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第一薬科大学の総合型選抜。小論文はなく事前提出の自己アピール作文、学力試験型は化学基礎か生物基礎を1科目40分

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第一薬科大学(福岡県福岡市)の2027年度総合型選抜は第1回〜第6回。小論文は一切なく、書く課題は事前提出の「自己アピール作文」だけです(薬学部の面接型は800字以上1,000字以内、看護学部はA4最大5枚以内)。薬学部は面接型・学力試験型・AI学習プログラム型の3方式、看護学部は面接型がなく2方式。数学と英語は総合型では課されません。第2回の出願は10月13日までです。

第一薬科大学は、福岡県福岡市にある私立大学です。薬学部と看護学部があります。

学部 学科 入学定員 総合型選抜の募集人員
薬学部 薬学科(6年制) 113名 15名
薬学部 漢方薬学科(6年制) 40名 5名
薬学部 薬科学科(4年制) 30名 8名(2コース合算)
看護学部 看護学科 80名 7名

募集人員は第1回〜第6回を通じた合計で、回ごとの内訳は公表されていません。

学科名の変更が告知されています。 漢方薬学科は令和9年4月から「日本漢方薬学科」へ名称変更されます(文部科学省への届出済み。学位・卒業要件・カリキュラムの根本的な変更はないと明記されています)。

ただし要項は全ページで「漢方薬学科」と表記していて、改称について一言も触れていません(要項のほうが改称の告知より新しいにもかかわらずです)。要項上は「漢方薬学科」で募集され、入学時に「日本漢方薬学科」へ改称される予定と理解しておくのが安全です。薬科学科についても「コースへの名称変更のため情報更新中」という注記があります。学科の募集停止の告知はありません。

2027年度の総合型選抜は、全学部とも専願制で、第1回〜第6回まであります。方式は学部で違います。

学部 方式
薬学部 6年制(薬学科・漢方薬学科) 面接型/学力試験型/AI学習プログラム型の3つ
薬学部 4年制(薬科学科) 面接型/学力試験型/AI学習プログラム型の3つ
看護学部(看護学科) 学力試験型/AI学習プログラム型の2つ(面接型はなし)

小論文は一切ありません。 要項全90ページに「小論文」という語が出てきません。プレゼンテーション・グループディスカッション・志望理由書もありません。

そして数学と英語は総合型選抜では課されません。

配点は完全に非公表で、「総合的に評価し判定」とだけ書かれています。

出典:第一薬科大学「令和9(2027)年度 学生募集要項」(PDF・全90ページ。PDF内部の作成日2026年8月20日)、学科名称変更のお知らせのページ、入試情報のページ、過去の入学試験問題のページ、奨学金・特待生制度のページ(https://www.daiichi-cps.ac.jp/ )。2026年10月1日に確認しました。

書く課題は「自己アピール作文」だけ

小論文がないかわりに、事前に提出する「自己アピール作文」があります。出願書類なので制限時間はありません。

学部 提出の対象 分量
薬学部 面接型のみ提出 800字以上1,000字以内
看護学部 全出願者が提出 A4最大5枚以内(字数指定なし)

扱いが学部でかなり違います。

薬学部は面接型を選んだ人だけが提出します(学力試験型・AI学習プログラム型では不要です)。分量は800字以上1,000字以内で、下限が決まっているので800字は必ず埋める必要があります。

看護学部は全出願者が提出し、しかもA4最大5枚以内で字数指定がありません。5枚まで書けるので、図や写真を入れることもできます。

ここで1つ注意点があります。同じ看護学部でも、指定校推薦の自己アピール作文は「800〜1,000字」という基準になっています。同じ名前の書類で基準が違うので、自分が出願する区分の要項の記載どおりに書く必要があります。

出願書類なので、時間をかけて書いて添削を受けてから出せます。制限時間のある小論文とは性質が違い、完成度で勝負できる課題です。薬学部なら薬剤師・漢方・創薬のどこに関心があるか、看護学部なら看護職として何をしたいかを軸に組みます(志望理由書の完全ガイド、自己PRの書き方)。医療の論点を1つ押さえておくと面接でも使えます(地域医療のテーマ、インフォームド・コンセントのテーマ)。

