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京都外国語大学の総合型選抜。英検はCSEスコアで換算、探究は10〜15分のプレゼン、授業体験は3つのレポート、英語論述は60分

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京都外国語大学の2027年度総合型選抜は、語学検定利用(A〜E日程・100名程度)、探究(A・B日程・40名程度)、授業体験、英語論述(グローバルスタディーズ学科のみ)の4つ。英検は級の合否ではなくCSEスコアを換算し、探究は10〜15分のプレゼンと面接、授業体験は8月の模擬授業を受けた人が3つのレポートを出して面接を受けます。A日程の出願は10月7日まで。

京都外国語大学は京都市右京区にある私立大学です。外国語学部(英米語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・ブラジルポルトガル語・中国語・日本語・イタリア語・ロシア語の9学科)と、国際貢献学部(グローバルスタディーズ学科・グローバル観光学科)があり、入学定員は合わせて940名です。

2027年度の総合型選抜は4つあります。

入試 専願・併願 対象 募集人員 選考
語学検定利用入学試験 A・B日程は専願、C・D・E日程は併願 全学科 全学科合わせて100名程度 語学検定の結果+評定+面接(A・B日程)または出願書類(C・D・E日程)
探究入学試験 専願 全学科 全学科合わせて40名程度 プレゼンテーション+面接+評定
授業体験入学試験 専願 全学科 若干名 授業体験レポート等+面接+評定
英語論述入学試験 併願 グローバルスタディーズ学科のみ 若干名 英語論述(60分)のみ

授業体験と英語論述の募集人員は、語学検定利用と探究の人数に含まれています。

A日程の出願は2026年9月24日〜10月7日で、この記事を書いた9月27日の時点で受付中です(出願書類の郵送は10月8日の消印有効)。試験は語学検定利用・探究・英語論述のA日程が10月24日、授業体験が10月25日です。

出典:京都外国語大学「総合型選抜 2027年度入試のポイント」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/sougo/ )、「入学試験要項・インターネット出願」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/online/ )の「2027年度 入学試験要項<総合型選抜>」と探究入学試験の関係者所見書、「授業体験入学試験」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/taiken/ )、「入試過去問題」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/past_tests/ )、「入試結果(志願状況)」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/report/ )、「入学検定料・入学検定料減額制度」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/exam_fee/ )、「入学時の学費および代理徴収金・納入方法」(https://www.kufs.ac.jp/admissions/exam/school_fee_unv_col/ )。いずれも2026年9月27日に確認しました。

日程

入試・日程 出願期間 試験日 合格発表
語学検定利用 A日程(専願) 9月24日〜10月7日 10月24日(土) 11月1日(日)
探究 A日程(専願) 9月24日〜10月7日 10月24日(土) 11月1日(日)
英語論述 A日程(併願) 9月24日〜10月7日 10月24日(土) 11月1日(日)
授業体験(専願) 9月24日〜10月7日 10月25日(日) 11月1日(日)
語学検定利用 B日程(専願) 11月1日〜11月8日 11月22日(日) 12月1日(火)
語学検定利用 C日程(併願) 12月1日〜12月7日 来学なし 12月25日(金)
探究 B日程(専願) 12月1日〜12月7日 12月19日(土) 12月25日(金)
語学検定利用 D日程(併願) 2027年1月6日〜1月20日 来学なし 2027年2月12日(金)
英語論述 B日程(併願) 2027年1月6日〜1月20日 2027年2月4日(木) 2027年2月12日(金)
語学検定利用 E日程(併願) 2027年2月12日〜2月18日 来学なし 2027年3月8日(月)

出願はインターネットで、出願期間中は24時間受け付けています。入学検定料の入金期限は出願した日の翌日で、最終日に出願した場合は当日の23時59分までです。出願書類の郵送期限は、各出願期間の締切日の翌日(消印有効)です。

