小論文キャンパス
大学別対策

岩手大学・宮城教育大学の総合型選抜。課題論文を9月に提出する農学部と、A3用紙に1,000字を手書きする宮教大

約18分で読めます

岩手大学の総合型選抜Ⅰ・Ⅱと、宮城教育大学の総合型選抜を令和9年度(2027年度)の学生募集要項から整理しました。出願4日間という短さ、英検準2級という出願条件、事前提出の課題論文、公開されている宮教大のレポート課題までを解説します。

岩手大学の総合型選抜Ⅰは、出願期間が4日間しかありません。2026年9月1日(火)から9月4日(金)まで、しかも郵送のみで必着です。

宮城教育大学のほうは、出願時にレポートを1,000字書いて出します。そのテーマは大学のサイトで公開されています。

あなたがこれからの時代において活躍できる学校教員となるうえで、あなた自身は特にどのような資質や能力を身につけることが大切であると考えますか。そのように考える理由とあわせて、あなた自身の体験をふまえて、具体的に述べてください。(1,000字以内)

この記事は、公開されている令和9年度(2027年度)の学生募集要項の記載をもとに構造を整理したものです。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・出願要件は年度によって変わります。この記事は考え方を示すもので、要項の代わりにはなりません。 出典:岩手大学 学部入試/令和9年度教育学部総合型選抜Ⅰ学生募集要項(PDF)/令和9年度理工学部総合型選抜学生募集要項(PDF)/令和9年度農学部総合型選抜学生募集要項(PDF)/令和9年度獣医学部総合型選抜Ⅱ学生募集要項(PDF)/宮城教育大学 教育学部の情報/令和9年度総合型選抜学生募集要項(PDF)/令和9年度総合型選抜レポート(PDF)

岩手大学——ⅠとⅡで、季節が違う

総合型選抜Ⅰ 総合型選抜Ⅱ
大学入学共通テスト 課さない 課す
実施学部 教育・理工・農 理工・農・獣医
出願期間 2026年9月1日〜9月4日 学部で異なる(10月下旬〜12月上旬)
試験日 10月2日(保健体育は3日も) 11月下旬
合格発表 11月2日 2027年2月9日

総合型選抜Ⅰの出願は9月1日から4日までの4日間。しかも郵送のみで、持参は認められません。「速達書留」で郵便局の窓口から出す必要があります(ポスト投函は不可)。

夏休みが明けてから準備を始めると、まず間に合いません。8月中に書類を完成させておく前提の日程です。

総合型選抜Ⅰの募集人員

学部 学科・コース 募集人員
教育学部 中学校教育コース 音楽サブコース 2名
教育学部 中学校教育コース 美術サブコース 2名
教育学部 中学校教育コース 保健体育サブコース 4名
理工学部 地域協創ものづくりプログラム(電気電子・情報通信/機械知能航空) 5名
理工学部 地域防災・まちづくりプログラム(社会基盤・環境工学) 5名
農学部 動物科学・水産科学科 動物科学コース 5名

いずれも数名規模です。枠が小さいぶん、要件と課題が具体的に決まっています。

岩手大学 農学部——出願条件に英検準2級。課題論文は9月23日締切

動物科学コース5名。ここは条件が3つとも具体的です。

① 動物科学コースでの勉学に意欲があり、合格した場合は、入学することを確約出来る者 ② 出身学校において、「生物基礎」および「生物」を履修し、かつ「化学基礎、物理基礎」から1科目以上履修している者 ③ 実用英語技能検定(英検)準2級以上取得の者

英検準2級以上が出願条件です。合格証明書の原本またはCSEスコア証明書を出願時に提出します。高2までに取っていないと、9月4日の締切には間に合いません。

課題論文は、出願後にメールで通知される

これがこの入試の中心です。

志願票に記載された「メールアドレス」に、課題論文に関する連絡を、9月11日(金)までに行いますので、連絡メールの記載に従って、9月23日(水)まで課題論文の提出を行ってください。なお、連絡メールに記載の方法以外の提出は認められません。

つまり、課題は出願してから知らされ、約12日で書いて出すという流れです。当日書く小論文ではありません。

そして当日の口頭試問は、この課題論文が題材になります。

口頭試問の対象は、事前に提出された課題論文を中心に行います。

自分が書いたものについて、深く聞かれる。書いた根拠を全部説明できる状態で出す必要があります。生成AIに書かせた文章では、口頭試問で必ず崩れる設計です。

当日は理科の筆記試験もある

時間 内容
10:00〜11:30 教科・科目に係る個別テスト(理科:生物基礎・生物)
13:00〜 面接(口頭試問を含む)