過去の小論文テーマは公表されていません(そもそも小論文がないため。過去問のページにあるのは一般選抜の選択科目と英語だけです)。

3つの方式の中身

学力試験型(薬学部・看護学部)

  • 化学基礎/生物基礎から1科目を選択
  • マークシート方式・40分
  • 面接10分(口頭試問なし)
  • 自己アピール作文は薬学部では不要(看護学部は全出願者が提出)

1科目40分のマークシートなので、負担は軽いほうです。化学基礎か生物基礎のどちらかを仕上げておけば足ります。口頭試問がないので、面接10分は一般的な質問への準備で足ります(面接の頻出質問)。

面接型(薬学部のみ)

  • 個人面接30分
  • 化学基礎・生物基礎または物理基礎の口頭試問あり
  • 自己アピール作文(800字以上1,000字以内)を提出

筆記試験はありませんが、30分の面接のなかで理科の口頭試問があります。筆記で解くのとは違い、口頭で説明する形なので、基本的な概念を言葉で説明できる状態にしておく必要があります。看護学部に面接型はありません。

AI学習プログラム型(薬学部・看護学部)

  • 面接15分
  • 口頭試問は申し込んだコースの指定単元のみ
  • 受験の要件として、atama plusの「KOUDAIBridge」の修得認定が必要

この方式は事前にAI学習プログラムを修了しておくことが受験の前提です。申込期間は2026年4月21日〜2027年1月29日で、第5回・第6回の出願開始より前に締め切られます。第5回(出願2027年2月8日〜)・第6回(3月1日〜)でこの方式を使いたい場合は、1月29日までに申し込んでおく必要があることになります。

口頭試問の範囲が申し込んだコースの指定単元に限られるので、範囲がはっきりしているのが利点です。

日程:第1回〜第6回。第2回の出願は10月13日まで

回 出願期間(消印有効) 試験日 合格発表
第1回 9月1日〜9月17日(終了) 9月27日(終了) 11月1日
第2回 9月28日〜10月13日 10月18日(日) 11月1日
第3回 10月19日〜11月10日 11月15日(日) 12月1日
第4回 11月16日〜12月11日 12月20日(日) 12月26日
第5回 2027年2月8日〜2月26日 3月6日(土) 3月13日
第6回 2027年3月1日〜3月16日 3月20日(土) 3月25日

2026年10月1日の時点で、第2回の出願期間中(10月13日まで)です。第1回は試験(9月27日)が終わり、合格発表(11月1日)を待つ段階です。

6回のうち4回が年内(9月・10月・11月・12月)、2回が年度末(3月)という配分です。年度末の2回が残っているので、他の大学の結果が出てからでも選択肢が残ります。

  • 郵送は出願最終日の消印有効、窓口持参は出願最終日の17時まで
  • 試験場は福岡の本学のみで、地方会場はありません
  • 検定料は30,000円で、2回目以降は25,000円です
  • 専願制なので、第一志望学科・第二志望学科の選択出願制度(併願制の入試向け)は対象外です

オンライン受験については、面接型とAI学習プログラム型で可能(学力試験型は不可)と日程一覧と公式サイトに書かれていますが、各方式の詳細ページの試験場の欄には記載がありません。申込方法も分からないので、使いたい場合は大学に問い合わせる必要があります。

なお要項に2つの誤記があります。4年制(薬科学科)のページの見出しが「面接型・探究学習型・AI学習プログラム型」となっていますが、「探究学習型」という方式は存在しません(正しくは学力試験型です)。また4年制のページの第6回の出願締切「3月16日(金)」は曜日の誤記で、正しくは3月16日(火)です(他の3か所と一致します)。

合格後も特待生選抜に挑戦できる

総合型選抜で合格して入学手続を済ませたあとも、特待生選抜(12月20日・1月30日)に挑戦できます(薬学部4年制だけは特待生選抜がありません)。

対象 内容
薬学部6年制 5名…1年次の授業料から70万円減免
看護学部 5名…年50万円×4年間給付

看護学部は4年間で200万円になります。年内に総合型選抜で合格が決まっても、12月20日または1月30日の特待生選抜を受けられるので、学力に自信があるなら挑戦する価値があります。

