神戸親和大学の総合型選抜。AO入試は小論文60分800字程度と面接が各50点、学科ごとの過去の出題が公開されている
神戸親和大学の2027年度総合型選抜は、専願のAO入試(Ⅰ〜Ⅲ期)とスポーツ入試(Ⅰ〜Ⅳ期)です。AO入試は学科ごとの課題による小論文(60分・800字程度)50点と、エントリーシート・調査書にもとづく面接50点の100点満点で、評定の基準はありません。要項に学科ごとの過去の出題例が載っています。これから出願できるのはⅢ期(2027年2月8日〜3月1日)です。
神戸親和大学は、神戸市北区にある私立大学です。文学部 国際文化学科、心理学部 心理学科(2027年4月設置予定)、教育学部 教育学科・スポーツ教育学科があります。
2027年度の総合型選抜のうち、高校生が受けるのは次の2つで、どちらも専願です。
| 入試 | 期 | 募集人員 | 選考 |
|---|---|---|---|
| AO入試 | Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期 | 国際文化7名、心理10名、教育15名、スポーツ教育12名(3期の合計) | 小論文50点、面接50点(書類は面接の資料) |
| スポーツ入試 | Ⅰ期〜Ⅳ期 | 教育・スポーツ教育が中心(Ⅰ期・Ⅱ期は教育5名、スポーツ教育10名ずつ) | 事前実技審査50点、面接50点 |
AO入試は評定の基準がなく、検定料は30,000円です。家族(祖父母・父母・兄弟姉妹)が卒業生・在学生なら入学金(220,000円)が全額免除される「ファミリー割引制度」も使えます。
| AO入試 | 出願期間(締切日消印有効) | 試験日 | 合否通知発送 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 9月1日〜9月8日 | 9月12日(土) | 9月18日 |
| Ⅱ期 | 9月14日〜9月28日 | 10月3日(土) | 10月9日 |
| Ⅲ期 | 2027年2月8日〜3月1日 | 2027年3月6日(土) | 2027年3月12日 |
2026年9月28日の時点では、AO入試Ⅱ期の出願がこの日(消印有効)で締め切られ、試験は10月3日です。これから出願できるAO入試はⅢ期(2027年2月8日〜3月1日)です。
出典:神戸親和大学「入学試験要項2027」(https://www.kobe-shinwa.ac.jp/admission/application/pdf/2027nyushiyoukou.pdf)、入試情報「AO入試」(https://www.kobe-shinwa.ac.jp/admission/system/ao/)、2027年度 総合型選抜AO入試エントリーシート(国際文化学科・心理学科・教育学科・スポーツ教育学科)。2026年9月28日に確認しました。
AO入試の選考:小論文と面接が各50点
| 試験 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 小論文 | 学科ごとに与えられた課題について、800字程度(60分) | 50点 |
| 面接 | 出願書類(AO入試エントリーシート・調査書)にもとづいて行う。個別か集団で、1人10〜15分程度 | 50点 |
当日は9時10分集合で、9時30分から10時30分まで小論文、11時から面接です。大学は評価のポイントを公表しています。
- 小論文:①文章力(基本的な文章スキル、論理的に文章を組み立てられる)、②理解力(課題に沿った記述ができる)、③表現力(自分の体験や具体的なエピソードにもとづいた記述ができる)
- 面接:①志望理由(意欲・明確さ)、②自己PR、③コミュニケーション能力(人の話を聴く力、自分の考えを伝える力、表現力)、④将来の展望、⑤アドミッション・ポリシーの理解度と適合力
小論文の③は、自分の体験を入れることを求めています。一般論だけで800字を書かず、体験を1つ具体的に入れて、そこから考えたことを主張につなげます(小論文の構成メモ)。
過去の出題例(要項に掲載)
要項には、学科ごとの小論文のタイトルが載っています(すべて60分・800字程度)。主なものを要約します。
| 学科 | 過去の出題例(要約) |
|---|---|
| 国際文化学科 | グローバル化に対応するために身につけたい能力と、大学で学びたいこと/学科で学べる「日本語力」「語学力」「ICTスキル」「課題解決力」のうちどれを学び、卒業後にどう生かすか/高校生活で印象に残っている経験と、それを通して学科で何を学びたいと思うようになったか |
