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鶴見大学・横浜商科大学・松蔭大学の総合型選抜。600字の小論文、60分の論述検査、面接のあとに書く800字

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鶴見大学・横浜商科大学・松蔭大学の総合型選抜を2027年度の要項から整理しました。鶴見の歯学部は600字60分の小論文、文学部3期は600字の課題作文。横浜商科の論述検査型は60分100点で併願可。松蔭の看護学部は面接に受かってから800〜1000字を書いて郵送します。

神奈川の3校の総合型選抜は、どれも当日に文章を書きます。ただし、その置かれ方が3通りに分かれます。

  • 鶴見大学は歯学部が小論文600字以内・60分、文学部3期が課題作文600字以内・60分です。基礎学力試験のあとに小論文を書く時間割まで公開されています
  • 横浜商科大学の「論述検査型」は60分100点で、しかも他大学と併願できます
  • 松蔭大学の看護学部は順番が逆です。先に面接を受け、内定通知を受け取ってから800〜1000字を書いて郵送します

鶴見大学(横浜市鶴見区)、横浜商科大学(横浜市鶴見区)、松蔭大学(厚木市)の総合型選抜を、2027年度の要項に沿って整理します。

必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。 出典:鶴見大学 募集要項/横浜商科大学 入試情報/同 2027年度 総合型選抜入試 入学試験要項/松蔭大学 入試情報

3校を並べる

鶴見大学 横浜商科大学 松蔭大学
書く試験 小論文600字以内/課題作文600字以内 論述(資料の読解と論述)60分 小論文800〜1000字以内
書く場所 試験会場 試験会場 自宅で書いて郵送
書く時期 試験当日 試験当日 面接の内定通知を受け取ったあと
併願 歯学部3期のみ可 論述検査型・適性検査型は可 専願
配点の公開 基礎学力試験200点 論述100点・面接45〜55点・書類20点 非公開(総合評価)

鶴見大学:歯学部も文学部も「書く」

歯学部歯学科と文学部(日本文学科・英語英米文学科・文化財学科・ドキュメンテーション学科)があります。

歯学部:基礎学力試験のあとに小論文600字

入学者選抜方針に、書く力がはっきり書かれています。

学修に対する積極性、知的好奇心、持続的に努力する姿勢、更には他人の話を聞き理解する能力、自分の意見を論理的にまとめ表現する能力を評価します。

合否判定は「分析力、論理力及び表現力を自己評価書により評価するとともに、調査書(出願書類)・基礎学力試験(筆記試験)・小論文・面接による総合的評価」です。

試験科目 内容 配点・時間
基礎学力試験 英文和訳/数学基礎(数学Ⅰ、数学A)/物理基礎/化学基礎/生物基礎 から出願時に2つ選択 200点・80分
小論文 600字以内 60分
面接 ― ―

出願後に試験科目を変更することはできません。当日の時間割も公開されています。

時間 内容
9:00〜9:20 受付
9:20〜9:35 出欠調査・問題配付
9:35〜10:55 基礎学力試験
11:10〜11:25 出欠調査・問題配付
11:25〜12:25 小論文
12:40〜 面接

80分の学科試験のあとに60分の小論文、そのまま面接です。体力の配分まで含めて練習しておく価値があります。

募集人員は1期13名、2期8名、3期8名、4期5名です(うち社会人は1〜4期を通じて8名、帰国生は5名)。

併願できる回が1つだけあります。

*1期、2期、4期は専願です。3期は入学手続締切日までの間に限り、他大学との併願が可能です。

試験日は1期が2026年9月20日、2期が11月8日、3期が12月6日、4期が2027年3月11日です。1期は合格内定が10月1日に出ます(正式な合格発表は11月2日)。

歯学部は学校推薦型選抜(一般公募推薦)を実施していません。年内に受ける道は総合型選抜か指定校推薦に絞られます。歯学部の小論文で問われる論点は医学部・歯学部の小論文と日本歯科大学の総合型選抜、神奈川では神奈川歯科大学の記事も参考になります。

