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東京音楽大学の総合型選抜。配点が公開されていて、実技のない専攻は論文100点+口述100点の200点満点

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東京音楽大学の2027年度総合型選抜を入学者選抜要項から整理しました。音大では珍しく配点が公開されていて、ミュージックビジネス・テクノロジー専攻は論文100点+口述試問100点の200点満点です。論文課題は90分1200〜1600字で、2026年度の設問文と出題意図が模範解答つきで公開されています。2027年度は器楽優秀者総合型選抜が廃止され、募集人員が110名から140名に増えました。

東京音楽大学の総合型選抜は、音大では珍しく★配点が公開されています。

試験科目 配点
★英語課題(事前提出)/専攻別実技試験/論文課題/面接・口述試問 ★各100点
★面接 ★ABC(3段階)
コールユーブンゲン/新曲視唱/聴音(和音・旋律)/聴音(四声体和声・旋律)/楽典 ★各50点
創作 ★ABC(3段階)

★「面接」と「面接・口述試問」は別の列で、評価方法も違います。声楽・器楽の「面接」は★ABC3段階、音楽文化教育・ミュージック・リベラルアーツ・吹奏楽アカデミー・ミュージックビジネス・テクノロジーの「面接・口述試問」は★100点満点です。

つまり満点が専攻ごとに計算できます。

専攻 内訳 満点
★ミュージックビジネス・テクノロジー ★論文課題100+口述試問100 ★200点(実技なし)
★音楽文化教育 ★英語課題100+実技100+論文課題100+口述試問100 ★400点

必ず最新の入学者選抜要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は2027年度 総合型選抜 入学者選抜要項(全46ページ、2026年7月14日更新)によります。 出典:東京音楽大学 入試案内(学部)。2026年10月5日に確認しました。

★要項の表紙の最上部に赤枠で訂正が1件示されています。「7月14日:p.13「9.入学手続」を更新しました。」というもので、該当箇所は赤字で「合格者には、★出願時に登録した住所に入学手続書類を郵送します」と書かれています(登録した住所以外への郵送を希望する場合は合格発表期間前に入試課へ連絡)。★訂正はこの1点だけです。

★総合型選抜は専願制です(要項の表紙に「[専願制]」と明記)。

区分は4つ。専攻によって受けられる日程が違う

総合型選抜の募集要項は★1冊にまとまっていて、その中に4つの試験区分があります。

試験区分 入学時期 リーフレットでの呼び方
★日程① 春学期入学 総合型①
★日程② 春学期入学 総合型②
★A日程 ★秋学期入学 総合型・外国人 秋入学①
★B日程 ★秋学期入学 総合型・外国人 秋入学②

★要項は「A日程・B日程」、リーフレットは「秋入学①・②」と呼び方が違います。同じものです。★秋学期入学はミュージック・リベラルアーツ専攻だけです。

★専攻によって実施される日程がまったく違います。

専攻 日程①(春) 日程②(春) A・B日程(秋)
声楽専攻 ○ − −
器楽専攻(ピアノ、ピアノ演奏家コース、ピアノ・創作コース) ○ ○ −
器楽専攻(弦・管・打楽器) ○ − −
作曲指揮専攻 ○ − −
音楽文化教育専攻 ○ − −
ミュージック・リベラルアーツ専攻 ○ ○(★ピアノ、ピアノ演奏家コースのみ) ★○
★吹奏楽アカデミー専攻 ★− ★○ −
ミュージックビジネス・テクノロジー専攻 ○ ○ −

★吹奏楽アカデミー専攻は日程②(11月)だけです。★声楽・弦管打・作曲指揮・音楽文化教育は日程①(10月)だけなので、1回しかチャンスがありません。

★複数の専攻を併願することはできません。また要項に「★総合型選抜(日程①)、総合型選抜(日程②)、学校推薦型選抜(指定校制)、社会人入学試験、外国人留学生選抜について、同一年度にこれらの選抜試験の複数に出願することはできません」と明記されています。

※大学の『入学試験データ』PDFでは★社会人入学試験も「総合型」のグループに算入されています。要項上は別冊で、総合型選抜との併願も禁止されているので、★募集要項上の総合型選抜は日程①②+秋学期A・B日程の4区分と考えてください。