90分の生物の試験があります。共通テストを課さない代わりに、専門科目の学力は個別に見る、という設計です。

なお農学部には総合型選抜Ⅱ(共通テストを課す)もあり、こちらは食料農学科 農学コース3名・食品健康科学コース2名などが対象で、出願は12月3日〜9日です。

岩手大学 理工学部——書類300点、当日700点

理工学部の総合型選抜Ⅰは、2段階です。

第1次選考(書類)は300点

書類 配点
調査書 100点
自己推薦書 100点
志望理由書 100点
合計 300点

第1次選考の結果は9月17日に発表され、不合格者には検定料の一部(13,000円)が返還されます。

地域防災・まちづくりプログラムの自己推薦書は、3項目の分量まで指定されています。

内容 分量
ア 防災・まちづくりに関するこれまでの活動の経験・実績、または興味・関心事項に基づく適性と意欲のアピール 800字程度・自筆
イ 社会基盤・環境工学コースの教育課程に加え、このプログラムで専門性を深めたい理由 600字程度・自筆
ウ 在学中や卒業後の社会における活動の計画・抱負 600字程度・自筆

合計2,000字をすべて自筆で書きます。パソコン入力ではありません。

第2次選考は面接とプレゼンで700点

検査 配点
面接(口頭試問を含む) 350点
プレゼンテーション 350点
合計 700点

1次と合わせて1,000点満点です。

プレゼンは発表10分、質疑応答10分。テーマがプログラムごとに違います。

プログラム プレゼンのテーマ
地域協創ものづくり 「ソフトウエアの制作、ロボット競技会への参加など、これまで主体的に取り組んだものづくりに関する発表」(例)
地域防災・まちづくり 「防災・まちづくりに関するこれまでの活動の経験・実績、または興味・関心事項と今後の計画」

口頭試問の範囲も公開されています。

プログラム 口頭試問の科目
地域協創ものづくり 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B。Aは「図形の性質」「場合の数と確率」、Bは「数列」)
地域防災・まちづくり 英語、理科(物理基礎・化学基礎の2科目)、数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B・C。Cは「ベクトル」)

地域防災・まちづくりのほうは英語も理科も数学も聞かれます。範囲が明記されているので、そこだけを詰める対策が立ちます。

岩手大学 獣医学部——「当日提示される課題」に答える面接

共同獣医学科は総合型選抜Ⅱ(共通テストを課す)で12名。一般枠10名・地域枠2名です。

地域枠は推薦状が必要

産業動物獣医師(産業動物臨床獣医師又は都道府県の公務員獣医師)の確保を目的とした修学資金給付事業を制定している機関・団体等のうち、東北地区の機関・団体等の長の推薦を受けた者(獣医師確保奨学制度受給内定者)

地域枠は、他大学の獣医学科の地域枠入試や、岩手大学の一般枠との併願が認められません。出す前に決め切る必要があります。

配点は1,150点

大学入学共通テスト 面接 合計
950点 200点 1,150点

理科は「物理」「化学」「生物」から2科目。英語はリーディング160点・リスニング40点に換算されます。

面接は11月28日12:00から。中身が2種類あります。

個人面接に加え、当日提示される課題に対して自らの考えを説明する課題個人面接を行います。

準備できない面接が1つ入っている、ということです。志望理由の暗記では対応できません。その場で示された題について、獣医学的な視点から考えを言葉にする練習が要ります。

面接の評価が著しく低い場合は、総得点にかかわらず不合格になります。

岩手大学 教育学部——実技の内容が全部書いてある

中学校教育コースの音楽2名・美術2名・保健体育4名。調査書の全体の学習成績の状況が4.0以上という要件があります。

実技の中身は要項に全部載っています。

サブコース 実技
音楽 ①聴音(12小節程度の単旋律書き取り)②コールユーブンゲン第1巻 No.1〜85から当日1曲指定③チェルニー40番程度以上のエチュードを1曲、暗譜④自由選択課題(声楽・ピアノ・管楽器・弦楽器・打楽器から1つ)
美術 卓上静物の鉛筆デッサン(四つ切り画用紙とカルトンは大学が用意)
保健体育 基礎運動能力試験6種目:助走付き30mハードル走/5-10-15m折り返し走/サッカージグザグドリブル/立ち三段跳び/ソフトボール投げ/1500m走

美術サブコースは、資料ファイル(これまでの作品や芸術活動をまとめたもの・様式任意)を持参し、面接でその説明を求められます。

音楽サブコースは出願後の曲目変更が認められません。そして試験当日の8:15〜8:35に、音楽科の練習室(ピアノあり)で事前練習ができます。希望者は開始5分前までに集合する必要があります。

