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桃山学院大学の総合型選抜。10月の学科別選考入試は2段階で、2次は学科ごとに資料型小論文・ディベート・グループワークなど

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桃山学院大学の2027年度総合型選抜は、学科別選考入試(10月・専願、11月・12月・3月・併願)と小論文型入試(併願)の2種類です。10月の学科別選考入試は、基礎能力検査と志望理由書の第1次選考、面接と学科別選考の第2次選考の2段階で、社会学科は資料を読む小論文(50分・600字程度)、法律学科はディベートと課題小論文(1000字程度)など、学科ごとに中身が違います。小論文型入試は調査書・小論文・面接の100点満点です。

桃山学院大学は、大阪府和泉市の和泉キャンパスと大阪市阿倍野区の大阪・あべのキャンパスを持つ私立大学です。工学部、経済学部、経営学部、ビジネスデザイン学部、社会学部、法学部、国際教養学部、人間教育学部の8学部があります。

2027年度の総合型選抜は、学科別選考入試と小論文型入試の2種類です。学科別選考入試は10月(専願)、11月・12月・3月(併願)に行われ、11月と3月はビジネスデザイン学科だけが対象です。10月の学科別選考入試は、第1次選考と第2次選考の2段階で実施します。

学部・学科・課程・コース 総合型選抜の募集人員
工学部 工学科 20名
経済学部 経済学科 27名
経営学部 経営学科 23名
ビジネスデザイン学部 ビジネスデザイン学科 ビジネス創造コース 70名
ビジネスデザイン学部 ビジネスデザイン学科 情報テクノロジーコース 10名
社会学部 社会学科 30名
社会学部 社会福祉学科 20名
法学部 法律学科 25名
国際教養学部 英語・国際文化学科 30名
人間教育学部 人間教育学科 幼児教育課程 15名
人間教育学部 人間教育学科 小学校教育課程 10名
人間教育学部 人間教育学科 健康・スポーツ教育課程 20名
合計 300名

募集人員は、学科別選考入試と小論文型入試の全日程の合計です。社会福祉学科は、現在のソーシャルデザイン学科の名称を2027年4月に変更する構想による学科名です(大学は「構想中」と表記しています)。

出典:桃山学院大学「入試ガイド2027」総合型選抜のページ(https://www.andrew.ac.jp/nyushi/pdf/admission/guide_sogo.pdf)、入試情報サイトの「入試制度一覧」(https://www.andrew.ac.jp/nyushi/admission/index.html)、「小論文型入試」(https://www.andrew.ac.jp/nyushi/admission/sogoEssay.html)、「募集人員」(https://www.andrew.ac.jp/nyushi/info/bosyu.html)。2026年9月27日に確認しました。

入試の種類と日程

入試 対象 出願期間(消印有効) 試験日 合格発表
学科別選考入試(10月・専願)第1次選考 全学科 9月16日〜9月30日 10月17日(土) 10月19日(結果通知)
学科別選考入試(10月・専願)第2次選考 第1次選考の合格者 第1次選考の結果通知〜10月21日 10月25日(日) 11月1日
小論文型入試(併願) 全学科 9月16日〜10月9日 10月25日(日) 11月1日
学科別選考入試(11月・併願) ビジネスデザイン学科のみ 10月13日〜10月23日 11月3日(火・祝) 11月5日
学科別選考入試(12月・併願) 全学科 12月1日〜12月10日 12月19日(土) 12月24日
学科別選考入試(3月・併願) ビジネスデザイン学科のみ 2027年2月19日〜3月3日 2027年3月12日 2027年3月19日

出願はどれもインターネット出願です。10月の第1次選考は、和泉キャンパス、大阪・あべのキャンパス、岡山、那覇で受けられます。第2次選考と小論文型入試の会場は、ビジネスデザイン学部が大阪・あべのキャンパス、それ以外の学部が和泉キャンパスです。

2026年9月27日の時点では、10月の学科別選考入試(第1次選考)の出願が9月30日(消印有効)まで、小論文型入試の出願が10月9日(消印有効)まで受け付けられています。

