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東京歯科大学の総合型選抜。2027年度は実施なし、年内は学校推薦型(約50名)で小テスト3科目と資料を読む小論文50分・面接、評定基準なし

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東京歯科大学(東京都千代田区)は2027年度入試で総合型選抜を実施していません。年内に受けられるのは学校推薦型選抜(一般公募制、指定校制を含めて約50名)だけで、現役・1浪の専願、評定基準も1校あたりの推薦人数の制限もありません。英語・数学・理科の小テスト(各50分)、資料を読んで書く小論文(50分)、面接を11月22日の1日で行い、実質倍率は1.47→1.56→1.73倍でした。

東京歯科大学は、東京都千代田区の水道橋にある私立大学です。歯学部 歯学科(6年制)だけの単科大学で、入学定員は140名、2027年度の募集人員は128名です。

まず結論から書きます。

東京歯科大学は、2027年度(令和9年度)入試で総合型選抜を実施していません。

2027年度入学試験要項(34ページ)の募集人員表にある区分は、次の10個だけです。

  • 6年制:学校推薦型選抜(一般公募制)/一般選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)/大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)/帰国子女・留学生特別選抜/学士等特別選抜A・B
  • 2年次編入:編入学試験A・B

本人が「自己推薦書」を書く区分は、帰国子女・留学生特別選抜と、大学卒業者などが対象の学士等特別選抜・編入学試験だけです。どれも高校生一般向けではなく、英語・数学・理科の小テストも課されるので、総合型選抜には当たりません。

歯学部の改組・改称・定員変更・募集停止の告知もありません。

そこでこの記事では、高校生が年内に受けられる唯一の入試である学校推薦型選抜を中心に書きます。

区分 募集人員 試験日 小論文 面接
学校推薦型選抜(一般公募制) 約50名(指定校制を含む) 2026年11月22日(日) あり(50分) あり
一般選抜(Ⅰ期) 約50名 2027年2月2日(火) あり(50分) あり
共通テスト利用選抜(Ⅰ期) 8名 2027年2月2日(火) あり(50分) あり
一般選抜(Ⅱ期) 約15名 2027年3月6日(土) あり(50分) あり
共通テスト利用選抜(Ⅱ期) 5名 2027年3月6日(土) あり(50分) あり

出典:東京歯科大学「2027年度 入学試験要項」(PDF・34ページ、2026年9月29日更新版)、推薦書と自己推薦書の各様式(PDF)、学則(PDF)、入試案内・過去の入試情報・過去の入試問題・入試ガイダンス・よくある質問・学生数・学納金と奨学金・教育方針・国家試験合格率・情報の公表の各ページ(https://www.tdc.ac.jp/ )。表の数値と日程はページ画像で確認しました。2026年10月3日に確認しました。

2026年10月3日の時点で、学校推薦型選抜の出願(11月4日〜11月12日)はまだ始まっていません。

東京歯科大学の入試は、共通テスト利用選抜も含めて、すべての区分に小論文と面接があります。 共通テスト利用選抜でも、大学に来て小論文と面接を受けます。

学校推薦型選抜は評定基準なし、ただし小テストがある

学校推薦型選抜(一般公募制)の条件はこうです。

項目 内容
募集人員 約50名(指定校制推薦を含む。指定校制の条件・人数は公表されていない)
出願資格 2026年3月に高校を卒業した人と、2027年3月に卒業見込みの人(現役・1浪まで)。人物・性格ともに優れ健康で、高校長が推薦する人
専願/併願 専願(合格したら必ず入学することを確約できる人)
評定の基準 なし
1校からの推薦人数 制限なし
選考 小テスト(英語・数学・理科)・小論文・面接と、調査書・推薦書
判定 総合点の高い順(配点は非公表)
試験場 水道橋校舎本館のみ(地方会場なし)
検定料 40,000円

評定の基準も、1校からの推薦人数の制限もないので、高校長の推薦さえ受けられれば出願できます。

その代わり、英語・数学・理科の小テストが課されます。 出題範囲は一般選抜(Ⅰ期)に準じていて、面接と書類だけで決まる入試ではありません。

小テスト 範囲(一般選抜Ⅰ期に準じる)
英語 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ(リスニングなし)
数学 数学Ⅰ・Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)
理科 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目

当日は小テスト3科目、小論文、面接を1日で受ける

選考日の11月22日(日)の時間割(予定)はこうです。受付は9時からで、9時20分までに集合します。

科目 時間
英語(小テスト) 9:30〜10:20(50分)
数学(小テスト) 10:45〜11:35(50分)
理科(小テスト) 12:00〜12:50(50分)
小論文 13:40〜14:30(50分)
面接 14:50〜

小論文は、要項に「提示された資料に対する理解力、分析力、論理的思考力、文章表現力、基礎的知識等を評価する」と書かれています。資料を読んで書く形式で、試験場で書きます(持ち帰りの課題ではありません)。字数と配点は、要項にもサイトにも書かれていません。

