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久留米工業大学の総合型選抜。併願できて推薦書も不要、小論文はなく5分のプレゼンと数学Ⅰ30分

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久留米工業大学(福岡県久留米市)の2027年度総合型選抜は併願制で、推薦書も要りません。小論文・レポートは一切なく、プレゼンテーション5分以内と面接、基礎学力テスト(数学Ⅰ・30分)、Web登録のポートフォリオ(各項目500字まで)で100点満点です。区分は一般/スポーツ・ものづくり・文化芸術/有資格者/課題発見・解決型高大接続の4つ。前期の出願は10月1日から10月9日です。

久留米工業大学は、福岡県久留米市にある私立大学です。工学部の1学部5学科で、入学定員は340名です。

学科 入学定員 コース
機械システム工学科 50名 メカニカルデザイン/AI×ロボティクス
交通機械工学科 60名 航空宇宙システムデザイン/モビリティシステムデザイン
建築・設備工学科 80名 建築環境デザイン/都市デザイン
情報ネットワーク工学科 110名 AI・ウェルビーイング/ITエンジニアリング/ビジュアルコンテンツ
教育創造工学科 40名 数学/理科

学部・学科の募集停止や改組の告知はありません。 5学科体制が2027年度も続きます(要項で確定)。

2027年度の総合型選抜で、まず押さえるべき点が2つあります。

① 併願制です。 要項の区分名が「総合型選抜〔併願制〕」となっています。総合型選抜で併願できる大学は多くないので、これは大きな特徴です。

② 推薦書は不要です。 高校からの推薦を取る必要がありません。

実施は前期・中期・後期の3回で、区分が4つあります。

区分 内容
一般 一般的な区分
スポーツ・ものづくり・文化芸術 各分野の活動実績がある人
有資格者 資格を持っている人(所有資格が最大10点加算)
課題発見・解決型高大接続 検定料が免除。プレゼンの形式が他と違う

募集定員は4区分・5学科を合わせて計70名(前期60名・中期5名・後期5名)で、工学部の全5学科に共通です。区分別・学科別の内訳は公表されていません。

試験地は本学のみで、検定料は28,000円(課題発見・解決型高大接続の区分は免除)です。

出典:久留米工業大学「令和9(2027)年度 入学者選抜実施要項」(PDF・42ページ。2026年5月26日作成、5月29日更新)、入試情報のページ、過去問のページ(https://www.kurume-it.ac.jp/nyushi/ )。2026年10月1日に確認しました。

小論文はなく、プレゼン・面接・数学Ⅰ・ポートフォリオで100点

小論文・レポートは一切ありません。 要項の全42ページに該当する語が出てきません(公表されている総合型選抜の過去問も数学Ⅰだけです)。

選抜方法は要項にこう書かれています。

プレゼンテーション、面接、調査書(全体の学習成績の状況含む)、志願者本人の記載する資料(ポートフォリオ)、基礎学力テスト(数学Ⅰ)により多面的・総合的に選抜します。

配点は100点満点で、区分によって配分が変わります。

評価項目 一般/スポーツ・ものづくり・文化芸術 有資格者 課題発見・解決型高大接続
プレゼンテーション+面接 65点 55点 75点(※質疑応答を含む。個別の面接はなし)
調査書+ポートフォリオ 25点 25点 15点
基礎学力テスト(数学Ⅰ) 10点 10点 10点
所有資格 − 最大10点 −
合計 100点 100点 100点

プレゼンテーションと面接で65点(高大接続は75点)が占める構成です。基礎学力テストは10点なので、数学の比重は小さめです。

有資格者の区分では、所有資格が最大10点加算されるかわりに、プレゼンと面接が55点に下がります。資格を持っている人はその分で補える設計です。

課題発見・解決型高大接続の区分だけは、個別の面接がありません(プレゼンの質疑応答がそれを兼ねる形で75点)。

プレゼンは5分以内。高大接続だけ7分+質疑3分

プレゼンテーションの時間が区分で違います。

区分 プレゼンの時間
一般/スポーツ・ものづくり・文化芸術/有資格者 5分以内
課題発見・解決型高大接続 発表7分以内+質疑応答3分程度

PowerPointなどを使えますが、パソコンは持参します。

ここに注意点があります。 大学サイトでは高大接続のプレゼンを「7分(質疑応答含む)」と書いていますが、要項は「発表7分以内+質疑応答3分程度」です。つまり発表に7分使える(質疑を含めて7分ではない)ということになります。要項の記述が正しいものです。

5分は原稿にして1,200〜1,500字ぶんです。配点が65点と最も重いので、ここに準備の中心を置きます。工学部なので、志望する学科・コースで学びたいことと、それにつながる自分の経験を結びつける形が組みやすいです(プレゼンテーション型入試の対策、自己PRの書き方)。

基礎学力テストは数学Ⅰを30分

基礎学力テストは数学Ⅰのみで、30分です(10:00〜10:30)。配点は10点です。

小論文がないかわりに、この数学Ⅰが唯一の筆記です。100点のうち10点なので比重は小さいものの、範囲が数学Ⅰに限られているぶん準備しやすい部分です。公表されている総合型選抜の過去問も数学Ⅰだけなので、過去問が使えます。

ポートフォリオはWeb登録。各項目500字まで

書く課題としてポートフォリオがあります。これはPDFの様式ではなく、Web登録で入力します。

  • 各項目500字まで(字数の下限はありません)
  • 設問は活動報告3問+入学希望理由1問+将来像2問の計6問

調査書とあわせて25点(高大接続は15点)です。

500字までで下限がないので、書ける人は500字近くまで書ける一方、短くても形式上は成立します。ただし配点があるので、6問すべてを埋めておくのが前提です。活動報告が3問、将来像が2問という配分なので、自分の活動と将来像の両方に材料が要ります(志望理由書の完全ガイド、探究のまとめ方)。

