・デザイン・データサイエンスは夏の事前イベントへの参加が出願の条件で、2027年度分は終了済み
  • 経済学科はA1ポスターのグループ発表、建築学科は高校時代につくったものをA3の手描きシートで90秒、デザイン学科は当日テーマで120分のシート作成、心理学科は『心理学への扉』に関連する探究の発表

首都圏の私立大学では、二松学舎大学、玉川大学、東京農業大学、東京経済大学・立正大学の記事も参考にしてください。総合型選抜の全体像は総合型選抜の完全ガイドにまとめました。

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