このほかの制度として、薬学部入学時減額制度(都築学園グループの高校の卒業生等に30万円)と、熊本県被災奨学制度(令和9年度入学者を対象に新設。熊本県内の高校に在籍し本学を専願する人が対象。金額・人数・評定の基準は非公表)があります。

どこから手をつけるか

第2回をねらうなら(出願10月13日まで)

  1. 方式を決める。薬学部なら面接型・学力試験型・AI学習プログラム型の3つ、看護学部なら学力試験型・AI学習プログラム型の2つです
  2. 学力試験型なら化学基礎か生物基礎のどちらか1科目(マークシート・40分)を仕上げます。面接10分には口頭試問がありません
  3. 面接型(薬学部のみ)なら自己アピール作文(800字以上1,000字以内)を書き、個人面接30分のなかの理科の口頭試問(化学基礎・生物基礎または物理基礎)に備えます
  4. 看護学部は全出願者が自己アピール作文(A4最大5枚以内・字数指定なし)を提出します
  5. 調査書を高校に依頼する
  6. 10月13日消印有効で郵送(窓口持参は当日17時まで)。検定料30,000円、2回目以降は25,000円
  7. 試験場は福岡の本学のみです

AI学習プログラム型を考えるなら

atama plusの「KOUDAIBridge」の修得認定が受験の要件です。申込期間は2027年1月29日までで、第5回・第6回の出願開始より前に締め切られます。年度末の回でこの方式を使いたいなら、1月29日までに申し込んでおく必要があります。

学費の支援を考えるなら

総合型選抜で合格・入学手続を済ませたあとも、特待生選抜(12月20日・1月30日)に挑戦できます(薬学部6年制5名=1年次70万円減免、看護学部5名=年50万円×4年)。年内に進路が決まっても学力を維持しておく意味があります。

まとめ

  • 第一薬科大学の総合型選抜は全学部専願制で第1回〜第6回(うち4回が年内、2回が3月)
  • 方式は薬学部が面接型・学力試験型・AI学習プログラム型の3つ、看護学部は学力試験型・AI学習プログラム型の2つ(面接型なし)
  • 小論文は一切なし(要項全90ページに「小論文」の語がない)。プレゼン・グループディスカッション・志望理由書もなし
  • 数学と英語は総合型では課されない
  • 書く課題は事前提出の「自己アピール作文」だけ。薬学部は面接型のみ提出で800字以上1,000字以内、看護学部は全出願者が提出でA4最大5枚以内(字数指定なし)
  • 同じ看護学部でも指定校推薦の自己アピール作文は「800〜1,000字」と基準が違う。自分の区分の要項どおりに書く
  • 学力試験型=化学基礎/生物基礎から1科目・マークシート・40分+面接10分(口頭試問なし)
  • 面接型(薬学部のみ)=個人面接30分で化学基礎・生物基礎または物理基礎の口頭試問あり
  • AI学習プログラム型=面接15分。atama plusの「KOUDAIBridge」の修得認定が受験要件で、申込は2027年1月29日まで(第5・6回の出願開始より前に締切)
  • 配点は完全に非公表
  • 漢方薬学科は令和9年4月から「日本漢方薬学科」へ名称変更(届出済み)。ただし要項は全ページ「漢方薬学科」表記で改称に触れていない
  • 要項に誤記あり(4年制のページの見出しに存在しない「探究学習型」、第6回の出願締切の曜日)
  • オンライン受験は面接型・AI学習プログラム型で可能とされているが詳細ページに記載がなく申込方法も不明。使うなら要問い合わせ
  • 試験場は福岡の本学のみ。検定料30,000円(2回目以降25,000円)
  • 総合型で合格・入学手続後も特待生選抜(12月20日・1月30日)に挑戦できる(薬学部6年制5名=1年次70万円減免、看護学部5名=年50万円×4年。薬学部4年制は特待生選抜なし)
  • 2026年10月1日の時点で、第2回の出願は10月13日まで、試験日は10月18日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ福岡県では福岡歯科大学と九州産業大学、薬学部のある大学は大阪医科薬科大学の記事もあわせて読めます。

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