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皇學館大学の総合型選抜。AO入試は10種類、一般選考はセミナー受講後に50分の出題、二次は学修計画書400字

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皇學館大学の総合型選抜(AO入試)は令和9年度で10種類、すべて専願です。一般選考・幼児教育コース選考・中高教員養成特別選考は、50分のセミナーを受けてから50分の出題に答え、一次審査通過後に学修計画書400字を出す二段構え。10月出願のアドミッション・オフィス特別選考は面談と学修計画書で選考します。

皇學館大学は、三重県伊勢市にある私立大学です。文学部(神道学科・国文学科・国史学科・コミュニケーション学科)、教育学部(教育学科)、現代日本社会学部(現代日本社会学科)の3学部があります。

この大学では、総合型選抜を「AO入試」と呼んでいます。令和9年度(2027年度)は10種類あり、すべて専願、試験はすべて伊勢の本学で行われます。

中心になるのは、全学科で募集する一般選考です。50分のセミナーを受講し、その内容から出題される問題に50分で答え、面談を受ける。そして一次審査を通過すると、学修計画書(400字以内)を二次審査として提出します。

出典:皇學館大学 受験生サイト「入試方式」(https://www.kogakkan-u.ac.jp/campusview/admissions/examination.php )に掲載されている総合型選抜の各ページ(PDF)、「令和9年度 皇學館大学 学生募集要項」(受験生サイトの「募集要項」から閲覧できるデジタル版、全44ページ)、「入試日程」(https://www.kogakkan-u.ac.jp/campusview/admissions/schedule.php )、「出願書類ダウンロード」(https://www.kogakkan-u.ac.jp/campusview/admissions/download.php )、「過去の入試データ」(https://www.kogakkan-u.ac.jp/campusview/admissions/archive.php )。いずれも2026年9月26日に確認しました。

2026年9月26日時点で、まだ出願できるのは3種類

AO入試は出願時期が2つに分かれています。9月出願の選考はすでに出願と一次審査が終わっていて、これから出願できるのは10月出願の3種類(とアスリート選考ⅠのB日程)です。

出願期間 選考 試験日
9月1日〜9月11日(終了) 神職後継者選考、神職後継者選考(離島・過疎地域型)、幼児教育コース選考、アスリート選考Ⅰ(A) 9月19日
9月1日〜9月11日(終了) 一般選考、中高教員養成特別選考 9月20日
10月5日〜10月13日 アドミッション・オフィス特別選考、書道特別選考、アスリート選考Ⅱ 10月18日
2027年2月8日〜2月24日 アスリート選考Ⅰ(B) 2027年2月28日

合格発表は、2月のアスリート選考Ⅰ(B)を除いて11月1日です。9月出願の選考の一次審査通過者は10月2日に発表され、学修計画書の提出期間は10月2日〜10月13日です。

入学検定料は30,000円。合格者は、令和8年11月〜令和9年3月に行われる入学準備プログラムへの参加が入学の条件になります。

AO入試は10種類

選考 募集学科 選考内容
一般選考 全学科(教育学科の数理教育コースを除く) セミナー受講(50分)→受講内容より出題(50分)→面談/二次:学修計画書
幼児教育コース選考 教育学科 幼児教育コース 一般選考と同じ
中高教員養成特別選考 国文・国史・コミュニケーション学科、教育学科 保健体育コース・数理教育コース(数学) 一般選考と同じ(保健体育コースは体力測定も)
神職後継者選考 神道学科 事前レポート/面談/二次:学修計画書
神職後継者選考(離島・過疎地域型) 神道学科 同上
アドミッション・オフィス特別選考 全学科(教育学科の数理教育コースを除く) 面談+学修計画書(活動報告、自己PR、質疑応答等)
書道特別選考 国文学科 実技(書道)+面談+学修計画書
アスリート選考Ⅰ(強化指定クラブ:柔道・駅伝) 全学科(同上) 面談
アスリート選考Ⅰ(強化奨励クラブ:硬式野球) 全学科(同上) 面談
アスリート選考Ⅱ 全学科(同上) 面談+学修計画書

