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宮城教育大学の総合型選抜。芸術体育・生活系教育専攻の45名はすべて総合型で、一般枠は共通テスト475点に届かないと不合格

約28分で読めます

宮城教育大学の2027年度総合型選抜を要項から整理しました。実施するのは芸術体育・生活系教育専攻(音楽・美術・保健体育・技術・家庭科)だけで、専攻の45名はすべて総合型選抜です。地域定着枠8名は共通テストなし、一般枠37名は第2次選考に合格したあと共通テスト475点以上で最終合格です。1,000字のレポート、10分のプレゼンテーション、実技、配点、過去の結果、2028年度の変更予告までまとめました。

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宮城教育大学(国立・宮城県仙台市)の総合型選抜は、★芸術体育・生活系教育専攻だけで実施されます。音楽・美術・保健体育・技術・家庭科の5教科です。

★この専攻の募集人員45名は、すべて総合型選抜です。一般選抜でも学校推薦型選抜でも募集していません。

★地域定着枠 ★一般枠
★募集人員 ★8名(専攻一括) ★37名(音楽7・美術5・保健体育11・技術9・家庭科5は予定数)
★共通テスト ★課さない ★課す。950点中475点以上で最終合格
★卒業後 ★宮城県以外の地域で教職に就くことを強く希望する人 条件なし
★出すもの 総合型選抜レポート(A3・手書き・1,000字以内)と調査書 同じ
★試験 個人面接(10分のプレゼンテーションを含む)と実技 ★同じ試験を同じ日に受ける
★最終合格 ★2026年11月2日 ★2027年2月10日

★2027年度入試の出願は、2026年9月10日に締め切られています。第2次選考は10月24日(土)・25日(日)です。この記事は、これから第2次選考と共通テストに向かう人と、★来年(2028年度入試)に受ける人の両方に向けて書いています。来年は、地域定着枠の中身が大きく変わる予告が出ています。

必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は★令和9年度 総合型選抜学生募集要項(20ページ)、★総合型選抜レポートの所定用紙、★令和9年度 入学者選抜要項(14ページ)、★学校推薦型選抜学生募集要項、★令和6〜8年度の総合型選抜第2次選考実技試験(音楽・美術・保健体育)、★令和8年度・令和6年度の入学者選抜試験実施状況、★2026年5月の入試説明会の資料、★令和10年度入学者選抜についての予告、★大学のよくある質問を確認して書いています。 出典:教育学部の情報、入試日程、入試に関する予告、よくある質問、学生の入学定員及び入学者について、学費。2026年10月13日に確認しました。

専攻ごとに、使える入口が決まっている

学部は教育学部の1つ、課程は学校教育教員養成課程の1つで、その下に4つの専攻があります。

専攻 総合型選抜 学校推薦型選抜 一般選抜
初等教育専攻 実施しない 実施する 前期・後期
中等教育専攻(国語・社会・英語・数学・理科) 実施しない 実施しない 前期だけ
★芸術体育・生活系教育専攻 ★実施する(45名) ★実施しない ★実施しない
特別支援教育専攻 実施しない 実施する 前期だけ

★音楽・美術・保健体育・技術・家庭科の教員を目指してこの大学に入る道は、総合型選抜しかありません。

総合型選抜を実施するコースと教科は、次のとおりです。

コース 教科 実技検査
★芸術・体育系教育コース 音楽・美術・保健体育 ★ある
★生活系教育コース 技術・家庭科 ★ない

卒業するには、免許が2つ要る

この専攻には、卒業の条件があります(要項の原文)。

本専攻は、中学校の音楽、美術、保健体育、技術、家庭のいずれかの教員免許に加え、★小学校または中学校の他教科免許(国語・英語・数学のいずれか1つ)もしくは高等学校情報(当免許は生活系教育コース技術のみ(現在文部科学省へ申請中))を取得することを卒業要件とします。

★自分の教科の免許だけでは卒業できません。小学校の免許か、中学校の国語・英語・数学のどれかの免許を、あわせて取ります。★プレゼンテーションのテーマにも、この「2つ以上の免許」が入っています。

2つの枠:地域定着枠と一般枠

★募集人員(総合型選抜学生募集要項の表)

