東京藝術大学の総合型選抜。2027年度は実施なし、一般選抜で小論文があるのは先端芸術表現科・芸術学科・楽理科・音楽環境創造科の4つ
東京藝術大学は2027年度に総合型選抜も学校推薦型選抜も実施しません。入口は一般選抜(前期日程だけ)で、年内に受けられる入試はありません。ただし、一般選抜のなかに、小論文のある科が4つあります。美術学部の先端芸術表現科と芸術学科、音楽学部の楽理科と音楽環境創造科です。実技の代わりに小論文を選べる科の正確な意味、配点、過去の問題の形、志願倍率、これから来る締切までまとめました。
東京藝術大学(国立・東京都台東区)は、★2027年度に総合型選抜も学校推薦型選抜も実施しません。
| 区分 | 2027年度 | どこに書いてあるか |
|---|---|---|
| ★学校推薦型選抜 | ★実施しない | 2027年度入学者選抜要項の、募集人員の表の注 |
| ★総合型選抜 | ★実施しない | 大学の入試情報サイトの「入試制度概要」。選抜要項には、総合型選抜の区分そのものがない |
| 一般選抜(後期日程) | 実施しない | 選抜要項の注 |
| ★一般選抜(前期日程) | ★実施する(募集は471名) | 選抜要項 |
★高校3年生が年内に受けられる入試は、ありません。入口は、2月〜3月の一般選抜(前期日程)です。
ただし、★一般選抜のなかに、小論文のある科が4つあります。
| 学部・科 | 小論文 | ほかに課されるもの |
|---|---|---|
| ★美術学部 先端芸術表現科 | 第1次で、★素描か小論文を選ぶ | 個人資料ファイル(全員)。★第2次の総合実技は全員 |
| ★美術学部 芸術学科 | ★鉛筆素描か小論文を選ぶ | 学力検査(外国語と地理歴史。全員) |
| ★音楽学部 楽理科 | ★必須(口述試問を含む) | 第1次に国語と外国語。第2次に聴音、楽典、和声などの実技 |
| ★音楽学部 音楽環境創造科 | ★必須 | 志望理由書(800字以内)、面接(表現を含む)。★実技検査はない |
★「実技の代わりに小論文を選べる」のは、美術学部の2つの科です。ただし、意味が違います。先端芸術表現科は第1次の素描だけが小論文に替わり、第2次の実技は全員が受けます。芸術学科は、小論文を選べば実技検査なしで受けられますが、学力検査が別に必須です。
★2027年度の「学生募集要項」は、まだ公表されていません(美術学部は2026年11月下旬、音楽学部は12月上旬の予定)。この記事で、試験時間や配点を「前年度の募集要項では」と書いているところは、新しい募集要項で確かめ直してください。
必ず最新の募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は★2027年度入学者選抜要項(2026年7月27日更新・49ページ)、★2027年度 音楽学部「試験内容及び課題曲」(2026年9月30日)、★入試情報サイトの「入試制度概要」「よくあるご質問」、★2024〜2026年度の入試結果、★2024〜2026年度の小論文の問題と出題意図、★2026年度の美術学部・音楽学部の学生募集要項、★「入学者選抜における不正行為の取扱いについて」(2026年7月30日)を確認して書いています。 出典:美術学部 募集要項、音楽学部 募集要項、美術学部 入試制度概要、音楽学部 入試制度概要、入試過去問題、入試結果、よくあるご質問。2026年10月14日に確認しました。
「実施しない」は、どこに書いてあるか
★学校推薦型選抜は、2027年度入学者選抜要項の、募集人員の表の注に書かれています。
(※4)本学においては,2段階選抜,学校推薦型選抜,専門学科・総合学科卒業生入試,社会人入試,欠員補充第2次募集は行わない。
★総合型選抜は、この注の列挙に入っていません。2027年度の選抜要項には、総合型選抜を「行わない」と書いた文がありません。
| 確かめたこと | 結果 |
|---|---|
| 選抜要項の目次 | 大きな区分は「一般選抜」と「特別選抜」の2つだけ |
| 募集人員の表 | 総合型選抜の列がない |
| 選抜方法の表 | 一般選抜と、特別選抜の4つだけ |
| 「総合型」という語 | 選抜要項の49ページで1件だけ。ほかの国公立大学の総合型選抜に合格した人についての注意 |
| ★大学の入試情報サイト | 「入試制度概要」のページに、★総合型選抜は行わないと書かれている(美術学部、音楽学部とも) |