論文課題がある専攻と、字数

★音楽大学ですが、書く試験は多いです。

専攻・コース 書く試験 時間 分量
★ミュージックビジネス・テクノロジー ★論文課題のみ ★90分 ★1200〜1600字程度
★音楽文化教育 ★英語課題(事前提出)+論文課題 論文課題★90分 ★論文課題1200〜1600字程度/英語課題の語数は要項に記載なし(2026年度の実績は400語以上800語程度)
作曲指揮/作曲「ミュージック・メディアコース」 ★小論文(専攻実技の中) ★1時間 ★字数指定なし(「当日出題される課題について、簡単な文章を書く」)
★作曲指揮/指揮 ★小論文(専攻実技の中) ★1時間 ★字数指定なし
ミュージック・リベラルアーツ/実技で「指揮」の(A)課題を選択 ★小論文(英語または日本語) ★60分 字数指定なし
ミュージック・リベラルアーツ/実技で「指揮」の(B)課題を選択 小論文(★英語または日本語で解答可能) 1時間 字数指定なし
作曲指揮/作曲「芸術音楽コース」 ★提出作品に付ける解説(試験場で書く小論文はなし) − ★作品ごとに800字程度

★ミュージックビジネス・テクノロジー専攻は、論文課題と口述試問の2科目だけです。★実技が一切ありません。

★吹奏楽アカデミー専攻は筆記がありませんが、★口述試問の中で楽典に関する簡単な出題が口頭で行われます。

筆記・理論系の科目も専攻ごとに違います。

専攻・コース 楽典 聴音 新曲視唱 その他
声楽/声楽芸術 ★○(50分) − − コールユーブンゲン
★器楽/ピアノ、ピアノ演奏家コース、ピアノ・創作コース ★なし ★なし ★なし ★筆記科目なし(専攻実技と面接だけ)
器楽/弦楽器 ○(50分) ★○(30分) ★○ −
器楽/管・打楽器 ○(50分) ○(30分) ★なし −
作曲「芸術音楽コース」 ○(50分) − − ★和声(バス課題・ソプラノ課題、各2時間)
作曲「ミュージック・メディアコース」 ○(50分) ○(30分) ○ ★伴奏付け1時間+和声1時間+小論文1時間
指揮 ○(50分) ○(30分) ○ ★和声1時間(初級程度)+小論文1時間
★音楽文化教育 ★なし ★なし ★なし ★英語課題+論文課題
★ミュージックビジネス・テクノロジー ★なし ★なし ★なし ★論文課題のみ

★ピアノ系は筆記が一切ありません。専攻実技と面接だけです。

★作曲「芸術音楽コース」の和声は①バス課題と②ソプラノ課題で各2時間(合わせて4時間)という長さです。★ミュージック・リベラルアーツ専攻で「作曲」を選ぶ場合は、与えられた動機による楽曲の創作が5時間あります。

2026年度の設問文が、模範解答と出題意図つきで公開されている

★過去問が公開されています。しかも模範解答・出題意図つきです。

範囲 入手方法
★2026年度(1年分) ★サイトから直接PDFダウンロード(全44ページ。★問題+模範解答+出題意図を収録)
2024〜2026年度(3年分) 請求フォームから請求(模範解答・出題意図データつき)
2022〜2026年度(5年分) 冊子。★受験講習会(8月・12月実施)の参加者に無料配布

※ページに「入学試験過去問題の無断転用、公開、第三者使用を固く禁止します」との注意書きがあります。

2026年度 ミュージックビジネス・テクノロジー専攻 論文課題(90分)

★日程①と日程②で別の問題が出ます。

実施 設問
★10月(日程①) 「10年後、現在よりも★AIとロボットが社会のあらゆる分野で人間と協働する時代が到来すると予測されています。このとき、★人間が果たすべき役割はどのように変化すると考えますか。あなたの考えを、★具体的な事例や根拠とともに1,200〜1,600字程度で述べなさい」
★11月(日程②) 「★オンライン配信サービスの普及により、音楽や映像作品の収益構造が大きく変化しました。この変化は★クリエイターやレコード会社にどのような影響を与えていると考えますか。また、★健全な音楽ビジネスの発展にはどのような取り組みが必要だと思いますか。あなたの意見を具体的に1,200〜1,600字程度で述べなさい」

★どちらも課題文がなく、設問文だけの出題です。★「具体的な事例や根拠とともに」「具体的に」と毎回指定されています。11月の問題は★問いが2つ(影響+必要な取り組み)に分かれています。

2026年度 音楽文化教育専攻 論文課題(90分)

★こちらは課題文つきです。音楽文化の多様性とSNS、「自分にとって大切な音楽」が社会で理解されないことがある、という内容の課題文を読んだうえで、次の問いに答える形式でした。

問 ★あなたにとって「音楽文化」とは何を意味しますか。また、★それが他の人々や社会とどのようにつながっていると考えますか。★あなた自身の体験や具体的な事例を交えて、1200〜1600字程度で述べなさい。