専願の入試どうしは、同じ時期のものなら同じ学科に限って併願できます。ただし同じ日の入試には出願できないため、10月24日の語学検定利用A日程と探究A日程を両方受けることはできません。10月25日の授業体験は、同じ学科なら10月24日の語学検定利用・探究・英語論述のA日程のどれかと併願できます。

語学検定利用入学試験:英検は級ではなくCSEスコアで換算

語学検定の結果を点数に換算して使う入試です。英検は受験した級の合否ではなく、CSEスコアで選考します。対象は2024年4月以降に受けた検定です。

出願基準

英米語学科とグローバルスタディーズ学科は英語の検定、それ以外の学科とグローバル観光学科は英語か英語以外の検定のどちらかで基準を満たす必要があります。

英語の検定の出願基準は、英検CSE 1798、GTEC(4技能)779、TEAP(4技能)165、TOEFL iBT 42(2026年1月21日以降の新方式は3.0)、ケンブリッジ英検125、TOEIC L&R 350、IELTS 4.0など。英語以外では、スペイン語技能検定6級、実用フランス語技能検定5級、ドイツ語技能検定5級、HSK 2級、中国語検定準4級、実用イタリア語検定5級、ロシア語能力検定4級、韓国語能力検定(TOPIK)2級などが基準に入っています。

換算得点

検定の結果は100点満点に換算されます。英検CSEの場合の目安は次のとおりです。

英検CSEスコア 換算得点
2400以上 100点
2292〜2312 95点
2190〜2209 90点
2092〜2110 85点
2000〜2017 80点
1900〜1911 73点
1798〜1801 58点

IELTSは4.0で79点、5.0で91点、6.0以上で100点。英語以外の検定は級ごとに60〜100点で換算されます(例:スペイン語技能検定6級は60点、2級やDELE B2以上は100点)。複数の検定を受けている場合でも、判定に使うのは提出した1つのスコアだけで、出願後の差し替えはできません。

配点と出願書類

日程 語学検定の結果 評定平均値 3つ目の評価
A・B日程(専願) 100点 50点 面接 15分・50点
C・D・E日程(併願) 100点 50点 外国語学習報告書等の出願書類 50点

C・D・E日程は大学に行く必要がなく、最大4学科まで併願できます。

どの日程でも外国語学習報告書を出願システムで入力します。

  1. 本学を志望する理由(関心を持ったきっかけ、なぜその学部・学科を選んだのか等):800字程度
  2. 高校までに学んだ外国語について、目標としたレベル、そのためにどう学習したか、その結果どう成長し何が課題として残ったか:800字程度

A・B日程では、この報告書などの出願書類が面接の資料になります。グローバルスタディーズ学科はA・B日程の報告書を英語で各400words程度書き、面接も英語です(C・D・E日程は学科を問わず日本語)。

2つ目の設問は「何を達成したか」だけでなく「何が課題として残ったか」まで聞いています。検定のスコアは出願書類で示せるので、報告書ではスコアに至るまでの学び方と、まだ足りないものを書くことになります。志望理由の組み立ては志望理由書800字の構成が参考になります。

探究入学試験:活動を10〜15分でプレゼンする

高校での探究学習や課外活動をプレゼンテーションする入試です。出願資格は、次の6分野のうち1つについて探究したことです(原則として高校在学中の継続的な活動。アルバイトは不可)。

  1. 探究学習(「総合的な探究の時間」で取り組んだ研究や活動)
  2. 生徒会活動
  3. 文化・芸術活動、スポーツ活動、コンテスト
  4. 留学経験(海外の学校を卒業した人は除く)
  5. 社会的活動(SDGs、ユネスコ活動、ボランティア活動など)
  6. 資格・検定(語学検定利用入学試験の出願基準にある検定は除く)

