天使大学の総合型選抜。栄養学科だけで、グループディスカッションが40%を占める
天使大学の総合型選抜「天使みらい入試」は栄養学科のみ。出願審査のグループディスカッションが、そのまま本番の配点40%になります。テーマ例3本とプレゼンの設問3本が要項で公開。看護学科に総合型選抜はありません。
天使大学(北海道札幌市東区)の総合型選抜は「天使みらい入試」といいます。まず押さえるべきことが2つあります。
- 栄養学科だけの選抜です。看護学科には総合型選抜がありません
- 9月のグループディスカッションが、そのまま配点の40%になります
| 学科 | 入学定員 | 天使みらい入試(総合型選抜) |
|---|---|---|
| 看護学科 | 100名 | なし |
| 栄養学科 | 90名 | 45名 |
栄養学科は入学定員の半数を総合型選抜で募集しています。
出典:天使大学「2027年度 天使大学看護栄養学部 入学者選抜要項」(https://www.tenshi.ac.jp/uploads/files/juken/nyushi/youkou/2027_youkou_gakubu.pdf )、「入試情報」(https://www.tenshi.ac.jp/juken/nyushi )。2026年9月22日に確認しました。
配点比率——グループディスカッションが40%
選抜方法はこう書かれています。
プレゼンテーション(10分程度)・面接(5分程度)、グループディスカッション(出願審査時の内容)、出願書類(活動等の実績報告及び調査書)を総合的に評価して選抜を行います。
| 評価項目 | 配点比率 |
|---|---|
| グループディスカッション(出願審査時の内容) | 40% |
| プレゼンテーション・面接 | 40% |
| 活動等の実績報告書 | 10% |
| 調査書 | 10% |
注目すべきは括弧書きです。「出願審査時の内容」——つまり、出願する前に受けたグループディスカッションの結果が、そのまま本番の40%として使われます。
出願審査は2026年9月5日(土)、本番の選抜日は10月24日(土)。1か月半前の一日が、すでに合否の4割を決めているということです。
出願前エントリーからの流れ
| 期日 | |
|---|---|
| エントリー期間 | 2026年8月3日(月)〜8月21日(金) |
| 出願審査日(グループディスカッション) | 2026年9月5日(土) |
| 出願許可・不許可通知日 | 2026年9月18日(金) |
| 出願期間 | 2026年9月24日(木)〜10月9日(金) |
| 選抜日 | 2026年10月24日(土) |
| 合格発表 | 2026年11月2日(月)10:00 |
エントリーの条件はゆるやかです。
1.エントリーにかかる費用はありません。 2.エントリーに必要な全体の学習成績(評定平均値)基準はありません。
エントリー書類はエントリーシートと志望理由書の2点で、いずれもweb出願システムで登録します(郵送不要)。
大学が挙げる「求める人物像」は3つです。
1.専門職者として社会に貢献したいという意思のある人 2.高等学校または中等教育学校で、学習および部活動・委員会活動・ボランティア・資格取得などの活動に積極的に取り組んだ人 3.本学が定めるアドミッションポリシーに適合し、入学後、意欲的に学修に取り組み主体的に行動することができる人
グループディスカッションのテーマ例は3本とも公開
2.当日発表となるテーマに沿って、グループディスカッション(3名〜5名)を行っていただきます。 3.グループディスカッションの内容で出願審査を行います。 グループディスカッションの主な例 ・食に対して興味がない高校生に、興味を持ってもらえるきっかけづくりや工夫を考える。 ・野菜を食べるのが苦手な人に食べてもらう工夫を考える。 ・病院食をより美味しく食べてもらうために、どんなことができるでしょうか?
3つとも「工夫を考える」「どんなことができるか」という形です。知識を問うのではなく、具体的な打ち手を出し合う討議になります。
そして3つとも相手がいます。興味のない高校生、野菜が苦手な人、病院食を食べる患者。つまり、誰に向けて何をするかを考える課題です。「栄養は大事だから」と一般論を述べるだけでは足りません。相手の事情を想像して、実際にできそうな方法を出す。ここが評価されます。
栄養学科の受験生として、日ごろから「食べない人/食べられない人にどう食べてもらうか」という視点で情報を集めておくと、そのまま材料になります。討議の進め方はグループディスカッションの対策にまとめています。
当日の時間割も公開されています。
| 審査日 | 時刻 | |
|---|---|---|
| 2026年9月5日(土) | 12:00 | 開門 |
| 12:30 | 集合 | |
| 13:00〜 | グループディスカッション | |
| 17:00 | 終了(予定) |
※各自、グループディスカッションが終了しましたら、そのままご帰宅ください。 ※欠席する場合は、出願審査の2日前までに必ず天使大学入試広報課まで連絡してください。※欠席された方に特別な措置は行いません。
欠席したら終わりです。振替はありません。
なお、出願不許可になった場合の案内もあります。
各選抜で出願資格を満たしている場合は、「学校推薦型選抜」・「一般選抜」・「大学入学共通テスト利用選抜」を受験することができます。不許可通知後、本学への受験に関して、本学職員がサポートいたしますのでご安心ください。
プレゼンテーションの設問は3本
本番(10月24日)はプレゼンテーション10分程度+面接5分程度です。話す内容は要項に書かれています。