学科別選考入試(10月):2段階の選考

段階 選考 配点
第1次選考(100点満点) 基礎能力検査(50分):英語・国語・数学の3教科を全員が解答し、高得点の2教科を採用 60点
第1次選考(100点満点) 志望理由書:志望理由を具体的に書き、入学後の目標や抱負にも触れる 40点
第1次選考(100点満点) 資格・活動得点:生徒会活動、課外活動、ボランティア、海外経験、資格・検定を点数化 満点を超えない範囲で最大15点を加点
第2次選考(100点満点) 面接 50点
第2次選考(100点満点) 学科別選考(学科ごとに内容が違う) 50点

基礎能力検査は、経営学科と英語・国際文化学科では英語が必須で、「英語+高得点の1教科」で判定します。

第1次選考は他大学との併願ができます。第2次選考に合格した場合は、出願した学科への入学を確約することが出願資格になっています。入学検定料は第1次選考5,000円、第2次選考25,000円で、小論文型入試にも出願している人は第2次選考の検定料が免除されます。

資格・活動得点は、たとえば生徒会長(1期以上)や英検1級が15点、英検2級が10点、主将・部長が8点、英検準2級が5点のように、区分ごとの最高得点を合計します(合計の上限は15点)。

第2次選考の学科別選考

面接も学科別選考も、学科によって形がかなり違います。

学科 面接(50点) 学科別選考(50点)
工学科 志望理由書に基づく個人面接(15分程度) 筆記試験(50分):数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B(数学Bは数列のみ)
経済学科 志望理由書に基づく個人面接(10分程度) 事前学習動画を基にした筆記試験(30分):図表データや文献、数学Ⅰ・Aまでの計算を使った経済社会の分析
経営学科 志望理由書に基づくグループ面接(15分程度) 小論文(50分・800字程度):当日発表のテーマ
ビジネスデザイン学科 志望理由書に基づく面接。グループワーク方式は事前課題レポートの紹介、アイデアレポート方式は冒頭3分程度のプレゼンテーション グループワーク方式:事前課題レポートをもとにしたグループワーク。アイデアレポート方式:アイデアレポートの提出
社会学科 志望理由書に基づくグループ面接(30分程度)。小論文の口頭試問も含む 小論文(50分・600字程度):当日提示の資料をもとに書く
社会福祉学科 志望理由書に基づくグループ面接(10分程度) 小論文(40分・800字程度):社会課題に関する講義(20分)を聞き、示されたテーマで書く
法律学科 個人面接(15分程度)。冒頭の1分程度でディベートテーマへの意見を述べ、5分程度の質疑 ディベート(60分程度・30点)と課題小論文(1000字程度・第2次選考の出願時に提出・20点)
英語・国際文化学科 志望理由書に基づく個人面接(15分程度)。受けた授業やプレゼンテーションの内容も質問される オープンキャンパス参加方式:模擬授業レポート(当日400字程度)。プレゼンテーション方式:5〜10分程度の発表
人間教育学科 個人面接(15分程度)。冒頭の3分程度で学びのレポートを説明 学びのレポート(第2次選考の出願時に提出・10点)とグループディスカッション(20〜30分・40点)

面接は、志願者数によって個人かグループかの実施方法が変わることがあります。

社会学科・社会福祉学科・経営学科:当日に書く小論文

社会学科は、試験日当日に配られる資料を読んで書く小論文(50分・600字程度)です。評価の観点として「資料内容の理解度」「文書表現」の能力、「考えの論理性」が挙げられています。入試ガイドに載っている過去問題では、ニュース記事(2025年9月22日掲載のNHK NEWS WEB「スマホ等の使用時間 目安示す条例案可決 愛知 豊明」)を資料に、①条例が必要な理由やねらいを市がどう説明しているかを200字程度で述べ、②条例への賛否を、自分と逆の立場の意見にも触れながら400字程度で述べる、という2問構成でした。反対意見の扱い方は小論文の反論への応答が参考になります。

社会福祉学科は、試験当日に社会課題についての講義(20分)を聞き、その場で示されたテーマについて書きます(40分・800字程度)。過去問題では、講義を参考に「孤独(ロンリネス)」への解決策を300字程度で書く設問と、自分が関心を持つ社会課題・福祉課題の概要と関心を持った理由、今後どう関わっていきたいかを500字程度で書く設問が出ています。

