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四日市大学の総合型選抜。AO入試は50分の授業を受けて30分で「授業のまとめ」、200点中100点を占める

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四日市大学の2027年度総合型選抜は4種類で、すべて専願です。AO入試とスポーツ特別入試は授業(50分)を受けてから30分で「授業のまとめ」(A4用紙1枚程度)を書き、これが200点中100点。過疎地・離島生徒と外国にルーツを持つ生徒を対象とした入試は作文100点です。志望理由書800字も30点で点数化されます。

四日市大学は、三重県四日市市にある私立大学です。総合政策学部 総合政策学科(経営戦略・公共政策・人文社会の3専攻)と、環境情報学部 環境情報学科(環境科学・メディア情報の2専攻)があります。

2027年度の総合型選抜は4種類で、すべて専願です。この大学で押さえておくべきことは2つあります。

  • AO入試は、50分の授業を受けてから30分で「授業のまとめ」を書く。これが200点中100点
  • 志望理由書(800字以内)が30点として点数化される

出典:四日市大学「インターネット出願案内」(https://www.yokkaichi-u.ac.jp/admission/information/ )、「AO入試〔総合型選抜〕入学試験要項」2027年度(https://www.yokkaichi-u.ac.jp/admission/information/pdf/shoshiki/2027AO_Youkou.pdf )、「スポーツ特別入試」「過疎地・離島生徒を対象とした入試」「外国にルーツを持つ生徒を対象とした入試」の各入学試験要項2027(同ページからダウンロード)、志望理由書の様式(同)、「入試ガイド2027」(https://www.yokkaichi-u.ac.jp/admission/entrance/pdf/2027N_Guide.pdf )。いずれも2026年9月26日に確認しました。

総合型選抜は4種類、すべて専願

入試 募集人員 期 選考(200点満点)
AO入試 総合政策学科15名・環境情報学科8名 Ⅰ期・Ⅱ期 授業のまとめ100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点
スポーツ特別入試 総合政策学科40名・環境情報学科2名 Ⅰ期〜Ⅲ期 授業のまとめ100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点
過疎地・離島生徒を対象とした入試 若干名 Ⅰ期・Ⅱ期 作文100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点
外国にルーツを持つ生徒を対象とした入試 若干名 Ⅰ期・Ⅱ期 作文100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点

配点の組み立ては4種類とも同じで、違うのは100点の部分が「授業のまとめ」か「作文」かだけです。

書類審査20点は、全体の学習成績の状況(評定平均値)×4で計算されます。評定平均値が4.0なら16点です。入試ガイドには、AO入試について「出願にあたり、評定平均値の基準なし」「高等学校長の推薦書不要」とあります。

入学検定料は35,000円(支払手数料が別に990円)。AO入試は、Ⅰ期で不合格になるとⅡ期には出願できません。

AO入試の中心は「授業のまとめ」

入試ガイドは、AO入試の試験内容を次のように説明しています。

受験学部の特色を踏まえた内容の授業(50分)を受講し、その後30分間で授業のまとめ(A4用紙1枚程度)を作成します。

授業中はメモ用紙が配られ、まとめを書くときにそのメモを使えます。当日の時間割は次のとおりです。

時刻 内容
9:40まで 入室
10:00〜10:50 授業
11:00〜11:30 授業のまとめ
11:45〜 面接

2026年度の授業テーマも公開されていました。

学部 2026年度の授業テーマ
総合政策学部 スポーツ心理学
環境情報学部 AI・機械学習

2027年度のテーマは公開されていません。ただ、2026年度の例から「受験学部の特色を踏まえた内容」が実際にどの程度の幅なのかは分かります。総合政策学部でスポーツ心理学が出ているので、経営・行政といった学科名から想像する分野に限らないと考えておいたほうが安全です。

30分でA4 1枚を書く準備

授業を聞きながらメモを取り、それをもとに30分でA4用紙1枚程度にまとめる。聞く力と、聞いた内容を短時間で整理する力が問われます。次の手順で練習しておくと対応しやすくなります。