★要項は「当日出題する課題について1200〜1600字程度で論じる」としか書いていません。課題文があることは過去問でしか分かりません。

2026年度 音楽文化教育専攻 英語課題(事前提出)

設問について★英語で解答しなさい。 問題:あなた自身と音楽との関わりについて、★以下の4項目を全て取り入れ、英語で説明してください。(★400語以上、800語程度。提出の仕方、フォーマットは指示に従うこと) 1 あなた自身と音楽との★出会い、体験について。 2 ★好きな音楽のジャンル、アーティスト等について。 3 ★将来、希望する音楽との関わり方について。 4 ★大学で学びたいことについて。

★4項目すべてを入れることが条件です。

出題意図が公開されている

★音楽文化教育専攻は、英語・論文課題・口述試問の3つすべてに出題意図が公開されています。

科目 評価の観点(要点)
★英語 「英語運用能力と自己表現力、さらに★大学教育への適応力を総合的に測る」「★文法、語彙、構文の正確さや論理性など複数の観点を統合」「★段落構成、論理展開、接続表現などを用いた★まとまりのある長文を書く能力を評価する」
★論文課題 「★『音楽文化』という概念をどのように理解しているかを問い、その理解を★自身の体験や具体的な事例を通して説明することを求める」「★個人の経験にとどまらず、音楽文化が他者や社会とどのように関わるのかについて考察し、自らの考えを★論理的に構成できるかを確認」「★音楽文化についての着眼点、具体的な経験や事例の適切な選択、それらを論理的に説明する力に加え、★日本語による文章表現の明確さを総合的に判断する」
★口述試問 「音楽に対してどのような★関心や基礎的な理解を持っているかを確認」「★自分の考えを整理し、口頭で分かりやすく伝える力を評価」「★対話の中で考えを深めていく柔軟さ」「★現時点での能力だけでなく、音楽文化への関心の広がりや、今後の学びを通じて成長していく可能性といった将来への適性も重視する」

★論文課題の出題意図には「個人の経験にとどまらず」と明記されています。体験を書くだけでは足りず、★そこから他者や社会とのつながりへ展開することが求められています。

吹奏楽アカデミー専攻の面接・口述試問(楽典)の出題意図も公開されています。

「本専攻の★志望動機を問うと同時に、★吹奏楽そのものへの熱意と真摯度をはかるために課す」「入学後の学修に必要な★音楽の基礎的な知識を有しているかをはかるために、簡単な楽典の問題を口述試問の形で問う。★音程・和音・近親調・楽語の4領域について出題し、★口述とすることで対人能力もはかることを意図している」

★出題される4領域が名指しされています。模範解答にも完全4度・短6度・増2度・減三和音・属七の和音・Cis dur・c moll・Es dur・楽語の訳が載っています。

★ミュージックビジネス・テクノロジー専攻の論文課題については、出題意図の掲載がありません(掲載されているのは同専攻の「数学」=一般選抜の出題意図だけです)。

※★一般選抜(A日程)の音楽文化教育専攻 小論文の出題意図には、4項目の採点基準が明示されています。総合型の論文対策にも参考になります。

2027年度は総合型選抜の枠が30名増えた

★募集人員は140名(すべての総合型選抜合わせて。★専攻別の内訳は示されていません)。

2026年度 ★2027年度 増減
★総合型選抜 110名 ★140名 ★+30
一般選抜 110名 100名 −10
学校推薦型選抜 90名 70名 −20
計 310名 310名 ★増減なし

大学が公表している2027年度の変更点

№ 変更
1 ★器楽優秀者総合型選抜を廃止し、総合型選抜 日程①へ統合。ピアノ演奏家コースには同等の実技課題が★「x課題」として追加された(変更情報PDFでは「C課題(仮称)」と予告されていたもの)
2 ★作曲指揮専攻(指揮)の総合型選抜(日程①)を新設。「これまで作曲指揮専攻(指揮)は総合型選抜を実施していませんでしたが、2027年度入試より募集します」
3 ★器楽専攻(弦楽器)に楽典・新曲視唱・聴音を新たに課す。器楽専攻(木管/金管/打楽器)には★楽典・聴音を新たに課す(2026年度の器楽優秀者総合型選抜では課していなかった科目)
4 ★ピアノ/ピアノ・創作コースの総合型選抜(日程②)を新設(要項では★ピアノ演奏家コースも日程②に含まれています)
5 ★音楽文化教育専攻の実技が口述試問から独立し、「基礎ピアノ」が廃止。変更前は「口述試問に任意の演奏手段による音楽実技(5分程度)を含む」で、鍵盤楽器以外を選ぶと「基礎ピアノ」が課されていた。変更後は「3.口述試問」と「★4.実技(声楽/ピアノ/弦楽器/管打楽器から1つ選択)」に分離
6 ★年齢要件が消滅。2026年度の器楽優秀者総合型選抜には「2026年4月1日時点で20歳以下の者」という出願資格があったが、2027年度の総合型選抜要項には年齢要件がない