経営学科は当日発表のテーマで書く小論文(50分・800字程度)です。参考問題として、地域のショッピングモールの運営者の立場で、地域の人に親しまれ長く滞在したくなるモールにする工夫を、地域との関わりに触れながら具体例を挙げて説明する問題が示されています。50分で800字を書くので、構成は最初の数分で決めてしまう必要があります(構成メモの書き方)。

法律学科:ディベートと課題小論文

法律学科(ディベート方式)の2027年度のディベートテーマは「地方分権を進めることの是非について」です。賛成・反対のグループは当日の抽選で決まるので、両方の立場を準備しておく必要があります。下調べしたノートは持ち込めます。評価のポイントは、説得力のある理由と的確な根拠を示せているか、議論に積極的に参加しているか、議論を踏まえて自分の意見をまとめられているか、です。

同じテーマについて、課題小論文(1000字程度)を事前に書き、第2次選考の出願時に提出します。面接の冒頭でも、このテーマへの意見を1分程度で述べます。つまり、1つのテーマについて「書く」「話す」「議論する」を全部こなす設計です。

ビジネスデザイン学科:事前課題レポートかアイデアレポートか

グループワーク方式では、事前課題レポートとして「よくできている」と感じる商品やサービスを1つ挙げてその理由を200字程度で書き、類似の商品やサービスと比べた視点での選んだ理由を300字程度で書きます。試験日には、グループのメンバーが挙げた商品・サービスから1つを選び、さらに良くする方法を話し合います。提案をまとめる過程での行動、態度、発言が評価されます。グループでの振る舞いはグループディスカッションの対策も参考になります。

アイデアレポート方式では、次の3つから1つを選んでアイデアレポートを出します。

  • ビジネス企画・提案型:ビジネス創造コース志望者は自分で考えたビジネスアイデア、情報テクノロジーコース志望者はスマホアプリのアイデアを提案する
  • アトツギ型:家族等が経営する会社を承継する予定がある人や、承継してみたい会社がある人が、その会社を説明し、実現したい新規事業や改革アイデアを提案する
  • 探究・ビジコン活用型:高校で取り組んだ探究活動のプラン書や報告書、ビジネスプランコンテストのプラン書をそのまま出す

ビジネス企画・提案型とアトツギ型は、アイデアのタイトル、どのような商品・サービス・アプリをどんな顧客に提供するか、これまでのものと違う点や優れた点(社会的な意義があればそれも)を含めて作り、試験日当日に持参します。探究・ビジコン活用型は出願時に提出します。

英語・国際文化学科と人間教育学科

英語・国際文化学科のオープンキャンパス参加方式は、6月〜9月のオープンキャンパスで模擬授業を2回以上受け、終了後にワークシートを出しておくことが前提です。試験日には、受けた模擬授業から1つを選び、その授業についての自分の考えを400字程度で書きます。提出したワークシートを見ながら書けます。プレゼンテーション方式は、テーマ「異文化との共生について」で、具体的な異文化を想定し、志望するコースの学びと結びつけて5〜10分程度で発表します(資料の持ち込み可)。

人間教育学科の学びのレポートは、オープンキャンパス型(6月〜9月のオープンキャンパスで模擬授業を受けて書く)、自己PR型(学校生活や課外活動での経験や実績)、探究学習型(高校の探究活動で取り組んだ内容と学び)から1つを選びます。グループディスカッション(20〜30分)は、保育、教育、健康の領域から当日テーマが示され、思考、表現、学びの姿勢、協調性などが評価されます。

小論文型入試(併願)

小論文型入試は、出願資格が決まっている併願制の入試です。

  • 専門学科・総合学科対象:高校の専門学科(商業、工業、情報、福祉など職業教育を主とする学科)か総合学科を2025年3月以降に卒業した人、または2027年3月31日までに卒業見込みの人
  • スポーツ・特別活動対象:2025年3月以降に高校を卒業した人か2027年3月31日までに卒業見込みの人で、全国高等学校総合文化祭への出場、スポーツの都道府県大会個人8位以内・団体4位以内、指定の資格・検定など、大学が指定する項目に当てはまる人
選考 配点
調査書(評定平均値×4、小数点以下は四捨五入) 20点
小論文 40点
面接(志望理由書を含む) 40点
合計 100点