文学部:3期は4学科とも課題作文600字

文学部の総合型選抜は5つの区分に分かれます。

区分 当日の試験 事前のエントリー・面談
1期(課題型) 面接 必要(ドキュメンテーション学科のみ任意)
1期(基礎学力試験型) 学科試験+面接 不要
1期(英語検定試験利用型) 面接 不要
2期 面接 不要
3期 課題作文+面接 不要

1期(課題型)と2期は、出願時に「課題の解答」を提出します。1期(課題型)はさらに、出願の前にエントリーして面談を受けていることが条件です。

3期は4学科とも課題作文(600字以内)60分と面接です。時間割は9:45〜10:45が課題作文、11:00〜が面接です。

要項に大事な一文があります。

※課題作文の内容は11月頃「受験生応援サイト」で告知します。

テーマが事前に公開されるということです。3期の試験日は2027年3月10日なので、11月に告知されてから4か月近くあります。600字に収める練習ができます。600字の字数感覚は小論文の字数調整にまとめました。

1期(基礎学力試験型)の学科試験は「高校2年生までの学修範囲より出題」されます。日本文学科は国語200点40分、英語英米文学科は英語200点40分、文化財学科は国語または英語100点+地理歴史(歴史総合)100点、ドキュメンテーション学科は国語または英語200点で、いずれも面接50点が加わります(英語英米文学科は面接のかわりに自己評価書50点)。

1期(英語検定試験利用型)には注記があります。

※出願にあたり、級数・スコアの制限はありません。

英検やTOEICのスコアで足切りをしない、という意味だと読めます。文学部系の論点は文学部の小論文対策にまとめました。

横浜商科大学:総合型選抜が6種類、うち2つが併願可

商学部の単科大学です。総合型選抜が6種類あります。

入試 当日の試験 専願/併願 検定料
奨学生 論述+面接 専願 無料
特別 面接 専願 無料
アドミッション・ポリシー適合型 面接 専願 35,000円
体験レポート型 面接 専願 35,000円
適性検査型 国語(現代文)+面接 併願可 35,000円
論述検査型 論述+面接 併願可 35,000円

募集人数は奨学生5名、特別10名、残りの4つを合わせて50名です。

論述検査型:60分100点、他大学と併願できる

要項の説明が具体的です。

他大学と併願受験ができる総合型選抜です。エントリーシートに基づく面接試験のほかに、適性検査として論述試験が課されます。限られた時間内に、要約をしたり、自分の意見を論理的に表現する力が試されます。

「要約をしたり」と書かれているのが手がかりです。資料を読んで要約し、そのうえで自分の意見を述べる形だと考えられます。要約の手順は課題文の要約にまとめました。

選考方法 試問事項 備考
書類選考 提出されたエントリーシートを総合的に審査 合格者は面接試験へ
論述 提示された資料の読解と論述 60分・100点
面接 エントリーシートに基づく質疑応答 30分(個人面接)・45点
多面的・総合的評価 調査書等から学力の3要素を評価 20点

出願要件は次の3つのうち1つ以上です。

  1. 高等学校等における学習活動を通じて、文章を読み解き、自分の考えを論理的に表現する力を身につけている者
  2. 社会の諸課題に関心を持ち、自らの考えを主体的に発信しようとする意欲を有している者
  3. 自らの考えや学習成果を、文章によって適切に表現しようとする意欲を有している者