★2026年度に器楽優秀者総合型選抜で受験していた層にとっては、筆記科目が増える方向の変更です。

ミュージック・リベラルアーツ専攻の★英語資格基準も引き上げられています(対象は一般選抜A・B日程と学校推薦型選抜)。英検 準2級→★2級、GTEC 690・680→★960・930、IELTS 4.0→★4.5、TOEIC 625→★1150など。★TEAP CBTは2027年度の総合型選抜要項から選択肢ごと消えています(2024年に試験廃止、2026年3月31日で成績提供終了のため)。

ピアノ演奏家コースの「x課題」は実質の特待生枠

★ここは見落としやすい仕組みです。

器楽専攻(ピアノ演奏家コース)とミュージック・リベラルアーツ専攻(ピアノ演奏家コース)には、実技課題として★「x課題」と「s課題」があり、出願時に選びます。

項目 x課題
目的 要項に「★受験結果により、学費の全額または一部が免除される場合があります」と明記
★書類審査 ★x課題を選んだ人だけ、出願期間終了後に書類審査がある。その結果により★不合格となる場合があり、その場合は総合型選抜(日程①)を受験できない
★受験方式 ★「対面式」受験のみ。非対面式は選べない
追加の出願書類 ★「コンクール等受賞歴・演奏活動歴」の提出が必要
注意 「★ピアノ演奏家コースに合格した場合であっても、奨学金の対象とならないことがあります」

★同じピアノ演奏家コースでも「s課題」なら書類審査はありません。

★これが2026年度までの「器楽優秀者総合型選抜」の後継にあたります。

※入学試験の成績によって決まる奨学金には★特別特待奨学生(原則として授業料相当額)、★甲種奨学生(50万円〜100万円)、★乙種奨学生(30万円)があります。いずれも★申請によらず大学が選考します。★「総合型選抜の合格者に限る」「総合型選抜専用の特待生枠」という記載は、要項にも奨学金ページにもありません。

日程。締切が本番より前に来るものがある

★日程① 日程② A日程(秋) B日程(秋)
出願期間 2026年★9月4日〜9月11日 2026年9月24日〜10月1日 2027年1月6日〜1月18日 2027年2月27日〜3月5日
★書類審査合否通知 ★2026年9月24日(x課題のみ) − − −
試験期間 2026年★10月2日〜10月4日 2026年★11月29日 2027年2月16日〜2月20日 2027年3月16日〜3月17日
合格発表 2026年11月2日15:00〜11月4日17:00 2026年12月7日15:00〜12月9日17:00 2027年2月26日〜2月28日 2027年3月18日〜3月20日
入学手続 11月5日〜11月12日 12月8日〜12月15日 2月27日〜3月5日 3月19日〜3月24日

★出願はすべて消印有効です。

★日程①は1日目に楽典・聴音・新曲視唱、2〜3日目に専攻の試験を実施する予定です。

★本番より前に来る締切に注意してください。

締切 内容
★2026年7月14日必着 ★受験上・修学上の配慮の申請(日程①)。日程②は9月9日、A日程は11月30日、B日程は2027年1月6日
★2026年9月19日 ★音楽文化教育専攻の英語課題(事前提出)。★消印有効で郵送+★同日13:00までに答案データをメール添付の★両方が必要
★2026年9月17日〜19日23:59 ★非対面式の演奏実技動画の提出(日程①)。日程②は11月10日〜12日

★音楽文化教育専攻の英語課題は、郵送とメールの二重提出で、しかも試験本番(10月2日〜4日)の2週間以上前が締切です。

★試験会場・日程の詳細は試験初日の3日前までにメール等で通知されます。★電話・メールでの問い合わせはできません。★合否はWeb出願サイトで発表され、こちらも電話等での問い合わせには応じないと要項に書かれています。

  • 器楽専攻(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)等の志願者は★入学試験期間中に伴奏合わせがある
  • ミュージック・リベラルアーツ専攻(チェンバロ、オルガン)志願者は★入学試験期間中に事前練習がある