- 2026年度の選抜要項では、「行わない」ものの列挙に、総合型選抜が入っていました。2027年度は、冊子の組み方が変わっています
- ★総合型選抜を始めるという記載は、どこにもありません
学部と募集人員
| 学部 | 科・専攻(一般選抜の募集人員) | 小計 |
|---|---|---|
| ★美術学部 | 絵画科 日本画専攻25、絵画科 油画専攻55、彫刻科20、工芸科30、デザイン科45、建築科15、★先端芸術表現科24、★芸術学科20 | 234 |
| ★音楽学部 | 作曲科15、声楽科54、器楽科98、指揮科2、邦楽科25、★楽理科23、★音楽環境創造科20 | 237 |
合計は471名です(小計と合計は、要項の印字です)。
一般選抜のほかにある入試
要項の「特別選抜」は、4つです。どれも、総合型選抜でも学校推薦型選抜でもありません。
| 入試 | 対象 | 募集 |
|---|---|---|
| 私費外国人留学生入試 | 両学部 | 若干名 |
| 帰国生徒選抜 | 美術学部の油画専攻、工芸科、デザイン科、建築科、先端芸術表現科 | 若干名 |
| 外国教育課程出身者特別入試 | 音楽学部の全科 | 若干名 |
| 音楽学部SSP[飛び入学] | 器楽科の一部(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、打楽器を除く管打楽)。★高校2年を修了する人が対象 | 若干名 |
- ★SSP[飛び入学]は、校長などの推薦と自己推薦書が要りますが、要項の分類は特別選抜です。年内に試験があるのは、これだけです(2027年度入試は11月21日)
- 帰国生徒選抜の出願は、2026年12月8日〜22日です。試験は、一般選抜と同じ日に受けます
- 募集人員は、どれも一般選抜の人数のなかに含まれます
小論文・面接・書類がある科
| 科・専攻 | 段階 | 中身 | 2027年の日 |
|---|---|---|---|
| ★先端芸術表現科 | 出願のあと | ★個人資料ファイル(全員) | 2月中旬の予定 |
| 第1次 | ★小論文(素描との選択) | 2月26日(素描は2月25日) | |
| 第2次 | 総合実技(全員) | 3月3日・4日 | |
| ★芸術学科 | 1日目 | 学力検査(外国語、地理歴史) | 2月26日 |
| 2日目 | ★小論文(鉛筆素描との選択) | 2月27日 | |
| ★楽理科 | 第1次 | 学力検査(国語、外国語。各2時間) | 2月26日 |
| 第2次 | ★小論文(口述試問を含む。筆記は2時間)と実技 | 3月3日〜9日のうち | |
| ★音楽環境創造科 | 出願のとき | ★志望理由書(800字以内・手書き) | — |
| 第1次 | 学力検査(音楽。60分) | 2月25日 | |
| 第2次 | ★小論文(120分) | 2月28日 | |
| 第2次 | ★面接(20分。表現を含む) | 3月3日〜6日のうち | |
| 絵画科 油画専攻 | 第2次 | 実技と面接 | 3月7日〜9日 |
| 作曲科 | 第4次 | 実技と面接 | 3月8日 |
| 邦楽科 | 第1次 | 実技と面接 | 3月3日〜5日 |
- ほかの科・専攻(日本画、彫刻、工芸、デザイン、建築、声楽、器楽、指揮)は、選抜方法の表で、面接も小論文も課されないことになっています
- ★小論文の課題は、事前に公表されません
- 試験の時刻、集合の場所は、選抜要項には書かれていません。学生募集要項で発表されます(楽理科と音楽環境創造科の時間は、音楽学部の「試験内容及び課題曲」で確定しています)
先端芸術表現科:小論文に替わるのは、第1次の素描だけ
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| 共通テスト | 3教科3科目(600点) |
| ★個人資料ファイル | 全員が出す。提出は2027年2月中旬の予定 |
| ★第1次 | 実技検査(素描)か、小論文。★出願のときに選ぶ |
| ★第2次 | 実技検査(総合実技)。★全員 |
★小論文を選んでも、第2次の総合実技は受けます。「実技なしで受けられる」わけではありません。
前年度(2026年度)の学生募集要項では、次のようになっていました。2027年度の分は、11月下旬に出る募集要項で確かめてください。
- ★小論文は3時間(10時30分〜13時30分)
- ★評価は4段階で、点数は付きません。第1次の判定から、共通テストと調査書なども使われます