  1. 講義や解説動画を50分見て、メモを取る練習をする。話の順番どおりに、キーワード・定義・例・数字を拾う
  2. メモから「この授業は何を説明していたか」を3〜4行で言えるようにする。細部より骨組みが先です
  3. 骨組みに沿って、30分でA4 1枚程度に書く。書き始める前の数分で、どの順番で書くかをメモ用紙に決めておく

「まとめ」に自分の考えまで書くのかどうかは、要項にもガイドにも書かれていません。当日の用紙の指示に従ってください。要点を整理する書き方は課題文要約、書く前の設計は構成メモの書き方が参考になります。2026年度のテーマに近い分野はスポーツ科学系の小論文対策と情報・理工系の小論文対策にまとめています。

2026年9月26日時点で、Ⅰ期の出願は締め切られています(9月11日まで)。これから出願するならⅡ期(11月13日〜11月19日、試験は11月21日)です。

過疎地・離島/外国ルーツの入試は「作文」50分

この2つの入試は、授業のまとめの代わりに作文(100点)です。時間割は作文10:00〜10:50(50分)、面接11:45〜。作文のテーマや字数は、要項には書かれていません。

入試 出願資格(要点)
過疎地・離島生徒を対象とした入試 日本国内の過疎地・離島にある高校に在学、または過疎地・離島に在住している
外国にルーツを持つ生徒を対象とした入試 「定住者」「家族滞在」などの在留資格で日本国内に在留している外国籍の人(留学・短期滞在は除く)、または日本国籍を取得して6年以内の人で、在留期間が通算9年以内(小学校以前の期間は除く)

過疎地域は「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法」に基づく過疎地域、離島は「離島振興法」に基づく離島振興対策実施地域と沖縄県全域・東京都小笠原村です(いずれも出願時点)。

要項には、それぞれの入試の目的も書かれています。過疎地・離島の入試は、四日市大学が地域の要請を受けて設立された「公私協力型大学」であることを踏まえ、過疎地・離島の課題をどう捉え、未来に向かって行動を起こす人材を育てるためのもの。外国ルーツの入試は、共生社会の一員として活躍することや、多様な学生が同じキャンパスで学ぶことで異文化理解を進めることを期待するものです。

作文のテーマは分かりませんが、入試の目的がこれだけはっきりしているので、自分の地域の課題や自分の経験と共生社会について書けるようにしておくと準備になります。考え方の材料は都市と地方と外国人労働者の記事にあります。

スポーツ特別入試は事前審査が先

スポーツ特別入試の対象は、硬式野球部・サッカー部・テニス部・ゴルフ部・体操部の5クラブです。該当する競技で優秀な実績があるとクラブ監督が認め、事前審査で認定された人だけが出願できます。入学後もそのクラブを続けることが条件です。

事前審査の申請締切(必着) 結果通知日(発送予定日)
2026年7月15日 2026年8月5日
2026年8月20日 2026年8月31日
2026年9月24日 2026年10月19日
2026年10月29日 2026年11月9日
2026年11月19日 2026年11月27日

選考はAO入試と同じ授業のまとめ100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点です。スポーツの実績で出願資格を得ても、当日の授業のまとめが半分を占めることは変わりません。

志望理由書は800字以内で30点

志望理由書は、本学の様式に本人の直筆で800字以内、黒のボールペン(鉛筆不可)、横書きで書きます。200点中30点として点数化されるので、出願前に書き上げる書類で点が決まる部分です。