募集定員

学科 一般選考 中高教員養成 AO特別 アスリートⅡ そのほか
神道 7 - 1 1 神職後継者5、同(離島・過疎地域型)2
国文 9 2 3 2 書道特別 若干名
国史 9 2 3 2 -
コミュニケーション 9 2 3 2 -
教育 14 3 2 2 幼児教育コース12
教育(数理教育コース) - 2 - - -
現代日本社会 11 - 4 4 -

アスリート選考Ⅰは、強化指定クラブ・強化奨励クラブとも各学科若干名です。

一般選考の定員がどの学科でもいちばん多いことが分かります。

一般選考:セミナーを受けて、その内容から出題

一般選考・幼児教育コース選考・中高教員養成特別選考の一次審査は、同じ時間割です。

時刻 内容
10:00〜10:50 セミナー受講(50分)
11:00〜11:50 受講内容より出題(50分)
12:40〜 面談(個人・約15分)

セミナーを受けて、その内容について50分で答える形式です。何を何字で書くのかといった出題の形は、要項には書かれていません。講義を聞いて書く「聴講型」の試験に近いと考えて、次の練習をしておくと対応しやすくなります。

  1. 50分の講義を聞きながらメモを取る。キーワード、定義、例、数字を話の順番どおりに拾う
  2. 講義の要点を数行でまとめる
  3. その内容について、自分の考えを理由とともに書く

要点のまとめ方は課題文要約、書く前の設計は構成メモの書き方が参考になります。大学は8月9日のオープンキャンパスでAO入試対策講座(AOセミナー)を開いていて、出席は合否に関係しないとしています。

中高教員養成特別選考の教育学科 保健体育コースは、面談のあとに体力測定(垂直跳び、30m走、ハンドボール投げ)もあります。

出願資格の成績基準

選考 全体の学習成績の状況(高校最終年次1学期まで)
幼児教育コース選考 3.0以上
一般選考 教育学部に出願する場合は3.3以上(ほかの学部は基準なし)
中高教員養成特別選考 国文・国史・コミュニケーション学科は3.3以上。保健体育コースは全体3.0以上かつ保健体育3.5以上、数理教育コース(数学)は数学4.0以上

中高教員養成特別選考は、入学後に教職課程を必ず履修して中高の教員を目指す人のための選考です。

二次審査の学修計画書は400字

一般選考・幼児教育コース選考・中高教員養成特別選考・神職後継者選考は、一次審査の通過者が学修計画書を提出して二次審査を受けます。学習支援システム(manaba)にログインし、次の問いに400字以内で入力します。

将来の夢や目標を実現するために本学で何を学びたいですか。

提出期間は、一次審査通過者の発表当日の10月2日10:00から10月13日23:59までです。一次審査を受けたあとに考え始めると時間が足りません。

400字なので、書けることは多くありません。将来の夢や目標 → それを実現するために本学で学びたいこと(学科・コースの科目や学び方まで具体的に) → 学んだことをどう生かすかの3段で組み立てると、問いに正面から答えられます。

アドミッション・オフィス特別選考・書道特別選考・アスリート選考Ⅱでは、同じ問いの学修計画書を出願時に同封します(大学のサイトから様式をダウンロード、20字×20行)。書き方は志望理由書の完全ガイドの考え方が使えます。

10月出願のアドミッション・オフィス特別選考

これから出願できる選考の中心は、アドミッション・オフィス特別選考です。

項目 内容
出願期間 10月5日〜10月13日(締切日必着)
試験日 10月18日
選考 面談(個人・約15分)+学修計画書。活動報告、自己PR、質疑応答等
成績基準 全体の学習成績の状況3.0以上(教育学部は3.3以上)
提出物 学修計画書、活動記録報告書(本学指定用紙A4で2枚以内)、活動記録等(パンフレット、新聞記事等)

出願資格の中心は、自分が参加した探究活動や社会活動の経験です。要項には、SBP活動、SSH活動、SGH活動、文化・芸術活動、探究活動、ボランティアなどの社会活動も対象になると書かれています。