コース 教科 ★地域定着枠 ★一般枠
芸術・体育系教育コース 音楽 8(5教科で1つの枠) (7)
美術 (5)
保健体育 (11)
生活系教育コース 技術 (9)
家庭科 (5)
★合計(要項の印字) ★8 ★37
  • ★一般枠の教科ごとの数字は、カッコ付きの「配属数(予定)」です。確定した募集人員として印字されているのは、8と37です
  • ★地域定着枠の8名は、教科ごとに分かれていません。大学のよくある質問は「教科に関係なく、地域定着枠受験者の上位8名を合格とする予定です。」と答えています
  • 総合型選抜全体の「45名」は、入学者選抜要項に印字されています
  • ★追加合格と欠員の補充は、総合型選抜では行われません

出願資格と出願要件

★出願資格は、高校か中等教育学校を2027年3月に卒業見込みの人、または卒業した人です(指定された在外教育施設も含みます)。

★出願要件(要項の原文)

<地域定着枠> 1)教員になろうとする強い意志を持つ者であること。 2)高等学校等調査書の全体の学習成績の状況(全体の評定平均値)が ★3.5 以上であること。 3)本学入学後、意欲的に研鑽に努め得る者であること。 4)★合格した場合は、本学への入学が確約できる者であること。 5)★卒業後は、宮城県以外の地域において教職に就くことを強く希望する者であること。

★一般枠は、1)〜4)が同じで、5)だけが違います。

5)★令和9年度大学入学共通テストの本学指定教科・科目を受験する者であること。

項目 内容
★評定 ★3.5以上(両方の枠に共通)
★既卒 ★出願できる(卒業した年の制限は書かれていない)
★高卒認定 出願資格に挙げられていない
★推薦書 ★要らない(自分で出願する)
★専願か 「専願」の語はない。合格したら入学を確約できることが要件
英語の資格・事前のイベント参加 条件になっていない

地域定着枠の「宮城県以外」は、卒業後の希望のこと

★この枠の「地域」は、いま住んでいる場所や高校の場所ではありません。卒業後にどこで教員になりたいか、です。

<地域定着枠>出願要件5)については、★宮城県内の高等学校等に在学中または卒業した場合でも、本学を卒業した後、他の都道府県で教職に就くことを強く希望する場合は対象となります。

確かめた点 要項の記載
★対象の地域 「宮城県以外の地域」。県の名前は並べられていない
★高校の場所・住所 ★条件になっていない
★証明する書類 ない(レポートの用紙に、枠を選ぶチェック欄がある)
★求められているもの ★「強く希望する」こと
★勤務の義務・誓約書・修学資金 ★どれも要項に書かれていない

★大学が作った理由は、要項にこう書かれています。

地域定着枠は、★実技系の教員養成課程を廃止した地域でそれらの教科に関わる教員を養成し、地域間の教育格差を極力解消することに貢献するために創設した募集枠です。

★「希望」と書かれていても、軽い条件ではありません。要項は「宮城県以外の地域において教職に就くことを強く希望できる場合にのみ志願してください。」と書いています。高校の先生に向けた入試説明会の資料には、入学したあとに宮城県内での就職を希望している学生がいる、出願要件をもう一度確かめてほしい、という注意が載っています。

入学したあとに求められること

地域定着枠合格者は、入学後に一般枠入学者のカリキュラムに加え、★地域課題に関連した授業(4科目)を履修していただきます。そのうち、「地域フィールドワーク研究(東北編)」内で実施される、「1年次学校体験(ふるさとインターンシップ)」では、★宮城県を除く東北5県の公立小学校または中学校において自費(宿泊費、交通費を含む)で参加していただきます。また、★4年次教育実習についても、原則として宮城県を除く東北5県の公立小学校または中学校において自費(宿泊費、交通費を含む)で参加していただきます。

  • ★出願要件は「宮城県以外の地域」ですが、★学校体験と教育実習の場所は「宮城県を除く東北5県」です。2つは範囲が違います
  • ★宿泊費と交通費は自分で払います
  • 合格したあと、入学前の教育もあります

★採用で有利になるわけではありません。大学のよくある質問は、地域定着枠で卒業した学生が優先的に採用される保証は確定していない、と答えています。

選考の流れ

段階 地域定着枠 一般枠
★第1次選考(書類) 志願者が多い場合だけ実施 同じ
★第2次選考 個人面接と実技。★合格すれば最終合格 個人面接と実技。合格しても、まだ最終合格ではない
★共通テスト 課さない ★475点以上で最終合格、475点未満は不合格