試験科目の免除制度

★夏期受験講習会を受講すると、無料で「認定試験(楽典・聴音・新曲視唱)」を受けられます。認定された科目は★2027年度入学試験で免除されます。

  • 対象は★高校3年生以上
  • ★受験は無料(ただし講習会の受講は有料)
  • 「2026年度中に発行された『認定証』をお持ちの方は、★2026年10月から2027年3月末までに行われる全ての本学入学者選抜試験において、該当する科目の受験が免除されます」
  • 免除を受けるには出願書類の★「認定証のコピー」を提出する(対象:声楽専攻、器楽専攻の弦・管・打楽器、作曲指揮専攻)

★要項本文は「夏期受験講習会」としか書いていませんが、リーフレットと変更情報PDFは「受験講習会(年2回実施)」「2026年8月・12月実施予定」と書いていて、食い違っています。リーフレットの入試日程欄では受験講習会は★8月1日〜4日と12月23日〜26日の2回です。2026年度の夏期受験講習会(8月1日〜4日)は申込が終了しています。

★ミュージック・メディア プレップ・コースを受講して入学レベルに達していると判定された人は、ミュージック・メディアコースの★「和声」「伴奏付け」のいずれか、または両方の受験が免除されます。

ピアノ系は非対面式を選べる

器楽専攻(ピアノ、ピアノ演奏家コース、ピアノ・創作コース)とミュージック・リベラルアーツ専攻(ピアノ、ピアノ演奏家コース)の志願者は、★「対面式」と「非対面式(実技の動画審査およびオンライン面接)」から選べます。

★ただし日程①のピアノ演奏家コース「x課題」は対面式のみです。

演奏動画の仕様(ここを外すと不利になります)

  • ★1台の機材で撮影(スマートフォン、タブレット、パソコン、家庭用ビデオカメラ等)。外付けマイク・照明は使用可
  • ★本学受験のために新たに撮影すること。三脚等で固定し★1点から切れ目なく撮影
  • 演奏者の顔(横顔)と手の動きがわかるように。★暗譜の課題は譜面を見ていないことが明らかにわかるように
  • ★演奏者のみの映像(演奏以外の音が入らない環境で)
  • 撮影開始後、★顔全体が映る位置で正面を向いて2秒以上静止し、受験番号を読み上げる。そのまま撮影を止めずに演奏開始。★氏名・お辞儀は不要。演奏後10秒ほどしてから撮影を止める
  • ★録画と録音が別撮りされているもの、音の加工や置き換えなど編集されているものは一切認めない
  • ★グランドピアノまたはアップライトピアノでの演奏に限る(電子ピアノ不可)
  • ★曲間に撮影を中断したと判断される場合は減点の対象
  • ★MP4ファイルのみ。ファイル名は受験番号のみ。提出後の差替え不可
  • 提出は★Google Classroom(★大学がメールで配付するGoogleアカウントでログイン。個人作成アカウントは不可)
  • 面接は★Zoom。イヤホンまたはヘッドフォンを用意

出願書類。志望理由系に字数指定はない

★出願方法はWeb出願のみですが、★出願書類を郵送して出願完了です(「郵送をもって出願完了となります」)。郵送は★レターパックライトで、Web出願サイトで印刷した宛名ラベルを貼ります。

志望理由系の様式の中身

様式 対象 設問文 字数
★志望理由および音楽学習歴 器楽(鍵盤・管・打楽器)、作曲指揮、音楽文化教育、ミュージック・リベラルアーツ、吹奏楽アカデミー ①「★本学および本専攻を志望する理由を以下にご記入ください」(罫線★19行程度)/②「★音楽学習歴 記入例に従い、あなたのこれまでの師事状況、主な音楽活動及び★楽典、新曲視唱、聴音等の学習状況を記入してください。※★国内外の音楽コンクールの受賞歴および演奏活動歴もこの用紙にご記入ください」(表形式) ★字数指定なし(罫線の行数が実質の上限)
★志望理由書 声楽、器楽(弦楽器)、★ミュージックビジネス・テクノロジー 「★本学および本専攻を志望する理由を以下に記してください」(罫線★14行程度) ★字数指定なし
★推薦書 ★音楽文化教育専攻のみ 「★推薦理由」(罫線★16行程度) ★字数指定なし

★どちらも「欄が足りない場合は複数枚印刷して記入してください。裏面には記入しないこと」という注記があります。

★ワープロ可とはどこにも書かれていません。要項の記入注意に「各出願書類は、★黒、青インクまたはボールペンを使用し、文字は楷書で、数字は算用数字で正確に記入してください。書き損じた場合は、★二重線を引いて訂正印を押し、空いているところに記入してください(★修正液・修正テープは使用しないでください)」とあります。