複数の分野に当てはまっても、選べるのは1つです。探究入学試験は、2025年4月から2027年3月までに高校を卒業した人と卒業見込みの人に限られます。

出願書類

  • 探究活動報告書(出願システムで入力)
    1. 本学を志望する理由:800字程度
    2. 実施した探究活動:1000字程度。活動を始めたきっかけ、目的や目標、目標達成までの具体的な活動、継続のために行った工夫、活動を通して学んだこと・成長したこと、周囲に与えた影響や効果、の6点を含める
  • 探究活動を証明する書類:資格・検定の合格証明書や認定証、成果物、新聞・雑誌記事、表彰状、大会パンフレットなど
  • 関係者所見書(大学所定の用紙):活動を証明できる関係者が、取組状況、役割、能力、貢献度などを記入して押印する

関係者所見書は、自分ではなく活動を見ていた人に書いてもらう書類です。A日程の書類郵送期限は10月8日なので、まだ頼んでいないならすぐに依頼する必要があります。

試験:プレゼンテーションのあと、続けて面接

試験 時間 配点
プレゼンテーション 10〜15分 100点
面接 15分 100点
評定平均値 ― 50点

プレゼンは、探究活動報告書の2つ目に書いた内容を中心に行います。形式は次のどちらかです。

  • プレゼンテーション資料:市販のA4用紙(枚数、白黒・カラーは自由、裏面は白紙)を当日3部持参する
  • ポスターまたは成果物を使う

発表用の原稿やメモは一切使えず、パソコンやプロジェクターも使えません。手元の紙資料だけで10〜15分を話し切る準備が要ります。大学は「活動の結果だけでなく、経験も評価」するとしています。

グローバルスタディーズ学科は、報告書を英語(志望理由400words程度、探究活動500words程度)で書き、プレゼンと面接も英語です。英検CSE 2000以上などの英語の基準も満たす必要があります。

活動のまとめ方は探究活動のまとめ方、発表の準備はプレゼンテーション型入試の対策に書きました。

授業体験入学試験:模擬授業を受けて3つのレポートを出す

大学の授業を受けて、その内容をもとにしたレポートを出願時に提出する入試です。出願資格は次のどちらかを受講したことです。

  • 8月に実施された模擬授業(100分×1回。2026年は8月1日・2日・23日)
  • 高大連携協定校の連携授業(2025年4月以降に実施されたもの)

出願できるのは、模擬授業を受講した学科だけです。模擬授業は各日1学科、最大3学科まで受けられましたが、出願できるのは1学科です。2026年の模擬授業はすでに終わっているため、2027年度の授業体験入試に出願できるのは、これを受講した人と連携授業を受けた人です。

授業体験レポート(出願システムで入力)

  1. 受講した授業の中で、特に興味を持った内容:500字程度
  2. 授業を受講したことで得られた新たな発見や興味について、授業後さらに自身で学んだこと:1200字程度
  3. 本学を志望する理由:800字程度

合わせて約2500字です。いちばん長い2つ目は、授業の感想ではなく「授業のあと自分で何を調べ、何を学んだか」を書く欄です。授業を受けてから出願まで時間があるぶん、ここに何を書けるかで差がつきます。考え方は事前提出レポートの書き方が参考になります。

試験

試験 時間 配点
面接 15分 100点
出願書類(授業体験レポート等) ― 100点
評定平均値 ― 50点

グローバルスタディーズ学科は、レポートを英語(250words程度・600words程度・400words程度)で書き、面接も英語です。英語の検定の基準(英検CSE 2000以上など)も満たす必要があります。

英語論述入学試験:グローバルスタディーズ学科のみ、英語で60分

国際貢献学部グローバルスタディーズ学科だけが募集する併願の入試です。出願資格は、英語の検定で基準(英検CSE 2000、GTEC 968、TOEIC L&R 590、IELTS 4.0、Duolingo English Test 85など)を満たしていることです。