★地域定着枠で不合格になった人は、そのまま一般枠で合否を判定されます(希望しないこともできます)。試験は1回で、受け直す必要はありません。

第1次選考は、4年続けて行われていない

志願倍率が、各教科の地域定着枠と一般枠を合わせて★一般枠募集人員の4倍程度を超えた場合、地域定着枠の全教科及び該当する教科の一般枠において、出願書類による第1次選考を実施します。

★大学は2026年9月30日に、2027年度入試では第1次選考を行わないと知らせています。2024年度入試から数えて、★4年続けて実施されていません。

出願した人は全員、第2次選考(10月24日・25日)を受けます。

配点:コースで違う

★第2次選考の配点(要項の原文)

コース 配点
★芸術・体育系教育コース(音楽・美術・保健体育) ★個人面接(出願書類を含む)200 点、実技100 点
★生活系教育コース(技術・家庭科) ★個人面接(出願書類を含む)300 点
  • ★要項に合計(満点)の記載はありません。項目ごとの点数が書かれているだけです
  • ★総合型選抜レポートと調査書に、独立した配点はありません。「個人面接(出願書類を含む)」のなかで評価されます
  • ★プレゼンテーションにも、独立した配点はありません。個人面接の一部です
  • ★地域定着枠と一般枠で、試験も配点も同じです
  • 実技100点のなかの内訳(音楽の演奏・筆記・聴音・弾き歌いが何点ずつか、など)は書かれていません

要項には、次の一文もあります。

総合得点が著しく低い者については、★合格者数が募集人員に満たない場合でも、不合格とすることがあります。

総合型選抜レポート:A3用紙に、手書きで1,000字以内

出願のときに出す、★本人が文章を書くただ1つの書類です。志望理由書や活動報告書はありません。

★設問(所定用紙の印字)

あなたがこれからの時代において活躍できる学校教員となるうえで、★あなた自身は特にどのような資質や能力を身につけることが大切であると考えますか。そのように考える★理由とあわせて、★あなた自身の体験をふまえて、具体的に述べてください。 (1,000字以内)

項目 内容
★用紙 ★A3・横向き・1枚。大学のサイトから所定用紙をダウンロードして印刷する
★書き方 ★黒の万年筆かボールペンで手書き
★字数 ★1,000字以内(用紙は原稿用紙のマス目)
★設問 5教科・2つの枠で共通
★そのほかの記入欄 枠(地域定着枠・一般枠)、志願するコースと教科、氏名、出身学校名など

★設問文は、要項の冊子には載っていません。所定用紙にだけ印字されています。

★答えることは3つです。

問われていること 書くこと
★どんな資質や能力が大切か 1つか2つに絞る。「特に」と書かれているので、並べない
★そう考える理由 これからの学校や子どもの状況と結びつける
★自分の体験 その資質や能力が大切だと気づいた場面を、具体的に書く

★問われているのは「教員一般」ではなく「あなた自身」です。自分が音楽や保健体育や技術の教員になるうえで何を身につけたいのかを、自分の体験から書いてください。

★このレポートは、個人面接の点数のなかで評価されます。プレゼンテーションで話す志望動機と食い違わないようにしてください。

消えない筆記用具で手書きするので、書き直しがききません。下書きを別の紙で仕上げ、字数を数えてから清書します。

書類と面接をそろえる考え方は面接で聞かれることは、あなたの書類に全部書いてある、教育学部の小論文は教育学部の小論文にまとめています。

個人面接:10分のプレゼンテーションから始まる

第2次選考の1日目(10月24日)は、★個人面接(プレゼンテーションを含む・30分程度)です。5教科すべてが受けます。

★プレゼンテーションのテーマ(要項の原文)

★「自身の志望動機及び2つ以上の免許を取得することによるキャリアプランについて」をテーマとし、個人面接時に面接員に対して口頭でプレゼンテーションをしてください。

項目 内容
★時間 ★10分
★形 ★着席したまま、口頭で
★使えないもの ★ポスター、PCなどの機器
★面接員に出す資料 出したい場合だけ。★A4用紙1枚(両面可・縦横は自由・カラーでも白黒でもよい)、表紙なし、文字は14ポイント以上、表面に受験番号と氏名。★3部用意して開始時に出す。返却されない
★出した資料の扱い ★評価の対象にならない
★自分が見る資料 ★持ち込める(面接員に出す資料とは別)