入学後は、原則として「伊勢志摩定住自立圏共生学副専攻」を履修することが条件です。地域に根ざした学びへの意欲も見られると考えておいてください。

面談では活動報告と自己PR、質疑応答が行われるので、活動記録報告書に書いた内容を、自分の言葉で説明できるようにすることが準備の中心です。質疑応答への備えは面接と書類の一貫性と面接の頻出質問を参考にしてください。

そのほかの選考

神職後継者選考は、神社神道や神道系教団の後継者で、卒業後に神職や教団教師になる意志のある人が対象です。出願時に事前レポートがあり、令和8年1月から8月までの『神社新報』に掲載された「論議」から一編を読み、要旨とそれに対する感想をそれぞれ400字程度で書きます。離島・過疎地域型は、離島振興対策実施地域や過疎地域などに住んでいる人が対象です。

書道特別選考(国文学科)は、実技として古典の臨書3点を本学が配る半紙に清書します(準備を含めて12:30〜14:10)。そのあと面談と学修計画書です。

アスリート選考Ⅱは、陸上競技・柔道・空手道・弓道・剣道・テニス・硬式野球・サッカー・バレーボール・ソフトボール(女子)・バドミントンで一定の競技成績がある人が対象です。面談と学修計画書で選考します。

令和8年度の結果

学科 募集人数 志願者 受験者 合格者 競争率
神道 17 45 45 45 1.0
国文 16 29 28 27 1.0
国史 16 38 38 35 1.1
コミュニケーション 16 35 35 34 1.0
教育 33 112 112 104 1.1
教育(数理教育コース) 4 13 13 13 1.0
現代日本社会 19 79 78 75 1.0
大学計 121 351 349 333 1.0

AO入試全体の数字で、選考の種類ごとの内訳は公表されていません。競争率は1.0〜1.1倍でした。

学費

令和9年度の入学年次の学費(予定、入学金200,000円を含む)は、文学部1,390,000円、教育学部1,460,000円、現代日本社会学部1,410,000円です。ほかに入学時の諸経費がかかります。

どこから手をつけるか

  1. いま出願できるかを確認する。9月出願の選考は終了。10月出願のアドミッション・オフィス特別選考・書道特別選考・アスリート選考Ⅱは10月5日〜10月13日
  2. 9月出願の選考の一次審査を受けた人は、学修計画書400字をすぐ書き始める。提出は10月2日〜10月13日
  3. アドミッション・オフィス特別選考なら、活動記録報告書(A4で2枚以内)と学修計画書をそろえ、面談で活動を説明できるようにする
  4. 来年受ける人は、一般選考の「セミナー受講→出題」に備えて、講義を聞いてメモを取り、まとめる練習をする
  5. 小論文で受けたいなら、学校推薦型選抜の一般推薦入試後期(小論文)も選択肢。出願は12月1日〜12月7日、試験は12月12日

まとめ

  • 皇學館大学の総合型選抜はAO入試と呼ばれ、令和9年度は10種類、すべて専願。試験はすべて伊勢の本学
  • 中心は全学科で募集する一般選考。セミナー受講(50分)→受講内容より出題(50分)→面談(約15分)
  • 幼児教育コース選考・中高教員養成特別選考も同じ時間割。中高の保健体育コースは体力測定もある
  • 一次審査の通過者は、manabaで学修計画書(「将来の夢や目標を実現するために本学で何を学びたいですか。」400字以内)を出す
  • 9月出願の選考は出願・一次審査が終了。10月5日〜10月13日出願のアドミッション・オフィス特別選考・書道特別選考・アスリート選考Ⅱが残っている
  • アドミッション・オフィス特別選考は探究活動や社会活動の経験が出願資格で、面談+学修計画書
  • 神職後継者選考は『神社新報』の「論議」の要旨と感想を各400字程度書く事前レポートがある
  • 合格者は入学準備プログラム(11月〜3月)への参加が入学の条件
  • 令和8年度のAO入試は大学計で志願者351人・合格者333人、競争率1.0倍
  • 入学検定料は30,000円

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。三重県の大学は鈴鹿医療科学大学、四日市大学、三重大学の記事にもあります。

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