- 素描か小論文かは、出願のあとに変えられません
- ★個人資料ファイルは、A4のファイル1冊・20ページ以内で、これまでの活動をまとめます。履歴(1ページ以内)、志望する理由(1ページ以内)、志望につながるこれまでの活動、入学後に行いたいことを入れます
- 個人資料ファイルは、出願(2月上旬)のあと、第1次の前に出します。出したあとの差し替えはできず、返却もされません
★過去の小論文は、課題文を読んで答える形です。
| 年度 | 形 | 出典 |
|---|---|---|
| 2026 | 2問(500字以内の説明と、700字以内の論述)。横書き | 今福龍太『クレオール主義』 |
| 2024 | 課題文が2つで、3問(200字以内の要旨、600字以内、400字以内)。縦書き | タルコフスキー『映像のポエジア』、川俣正ほか編『セルフ・エデュケーション時代』 |
(2025年度の問題は、大学のページのリンクが切れていて、確かめられていません)
- 大学が公開している評価のポイントは、3年とも同じです。文章を正確に読み取って的確に答えているか、主張が論理的か、設問の意図にそっているか、テーマを掘り下げて自分の考えと結論を示しているか、誤字や脱字がないか、の5つです
- ★第2次の総合実技にも、書くことと話すことがあります。過去の問題では、1日目に作品を作り、★作品についての200字以内の説明文を書き、2日目に★作品の前でプレゼンテーションをしています
2年とも、合わせて1,200字以内を3時間で書く試験でした(字数は、こちらで足したものです)。課題文の概念を正確につかむことが、出発点になります。読み方は小論文の課題文要約にまとめています。
芸術学科:小論文を選べば、実技検査はない
| 試験 | 中身 |
|---|---|
| 共通テスト | 3教科3科目(600点)。外国語が必須で、あと2教科を選ぶ |
| ★学力検査(全員) | 外国語と、地理歴史 |
| ★選択 | 小論文か、実技検査(鉛筆素描・石膏像)。★出願のときに選ぶ |
- ★小論文を選べば、実技検査を受けずに済みます。学科の試験と小論文だけです
- ★個別の試験600点と、共通テスト600点で、合計1200点です(要項の印字)。これに調査書などの審査を加えて判定されます
- 個別600点の内訳は、2027年度の選抜要項には書かれていません。前年度の募集要項では、小論文か鉛筆素描が200点、外国語が200点、地理歴史が200点でした
- ★合格者は、小論文を選んだ人と、鉛筆素描を選んだ人を、別々に判定します。合格者の数は、原則として、それぞれの受験者の数に応じて比例配分する、と選抜要項に書かれています
- 第1次の合格者の選抜は行われません
★小論文を選ぶと有利になる、という根拠は、要項にも入試結果にもありません。小論文を選んだ人どうしで競います。選んだ人数の内訳は、公表されていません。
★過去の小論文
| 年度 | 形 |
|---|---|
| 2026 | 図版1点(襖絵)を起点に、視覚芸術にあらわされる「花」について論じる |
| 2025 | 1行のテーマ。芸術と五感の関係について論じる |
| 2024 | 図版12点(仏像)を見て、2体を比べ、造形の表現を論述する |
- ★字数の指定はありません。2026年度入試の解答用紙は、A4の縦使い・横罫26行・1枚以内でした
- 前年度の募集要項では、小論文は2時間です
- 大学は、2026年度入試について、文章の構築力、表現力と独自性を重視する、と説明しています
★学力検査も、書く試験です。
- 外国語(英語)は、長文の和訳が2題でした。出典は、美学や美術史の英語の文献です
- 地理歴史(日本史か世界史)は、論述です。2026年度入試は、あるテーマについての論述が1題と、語句を選んで説明する論述でした
- 前年度の募集要項では、どちらも90分です
作品を見て書く練習は、芸術系の小論文対策が土台になります。
楽理科:小論文と口述試問
楽理科は、小論文も実技も、両方が必須です。
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| 共通テスト | 3教科3科目(500点) |
| 第1次 | 国語(2時間)、外国語(2時間)。共通テストとは別の、大学の試験 |
| ★第2次 | ★小論文(口述試問を含む。筆記は2時間)。聴音書き取り、楽典、新曲視唱、リズム課題、副科実技、和声 |