★テーマは前の年と同じ文言です。大学の入試説明会の資料によると、2026年度入試では、★プレゼンテーション10分のあと、続けて個人面接が20分行われ、★面接員3人に受験生1人でした。

10分で話す2つのこと

テーマの部分 話すこと
★志望動機 なぜ教員か。なぜその教科か。なぜ宮城教育大学か
★2つ以上の免許を取ることによるキャリアプラン 自分の教科の免許に加えて、★小学校、または中学校の国語・英語・数学のどれを取るのか。2つの免許を持つことで、どんな教員になり、どこで働きたいのか

★2つめが、この大学に固有の問いです。「なぜもう1つの免許を取るのか」を、卒業の条件だからではなく、自分の将来から説明してください。

  • 大学はよくある質問で、もう1つの教科が国語・英語・数学である理由を、各県の教員採用の実情や教育委員会などからの要望をもとに検討した結果だと説明しています
  • ★地域定着枠の人は、「どの地域で」教員になりたいのかを、ここで話すことになります。その地域の学校の状況を調べておいてください

★10分は長い時間です。原稿を読み上げると、面接員の顔を見られません。話す順番だけを書いたメモを手元に置き、時間を計って何度も話してください。A4の資料は評価の対象になりませんが、話の流れを面接員に伝える助けになります。

プレゼンテーションの組み立てはプレゼン型入試、面接の準備は面接の頻出質問にまとめています。

実技検査(芸術・体育系教育コース)

2日目(10月25日)は、音楽・美術・保健体育の★実技検査(100点)です。技術と家庭科にはありません。

教科 中身(要項) 持っていくもの
★音楽 ⑴演奏試験(器楽か声楽。曲は自由・1人数分程度)⑵筆記試験(楽典と、日本と諸外国の音楽の基礎知識・★40分)⑶平易な聴音(単旋律)⑷弾き歌い ピアノ以外の楽器を使う人は楽器。弾き歌いの楽譜
★美術 ★鉛筆デッサン(3時間)。四つ切り画用紙(380×540mm) 鉛筆などデッサン用具一式(用紙とカルトンは大学が用意)
★保健体育 ⑴球技(バスケットボール・バレーボール・サッカーから1種目)⑵器械運動(マット運動・鉄棒運動・跳び箱運動のうち1〜2種目)⑶陸上競技(走・跳・投のうち1〜3種目)⑷スポーツ歴の記載 運動用ウェア、屋内用と屋外用のシューズ

★音楽の弾き歌いは、2027年度は「翼をください」か「荒城の月」のどちらか(一番のみ)を選びます。暗譜は要らず、調も自由です。演奏試験の伴奏者は、大学が用意します。

★保健体育は、球技の種目を出願のときに選び、あとから変えられません。陸上競技では、陸上競技用のスパイクは使えません。

過去問が3年分公開されている

★大学のサイトに、2024〜2026年度入試の実技試験の問題が載っています。

教科 公開されているもの 3年分から分かること
★音楽 筆記試験と聴音の問題。★解答が記入された解答用紙も公開 筆記は実技の日の9:00〜9:40。楽譜を見て拍子・調・音程・和音を答える問い、★移調して書く問い、音楽用語の読みと意味、調と音階、★日本の音楽を含む音楽史の問い。聴音は単旋律・12小節・4分の4拍子
★美術 出題文、配られたモチーフ、採点・評価の基準 9:00〜12:00。★配られた複数のモチーフを自分で卓上に配置して描く。2025・2026年度入試は「構成デッサン」という題で、モチーフの加工は原則できない
★保健体育 種目ごとの課題と、ねらい・評価の観点 ★3年続けて、器械運動はマット運動、陸上競技はハードル走。球技は個人の技能のあとにゲーム形式

★美術の採点・評価の基準は、問題に印字されています。

観察力、描写力、構成力等の基本的造形能力について各採点者が総合的に評価し、平均点を算出し受験生の評価とする。

★保健体育は、要項に「マット運動・鉄棒運動・跳び箱運動のうち1〜2種目」と書かれていて、どの種目になるかは決まっていません。3年続けてマット運動とハードル走でしたが、次も同じとは書かれていません。過去問で演技の組み立てを確かめたうえで、ほかの種目にも備えてください。