資料型の小論文は、資料から何を読み取ったかと、自分の考えを分けて書くのが基本です(資料・グラフ型の読み方、複数資料の小論文)。50分は短めなので、読む時間と書く時間の配分を決めておきます(時間配分)。

面接は「面接委員が、志望動機、勉学意欲等について質問し、アドミッションポリシーとの適合性を総合的に評価する」とされています。個人面接か集団面接かは書かれていません(面接の頻出質問)。

アドミッション・ポリシーの土台は、建学の精神「歯科医師たる前に人間たれ」です。志望動機を話すときは、なぜ歯科医師なのか、なぜこの大学なのかを自分の経験から説明できるようにしておきます。

本人が書く志望理由書はない

学校推薦型選抜の出願書類は、高校長が作る推薦書と調査書の2つだけです。本人が書く志望理由書や自己推薦書はありません。

推薦書(大学所定の様式)の欄は「学業成績概評」「人物概評」「推薦理由」で、記入するのは高校側です。

書類で自分を語る場がないぶん、志望動機は当日の面接で話すことになります。 小テストと小論文の準備に加えて、面接で話す内容を言葉にしておきます。

過去問は申請すれば見られる

大学サイトの「過去の入試問題」ページに、2025年度入試の学校推薦型選抜の小論文・小テスト、一般選抜の小論文などの問題が、「出題の意図」「解答例」とともに載っています。

ただし見るには、申請フォーム(Googleフォーム)に登録してパスワードを受け取る必要があります。 2026年度の問題は「著作権上の処理が済み次第、公表」とされています。

推薦の小論文がどんな資料を使うのかは、この過去問で確かめるのが確実です。

日程

区分 出願期間 試験日 合否 入学手続
学校推薦型選抜 2026年11月4日(水)〜11月12日(木) 11月22日(日) 12月2日(水)発送 12月3日(木)〜12月10日(木)正午
一般選抜・共テ利用(Ⅰ期) 2026年12月14日(月)〜2027年1月15日(金) 2月2日(火) 2月5日(金)夕刻発送 2月8日(月)〜2月15日(月)正午
一般選抜・共テ利用(Ⅱ期) 2027年2月10日(水)〜2月26日(金) 3月6日(土) 3月9日(火)夕刻 3月10日(水)〜3月15日(月)正午
  • Web出願の登録は出願期間の初日0時から最終日23時59分までです。書類は最終日必着(消印有効ではありません)で、郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります
  • 推薦の合否は推薦した高校長と本人の両方に郵送されます
  • 推薦で納めた学費・諸納付金は、理由を問わず一切返還されません。 一般選抜などは3月31日正午までに辞退すれば入学金以外が返る書き方ですが、推薦にはこの扱いがありません
  • 推薦で期限までに手続きしないと、出身高校長に知らせたうえで合格が無効になります
  • 推薦の入学手続をした人には、英語・数学・理科を中心にした入学前教育(12月下旬〜3月初旬ごろ)があります
  • 一般選抜Ⅰ期・共通テスト利用選抜Ⅰ期は東京・大阪・福岡で受けられます(Ⅱ期は水道橋校舎本館のみ)

入学時の特別奨学金は推薦が対象外

東京歯科大学特別奨学金(給付)は、新入生について「2026年度入試実績」として、一般選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)と共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)の受験者のうち成績上位者(全体で10名程度)に450万円を支給すると要項に書かれています。

学校推薦型選抜は、この対象区分に入っていません。 2027年度の運用が同じかは明記されていませんが、推薦で入ると入学時の特別奨学金は受けられないと考えておくのが安全です。2〜6年生には、前年度の成績上位5名への給付があります。

学費は、入学年度が9,457,000円(入学金60万円・授業料350万円・歯学教育充実費430万円・施設維持費100万円など)、2年目以降が毎年4,537,000円です。単純に足すと6年間で約3,214万円になります(要項に合計額の記載はありません)。学債・寄付金の募集はありません。

入試結果

年度 志願 受験 合格 実質倍率
2026 104 104 60 1.73
2025 100 100 64 1.56
2024 85 85 58 1.47

学校推薦型選抜の結果です。実質倍率は受験者数÷合格者数です(大学の公表する倍率は志願者数÷合格者数ですが、この区分は欠席者がいないので同じ値です)。公募制と指定校制の内訳は公表されていません。

  • 推薦の実質倍率は1.47倍→1.56倍→1.73倍と上がっています。 志願者は85人→100人→104人と増えています
  • 合格者は58〜64人で、募集人員の約50名を上回っています
  • 一般選抜Ⅰ期の実質倍率は3.00〜5.41倍、Ⅱ期は5.78〜7.14倍(2024〜2026年度)で、推薦のほうがかなり低いです。ただし推薦は専願で、手続後の返金もありません

歯科医師国家試験は、2026年実施の第119回で合格率94.0%(全国平均61.9%)、「国公私立29歯科大学・歯学部中、総合成績で26年連続1位」と大学が発表しています。