「天使大学で学びたい理由」・「高等学校での活動内容と、それを天使大学入学後にどのように活かしていきたいか」・「天使大学で修得したことを卒業後にどのように活かしたいか」についてプレゼンテーションしていただきます。
過去(高校の活動)→ 現在(学びたい理由)→ 未来(卒業後)という時間軸で3点。10分なので、1本あたり3分ほどの配分になります。
道具の条件はこうです。
プレゼンテーションに電子機器は使えません。自身で持ち運びできるもの(例:スケッチブック等)であれば、使用することができます。
パソコンもタブレットも使えません。スケッチブックが例示されているので、手書きのフリップが想定された形です。
配布資料と原稿についても記載があります。
資料を持参して、面接員に配布することが可能です。配布する場合は、出願締切までに入試広報課までにお問い合わせください。 プレゼンテーションの発表原稿を持ち込むことは可能です。ただし、発表原稿をそのまま読んでいるだけでは評価されないことがあります。
原稿は持ち込めるが、読み上げるだけでは評価されない。ここまではっきり書く大学は多くありません。原稿は手元の保険にして、顔を上げて話す練習が要ります。
質疑応答について。
プレゼンテーション後、質疑応答(面接)を行います。質疑応答(面接)の内容は、プレゼンテーションに関することが中心です。
面接は自分が話したことの深掘りです。10分のプレゼンで触れたことは、すべて聞かれる前提で準備します。プレゼンの組み立てはプレゼン型入試の対策、話したことと面接のつなぎ方は小論文と面接のつなげ方を参照してください。
出願書類と条件
出願資格には専願の条件があります。
2.本学を第一志望とし、合格後に入学を確約する者。
出願書類は3点です。
| 書類 | 方法 |
|---|---|
| 入学願書 | web出願システムで登録(郵送不要) |
| 活動等の実績報告書 | web出願システムからダウンロードし、入力または手書きで記入した用紙を送付(添付書類も同封) |
| 調査書 | 出身高等学校長発行のもので厳封されたもの |
活動等の実績報告書は配点10%です。web出願で登録するエントリーシート・志望理由書とは別に、紙で送ります。添付書類(賞状のコピーなど)も同封できます。
入学検定料は30,000円(別途振込手数料900円)。書類は簡易書留郵便で送り、大学窓口への持参による提出はできません。選抜会場は本学です。
不合格でも、検定料が10,000円になる
「天使みらい入試(総合型選抜)」の不合格者(出願不許可者は除く)は、「学校推薦型選抜」・「一般選抜」・「大学入学共通テスト利用選抜」の出願基準を満たせば、再受験することができます(検定料が10,000円に減額されます)。ただし、出願不許可者は、正規の検定料での受験となります。
出願審査で不許可になった人は減額の対象外という点に注意が必要です。9月5日のグループディスカッションを通過し、10月24日の本番で不合格になった人だけが、検定料10,000円で再挑戦できます。
なお、学校推薦型選抜には小論文試験があります(選抜日2026年11月21日〈土〉)。総合型選抜で届かなかった場合の次の手として、書く準備も並行しておくと無駄がありません。書き方は小論文の完全ガイドにまとめています。
どこから手をつけるか
- 栄養学科志望かどうかを確認する。 看護学科に総合型選抜はありません
- 8月3日〜8月21日のエントリーに間に合わせる。 無料、評定基準なし
- エントリーシートと志望理由書を書く。 web登録で完結します
- 9月5日のグループディスカッションを本番だと思って準備する。 配点の40%です
- 「食べない人/食べられない人にどう食べてもらうか」で考える練習をする。 公開されたテーマ例はすべてこの形です
- プレゼン10分を3本立てで組む。 学びたい理由/高校の活動を入学後にどう活かすか/卒業後にどう活かすか
- スケッチブックなどのフリップを作る。 電子機器は使えません
- 原稿は持ち込めるが、読み上げない。 要項に明記されています
まとめ
- 天使大学の総合型選抜「天使みらい入試」は栄養学科のみ。募集人員45名(入学定員90名)。看護学科には総合型選抜がありません
- 配点比率はグループディスカッション40%+プレゼンテーション・面接40%+活動等の実績報告書10%+調査書10%
- グループディスカッションは出願審査(2026年9月5日)で実施され、その内容がそのまま本番の40%になります
- テーマ例3本が公開(食に興味がない高校生/野菜が苦手な人/病院食をおいしく)。いずれも具体的な工夫を考える課題です
- エントリーは無料、評定平均値の基準もありません(エントリー期間2026年8月3日〜8月21日)
- プレゼンテーションの設問3本も公開(天使大学で学びたい理由/高校での活動を入学後にどう活かすか/修得したことを卒業後にどう活かすか)。10分程度+面接5分程度
- 電子機器は使えません。スケッチブックなど自分で持ち運べるものは使えます。資料の配布も可能(出願締切までに問い合わせ)
- 発表原稿の持ち込みは可能ですが、そのまま読んでいるだけでは評価されないことがあります
- 出願資格は本学を第一志望とし、合格後に入学を確約する者。入学検定料は30,000円
- 不合格者は他の選抜を検定料10,000円で再受験できます(出願不許可者は対象外)
総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。北海道の私立大学は北海道科学大学、北海道医療大学、北海商科大学、星槎道都大学、北海道情報大学、札幌国際大学、北翔大学、北洋大学、日本赤十字北海道看護大学、北海道文教大学、育英館大学の記事にもあります。