★音楽の筆記は、楽典だけではありません。日本の伝統音楽や音楽史の問いが、3年とも出ています。

一般枠の共通テスト:475点が最終合格の条件

★一般枠は、第2次選考に合格したあと、共通テストを受けます。

<一般枠>は、第2次選考の合格者に、大学入学共通テストを課し、大学入学共通テストの成績判明後、★475点以上であれば最終合格とします。★475 点未満であれば不合格となります。

★共通テストの点は、面接や実技の点に足されません。475点を超えたかどうかだけが見られます。

★科目と配点(5教科共通。文系型・理系型のどちらかを満たす)

教科 文系型 理系型
国語 200 200
地理歴史・公民 ★地理歴史から1科目100+公民から1科目100 地理歴史・公民から1科目100
数学 『数学Ⅰ,数学A』100+『数学Ⅱ,数学B,数学C』100 同じ
理科 1科目100(基礎科目は2つで1科目) ★2科目200
外国語 200 200
情報 『情報Ⅰ』50 50
★合計(要項の印字) ★950 ★950
  • ★両方の型を満たす場合は、点の高いほうが使われます
  • ★『地理総合/歴史総合/公共』は、指定科目に入っていません
  • 英語は、リーディングとリスニングの比率が1:1です
  • ★2027年度の共通テストの成績だけが使われます
  • 475点は、合計950の半分にあたります(要項に割合は書かれていません)

第2次選考に合格しても、半分近くが共通テストで不合格になっている

年度 第2次選考の合格者(一般枠) ★最終合格者
★2026年度入試 51人 ★24人
★2024年度入試 42人 ★24人

(大学の入学者選抜試験実施状況。第2次選考の合格者には、地域定着枠で不合格になり一般枠で判定された人を含みます)

大学の入試説明会の資料は、2026年度入試について、★475点未満で不合格になった人を27名と書いています。

★救済はありません。大学のよくある質問は、こう答えています。

定員に満たなくなった場合でも★475点という基準に基づき、不合格となります。また、原則として、二次募集も行わない予定です。

★この専攻は、一般選抜で募集していません。475点に届かなかった場合、同じ専攻に入り直す道は、その年にはありません。

★11月2日に第2次選考の合格が出ても、まだ終わっていません。一般枠の人は、合格発表のあとの2か月半を、共通テストの勉強に使ってください。

地域定着枠の人も、共通テストに出願しておく

★地域定着枠で不合格になった人が一般枠で判定されるには、一般枠の出願要件(共通テストの受験)を満たしている必要があります。

大学のよくある質問は、一般枠での受験も含めて考える場合は共通テストにも出願するように、と答えています。★共通テストへの出願は、大学への出願とは別の手続きです。

2026年度入試では、地域定着枠に50人が志願して合格は8人でした。大学の資料によると、不合格になった人のうち37人が一般枠で判定されています。

併願と辞退

論点 要項の記載
★総合型選抜の2つの枠 地域定着枠で不合格なら、一般枠で判定される(希望しないこともできる)
★国公立大学の一般選抜 不合格に備えて、★前期日程から1つ、後期日程から1つまで出願できる
★ほかの大学の総合型選抜・学校推薦型選抜 総合型選抜学生募集要項に記載なし。ただし、合格したら入学を確約できることが要件
★入学手続をしなかった場合 合格者の権利を失う。★この大学とほかの国公立大学の一般選抜を受けても、入学の許可は得られない
★辞退 特別な事情がある場合に、★2027年2月15日までに入学辞退願を出し、許可を得る

★この大学の学校推薦型選抜との関係は、要項にこう書かれています。

本学の総合型選抜に出願し、★地域定着枠合格者または一般枠第2次選考に合格した者が、本学の学校推薦型選抜に出願した場合、総合型選抜の出願を辞退したものとみなします。

学校推薦型選抜は、初等教育専攻と特別支援教育専攻の募集です(評定4.0以上・学校長の推薦・原則として現役)。★大学のよくある質問は、この点を「総合型選抜の志願者が」と書いていて、要項の「合格した者が」と書き方が違います。両方に出すことを考えている人は、大学に確かめてください。

結果

★2026年度入試(大学の入学者選抜試験実施状況)

教科 地域定着枠の志願者 地域定着枠の合格者 一般枠の予定数 一般枠の志願者 一般枠の最終合格者
音楽 10 1 7 12 8
美術 7 3 5 2 2
保健体育 26 3 11 20 8
技術 1 1 9 6 2
家庭科 6 0 5 8 4
★計(印字) ★50 ★8 37 48 ★24
  • ★地域定着枠の志願倍率は6.3倍でした(大学の印字)。2024年度入試は34人で4.3倍です
  • ★一般枠の最終合格者は24人で、募集の37名に届いていません。専攻全体の入学手続者は32人(募集45名)でした
  • 2024年度入試も、最終合格者24人・入学手続者32人です