- 小論文は、音楽学の学習に必要な基礎的な能力を問う課題文で、課題は当日に出されます(2027年度の「試験内容及び課題曲」)
- 口述試問の時間や中身は、書かれていません
- 配点は、2027年度の選抜要項には書かれていません。前年度の募集要項では、★小論文(口述試問を含む)が300点で、最終の判定の合計は2000点でした
★過去の小論文は、3年とも、800字以内・横書き・2時間です。
| 年度 | 形 |
|---|---|
| 2026 | 短い引用文を読んで、自分の考えを説明する(出典は、近藤譲『<音楽>という謎』) |
| 2025 | 1行のテーマ。音楽の「共有」のされ方の変化について |
| 2024 | 1行のテーマ。音楽をことばで語ることの意義と制約について |
大学は、小論文と口述試問で、批判的な思考力、着眼の独創性、論文を構築する構想力、考えを読み手や聞き手に伝える表現力をはかる、と説明しています。
音楽環境創造科:実技検査がなく、小論文と面接
★音楽環境創造科は、実技検査を課さない科です。
| 段階 | 中身 | 点数 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 3教科3科目 | 500点 |
| 出願のとき | ★志望理由書(800字以内。所定の用紙に手書き) | 面接のときの参考 |
| 第1次 | 学力検査(音楽。60分) | 200点 |
| ★第2次 | ★小論文(120分) | ★100点 |
| ★第2次 | ★面接(20分。表現を含む) | ★200点 |
- ★第1次は700点満点、最終は1000点満点です(どちらも要項の印字)
- ★2027年度の選抜要項で、小論文に点数が書かれているのは、この科だけです
- 志望理由書に、設問の文はありません(前年度の様式)。「志望理由書」という題だけの、マス目の用紙です
★面接の「表現」は、3つから選びます(複数を選んでもかまいません)。出願のときに選びます。
| 選択肢 | 中身 |
|---|---|
| 演奏 | コンピュータや電子楽器も可。表現や創作の力を見せたい場合 |
| パフォーマンス | 演奏以外の表現。複合的な表現を含む |
| プレゼンテーション | パネルや図によるプランの提示、楽譜などの作品など。企画やアイデアを見せたい場合 |
- 1人でできるものに限られます(伴奏者や共演者は認められません)
- ★セッティングを含めて、5分以内です
★過去の小論文は、3年とも、課題文を読んで800字以内で書く形です。試験は、3年続けて2月28日の10時〜12時でした。
| 年度 | 題材 | 出典 |
|---|---|---|
| 2026 | 芸術作品の価値を自分で定義したうえで、AI時代の創造と模倣の関係を論じる | 川村秀憲『ChatGPTの先に待っている世界』 |
| 2025 | 音楽史の見方について | 松本直美『ミュージック・ヒストリオグラフィー』 |
| 2024 | 触覚と美の体験について | 伊藤亜紗『手の倫理』 |
音楽環境創造科の小論文には、出題の意図が公開されていません(学力検査には公開されています)。
★志望理由書(800字)は、面接の参考になります。書いたことを20分の面接で聞かれる、と考えて準備してください。組み立ては志望理由書の書き方 完全ガイドにまとめています。
面接だけがある科
| 科・専攻 | 段階 | 分かっていること |
|---|---|---|
| 絵画科 油画専攻 | 第2次 | 前年度の募集要項では、絵画と面接をあわせて5段階で評価。対話を通じて評価する、と書かれている |
| 作曲科 | 第4次 | 時間や形式の記載なし |
| 邦楽科 | 第1次 | 2027年度の「試験内容及び課題曲」に、専攻によって、簡単な試問を行うことがある、と書かれている |
共通テスト
★一般選抜は、すべての科・専攻で共通テストが課されます。
| 科・専攻 | 教科 | 合計(要項の印字) |
|---|---|---|
| 日本画、油画、彫刻、工芸、★先端芸術表現 | 国語200、外国語200、選択1教科200 | 600 |
| デザイン | 上の3つと、情報100 | 700 |
| 建築 | 国語200、外国語200、地理歴史100、数学200、理科100 | 800 |
| ★芸術学 | 外国語200(必須)と、国語・地理歴史・数学・理科・情報から2教科(各200) | 600 |
