小論文キャンパス
大学別対策

神戸学院大学の総合型選抜。10学部とも60分の小論文か筆記審査と面接、書類は800字以内が中心、出願は9月30日必着

約10分で読めます

神戸学院大学の2027年度総合型選抜入試は10学部で計195名、他大学と併願でき、評定の基準もありません。どの学部も書類審査・60分の小論文(または筆記審査)・面接の3つで、配点の比重が学部ごとに違います。志望理由書や自己調査書は多くが800字以内。出願は9月17日〜9月30日(必着)、試験は10月17日です。

神戸学院大学は、神戸市にある私立大学です。有瀬キャンパス(神戸市西区)とポートアイランドキャンパス(神戸市中央区)に、法、経済、経営、人文、心理、現代社会、グローバル・コミュニケーション、総合リハビリテーション、栄養、薬の10学部があります。

2027年度の「総合型選抜入試」は10学部で計195名を募集します。他大学と併願でき、既卒生も受けられ、評定の基準やエントリー、オープンキャンパス参加の条件はありません。どの学部も「書類審査」「小論文(または筆記審査)60分」「面接」の3つで選考し、配点の比重と書類の中身が学部ごとに違います。

日程 出願期間(必着) 試験日 合格発表
9学部と現代社会学部の第2次選考 9月17日〜9月30日 10月17日(土)、予備日10月25日(日) 11月2日
現代社会学部の第1次選考(書類のみ) 9月1日〜9月8日 (書類審査) 9月17日

2026年9月28日の時点では、出願期間の最後の3日間です。Web出願の登録、検定料(35,000円)の納入、書類の郵送(簡易書留・速達)をすべて9月30日必着で終える必要があります。現代社会学部は第1次選考(書類)がすでに終わっていて、第2次選考に出願できるのは第1次の合格者だけです。

出典:神戸学院大学「2027年度 総合型選抜入試 入学試験要項」(https://admission.kobegakuin.ac.jp/kobegakuin_cms/wp-content/uploads/1_00_2027総合型選抜入試要項.pdf )、同「2027年度【総合型選抜】指定クラブ強化特別入学試験要項」、各学部の総合型選抜入試出願書類(https://admission.kobegakuin.ac.jp/nyushi/application_documents/ )、入試情報「総合型選抜入試」(https://admission.kobegakuin.ac.jp/nyushi/sougou/ )。2026年9月28日に確認しました。要項は9月14日に訂正版が出ています。

学部ごとの募集人員と配点

当日は10時30分集合で、11時から12時まで小論文・筆記審査(60分)、13時30分から面接です。

学部・学科 選考型 募集人員 書類審査 小論文・筆記(60分) 面接
法学部 自己推薦型 25名 志望理由書20点 小論文40点 グループ面接40点
経済学部 自己推薦型 20名 志望理由書20点 小論文50点 グループ面接30点
経営学部(経営・会計専攻/データサイエンス専攻) 自己推薦型 10名/3名 志望理由書20点 小論文40点 グループ面接40点
人文学部 自己表現評価型 25名 自己調査書・活動報告書120点 小論文50点 個人面接120点(10分)
人文学部 吹奏楽・オーケストラ型 5名 自己調査書・活動報告書120点 小論文50点 実技演奏と面接150点(演奏3分以上、面接5分)
心理学部 自己表現評価型 6名 自己調査書・活動報告書120点 小論文50点 個人面接150点(10分)
現代社会学部(現代社会学科/社会防災学科) 自己推薦型(2段階) 13名/9名 第1次選考:自己調査書・活動報告書100点 第2次選考:小論文50点 第2次選考:個人面接50点(15分)
グローバル・コミュニケーション学部(英語コース/中国語コース) コミュニケーション力型 20名/3名 自己調査書・活動報告書50点 筆記審査100点 面接100点(10分)
総合リハビリテーション学部 理学療法学科 理学療法学科適性評価型 6名 自己調査書50点 筆記審査100点 個人面接100点(10分)
総合リハビリテーション学部 作業療法学科 作業療法学科適性評価型 4名 自己調査書・活動報告書30点 筆記審査20点 個人面接50点(15〜20分)
総合リハビリテーション学部 社会リハビリテーション学科 自己推薦型 5名 志望理由書・活動報告書40点 小論文30点 個人面接30点(10分)
栄養学部(管理栄養学専攻/臨床検査学専攻) 自己推薦型 10名/6名 自己調査書・活動報告書100点 小論文100点 個人面接100点(15〜20分)
薬学部 自己推薦型、病院薬剤師志望特化型 2つの型で25名 自己調査書50点 小論文100点 個人面接100点(10〜15分)

現代社会学部の第1次選考の点数は、第2次選考には持ち越されません。グローバル・コミュニケーション学部の英語コースでは、筆記審査で英語の題材や英語での記述、面接で英語での応答を求めることがあります。

配点を見ると、法・経済・経営は小論文とグループ面接、人文・心理は書類(自己調査書・活動報告書)と個人面接、グローバル・コミュニケーション、理学療法、栄養、薬は筆記・小論文と面接に重みがあります。

小論文・筆記審査:60分、字数の指定なし

小論文・筆記審査はどれも60分で、字数や形式は要項に書かれていません。要項の「趣旨」から分かる出題の形は次のとおりです。

  • 薬学部:示された医療関係の記事から論点をつかみ、自分の意見を述べる
  • 作業療法学科:新聞記事・論説・小説などの文章から出題し、趣旨の理解と思考力・判断力・表現力を問う
  • 理学療法学科:課題を設定して、理解・思考・表現の力を問う