志願者が募集人員の5倍を超えた場合、出願理由書・調査書・運動歴調査書による第1段階選抜が行われることがあります。

宮城教育大学——2つの枠と、1,000字のレポート

宮城教育大学の総合型選抜は、芸術体育・生活系教育専攻だけで実施します。初等教育専攻・特別支援教育専攻は学校推薦型選抜です。

コース 教科 地域定着枠 一般枠
芸術・体育系教育コース 音楽 専攻一括で8人 7人
美術 5人
保健体育 11人
生活系教育コース 技術 9人
家庭科 5人
合計 8人 37人

地域定着枠は「宮城県以外で教員になる」枠

出願要件の5番目が独特です。

5)卒業後は、宮城県以外の地域において教職に就くことを強く希望する者であること。

宮城県内の高校生でも出願できます。大学を出たあと他県で教員になりたいなら対象です。

そしてこの枠は大学入学共通テストを課しません。11月2日に第2次選考の合格発表があり、11月5日〜11日に入学手続。年内どころか11月上旬に決着します。

その代わり、入学後の負担があります。

1年次学校体験(ふるさとインターンシップ)では、宮城県を除く東北5県の公立小学校または中学校において自費(宿泊費、交通費を含む)で参加していただきます。また、4年次教育実習についても、原則として宮城県を除く東北5県の公立小学校または中学校において自費で参加していただきます。

交通費・宿泊費が自己負担であることが要項に明記されています。ここは志望前に家庭で確認しておく項目です。

一般枠は共通テストで475点の壁

一般枠37人は、第2次選考に合格したあと共通テストを受けます。

<一般枠>は、第2次選考の合格者に、大学入学共通テストを課し、大学入学共通テストの成績判明後、475点以上であれば最終合格とします。475点未満であれば不合格となります。

共通テストは950点満点。475点はちょうど50%です。第2次選考に合格しても、ここを割ると不合格になります。最終合格発表は2027年2月10日です。

地域定着枠に不合格でも、そのまま一般枠で合否判定されます(希望しないこともできます)。

総合型選抜レポートは、A3用紙に手書きの1,000字

出願書類は4点。入学志願票、総合型選抜レポート、調査書、そして音楽志願者は演奏楽譜です。

レポートの様式は大学サイトで公開されていて、注意書きが印刷されています。

  • 黒の万年筆かボールペンで手書き
  • A3用紙で提出
  • 1,000字以内

テーマは冒頭に引いたとおり、「これからの時代に活躍できる学校教員となるうえで、自分はどのような資質や能力を身につけることが大切だと考えるか」。そして条件が2つ付いています。

  1. そのように考える理由とあわせて
  2. あなた自身の体験をふまえて、具体的に

「大切なのは○○力です」で終われません。理由と体験の2つが、書かなければならない要素として明示されています。1,000字を三分割して、〈主張〉〈理由〉〈体験〉に割り当てるのが素直な設計です。

第2次選考は「10分のプレゼン+個人面接」

10月24日(土)に個人面接(プレゼンテーションを含む・30分程度)、芸術・体育系教育コースは翌25日(日)に実技検査があります。

プレゼンのテーマは1つに決まっています。

「自身の志望動機及び2つ以上の免許を取得することによるキャリアプランについて」をテーマとし、個人面接時に面接員に対して口頭でプレゼンテーションをしてください。時間は10分間とし、着席したままで実施します。

ルールが細かく決まっています。

  • ポスター、PC等の機器は使えない
  • 資料を提示したい場合は3部用意して開始時に提出(返却されない)
  • 資料はA4用紙1枚(縦横不問・両面可・カラー白黒不問)、表紙なし、文字は14ポイント以上
  • 表面に受験番号と氏名を記載
  • 提出した資料は評価の対象にはならない
  • ただし発表時に自分が参照する資料の持込みは可能

つまり、資料は点数にならない。話す内容がすべてです。10分を着席したまま、機器なしで話し切ることになります。

なぜ「2つ以上の免許」なのか

プレゼンのテーマに出てくる「2つ以上の免許」は、この専攻の卒業要件です。

本専攻は、中学校の音楽、美術、保健体育、技術、家庭のいずれかの教員免許に加え、小学校または中学校の他教科免許(国語・英語・数学のいずれか1つ)もしくは高等学校情報(生活系教育コース技術のみ・文部科学省へ申請中)を取得することを卒業要件とします。

実技系の免許1つでは卒業できません。「音楽の先生になりたい」だけでは、この専攻の設計に答えたことにならないわけです。プレゼンでは「なぜ2つ持つのか」「2つ持つ自分は現場で何ができるのか」まで話す必要があります。

配点はコースで違う

コース 個人面接(出願書類を含む) 実技 合計
芸術・体育系教育コース(音楽・美術・保健体育) 200点 100点 300点
生活系教育コース(技術・家庭科) 300点 — 300点