| 作曲、声楽、器楽、指揮、邦楽 | 国語200、外国語200 | 400 |
| ★楽理、音楽環境創造 | 国語200、外国語200、選択1教科100 | 500 |
- ★指定の教科・科目を1つでも受けていないと、失格になります
- 英語を選んだ場合は、リスニングも必須です
- 過去の年度の共通テストの成績は、使えません
- ★共通テストの点で人数を絞る2段階選抜は、行われません
配点の書かれ方
| 科 | 2027年度の選抜要項に書かれていること |
|---|---|
| ★音楽環境創造科 | 学力検査200、小論文100、面接200。最終は1000点満点 |
| ★芸術学科 | 個別600、共通テスト600、合計1200(個別の内訳はなし) |
| ほかの科・専攻 | 共通テストの点数だけ。個別の試験の点数は書かれていない |
- 前年度の募集要項では、美術学部は、芸術学科を除いて、点数ではなく段階での評価でした
- ★合格最低点は、公表されていません(大学のよくあるご質問)
- 大学の試験は、何回かに分けて選抜され、合格しない人は次の試験を受けられません。各段階で何人に絞るかは、要項に書かれていません
過去の問題は、公開されている
| 学部 | 公開の範囲 |
|---|---|
| 美術学部 | 2013年度入試からの問題。近年のものは、出題の意図も公開 |
| 音楽学部 | 直近の3年分。科目ごとに、出題の意図か標準的な解答例 |
- 大学のページに、入試問題の無断転載を禁止すると書かれているので、この記事では形だけを紹介しています
- 課題文や図版の本文は、著作権の理由で、公開のPDFには載っていません
- 問題集の配付は行われていません
結果
★倍率(志願者÷募集人員。留学生を含まない。大学の印字)
| 科・専攻 | 募集 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|
| ★先端芸術表現科 | 24 | 6.3 | 6.6 | 5.8 |
| ★芸術学科 | 20 | 5.2 | 6.3 | 5.7 |
| ★楽理科 | 23 | 1.9 | 2.0 | 2.5 |
| ★音楽環境創造科 | 20 | 6.7 | 6.5 | 6.6 |
| (参考)絵画科 油画専攻 | 55 | 20.1 | 21.1 | 22.6 |
| 美術学部の全体 | 234 | 12.5 | 12.8 | 13.4 |
| 音楽学部の全体 | 237 | 3.1 | 3.0 | 3.1 |
★2026年度入試の人数(留学生を除く)
| 科 | 志願者 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 先端芸術表現科 | 138 | 127 | 23 |
| 芸術学科 | 113 | 107 | 20 |
| 楽理科 | 58 | 57 | 23 |
| 音楽環境創造科 | 131 | 129 | 20 |
- ★小論文を選んだ人と、実技を選んだ人の内訳は、公表されていません
- 段階ごとの通過者の数も、公表されていません
出願資格と併願
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 成績(評定)の基準 | 書かれていない |
| 既卒 | 出願できる。卒業した年や年齢の制限は書かれていない |
| 高卒認定 | 出願できる |
| 推薦書 | 一般選抜では要らない |
| 事前のエントリー、イベントへの参加 | 条件になっていない |
- ★出願できるのは、1つの科(専攻)です
- ★東京藝術大学に出願した人は、ほかの国公立大学の前期日程に出願できません。後期日程のほかの大学には出願できます
- ほかの国公立大学の学校推薦型選抜や総合型選抜に合格した人についての注意が、要項に書かれています(合格して、辞退を認められていない場合などは、東京藝術大学を受けても合格者になりません)
- 出願のあとに、科や選択科目を変えることはできません
お金
★2027年度の一般選抜の検定料は、まだ公表されていません。前年度の一般選抜は、20,400円でした(1回の支払いです)。
★入学するときの費用(大学のページ。2026年度入学生の表)
| 項目 | 美術学部(日本画専攻) | 美術学部(ほかの科・専攻) | 音楽学部 |
|---|---|---|---|
| 入学料 | 338,400円 | 338,400円 | 338,400円 |