「文章を読み解き、論理的に表現する力」が、そのまま出願要件になっています。エントリーシートは4項目です。

日程はA-Ⅱ(出願2026年9月17日〜10月7日、試験10月18日)とC(11月16日〜11月26日、試験12月6日)の2回です。

奨学生入試:検定料が無料で、授業料が最大4年間免除

こちらも論述が課されます。

選考方法 備考
論述 提示された資料の読解と論述。60分・100点
面接 30分(個人面接)・55点
多面的・総合的評価 20点

特徴が3つあります。

  • 入学試験検定料が無料です
  • 合格して入学すると、奨学金として授業料を最大4年間免除されます
  • 面接免除の仕組みがあります。不合格でも「アドミッション・ポリシー適合型」入試の合格基準に達した場合は通知され、次回のアドミッション・ポリシー適合型に出願すると(検定料は別途必要)、1次選考の書類審査と2次選考の面接試験が免除されます

専願で5名という狭い枠ですが、検定料が無料で、落ちても次につながる設計です。年内の受け方を比べるときは総合型選抜の併願戦略も参考にしてください。

「特別」入試(10名)も検定料無料で、こちらは論述がなく面接のみです。合格して入学後に申請すると入学金相当額が奨学金として給付されます。

ほかの型も覚えておく

体験レポート型には出願の前提条件があります。

出願前に本学指定の体験講座へ参加し、レポートを提出(必須)

体験講座はオープンキャンパスや個別相談会で実施され、講座後にその場でレポートを提出します。レポートは出願する当年度の入試だけに有効です(2027年度入試なら2026年度内の体験講座)。同伴者の参加は可能ですが、レポート作成への協力は認められません。

適性検査型は国語(現代文)の試験で、こちらも併願可です。

共通の注意もあります。

総合型選抜は試験日を複数設けています。同一試験日で複数の総合型選抜を受験することはできません。また、試験日が異なる場合は、再度受験することが……

同じ日に2つは受けられませんが、日が違えば受け直せます。商学系の論点は経済・経営・商学部の小論文対策にまとめました。

松蔭大学:小論文を面接のあとに書く

経営文化学部・観光メディア文化学部・コミュニケーション文化学部の文系3学部と、看護学部があります。

看護学部:内定通知を受け取ってから800〜1000字を書く

募集人員は20名(Ⅰ期10名、Ⅱ期4名、Ⅲ期4名、Ⅳ期2名)です。選抜方法は「書類審査(調査書、活動報告書)、面接試験、小論文を総合評価」ですが、順番が特殊です。

  1. 調査書と活動報告書(大学のサイトからダウンロード)を出願書類と合わせて提出する
  2. 試験日に面接を受ける
  3. 面接後、内定通知を受け取った者が小論文用紙をサイトから必要枚数ダウンロードする
  4. 小論文を提出期間内に郵送する

つまり、小論文は試験会場では書きません。面接を通過した人だけが、家で書いて送ります。

課題も公開されています。

①、②のいずれかの課題について、所定の用紙に手書き、800〜1,000字以内で記載してください。さらに具体的にテーマ(タイトル)を各自つけて下さい。 ①課外活動の経験からの学び ②人と関わる職業で大切にしたいこと

ポイントが3つあります。

  • 手書きです。所定の用紙をダウンロードして書きます
  • 800〜1,000字以内です。下限があるので、短く終わらせることはできません
  • 自分でタイトルをつけます。何について書いたのかを一言で言えるところまで考える必要があります

出願資格に「課外活動(生徒会活動、スポーツ・文化活動、ボランティア活動など)で意欲的に活動した者」とあり、課題①がそれに対応しています。提出書類の活動報告書とも地続きです。

日程は次のとおりです。

出願期間 試験日(面接) 小論文提出期間 合格発表
Ⅰ期 2026年9月1日〜9月18日 9月26日 9月29日〜10月5日 11月1日
Ⅱ期 10月1日〜10月17日 10月24日 10月27日〜11月2日 11月5日
Ⅲ期 11月27日〜12月7日 12月12日 12月18日〜12月23日 12月25日
Ⅳ期 2027年2月15日〜3月1日 3月5日 3月6日〜3月11日 3月13日

面接から小論文の締切まで、およそ1週間です。Ⅳ期にいたっては試験日の翌日から提出期間が始まります。面接を受ける時点で、2つの課題のどちらを書くかは決めておいたほうがよいと考えられます。

