中央医療大学の総合型選抜。2027年4月開学の新しい大学で、小論文600字(60分・100点)と面接100点・調査書等50点の250点
中央医療大学(神奈川県横須賀市)は2027年4月に開学する新しい大学です。医療科学部 診療放射線学科だけの単科大学で、総合型選抜は第1回から第4回まで合計35名。小論文600字程度(60分・100点)、個別面接100点、調査書等50点の250点で選びます。第1回は2026年10月7日(水)郵送必着で受付中、試験は10月11日(日)です。学校推薦型選抜と共通テスト利用はありません。
中央医療大学は、2027年4月に開学する新しい大学です。神奈川県横須賀市光の丘(横須賀リサーチパーク内)にキャンパスができます。
| 学部 | 学科 | 入学定員 |
|---|---|---|
| 医療科学部 | 診療放射線学科 | 100名 |
医療科学部 診療放射線学科だけの単科大学で、卒業すると学士(診療放射線学)の学位が得られます。設置者は学校法人中央医療学園で、東京都葛飾区立石にある中央医療技術専門学校が母体です。大学は「2027年4月、専門学校から4年制大学へと移行し」と説明しています。
2026年8月28日に、文部科学省の答申で設置が「可」とされました。 ただし大学のサイトには、この答申を受けた告知が見当たりません(2026年10月3日に確認)。公式に確認できる最新の設置関連の告知は、2025年11月13日の「申請を提出しました」です。文部科学省の答申には、母体の中央医療技術専門学校を募集停止予定の組織として扱う附帯事項が付いています。
まず、いま動いている日程から書きます。
2026年10月3日の時点で、第1回の総合型選抜が受付中です。出願書類の締切は10月7日(水)郵送必着、試験は10月11日(日)です。
| 区分 | 出願期間(郵送必着) | 試験日 | 合格発表 | 手続締切 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回(本学専願) | 2026年9月17日(木)〜10月7日(水) | 2026年10月11日(日) | 2026年11月2日(月) | 2026年11月9日(月) |
| 第2回(専願・併願とも可) | 2026年10月12日(月)〜11月4日(水) | 2026年11月8日(日) | 2026年11月10日(火) | 2026年11月16日(月) |
| 第3回(専願・併願とも可) | 2026年11月16日(月)〜12月2日(水) | 2026年12月6日(日) | 2026年12月8日(火) | 2026年12月17日(木) |
| 第4回(本学専願)※ | 2027年2月12日(金)〜2月27日(土) | 2027年3月4日(木) | 2027年3月6日(土) | 2027年3月12日(金) |
※「第3回総合型選抜試験までに募集定員に達した場合には、第4回試験を実施しない場合があります」と要項にあります。
締切の時刻は、要項にもサイトにも書かれていません(「郵送必着」とだけあります)。消印有効ではないので、10月7日に届くように送る必要があります。郵送は簡易書留・速達で、持参はできません。
出典:中央医療大学「2027年度 総合型選抜 一般選抜 学生募集要項」(PDF・20ページ)、入試情報・学科紹介・学費・奨学金・情報公開・沿革・学長あいさつ・アクセス・オープンキャンパス・お知らせの各ページ(https://chu.ac.jp/ )、母体の中央医療技術専門学校のお知らせ(https://www.ccmt.ac.jp/ )、文部科学省「令和9年度開設予定大学一覧」(2026年8月28日の答申)。表の数値と日程はページ画像で確認しました。2026年10月3日に確認しました。
総合型選抜は4回で合計35名、小論文と面接で選ぶ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 35名(第1回〜第4回の4回合計。回ごとの内訳は非公表) |
| 専願/併願 | 第1回と第4回は本学専願。第2回・第3回は専願でも併願でもよい |
| 出願資格 | 高校卒業(2027年3月卒業見込みを含む)、高卒認定の合格など。既卒も出願できます(評定平均の基準はありません) |
| エントリー | なし(事前面談や課題提出の段階はありません) |
| 試験会場 | 横須賀商工会議所(全4回とも) |
| 検定料 | 30,000円 |
外国人留学生の受け入れは行っていませんと要項に書かれています。
試験会場はキャンパス(横須賀市光の丘)ではなく、横須賀商工会議所(横須賀市平成町)です。京浜急行の県立大学駅から徒歩10分、横須賀中央駅から徒歩15分です。間違えやすいので注意してください。
配点は250点、小論文が100点
| 評価項目 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|
| 小論文 | 100点 | 600字程度 |
| 面接 | 100点 | 面接官複数名と受験生1名の個別面接。学修意欲・適性・自己表現力などを評価 |
| 調査書等 | 50点 | 継続力、実効実現力、社会貢献度などを総合的に評価 |
| 合計 | 250点 |
- 調査書と志望理由書は、面接の参考資料として使われます(志望理由書そのものに配点はありません)