大学のまわりの動き

  • 東京歯科大学市川総合病院は2026年3月31日に閉院し、4月1日から学校法人国際医療福祉大学の「国際医療福祉大学市川総合病院」になりました(事業譲渡)。大学は、病院内に東京歯科大学の講座を置き続け、歯学部生の実習も受け入れると説明しています。大学の設置者は変わっていません
  • 慶應義塾との「歯学部の統合および法人の合併」の協議は、2021年11月に「特に目途を設けずに協議を継続」と発表されたあと、新しい告知はありません。2027年度の要項は従来どおり東京歯科大学の名義です
  • 2027年度の新1年生は、さいかち坂校舎(千代田区神田駿河台)で授業が始まります

サイトと要項で記載が違う箇所

募集人員・試験日・出願期間・合格発表・手続期限・会場・学費は、サイトと要項で一致しています。細かい違いはこうです。

箇所 サイト 要項
帰国子女・留学生、編入学A、学士等Aの合否通知 「12月2日(水)夕刻」 「発送日:12月2日(水)」(「夕刻」なし)
一般選抜Ⅰ期の福岡会場 建物名のみ 「ユーコウビル3階」まで記載
共通テスト利用選抜Ⅱ期の合格通知 「速報とWeb出願マイページしてでも通知する」(誤記) ―
特別奨学金 学納金ページは「各学年若干名に給付」だけ 新入生は一般・共テ利用の受験者の上位10名程度に450万円(2026年度入試実績)
よくある質問 「入試要項は9月24日頃(予定)に公表」「2023年度入学者選抜よりWEB出願を導入」と古いまま 入試案内は2026年8月1日に掲載、要項PDFは9月29日に更新

入学時の特別奨学金の対象区分は、要項にしか書かれていません。 推薦か一般かで迷っているなら、要項で確かめてください。

どこから手をつけるか

2027年度に総合型選抜はありません。 年内に受けるなら学校推薦型選抜です。

学校推薦型選抜(約50名)を受けるなら(出願11月4日〜11月12日必着)

  1. 専願で、現役・1浪までです。評定の基準はないので、まず高校の先生に推薦を相談します
  2. 出願書類は推薦書と調査書だけです。推薦書の様式は大学サイトからダウンロードし、高校に作成を頼みます
  3. 小テスト(英語・数学・理科、各50分)は一般選抜Ⅰ期の範囲です。理科は物理・化学・生物から1科目を選びます
  4. 過去問は申請フォームに登録すると見られます。 2025年度の推薦の小論文・小テストが、出題の意図と解答例つきで載っています
  5. 小論文は資料を読んで書く50分です。資料から読み取ったことと、自分の考えを分けて書く練習をします
  6. 面接では志望動機と勉学意欲が聞かれます。本人が書く志望理由書がないので、なぜ歯科医師か、なぜこの大学かを話せるようにしておきます
  7. 納めたお金は一切返らず、入学時の特別奨学金の対象でもありません。 第一志望で受ける入試です

まとめ

  • 東京歯科大学は2027年度(令和9年度)入試で総合型選抜を実施していない。要項の区分は10個で、自己推薦書を書くのは帰国子女・留学生と学士等・編入学だけ(どれも高校生一般向けではない)
  • 歯学部 歯学科(6年制)の単科大学。入学定員140名、2027年度の募集人員は128名。改組・定員変更・募集停止の告知はない
  • すべての区分に小論文と面接がある。共通テスト利用選抜も大学で小論文・面接を受ける
  • 年内に受けられるのは学校推薦型選抜(一般公募制、指定校制を含めて約50名)だけ
  • 推薦は専願・現役と1浪まで・評定基準なし・1校からの推薦人数の制限なし
  • 選考は小テスト(英語・数学・理科、各50分、一般Ⅰ期の範囲)+資料を読む小論文(50分)+面接を11月22日の1日で行う。小論文の字数と配点は非公表
  • 出願書類は推薦書と調査書だけで、本人が書く志望理由書はない。志望動機は面接で話す
  • 過去問(2025年度の推薦の小論文・小テストを含む)は、申請フォームに登録すると見られる
  • 推薦の日程は出願11/4〜11/12(必着)・試験11/22(日)・合否12/2発送・手続12/10正午まで。検定料40,000円、会場は水道橋校舎本館のみ
  • 推薦で納めたお金は理由を問わず一切返還されない
  • 入学時の特別奨学金(450万円、上位10名程度)は一般選抜と共通テスト利用選抜の受験者が対象で、推薦は入っていない(2026年度入試実績の記載)
  • 推薦の実質倍率は1.47倍→1.56倍→1.73倍(2024〜2026年度)。一般選抜よりかなり低い
  • 市川総合病院は2026年4月に国際医療福祉大学へ事業譲渡されたが、講座と歯学部生の実習は続くと大学は説明している
  • 2026年10月3日の時点で、推薦の出願(11月4日〜)はまだ始まっていない

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。歯学部では日本歯科大学、明海大学、松本歯科大学の記事もあわせて読めます。

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