そのほかの主な出願書類

書類 対象
★指導者の所見 器楽(鍵盤・管・打楽器)、吹奏楽アカデミー。★指導者1名(個人的な指導者、学校の音楽科教員、部活動の顧問等)が作成し★厳封 ≪開封無効≫
★推薦書 ★音楽文化教育専攻。推薦者が作成し★厳封 ≪開封無効≫
調査書 ★全専攻。出身高等学校長が作成し★厳封 ≪開封無効≫
コンクール等受賞歴・演奏活動歴 ピアノ演奏家コースの★x課題志願者
伴奏譜 声楽、器楽(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)、音楽文化教育(声楽)ほか
作品 作曲指揮(作曲「芸術音楽コース」)

★出願後の提出書類の変更は認められません。提出された書類や検定料は返還されません。

推薦書があっても総合型選抜

★ここは要注意です。

★総合型選抜でも音楽文化教育専攻だけは「推薦書」(厳封・開封無効)が必須です。

★ただしこの推薦書の推薦者は「親族・本学専任教職員以外」と様式に明記されていて、学校長の推薦ではありません。

判別材料 ★総合型選抜 学校推薦型選抜(指定校制)
★推薦の主体 ★学校長推薦ではない(音楽文化教育の推薦書は「親族・本学専任教職員以外」、器楽・吹奏楽アカデミーの「指導者の所見」は個人的な指導者・音楽科教員・部活動顧問等) ★学校長の推薦。「本学が指定する高等学校に在籍し、学校長の推薦を受けた方のみが出願できる」
★指定校かどうか 指定なし ★本学が指定する高校のみ
専願 ★専願制(表紙に明記) −

★境界は「学校長推薦かどうか」「指定校かどうか」であって、推薦書の有無ではありません。

★在留資格が「永住者」以外の外国籍の方は、外国人留学生選抜を受験することになります(総合型選抜の出願資格に「日本国籍もしくは、在留資格が『永住者』の外国籍の者」と書かれています)。

出願資格で「記載なし」を確認した項目

項目 確認結果
★評定平均値の基準 ★要項全文に「評定」の語が1回も出てきません
★既卒の可否・年数制限 ★出願資格に卒業年次の上限や「既卒」の語がありません(=年数の制限は書かれていません)
★事前イベント参加(オープンキャンパス・学校見学・体験レッスン) ★出願要件としての記載なし。ただし★認定試験による科目免除は受験講習会の受講が前提なので、実質的なインセンティブはあります
★レッスン受講 ★出願要件としての記載なし(ミュージック・メディア プレップ・コースは免除のための任意制度)
★入学前教育 ★要項全文に記載なし
★生成AI ★要項46ページに「生成AI」「AI」「ChatGPT」「人工知能」がいずれも0件

★他大学との併願は、専願制であることと「本学の専願者として取り扱いますので、原則として入学を辞退することはできません」という記載で実質的に禁じられています。

出願資格には音楽基礎能力の条件があります。「★『楽典』『新曲視唱』『聴音』の音楽基礎能力を有する者」という条件が、声楽・器楽・作曲指揮・音楽文化教育・ミュージック・リベラルアーツ・吹奏楽アカデミーの各専攻にかかります。★ミュージックビジネス・テクノロジー専攻だけはこの条件がありません。

★ミュージック・リベラルアーツ専攻だけ英語資格が出願要件です(ケンブリッジ140以上、英検2級以上、GTEC 930以上、IELTS 4.5以上、TEAP 225以上、TOEFL iBT 3.5以上〔2026年1月21日以降取得〕/52以上〔2026年1月20日まで取得〕、TOEIC 1150以上など。★証明書は原本1種類を提出、コピー不可、返却されません)。

生成AIの記載はないが、剽窃は不正行為

★2027年度の総合型選抜要項と公式ページに、生成AIに関する記載はありません。

★ただし不正行為の定義に「剽窃」が入っています。

① 出願の際に本学に提出した書類・資料等に★偽造、虚偽の記載、剽窃が見つかった場合 ② 受験者以外の者が、受験者本人になりすまして試験を受けた場合

不正行為とみなされる場合として、カンニング、使用を認められていない用具の使用、試験時間中に携帯電話・スマートフォン・タブレット・携帯音楽プレーヤー・★ウェアラブル端末(眼鏡型・腕時計型等)・イヤホン等を身につけたり作動させること、★非対面式試験において「同意書」に記載の内容に反する行為、写真照合で本人確認が困難になる程度の加工・修正を施した写真でWeb出願登録を行うこと、が挙げられています。