ポートフォリオはプレゼンや面接の材料にもなるので、全体の整合を取っておきます(面接と書類の一貫性、面接の頻出質問)。

スポーツ区分の出願資格はサイトと要項で違う

これは出願資格に直接関わる食い違いなので、必ず確認すべき点です。

スポーツの区分について、大学サイトの出願資格は「(大会に)出場した者」で止まっています。 しかし要項では「出場し、優秀な成績を収めた者」となっています。

サイトを見て「出場実績があれば出願できる」と判断すると、要項の条件を満たしていない可能性があります。 要項の記述が正しいものなので、成績まで求められる前提で確認します。

ほかにも細かい違いがあります。

  • サイトは「各種コンテスト」だが、要項は「ものづくりコンテスト」
  • サイトの「修了」が要項では「終了」
  • ポートフォリオはPDF様式ではなくWeb登録

いずれも要項を採るのが正しい判断です。

日程:前期の出願は10月1日から10月9日

期 出願期間 試験日 合格発表
前期 10月1日〜10月9日 10月17日(土) 10月30日
中期 11月23日〜12月4日 12月12日(土) 12月22日
後期 2027年2月1日〜2月12日 2月24日 3月2日

2026年10月1日の時点で、前期の出願が今日から始まりました(10月9日まで)。出願期間が9日間なので、書類を揃える時間は短めです。

募集定員の配分が前期60名・中期5名・後期5名なので、枠のほとんどが前期です。中期・後期は各5名と少ないので、本気でねらうなら前期という構造です。

試験地は本学のみです。

どこから手をつけるか

前期をねらうなら(出願10月1日〜10月9日)

募集定員70名のうち60名が前期なので、ここが本線です。

  1. 区分を決める。一般/スポーツ・ものづくり・文化芸術/有資格者/課題発見・解決型高大接続の4つです
  2. スポーツの区分を考えているなら、要項の出願資格を確認する。「出場し、優秀な成績を収めた者」が要項の条件です(サイトは「出場した者」で止まっています)
  3. 有資格者の区分なら、所有資格が最大10点加算されます。資格証明の準備をします
  4. ポートフォリオをWeb登録する。各項目500字までで、活動報告3問+入学希望理由1問+将来像2問の計6問です
  5. 調査書を高校に依頼する(ポートフォリオと合わせて25点)
  6. プレゼンテーション(5分以内)を作る。PowerPointを使う場合はパソコンを持参します。配点65点で最も重い項目です
  7. 数学Ⅰ(30分・10点)の準備をする。公表されている総合型選抜の過去問が数学Ⅰなので、そのまま使えます
  8. 10月9日までに出願。検定料28,000円(高大接続の区分は免除)
  9. 試験地は本学のみです

課題発見・解決型高大接続の区分を考えるなら

  • 検定料が免除されます
  • プレゼンが発表7分以内+質疑応答3分程度で、個別の面接はありません(プレゼンと質疑で75点)
  • 調査書+ポートフォリオは15点と、他の区分より軽い配分です
  • 発表に7分使えるので、他の区分(5分以内)より中身を詰められます

併願を活かす

この大学の総合型選抜は併願制なので、他大学と並行して進められます。推薦書も不要なので、高校に推薦を依頼する手間もありません。前期で受けて、結果を見ながら他大学の選抜を続けるという使い方ができます。

まとめ

  • 久留米工業大学の総合型選抜は〔併願制〕で、推薦書も不要
  • 実施は前期・中期・後期の3回。区分は一般/スポーツ・ものづくり・文化芸術/有資格者/課題発見・解決型高大接続の4つ
  • 募集定員は4区分・5学科あわせて計70名(前期60名・中期5名・後期5名)。枠のほとんどが前期
  • 小論文・レポートは一切なし(要項全42ページに該当語がない)
  • 選考はプレゼンテーション+面接・調査書+ポートフォリオ・基礎学力テスト(数学Ⅰ)で100点満点
  • 配点はプレゼン+面接65点(有資格者55点/高大接続75点)、調査書+ポートフォリオ25点(高大接続15点)、基礎学力テスト10点、有資格者は所有資格が最大10点
  • 課題発見・解決型高大接続の区分だけ個別の面接がない(プレゼンの質疑応答が兼ねる)
  • プレゼンは5分以内。ただし高大接続は発表7分以内+質疑応答3分程度。PowerPointを使う場合はパソコンを持参
  • 大学サイトは高大接続のプレゼンを「7分(質疑応答含む)」と書くが、要項は「発表7分以内+質疑応答3分程度」。要項が正
  • 基礎学力テストは数学Ⅰのみ30分(10点)。公表されている総合型の過去問が数学Ⅰなので使える
  • ポートフォリオはWeb登録で各項目500字まで(下限なし)。設問は活動報告3問+入学希望理由1問+将来像2問
  • スポーツ区分の出願資格は、サイトが「出場した者」で止まっているが要項は「出場し、優秀な成績を収めた者」。要項を確認する必要がある
  • 試験地は本学のみ。検定料28,000円(課題発見・解決型高大接続は免除)
  • 学部・学科の募集停止や改組の告知はなし(工学部5学科体制を継続)
  • 2026年10月1日の時点で、前期の出願は10月1日〜10月9日、試験日は10月17日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。同じ福岡県では福岡工業大学と西日本工業大学、工学系の大学は広島工業大学の記事もあわせて読めます。

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