試験当日は9:40集合、10:00から面接で、会場は厚木ステーションキャンパスです。看護系の論点は看護学部の小論文対策にまとめました。

文系学部:登録してから面接・小論文、内定が出てから出願

文系学部の総合型選抜は、そもそも出願の前に段取りがあります。要項の早見表がそのまま流れになっています。

登録から出願手続の流れは以下のとおりです。①登録カード・調査書提出 ②課題レポート提出 ③面接・小論文 ④選考結果通知 ⑤出願手続

  • 「総合型選抜登録カード」に写真を貼り、調査書と合わせて登録期間内に提出します
  • 提出後、大学の担当者から連絡が来て、面接日と課題レポートのテーマが伝えられます
  • 課題レポートを郵送し、面接・小論文を受けます。面接は原則として厚木森の里キャンパスです
  • 結果が文書で通知され、合格内定通知を受け取った者が出願します

課題レポートのテーマは、登録後に個別に伝えられます。先に出願するのではなく、選考を経て内定してから出願する形です。要項には釘も刺されています。

出願期間内に所定の出願手続きを行わない場合、内定を放棄したものとみなします。

登録期間は前期が2026年9月1日〜10月13日(消印有効)、後期が11月1日〜2027年3月4日(必着)です。合格発表は前期が11月1日、後期は出願手続終了後です。

一般選抜第Ⅲ期も小論文

文系学部の一般選抜第Ⅲ期は、小論文・面接試験・調査書で判定します。早見表に字数と時間が明記されています。

60分以内で800字程度の小論文です。

試験日は2027年2月26日、9:40集合、10:00から小論文、11:30から面接で、会場は厚木森の里キャンパスです。総合型選抜が専願なので、併願したい人はこの日程が選択肢になります。

どこから手をつけるか

  1. 書く量を確かめる。鶴見は600字、横浜商科は60分、松蔭は800〜1,000字です
  2. 書く場所を確かめる。松蔭の看護学部だけ、面接に通ってから家で書いて郵送します
  3. テーマが公開される入試を探す。鶴見の文学部3期は11月頃にテーマが告知され、松蔭の看護学部は課題2つが要項に載っています
  4. 併願できる回を確認する。鶴見の歯学部は3期だけ、横浜商科は論述検査型と適性検査型が併願可です
  5. 検定料を確認する。横浜商科の「奨学生」「特別」は検定料が無料です
  6. 鶴見の歯学部は当日の長さを想定する。80分の学科試験のあとに60分の小論文、そのまま面接です

まとめ

  • 鶴見大学 歯学部の総合型選抜は基礎学力試験200点80分(5科目から2つ選択)+小論文600字以内60分+面接です。科目は出願時に選び、あとから変更できません
  • 鶴見の歯学部は1期・2期・4期が専願、3期だけ入学手続締切日まで他大学と併願できます
  • 鶴見大学 文学部の総合型選抜3期は4学科とも課題作文600字以内60分+面接で、課題作文の内容は11月頃に受験生向けサイトで告知されます
  • 文学部の1期(課題型)は、出願の前にエントリーして面談を受けていることが条件です
  • 横浜商科大学の「論述検査型」は他大学と併願でき、論述は60分100点です。要項は「限られた時間内に、要約をしたり、自分の意見を論理的に表現する力が試されます」と書いています
  • 横浜商科の「奨学生」入試は検定料無料で、合格・入学すると授業料が最大4年間免除されます
  • 松蔭大学 看護学部の総合型選抜は、面接に通って内定通知を受け取ってから、800〜1,000字以内の小論文を手書きして郵送します。課題は「課外活動の経験からの学び」か「人と関わる職業で大切にしたいこと」で、タイトルは自分でつけます
  • 松蔭の文系学部は登録カードの提出 → 課題レポート → 面接・小論文 → 内定 → 出願という順番です

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