★不正行為と認められた場合、それ以降の受験ができなくなり、当該年度における本学のすべての入学試験の結果が無効になります。検定料も返還されません。

★演奏動画については「音の加工や置き換えなど編集されているものは一切認めない」と明記されています。

入試結果。楽器によって絞られ方が違う

2026年度

専攻 総合型① 志/受/合 総合型② 志/受/合
声楽専攻 15 / 15 / 15 −
器楽・鍵盤楽器 18 / 18 / 18 13 / 13 / 13
器楽・弦楽器 17 / 17 / 17 −
★器楽・木管楽器 ★19 / 19 / 8 −
器楽・金管楽器 22 / 22 / 20 −
器楽・打楽器 11 / 11 / 11 −
作曲「芸術音楽コース」 1 / 1 / 1 −
作曲「ミュージック・メディアコース」 8 / 7 / 5 −
★指揮 ★実施なし −
音楽文化教育専攻 2 / 2 / 2 −
ミュージック・リベラルアーツ専攻 5 / 5 / 5 1 / 1 / 1
吹奏楽アカデミー専攻 − 9 / 9 / 9
ミュージックビジネス・テクノロジー専攻 20 / 18 / 18 13 / 11 / 10
★合計 ★138 / 135 / 120 ★36 / 34 / 33

★総合型①は受験135に対し合格120。全体としては合格しやすいのですが、★木管楽器は19人受験して合格8人と、楽器によって相当絞られます。

★器楽優秀者総合型選抜(2026年度)は受験15に対し合格12で、こちらも金管楽器が7人中4人でした。

★2025年度の総合型①の志願者は141名、総合型②は25名でした。★2027年度の結果はまだ公表されていません。

★成績開示があります。入学試験を受験して★志望専攻に不合格であった人から請求があった場合に実施され、受験票・返信用封筒(★320円切手)・申請書を同封して★特定記録郵便で入試課へ送ります(請求期間は日程①が2026年11月3日〜10日必着)。

検定料と会場

募集専攻 検定料
声楽、器楽(全楽器)、作曲指揮、音楽文化教育、ミュージック・リベラルアーツ、吹奏楽アカデミー ★28,000円
★ミュージックビジネス・テクノロジー ★20,000円

支払いは★コンビニ/クレジットカード/Pay-easyで、★検定料のほかに支払手数料が必要です。

キャンパス 所在地
★中目黒・代官山キャンパス 東京都目黒区上目黒1-9-1(★書類の提出先・入試課もここ)
池袋キャンパス 東京都豊島区南池袋3-4-5

★どちらの会場になるかは、試験初日の3日前までにメールで通知されます。

★入試期間中は、空きがあれば大学近郊の学生会館(有料)を利用できます。ただし★宿泊施設に防音設備のついた練習室はありません。

★学生寮は女子のみ(池袋キャンパス敷地内)で、★申込者多数の場合、入学試験に合格しても入寮許可にならない場合があると要項に書かれています。

準備の順番

時期 やること
高3 春 ★自分の専攻がどの日程で実施されるか確認する。声楽・弦管打・作曲指揮・音楽文化教育は★日程①だけ、吹奏楽アカデミーは★日程②だけ。チャンスが1回しかない専攻があります
高3 春 ★配点を確認する。論文課題・実技・英語課題・面接・口述試問は各100点、楽典・聴音などは各50点。★ミュージックビジネス・テクノロジーは200点満点、音楽文化教育は400点満点
高3 6月まで ★受験上・修学上の配慮が必要なら日程①は7月14日必着。本番の2か月半前が締切です
高3 7〜8月 ★夏期受験講習会を受講して認定試験を受ける(無料)。認定された楽典・聴音・新曲視唱は免除になります
高3 夏 ★2026年度の過去問を模範解答・出題意図つきでダウンロードして読む。ミュージックビジネス・テクノロジーは★課題文なしの設問だけ、音楽文化教育は★課題文つきという違いを押さえる
高3 夏 ★論文課題は90分で1200〜1600字。出題意図に「★個人の経験にとどまらず」とあるので、体験から社会とのつながりへ展開する練習をする
高3 8〜9月上旬 ★音楽文化教育専攻の英語課題を書く(400語以上800語程度、★4項目すべてを入れる)。★9月19日に郵送とメールの両方が必要
高3 9月4〜11日 ★日程①の出願(消印有効)。★書類は手書き(黒・青インクまたはボールペン、楷書、修正液不可)
高3 9月17〜19日 非対面式を選ぶ場合の★演奏動画の提出(MP4、ファイル名は受験番号のみ、差替え不可)
高3 9月24日 ピアノ演奏家コースの★x課題は書類審査の結果が通知される。不合格だと日程①を受験できません
高3 10月2〜4日 ★日程①の試験。1日目に楽典・聴音・新曲視唱、2〜3日目に専攻の試験
高3 9月24日〜10月1日 ★日程②の出願(吹奏楽アカデミー、ピアノ系、ミュージックビジネス・テクノロジー)。試験は11月29日