選考は英語論述(60分・100点)だけで、面接や評定の配点はありません。

2026年度の問題は大学のサイトで公開されています。

  • A日程(2025年10月19日):How can wealthy nations do more to assist poorer nations in times of crisis? Please give examples.(300–400 words in English)
  • B日程(2026年2月6日):What global issues do you think will most affect your generation, and why? Please give examples.(300–400 words in English)

どちらも国際的な問題について自分の考えを述べ、例を挙げる形式です。2025年度までは英文を読んでから答える「英語読解論述入試」でしたが、2026年度からは読解のない英語論述になっています。

2026年度の結果(参考)

大学は入試ごとの結果を公表しています。2026年度(前年度)の合計は次のとおりです。

入試・日程 志願者 受験者 合格者
語学検定利用 A日程 90名 90名 86名
語学検定利用 B日程 32名 32名 32名
語学検定利用 C日程 195名 195名 189名
語学検定利用 D日程 160名 159名 143名
語学検定利用 E日程 86名 86名 73名
探究 A日程 42名 41名 38名
探究 B日程 10名 10名 9名
授業体験 116名 114名 96名
英語論述 A日程 3名 3名 3名
英語論述 B日程 4名 3名 3名

受験者のほとんどが合格している入試が多い一方、授業体験の英米語学科は43人が受験して28人の合格でした。学科別の数字は、大学の入試結果のページで確認できます。

学費と入学金免除

  • 入学検定料:30,000円(語学検定利用のC・D・E日程は15,000円で、2学科目からは1出願につき10,000円を加算)
  • 初年度納付金(入学金230,000円、授業料、教育充実費、学園振興協力費、代理徴収金を含む):外国語学部1,490,000円、国際貢献学部1,522,500円。ロシア語学科は必修の短期留学の費用が別にかかります
  • 入学金免除:総合型選抜の各入試では、英検CSE 2400、TOEIC L&R 855、IELTS 6.0などの基準を満たした人の入学金を免除します(入学後に同額を返金)。合格発表後でも3月20日までに基準を満たせば申請できます

どこから手をつけるか

A日程に出願するなら(締切10月7日)

  1. 語学検定利用なら、手元のスコアが出願基準を満たしているか、換算すると何点になるかを確かめる。複数あるなら換算得点の高い1つを選ぶ
  2. 外国語学習報告書の2題(各800字程度)を書く。2つ目は「何が課題として残ったか」まで書く
  3. 探究なら、関係者所見書をすぐに依頼し、証明書類をそろえる。報告書の2つ目(1000字程度)を固めてから、原稿なしで10〜15分話せるA4資料を3部用意する
  4. 授業体験なら、受講した学科で出願し、「授業後さらに自身で学んだこと」(1200字程度)に書く中身を用意する
  5. 面接(語学検定A日程は15分、探究・授業体験も15分)では提出した書類から聞かれるので、書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておく

年明けの日程を考えるなら

  • 語学検定利用のC・D・E日程は来学なしで最大4学科まで併願でき、検定料も安い。12月・1月・2月に出願できるので、それまでにスコアを上げる時間がある
  • グローバルスタディーズ学科を志望するなら、英語論述のB日程(2月4日)もある

まとめ

  • 京都外国語大学の総合型選抜は、語学検定利用・探究・授業体験・英語論述の4つ
  • 語学検定利用は英検をCSEスコアで換算(1798で58点、2400以上で100点)。C・D・E日程は来学なし・最大4学科併願
  • 探究は10〜15分のプレゼン(原稿・メモ・PC不可)と面接。関係者所見書が必要
  • 授業体験は8月の模擬授業を受けた学科に出願し、500字・1200字・800字のレポートと面接
  • 英語論述はグローバルスタディーズ学科のみで、英語論述60分だけで選考
  • A日程の出願は10月7日まで(書類の郵送は10月8日消印有効)

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。京都府の私立大学は京都光華大学や大谷大学、平安女学院大学、京都女子大学の記事にもあります。

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