★2027年度入試の志願状況(大学が公表した確定の数字)

募集人員 志願者
★地域定着枠 8 ★38(音楽10・美術4・保健体育13・技術1・家庭科10)
一般枠・音楽 (7) 6
一般枠・美術 (5) 0
★一般枠・保健体育 (11) ★24
一般枠・技術 (9) 4
一般枠・家庭科 (5) 4

★一般枠は、保健体育を除いて、志願者が予定数より少ない状況です(ここに、地域定着枠で不合格になった人が加わります)。それでも、面接と実技の点が著しく低ければ不合格になりますし、★最後は共通テストの475点です。

★合格最低点は公表されていません。

お金

項目 金額
★入学検定料 ★17,000円(ほかに支払手数料)
★入学料 ★282,000円
★授業料(年額) ★535,800円
成績開示の手数料(希望する人だけ) 800円

入学料と授業料は予定額です。★県内・県外による違いや、枠による違いはありません。

★地域定着枠の人は、1年次の学校体験と4年次の教育実習の宿泊費・交通費を自分で払います。金額の目安は要項に書かれていません。

★地域定着枠に、修学資金や授業料の減免は付いていません。

入学後は、大学が指定する要件を満たしたパソコンを自分で用意します。

成績の開示は、出願のときに申し込む

項目 内容
★対象 ★一般枠だけ(地域定着枠の判定は対象外)
★申込み ★インターネット出願のときに「希望する」を選び、800円を払う。あとからは申し込めない
★内容 第2次選考の総合得点を、★10点刻みで
★時期 5月中旬ごろ

生成AIについては何も書かれていない

★総合型選抜学生募集要項、レポートの所定用紙、入学者選抜要項、大学のよくある質問に、生成AIについての記述はありません。

要項は、レポートを「志願者本人が作成したもの」と書いています。手書きで出し、個人面接のなかで評価されます。★自分の体験から書いたものでなければ、面接で答えられません。

日程(2027年度入試)

項目 地域定着枠 一般枠
配慮が必要な人の事前相談 2026年8月28日まで(終了) 同じ
出願(書類の郵送) 9月4日〜9月10日 午後5時 必着(終了) 同じ
第1次選考 ★実施しない(9月30日に告知) 同じ
★個人面接 ★10月24日(土) 同じ
★実技検査(音楽・美術・保健体育) ★10月25日(日) 同じ
★第2次選考の合格発表 ★11月2日(月)午後5時=最終合格 11月2日(月)午後5時
★入学手続 ★11月5日〜11日 郵送必着 —
★共通テスト — ★2027年1月16日・17日
★最終合格発表 — ★2027年2月10日(水)午後5時
★入学手続 — 2月10日〜17日 郵送必着
  • 集合時刻や試験室は、要項に書かれていません。大学から届く通知で確かめてください
  • ★追試験は行われません。要項は、感染症などで受けられなかった場合も追試験は行わないと書いています
  • 合格発表は、大学が指定するサイトに掲載されます

★出願の時期は、年によって動いています。前の年は9月9日〜12日の4日間でした。2027年度入試は9月4日〜10日です。

2028年度入試は、地域定着枠が大きく変わる

大学は2025年12月4日に、★2028年度入試(2027年に実施)からの変更を予告しています。予告には、内容を変更する場合があると書かれています。

項目 ★2027年度入試(いま) ★2028年度入試(予告)
★枠の名前 地域定着枠 ★地域枠(県を指定)
★対象の地域 宮城県以外の地域 ★宮城・福島・山形のどれか(教科ごとに決まる)
★出願要件 宮城県以外の地域で教職に就くことを強く希望する ★その県に通学・居住実績または相当の理由があり、その県で教職に就くことを強く希望し、誓約できる
★既卒 出願できる ★地域枠は卒業見込みの人だけ(一般枠は変更なし)
★募集人員 地域定着枠8(専攻一括)、一般枠37 ★教科ごと・区分ごとに決める(合計45は同じ)
★第1次選考 一般枠募集人員の4倍程度を超えた場合 地域枠と一般枠を合わせた募集人員の3倍程度を超えた場合に、実施する場合がある