| 心理学科 | 心理学の学びが社会でどう役立つか/関心を持つ人の心理について、関心の理由と大学での学び・社会への生かし方/身近で経験した心の健康に関する課題と、心理学がその解決や予防にどう役立つか |
| 教育学科 | 子どもたちの主体性を育てるために先生に求められる力/多様性を認め合うことの大切さについて学校生活で気づいたこと/保育者・教員として地域とどう関わるか/子どもの主体的な学びをどう育むか |
| スポーツ教育学科 | 中学校の部活動の地域移行の課題と今後の取り組み/運動が苦手な生徒への運動指導で心がけること/男女共修やインクルーシブ体育で取り組みたいこと/パラスポーツの発展に向けた方策 |
どの学科も、「その学科で何を学び、将来どう生かすか」を自分の経験と結びつけて書く問いが中心です。教育学科とスポーツ教育学科は、学校や部活動の現場の課題を問う出題もあるので、部活動の地域移行や多様性、主体的な学びといったテーマで一度ずつ書いておくと準備になります(部活動をテーマにした小論文、多様性をテーマにした小論文)。
エントリーシート:学科ごとの設問
AO入試エントリーシートは学科ごとに様式が違い、黒のボールペンで本人が書きます。共通の設問は次の4つです。
- 本学を志望した理由と、学科で特にどのようなことを学びたいか
- 将来(大学卒業後)、取り組みたいと考えていること(仕事、ボランティア活動など)
- 学科のどのアドミッション・ポリシーを満たしているか(番号で、複数選択可)
- これまでの学校生活を振り返って、自分の特徴や性格を具体例をまじえて
これに学科ごとの設問が加わります。
| 学科 | 学科ごとの設問 |
|---|---|
| 国際文化学科 | 次の2つから1つを選ぶ:興味のあること(書籍や作家、マンガ・アニメ、地域、国内外の文化など)の魅力/高校で取り組んだ課題研究やプレゼンテーションの内容(資料があれば添付) |
| 心理学科 | 心理学を学ぶことの意味について、自分の考え |
| 教育学科 | 自分がめざす「理想の先生」 |
| スポーツ教育学科 | 次の3つから1つを選ぶ:部活動の地域移行について賛成と反対の両方の立場から意見/共生社会でスポーツが果たす役割/フィジカルスポーツとeスポーツを同じスポーツとして扱うべきか。スポーツ活動歴があれば、活動内容と主な戦績の資料を添付 |
面接はこのエントリーシートと調査書をもとに行われます。書いた特徴や経験に、面接で「なぜ」「そこから何を学んだか」を聞かれても答えられるようにしておきます(面接と書類の一貫性、志望理由書の書き方)。
スポーツ入試(Ⅰ期〜Ⅳ期)
高校でクラブの選手として活躍し、入学後も同じクラブで活動する意志がある人向けの専願の入試です。都道府県大会以上に出場した実績などが条件で、出願の前に、高校の先生を通じて大学のクラブ顧問に連絡し、実技能力の確認と面談を受けて「出願資格認定」を得る必要があります。選考は事前実技審査50点と面接50点です。
| 期 | 出願資格認定申請の締切 | 出願期間 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 8月17日 | 9月1日〜9月8日 | 9月12日 |
| Ⅱ期 | 9月11日 | 9月28日〜10月13日 | 10月17日 |
| Ⅲ期 | 12月14日 | 2027年1月5日〜1月19日 | 2027年1月27日 |
| Ⅳ期 | 2027年2月22日 | 2027年3月8日〜3月16日 | 2027年3月23日 |
どこから手をつけるか
AO入試Ⅲ期(出願2027年2月8日〜3月1日、試験3月6日)を受けるなら
- 志望学科の過去の出題例から2〜3題を選び、60分で800字程度を書いてみる
- エントリーシートの学科ごとの設問(国際文化・スポーツ教育は選択問題)に答えを用意する
- 面接(10〜15分)で、志望理由・自己PR・将来の展望を、エントリーシートの内容とそろえて話せるようにする
まとめ
- 神戸親和大学の総合型選抜は、専願のAO入試(Ⅰ〜Ⅲ期)とスポーツ入試(Ⅰ〜Ⅳ期)
- AO入試は小論文(60分・800字程度)50点と面接50点の100点満点。評定の基準はない
- 要項に学科ごとの過去の出題例があり、「学科で何を学び、将来どう生かすか」を経験と結びつけて書く問いが中心
- エントリーシートは共通4問と学科ごとの設問(国際文化・スポーツ教育は選択問題)
- 2026年9月28日の時点で、次に出願できるAO入試はⅢ期(2027年2月8日〜3月1日)
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