入学検定料は30,000円です。同じ日(10月25日)に行う学科別選考入試(10月)の第2次選考とは、同じ学科に限って同時に受験でき、それぞれで合否が判定されます。入学手続の締切は12月18日です。

2026年度入試の小論文は、「語群A」と「語群B」からそれぞれ1語を使って現代の課題を示し、その課題への自分の考えを、出願学科の学びに関連付けて400字以上600字以内で論じる問題でした。語群Aには「セルフレジ」「若者の仕事観」「クマ被害」「推し活グッズ」など、語群Bには「広告戦略」「年功序列」「電子マネー」「地域連携」などが並んでいます。2つの語を無理なくつなぐ課題を自分で設定し、さらに学科の学びにつなげるところまで書く必要があります。

学科別選考入試(12月)など併願制の日程

12月(全学科)と、ビジネスデザイン学科だけの11月・3月は併願制で、配点が基礎能力検査30点、志望理由書10点、面接30点、学科別選考30点(人間教育学科は学びのレポート5点とグループディスカッション25点)になります。選考の内容は多くの学科で10月と同じですが、次の違いがあります。

  • 工学科:筆記試験の範囲に数学Ⅲ(極限、微分法のみ)と数学C(ベクトルのみ)が加わる(数学Ⅲは選択可)
  • 法律学科:小論文方式になり、課題小論文(1500字程度・出願時に提出)のテーマは「消費税を廃止することの是非について」。面接でこの小論文について口頭試問がある
  • 英語・国際文化学科:小論文方式になり、当日発表のテーマで小論文(60分・800字程度)。過去問題は、示された18の語句から2つを選び、志望コースの学びに関連づけて問題意識や考えを800字程度(最大1000字以内)で論じるものでした

なお、2026年9月27日の時点で、大学の入試情報サイトの「学科別選考入試[12月]」「[11月]」のページには10月入試と同じ配点表が載っています。この記事の12月・11月・3月の配点は「入試ガイド2027」の記載によります。出願の前に、最新の入学試験要項で確かめてください。

どこから手をつけるか

10月の学科別選考入試を受けるなら

  1. 第1次選考の出願は9月30日(消印有効)まで。志望理由書(40点)は第1次選考の配点に入るので、志望理由と入学後の目標を具体的に書く(志望理由書の書き方)
  2. 基礎能力検査(50分)に向けて、英語・国語・数学の基礎を確認する。入試ガイドには過去問題の抜粋が載っている
  3. 第2次選考の学科別選考の準備を始める。社会学科なら資料を読んで600字程度、社会福祉学科なら講義を聞いて800字程度、経営学科なら当日テーマで800字程度を、時間を計って書いておく(時間配分の考え方)
  4. 法律学科は「地方分権を進めることの是非」について、賛成・反対の両方の論拠を集め、1000字程度の課題小論文を書く

小論文型入試を受けるなら

  • 出願は10月9日(消印有効)まで。語群の2語から課題を立て、学科の学びに結びつけて400〜600字で書く練習をしておく

12月の学科別選考入試を受けるなら

  • 出願は12月1日〜12月10日。法律学科は1500字程度の課題小論文を出願時に出すので、早めに書き始める

まとめ

  • 桃山学院大学の総合型選抜は学科別選考入試と小論文型入試で、募集人員は全学科の合計300名
  • 10月の学科別選考入試は専願の2段階選考で、第1次は基礎能力検査60点+志望理由書40点(+資格・活動得点)、第2次は面接50点+学科別選考50点
  • 学科別選考は学科ごとに違い、社会学科は資料を読む小論文(600字程度)、社会福祉学科は講義を聞いて書く小論文(800字程度)、法律学科はディベートと課題小論文(1000字程度)
  • 小論文型入試は専門学科・総合学科やスポーツ・特別活動の出願資格がある人向けで、調査書20点+小論文40点+面接40点
  • 12月など併願制の学科別選考入試は、配点が30点・10点・30点・30点になる

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。大阪府の私立大学は摂南大学や相愛大学、関西大学の記事にもあります。

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