★予告されている募集人員

教科 地域枠 一般枠
音楽 福島 2 7
美術 福島 2 4
★保健体育 ★なし ★12
技術 宮城 2、福島・山形 4 3
家庭科 宮城 2、福島・山形 4 3
  • ★保健体育は地域枠がなくなり、一般枠だけになります。保健体育は全員が共通テストの475点を求められる形です
  • ★技術と家庭科は、地域枠(宮城2名、福島・山形4名)のほうが、一般枠(3名)より多くなります
  • ★「宮城県以外」だった枠に、宮城の区分ができます
  • ★「誓約」が加わります。通学・居住実績の基準や、誓約の書式は、予告には書かれていません
  • 保健体育の実技は、球技の種目を変えるか減らす可能性があると予告されています
  • 共通テストの基準(475点)、レポート、プレゼンテーション、配点については、変更の記載がありません

★来年受ける人は、2027年の夏に出る要項を必ず確かめてください。この記事の地域定着枠の説明は、2027年度入試のものです。

準備の順番

★2027年度入試の第2次選考を、これから受ける人

時期 やること
★いますぐ ★プレゼンテーションを10分で話す練習。出したレポートを読み返し、話す中身とそろえる。資料を出すならA4・1枚・3部
★10月24日まで 実技の過去問3年分を確かめる(音楽の筆記は時間を計って解く。保健体育はマット運動とハードル走、選んだ球技)
★10月24日・25日 個人面接、実技検査
★11月2日 第2次選考の合格発表
★11月〜1月(一般枠) ★共通テストの勉強。475点に届かなければ不合格
★2027年2月10日 一般枠の最終合格発表

★2028年度入試を受ける人

時期 やること
★高校2年のうち 評定3.5以上を保つ。実技の練習を続ける。共通テストの科目(情報Ⅰを含む)を確かめる
★高校3年の春 予告を読み、★自分の教科に地域枠があるか、どの県かを確かめる。過去問3年分を見る
★夏 ★新しい要項と、レポートの所定用紙を確かめる。地域枠の「通学・居住実績」「誓約」の中身を読む。共通テストに出願する
★8月下旬〜9月 レポートを清書し、出願する(出願の時期は年によって動く)
★10月 プレゼンテーションの練習、面接、実技
★11月〜1月 一般枠の人は共通テスト

まとめ

  • ★宮城教育大学の総合型選抜は、芸術体育・生活系教育専攻(音楽・美術・保健体育・技術・家庭科)だけで実施されます。この専攻の45名は、すべて総合型選抜です
  • ★地域定着枠は8名(専攻一括)、一般枠は37名です。一般枠の教科ごとの人数は予定数です
  • ★評定は3.5以上で、既卒の人も出願できます。推薦書は要りません
  • ★地域定着枠は、卒業後に宮城県以外の地域で教職に就くことを強く希望する人の枠です。高校の場所は関係ありません。義務や誓約は2027年度の要項にありません
  • ★地域定着枠は共通テストがなく、11月2日が最終合格です。入学後、宮城県を除く東北5県での学校体験と教育実習に、自費で参加します
  • ★一般枠は、第2次選考に合格したあと、共通テスト950点中475点以上で最終合格です。2026年度入試では、第2次選考の合格者51人のうち最終合格は24人でした
  • ★配点は、芸術・体育系教育コースが個人面接200点と実技100点、生活系教育コースが個人面接300点です。合計の記載はありません
  • ★総合型選抜レポートは、A3用紙に手書きで1,000字以内です。独立した配点はなく、個人面接のなかで評価されます
  • ★個人面接は、10分のプレゼンテーションから始まります。テーマは志望動機と、2つ以上の免許を取ることによるキャリアプランです。機器は使えません
  • ★実技の過去問は3年分が公開されています。保健体育は3年続けてマット運動とハードル走でした
  • ★第1次選考(書類)は4年続けて行われていません
  • ★2028年度入試から、地域定着枠は県を指定した「地域枠」に変わる予告が出ています。保健体育は一般枠だけになります

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、要項の読み方は募集要項の読み方にまとめています。同じ東北の国立大学は岩手大学の総合型選抜、山形大学の総合型選抜、福島大学の総合型選抜、東北大学のAO入試、同じ宮城県の公立大学は宮城大学の総合型選抜を見てください。

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