生活系教育コースは実技がなく、面接(+出願書類)だけで300点。つまりレポートとプレゼンが勝負の全部です。

実技の内容も公開されている

教科 内容
音楽 ⑴演奏試験(器楽または声楽・曲目自由・数分程度)⑵筆記試験40分(楽典と日本・諸外国の音楽の基礎知識)⑶平易な聴音(単旋律の書き取り)⑷弾き歌い:「翼をください」または「荒城の月」(一番のみ・暗譜不要・調は自由)
美術 四つ切り画用紙(380×540mm)に鉛筆デッサン・3時間。用紙とカルトンは大学が用意
保健体育 ⑴球技(バスケットボール・バレーボール・サッカーから1種目選択・出願後の変更不可)⑵器械運動(マット・鉄棒・跳び箱から1〜2種目)⑶陸上競技(走・跳・投から1〜3種目)⑷スポーツ歴を当日所定書式に記載

音楽の弾き歌いは曲名まで公開されています。2曲のうち1曲を選んで、原曲と違う調で弾いてもかまいません。

陸上競技ではスパイク(ピンやプレートの付いた靴)が使えません。サッカーを選ぶ場合もスパイクはゴムの固定式のみ(取替式や金属は不可)です。

2校を比べる

岩手大学(総合型Ⅰ) 宮城教育大学
出願 9月1日〜4日(4日間) 9月4日〜10日
事前に書くもの 自己推薦書・志望理由書・出願理由書、農学部は課題論文(9月23日締切) 総合型選抜レポート1,000字(A3・手書き)
当日 学部で異なる(実技/プレゼン/理科の筆記) 10分プレゼン+面接(+実技)
共通テスト Ⅰは課さない 地域定着枠は課さない/一般枠は475点の壁
年内決着 Ⅰは11月2日 地域定着枠は11月2日

どちらも「9月上旬に出す書類」が入試の重心にあります。当日の試験より前に、勝負の半分が終わっている構造です。

どこから手をつけるか

1. 8月中に書類を書き終える

岩手大学の総合型選抜Ⅰは9月1日〜4日、宮城教育大学は9月4日〜10日。どちらも9月に入ってからでは遅い日程です。

しかも岩手大学は郵送のみ・郵便局窓口からの速達書留。宮城教育大学も9月10日午後5時必着です。

2. 「手書き」の分量を見積もる

  • 岩手大 理工(地域防災・まちづくり):自筆2,000字
  • 宮城教育大:A3用紙に手書き1,000字

どちらも清書に時間がかかります。下書きを完成させてから清書に1日とみて逆算してください。

3. 話す準備を、書く準備と同じだけする

  • 岩手大 理工:発表10分+質疑10分
  • 岩手大 獣医:当日提示される課題への回答
  • 宮城教育大:着席したまま資料なしで10分

宮城教育大は資料が評価対象外なので、話の中身しか点になりません。「志望動機」と「2つ以上の免許を取るキャリアプラン」の2本立てで、10分の構成をあらかじめ作っておく必要があります。

まとめ

  • 岩手大学の総合型選抜Ⅰは出願が9月1日〜4日の4日間。郵送のみ、郵便局窓口からの速達書留
  • 農学部 動物科学コースは英検準2級以上が出願条件
  • 農学部の課題論文は出願後にメールで通知され、9月23日締切。当日の口頭試問はその論文が中心
  • 農学部の当日は生物基礎・生物の筆記90分もある
  • 理工学部は書類300点+面接350点+プレゼン350点=1,000点。地域防災・まちづくりは自筆2,000字の自己推薦書
  • 理工の口頭試問は科目と出題範囲が要項で公開されている
  • 獣医学部は当日提示される課題に答える「課題個人面接」がある。地域枠は併願不可
  • 教育学部は実技の中身が全部公開。音楽はコールユーブンゲンとチェルニー40番、保健体育は6種目
  • 宮城教育大学は芸術体育・生活系教育専攻のみで実施。地域定着枠8人・一般枠37人
  • 地域定着枠は宮城県以外で教員になる枠。共通テストなしで11月2日に決着するが、実習は自費で東北5県
  • 一般枠は共通テスト950点中475点未満で不合格
  • 総合型選抜レポートは1,000字・A3・手書き。テーマは公開されていて、「理由」と「自身の体験」が必須要素
  • プレゼンは10分・着席・機器なし。資料はA4 1枚まで出せるが評価の対象にならない

同じ東北では東北大学のAO入試、弘前大学、秋田大学、山形大学、福島大学も扱っています。教育学部志望なら北海道教育大学と東京学芸大学、獣医学部志望なら獣医学部の総合型選抜、芸術・体育系なら武蔵野美術・多摩美術・日本体育も合わせて読んでください。志望校の傾向を自分で読み解く手順は大学別対策の作り方、総合型選抜全体の位置づけは総合型選抜の完全ガイドにまとめています。

Related

関連記事

← 「大学別対策」の記事一覧へ