まとめ

  • 東京音楽大学の総合型選抜は★区分が4つ(日程①/日程②/秋学期入学のA日程・B日程)。★秋学期入学はミュージック・リベラルアーツ専攻だけです。★専願制
  • ★配点が公開されています。論文課題・実技・英語課題・面接・口述試問は★各100点、楽典・聴音・新曲視唱・コールユーブンゲンは★各50点、「面接」と「創作」は★ABC3段階
  • ★「面接」(ABC)と「面接・口述試問」(100点)は別の科目です。声楽・器楽が前者、音楽文化教育・MLA・吹奏楽アカデミー・MBTが後者
  • ★ミュージックビジネス・テクノロジー専攻は論文課題100+口述試問100の200点満点で、実技が一切ありません。★音楽文化教育専攻は400点満点
  • ★論文課題は90分・1200〜1600字程度(MBTと音楽文化教育)。作曲「ミュージック・メディアコース」と指揮は★専攻実技の中に小論文1時間(字数指定なし)。作曲「芸術音楽コース」は★提出作品に作品ごと800字程度の解説
  • ★ピアノ系は筆記科目が一切ありません(専攻実技と面接だけ)
  • ★2026年度の設問文が模範解答・出題意図つきで公開されています。MBTは★課題文なしの設問だけ(10月=AIとロボット、11月=オンライン配信と収益構造)で★日程①と②で別問題、音楽文化教育は★課題文つき
  • ★出題意図に「個人の経験にとどまらず」と明記されています。体験を書くだけでは足りません
  • ★吹奏楽アカデミー専攻は筆記がなく、口述試問の中で楽典を口頭で問われます(出題意図に★音程・和音・近親調・楽語の4領域と名指しされています)
  • ★2027年度は総合型選抜が110名→140名(+30)。★器楽優秀者総合型選抜が廃止されて日程①に統合され、★指揮の総合型選抜が新設、★ピアノ系の日程②が新設されました。弦楽器に★楽典・新曲視唱・聴音、木管/金管/打楽器に★楽典・聴音が新たに課されます
  • ★音楽文化教育専攻の「基礎ピアノ」が廃止され、実技が口述試問から独立して★声楽/ピアノ/弦楽器/管打楽器から1つ選択になりました
  • ★ピアノ演奏家コースの「x課題」は実質の特待生枠。学費の全額または一部が免除される場合がある一方、★x課題を選んだ人だけ出願後に書類審査があり、落ちると日程①を受験できません。★対面式のみです
  • ★音楽文化教育専攻の英語課題は9月19日に郵送とメールの両方が必要で、★試験本番の2週間以上前が締切です(400語以上800語程度、★4項目すべてを入れる)
  • ★評定の基準も既卒の年数制限も要項に記載がありません(「評定」の語が0件)。★ミュージック・リベラルアーツ専攻だけ英語資格が出願要件です
  • ★推薦書があっても総合型選抜です。音楽文化教育専攻は推薦書が必須ですが、推薦者は★「親族・本学専任教職員以外」で学校長推薦ではありません。学校推薦型選抜との境界は★学校長推薦かどうか・指定校かどうか
  • ★出願書類はすべて手書き(黒・青インクまたはボールペン、楷書、★修正液・修正テープ不可)。志望理由系に★字数指定はなく、罫線の行数が実質の上限(志望理由および音楽学習歴19行程度、志望理由書14行程度)
  • ★ピアノ系は非対面式(動画審査+Zoom面接)を選べます。動画は★MP4・1台で切れ目なく撮影・編集一切不可・電子ピアノ不可で、★曲間の中断は減点対象です
  • ★生成AIの記載はありませんが、★剽窃は不正行為と定義されていて、認定されると★当該年度の全入試の結果が無効になります
  • ★2026年度の総合型①は受験135・合格120ですが、★木管楽器は19人中8人と楽器による差が大きいです。★成績開示があります(不合格者のみ)
  • ★検定料は28,000円、ミュージックビジネス・テクノロジー専攻だけ20,000円。会場は★中目黒・代官山と★池袋の2キャンパスで、どちらになるかは★試験初日の3日前までにメールで通知されます
  • ★要項の訂正は1件だけ(7月14日・入学手続書類の郵送先)

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