- 合格最低点や合格基準は公表されていません(新設のため実績もありません)
- 面接を欠席すると不合格になります
小論文と面接で200点、全体の8割です。 書く力と話す力で決まる入試です。
当日は小論文60分のあと面接
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:00〜 | 開場 |
| 10:00〜 | 事前説明 |
| 10:30〜11:30 | 小論文(60分) |
| 13:00〜 | 面接 |
- 11時以降の入室は認められません
- 試験開始後30分未満の遅刻なら受験できますが、時間の延長はありません
- 筆記用具は黒のボールペン、HBまたはBの鉛筆、消しゴムです。昼食を持っていきます
小論文は600字程度、出題の形は公表されていない
小論文は試験会場で60分、600字程度です。持ち帰りの課題ではありません。
出題の形(課題文を読む形か、テーマだけが出る形か)も、分野も、要項とサイトのどちらにも書かれていません。 新設の大学なので過去問もありません。
準備の手がかりになるのは、アドミッション・ポリシーです。要項には、求める学生像として次の4つが挙げられています。
- 人間に対する深い関心と共感を持ち、生命や医療に対する知的好奇心を持続的に追求できる人
- 豊かな人間性と柔軟な思考力、協調性を備え、異なる文化や価値観を尊重しながら多様な人々と共働できる人
- グローバルな視点から保健医療の課題や医療機関の運営などに関心を持ち、国際社会における医療の発展に寄与したいという強い意志を持つ人
- 未知の課題に果敢に挑戦し、継続的に学び続ける姿勢と、円滑なコミュニケーションで信頼関係を築ける人
調査書等の評価観点が「継続力、実効実現力、社会貢献度」であることとも合わせると、医療者としての姿勢を問う方向だと読めます。
600字で60分は、書く時間に余裕がある配分です。読む資料がある場合に備えて、資料を読んでから書く練習もしておくと安全です(医療技術系の小論文対策、テーマ型小論文の書き方、時間配分)。
診療放射線技師を目指す人に関わるテーマとしては、チーム医療、地域医療、科学技術と倫理、AIと社会あたりを押さえておくと、面接でも使えます。
大学はオープンキャンパスで「小論対策」を行っています(2026年は9月27日に実施済み、11月15日に「個別相談会&小論・面接対策」の予定)。出題の形が非公表なので、参加できるなら手がかりになります。
志望理由書は400字程度、書くことが3つ決まっている
志望理由書はWeb出願サイトのフォームに400字程度を入力し、印刷して郵送します。要項には、書く内容が3つ指定されています。
本学のアドミッション・ポリシーを確認し、本学への志望理由・診療放射線技師を目指す理由・入学後の目標を志望理由書に入力後、マイページに表示された志望理由書PDFをA4用紙(縦)に印刷してください。
400字に3つを入れるので、1つあたり130字ほどです。短いぶん、それぞれを1文で言い切れるようにまとめます。
- 診療放射線技師を目指す理由は、きっかけになった経験を1つに絞ります
- 本学への志望理由は、「新しい大学だから」ではなく、専門学校から移行した4年制で学士が得られることなど、この大学を選ぶ理由を書きます
- 入学後の目標は、アドミッション・ポリシーの4点のどれかにつながる形にします
志望理由書は面接の参考資料になるので、書いた内容を自分の言葉で話せるようにしておきます(志望理由書の完全ガイド、面接と書類の一貫性、面接の頻出質問)。
出願書類
| 書類 | 誰が出すか |
|---|---|
| 入学志願書(Web出願のマイページから印刷) | 全員 |
| 志望理由書(同上。400字程度) | 全員 |
| 出身高等学校調査書 | 全員 |
| 活動報告書・それを証明する書類 | 調査書が出せない人のみ |
- 高校を卒業して5年以上たち調査書が発行されない場合は単位修得証明書、20年たって両方とも出ない場合は卒業証明書と「単位取得証明書が発行できない旨の証明書」を出します
- 2回目以降の出願では、志望理由書と調査書の再提出は要りません(内容が変わった場合を除く)
- 受験上・修学上の配慮が必要な人は、出願前に電話で問い合わせる必要があります
注意が1つあります。 入試情報のページにある「活動報告書はこちら」のダウンロードボタンは、リンクが空で様式を取得できません(2026年10月3日に確認)。調査書が出せずこの書類が必要な人は、大学に直接問い合わせてください。
学校推薦型選抜と共通テスト利用はない
2027年度の入試は、総合型選抜(4回)と一般選抜だけです。
- 学校推薦型選抜(指定校・公募とも)はありません。 要項の全文に「推薦」の語が1件も出てきません
- 共通テスト利用もありません
- 社会人選抜・編入学・留学生選抜もありません
一般選抜(35名)には、小論文も面接もありません。
- 2027年2月3日(水)に、マークシート方式の学力試験
- 英語(100点)+【数学/物理/化学/生物】から問題を配られてから2科目を選ぶ(各100点)。理科2科目を選んでもかまいません
- 学力試験の結果と、調査書(または活動報告書)・志望理由書で合否を決めます(配点の比率は非公表)
つまり、小論文で勝負できるのは総合型選抜だけです。
学費
| 年次 | 金額 |
|---|---|
| 1年次(入学金30万円を含む) | 1,700,000円 |