一方、活動報告書は合否判定には使われず、面接の参考資料になります。

要項には、生成AIについての注意もあります。

入学者選抜において、出願時に提出する活動報告書、課題文、志望理由書については、生成AIによって生成されたものを受験生独自で作成した書類とは一切みなしません。

志望理由書は自分で考え、自分の手で書くことが前提です。

何を書くかの手がかりは、アドミッション・ポリシーにあります。「入学前までに修得すべき能力」の一つが次の項目です。

地域や社会で起こっている事柄・課題などに対する幅広い関心を持ち、その原因や解決方法を自分なりに考える習慣を持っていること。

入試ガイドのAO入試のページにも、「将来は地域の発展に貢献したい」意欲と資質を持った方が有利と書かれています。地域の課題に関心を持ったきっかけ → 大学で何を学びたいか → 卒業後に地域でどう生かしたいかの流れで書くと、アドミッション・ポリシーに沿った志望理由書になります。書き方は志望理由書の800字構成を参考にしてください。

日程

入試 期 出願期間 試験日 合格発表
AO・過疎地・外国ルーツ Ⅰ期 9月1日〜9月11日 10月4日 11月1日
AO・過疎地・外国ルーツ Ⅱ期 11月13日〜11月19日 11月21日 12月1日
スポーツ特別 Ⅰ期 9月1日〜9月15日 10月4日 11月1日
スポーツ特別 Ⅱ期 11月1日〜11月17日 11月21日 12月1日
スポーツ特別 Ⅲ期 12月1日〜12月10日 12月12日 12月16日

出願はインターネット出願のみで、出願登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送のすべてを期限内に終える必要があります。出願書類の提出期限は出願期間最終日の16:30です。

入学手続は2回に分かれていて、第1回で入学金、第2回で授業料などを納めます。専願なので、合格したら必ず入学することが条件で、一度納めた学納金は返還されません。

学費

2027年度の初年度納入金は合計1,318,660円です。内訳は、入学金200,000円、授業料700,000円、教育充実費395,000円、教育後援会費などの代理徴収金23,660円です。

2026年度の入試結果

入試ガイドには、2026年度の全入試(編入学を除く)をあわせた結果が載っています。

学部 定員 志願者 受験者 合格者 倍率
総合政策学部 130名 176名 172名 144名 1.19倍
環境情報学部 70名 156名 146名 114名 1.28倍

どこから手をつけるか

  1. どの入試で出るかを決める。スポーツ特別入試なら、まず事前審査(次の申請締切は10月29日)
  2. 志望理由書800字を書き上げる。30点がここで決まる。地域の課題と自分の学びたいことをつなげる
  3. AO入試・スポーツ特別入試なら、講義を聞いてメモを取り、30分でA4 1枚にまとめる練習をする
  4. 過疎地・離島/外国ルーツの入試なら、50分の作文の練習をする。自分の地域や経験を材料にする
  5. Ⅱ期の日程を押さえる。出願は11月13日〜11月19日、試験は11月21日

まとめ

  • 四日市大学の総合型選抜はAO入試・スポーツ特別入試・過疎地・離島生徒を対象とした入試・外国にルーツを持つ生徒を対象とした入試の4種類で、すべて専願
  • 配点は4種類とも200点満点で、授業のまとめ(または作文)100点・面接50点・志望理由書30点・書類審査20点
  • AO入試とスポーツ特別入試は授業(50分)を受けてから30分で授業のまとめ(A4用紙1枚程度)を書く。メモ用紙が配られ、まとめに使える
  • 2026年度の授業テーマは総合政策学部がスポーツ心理学、環境情報学部がAI・機械学習
  • 過疎地・離島/外国ルーツの入試は作文(50分)100点。テーマと字数は要項に書かれていない
  • 志望理由書は直筆・800字以内で30点。活動報告書は合否判定に使わない
  • 出願書類に生成AIで作ったものは認めないと明記されている
  • 書類審査20点は評定平均値×4。AO入試は評定平均値の基準なし
  • AO入試はⅠ期で不合格だとⅡ期に出願できない
  • スポーツ特別入試は事前審査で認定を受けてから出願
  • 入学検定料は35,000円、初年度納入金は1,318,660円

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。三重県の大学は皇學館大学と三重大学、愛知県の私立大学は愛知医療学院大学の記事にもあります。

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