過去の問題はWebでは公開されておらず、大学が発行する冊子「入学試験問題集」(総合型を含む)を請求して見る形です。記事や文章を読んで論点を整理し、自分の意見を理由つきで述べる練習をしておくと、どの学部の形にも対応できます(課題文の要約のコツ、小論文の時間配分)。

志望理由書・自己調査書:学部ごとに設問が違う

書類は大学の様式に、本人が黒のペンで手書きします(原稿用紙は20字×20行)。

学部・学科 書類 設問(要約) 字数
法・経済・経営 志望理由書 その学部で学びたいこと、高校で力を入れてきたこと、卒業後の進路をふまえた志望理由 800字以内
人文 自己調査書(2つ)と活動報告書 人文学部の11分野から1つを選び、調べたことを自分の経験と結びつけて論じる(参考文献は出典を明記)/経験・特性にもとづく志望理由と在学中の目標 各800字以内
心理 自己調査書(3つ)と活動報告書 人格形成に影響した課外活動・社会活動/この1年の社会的な出来事から1つ選んで意見/将来像と関連づけた大学生活の計画 指定なし
現代社会学科 自己調査書(3つ)と活動報告書 社会活動や探究から学んだこと/この1年の社会的な出来事への意見/この学科がふさわしい理由 指定なし
社会防災学科 自己調査書(3つ)と活動報告書 社会活動とそこから学んだこと/志望理由と学びたいこと/防災・国際協力・ボランティアからテーマを1つ設定して意見 指定なし
グローバル・コミュニケーション 自己調査書(3つ)と活動報告書 人格形成に影響した体験/外国語を使ってどう社会貢献できるか/卒業後にしたいことと4年間の過ごし方 各800字以内
理学療法 自己調査書 積極的に取り組んだこと、4年間で学びたいこと、目指す理学療法士像 800字以内
作業療法・社会リハビリテーション 自己調査書または志望理由書と活動報告書 作業療法士を目指した動機・適性・将来像/志願理由と将来の夢・進路 800字以内
栄養 自己調査書と活動報告書 大学で学びたいこと・卒業後の展望/管理栄養士(臨床検査技師)を志すきっかけになった活動・経験 800字以内/活動報告書は800〜1,200字
薬 自己調査書 薬学部(または病院薬剤師)を目指した動機、6年間で学びたいこと、目指す薬剤師像 800字以内

栄養学部の活動報告書は、9月14日の訂正で「800字以内」から「800字以上1,200字以内」に変わりました。様式も差し替えられているので、ファイル名の末尾に「-1」が付いた新しい様式を使います。

人文学部の自己調査書は、分野を選んで調べ、自分の経験と結びつける「小さな探究」の形です。心理学部、現代社会学部の自己調査書には「この1年の社会的な出来事への意見」があり、ここが小論文と面接の材料にもなります(志望理由書の書き方、探究のまとめ方)。

薬学部の「病院薬剤師志望特化型」

入学後、1〜4年次の夏休み・春休みに病院で見学・体験実習を続ける養成プログラムとセットの型です。出願時に実習地・施設を1つ選びます(神戸市内の病院のほか、兵庫県西部・北部、鹿児島、高知、島根、鳥取、福井。地域によっては帰省先などから通えることが条件)。特化型で不合格でも、自己推薦型として合格判定を受けられます。

指定クラブ強化特別入試(総合型選抜)

部活動の枠で、法、経済、経営(経営・会計専攻)、人文、心理、現代社会、社会リハビリテーション、栄養で計107名です。2027年3月卒業見込みの現役生で専願、評定平均3.0以上(心理学部3.3以上、栄養学部3.6以上)、大学の顧問などとの事前面談で適性を認められた人が対象で、選考は書類審査と面接です。出願は9月30日必着で、試験は10月17日です。

参考:2026年度の結果

2026年度の総合型選抜入試は、志願786名・合格338名で、全体の倍率は2.2倍でした。経営・会計専攻が13.5倍、理学療法学科が5.4倍、経済学部が3.2倍と、学部による差が大きい入試です。

どこから手をつけるか

9月30日必着の出願に間に合わせるなら

  1. Web出願の登録と検定料の納入を先に済ませる
  2. 志望学部の書類(志望理由書・自己調査書・活動報告書)を様式どおり手書きで仕上げ、調査書と一緒に簡易書留・速達で送る
  3. 試験日(10月17日)までに、60分の小論文を志望学部に近い題材で数本書き、面接では書類に書いたことを具体例つきで話す練習をする(法・経済・経営はグループ面接)

まとめ

  • 神戸学院大学の総合型選抜入試は10学部で計195名。他大学と併願でき、評定の基準なし
  • 選考は、書類審査・60分の小論文(または筆記審査)・面接の3つ。法・経済・経営はグループ面接、人文・心理は書類と個人面接の比重が大きい
  • 志望理由書・自己調査書は多くが800字以内の手書き。心理学部・現代社会学部は字数の指定なし、栄養学部の活動報告書は800〜1,200字(9月14日訂正)
  • 薬学部には病院での実習プログラムとセットの「病院薬剤師志望特化型」がある
  • 2026年9月28日の時点で、出願は9月30日必着、試験は10月17日

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。兵庫県の私立大学は神戸親和大学や甲南女子大学、神戸松蔭大学の記事にもあります。

Related

関連記事

← 「大学別対策」の記事一覧へ