| 2・3年次 | 1,675,000円 |
| 4年次 | 1,650,000円 |
単純に足すと4年間で6,700,000円です(合計額は公式サイトには書かれていません)。1年次は前期100万円・後期70万円の分割もできます。このほかに、教科書・白衣などで入学時に約10万円かかります。
入試の成績や日程に連動した特待生制度は、要項にもサイトにも載っていません(要項の全文に「奨学」「特待」の語が0件)。
奨学金のページには「中央医療大学奨学基金奨学生」などの制度が載っていますが、この内容は母体の専門学校のものを引き継いだとみられます。「平成12年度から実施」(大学は2027年開学)、「本校」という書き方、神奈川県の大学なのに「東京都育英資金」の案内、といった点が残っているためです。大学の制度としてそのまま当てにせず、必要なら大学に確認してください。
入学を辞退する場合は、2027年3月31日(水)必着で辞退届を出せば、入学金を除いた額が返還されます。
新しい大学なので注意すること
募集人員の合計が、入学定員に足りません。 公表されているのは総合型選抜35名と一般選抜35名の計70名ですが、入学定員は100名です。30名分について、要項にもサイトにも説明がありません。
そのほか、新設ゆえに情報が整っていない点があります。
- 大学の情報公開のページは「現在、資料はありません。」で、文書が1件もありません(学則なども未掲載)
- 要項には「設置計画は予定であり変更の可能性がある」といった注記がありません(学科紹介のページに「2026年8月現在 実際のカリキュラムは変更になることがあります。」とあるだけです)
- 問い合わせ先のメールアドレスが、要項([email protected])とサイトのフッター([email protected])で2つ併存しています
- 大学の事務局は、母体の専門学校内(東京都葛飾区立石)の「設置準備室」です。キャンパス(横須賀市)とは別の場所です
配点・小論文の字数・試験時間・検定料は、要項PDFにしか書かれていません。 サイトの入試情報ページだけでは分からないので、必ず要項を読んでください。
どこから手をつけるか
第1回は10月7日(水)必着です。間に合わせるなら、今日動く必要があります。
- Web出願の登録(24時間できます)と、検定料30,000円の振込(受験者本人名義)を済ませます。振込を確認できる画像をアップロードします
- 志望理由書400字程度を入力します。①本学への志望理由 ②診療放射線技師を目指す理由 ③入学後の目標の3つを必ず入れます
- 高校に調査書(出願時点から3か月以内に作成・厳封)を頼みます。第1回に間に合わないなら、第2回(10月12日〜11月4日)に回すほうが確実です
- 書類は簡易書留・速達で10月7日必着です。持参はできません
- 試験は10月11日(日)、会場は横須賀商工会議所(キャンパスではありません)。昼食を持っていきます
- 小論文は600字程度・60分です。出題の形は公表されていないので、資料を読む形にも、テーマだけの形にも対応できるように練習しておきます
- 第1回は専願です。ほかの大学と迷っているなら、専願・併願が選べる第2回・第3回を考えます
まとめ
- 中央医療大学は2027年4月に開学する新しい大学(神奈川県横須賀市光の丘)。2026年8月28日に設置が「可」とされた
- 医療科学部 診療放射線学科だけの単科大学で入学定員100名。母体は東京都葛飾区の中央医療技術専門学校(答申では募集停止予定の組織として扱われている)
- 2027年度の入試は総合型選抜(第1回〜第4回)と一般選抜だけ。学校推薦型選抜と共通テスト利用はない
- 総合型選抜の募集人員は4回で合計35名(回ごとの内訳は非公表)。第1回・第4回は専願、第2回・第3回は併願もできる
- 配点は小論文100点+面接100点+調査書等50点=250点。小論文と面接で8割を占める
- 小論文は試験会場で60分・600字程度。出題の形・テーマは非公表で、新設のため過去問もない
- 面接は面接官複数名との個別面接。欠席すると不合格
- 志望理由書はWeb入力で400字程度。①本学への志望理由 ②診療放射線技師を目指す理由 ③入学後の目標の3つを書く
- 第1回は2026年10月7日(水)郵送必着(時刻の記載なし・消印有効ではない)、試験10月11日(日)。検定料30,000円
- 試験会場は横須賀商工会議所で、キャンパスではない
- 一般選抜(35名)はマークシート方式で、小論文も面接もない(英語+2科目選択)
- 学費は初年度170万円、4年で670万円(計算値)。入試に連動した特待生制度は載っていない
- 奨学金ページの内容は専門学校のものを引き継いだとみられるので、大学の制度としては要確認
- 公表されている募集人員の合計70名が、入学定員100名に30名足りない(説明なし)
- 情報公開のページは資料が1件もない。配点・小論文の字数・検定料は要項PDFにしか書かれていない
- 入試情報ページの「活動報告書はこちら」のダウンロードリンクが空(2026年10月3日時点)
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。診療放射線技師を目指すなら医療技術系の小論文対策、神奈川の医療系では横浜薬科大学・神奈川歯科大学の記事もあわせて読めます。