| ★入学手続のときに支払う額(ページの印字) | 698,060円 | 613,060円 | 583,060円 |
| 授業料(年額) | 642,960円 | 642,960円 | 642,960円 |
| ★1年目の合計(ページの印字) | 1,341,020円 | 1,256,020円 | 1,226,020円 |
- 入学手続のときに支払う額には、入学料のほかに、保険料、同窓会の会費などが入っています(美術学部は、研究旅行の積立金も)
- 美術学部は、教材費が別にかかります(先端芸術表現科は260,000円、芸術学科は75,000円)
- 授業料の額は、改定されることがあると書かれています
- 入学を辞退しても、入学料は返還されません(前年度の募集要項)
生成AIについて
2027年度の選抜要項、音楽学部の「試験内容及び課題曲」には、生成AIについての記述がありません。
★大学の「入学者選抜における不正行為の取扱いについて」(2026年7月30日)には、記載があります。受験生が自分で作ったものを出すこと、生成AIで書類を作って自分で書いたものとして出した場合は、選考上の評価に影響を及ぼす可能性がある、という内容です。
- この文書が挙げている書類の名前に、★音楽環境創造科の志望理由書や、先端芸術表現科の個人資料ファイルが入るかどうかは、はっきり書かれていません
- 音楽環境創造科の志望理由書は、手書きで、面接の参考になります
(2026年度入試の音楽環境創造科の小論文は、AI時代の芸術を論じる問題でした。これは出題のテーマです)
これから来る締切
| 時期 | 対象 | 中身 |
|---|---|---|
| ★2026年11月下旬 | 美術学部 | ★学生募集要項の公表(予定) |
| ★2026年12月上旬 | 音楽学部 | ★学生募集要項の公表(予定) |
| ★2026年12月15日 | 配慮が必要な人 | ★受験上・修学上の配慮の事前相談の期限(一般選抜) |
| 2026年12月8日〜22日 | 帰国生徒選抜 | 出願 |
| ★2027年1月25日〜2月3日 | 一般選抜 | ★出願 |
| 2027年2月中旬(予定) | 先端芸術表現科 | 個人資料ファイルの提出 |
| 2027年2月25日〜3月10日 | 一般選抜 | 試験(科・専攻で違う) |
| ★2027年3月13日・14日 | — | 最終の合格発表(音楽学部が13日、美術学部が14日) |
- ★配慮の事前相談は、出願が始まる1か月以上前に締め切られます
- 出願の書類が必着か消印有効か、検定料の額、成績の開示の方法は、学生募集要項で発表されます
- 前年度の募集要項では、★美術学部の成績の開示は、出願のときにしか申し込めませんでした。2027年度も同じかどうかは、募集要項で確かめてください
- 追試験についての記載は、選抜要項にありません
2026年度入試から変わったこと、2028年度入試
- 一般選抜の出願期間が、1日早くなりました(1月25日〜2月3日)
- 帰国生徒選抜の出願が、約2週間早くなりました
- 小論文と面接のある科は、2026年度入試と同じです
- ★2028年度入試について出ている予告は、彫刻科の素描(木炭か鉛筆を選べるようになる)だけです。総合型選抜や学校推薦型選抜を新しく始めるという予告は、2026年10月14日の時点で、大学のサイトにありません
総合型選抜で、美術や音楽を学びたい人へ
東京藝術大学では、年内に受けられる入試がありません。総合型選抜で美術や音楽の大学を考えている人は、次の記事を見てください。
準備の順番
| 時期 | すること |
|---|---|
| ★いますぐ | 志望する科の過去の問題を、大学のページで見る。小論文の形(字数、時間、課題文があるか)を確かめる |
| ★11月下旬〜12月上旬 | ★学生募集要項が出たら、試験時間、配点、書類の締切を確かめる |
| ★12月15日まで | 配慮が必要な人は、事前相談 |
| ★1月 | 共通テスト。指定の教科・科目をすべて受ける |
| ★1月25日〜2月3日 | 出願。先端芸術表現科と芸術学科は、小論文か実技かを選ぶ。音楽環境創造科は、志望理由書と「表現」の選択 |
| ★2月中旬 | 先端芸術表現科は、個人資料ファイルを出す |
| ★2月下旬〜3月 | 試験 |
まとめ
- ★東京藝術大学は、2027年度に総合型選抜も学校推薦型選抜も実施しません。年内に高校3年生が受けられる入試はありません
- ★学校推薦型選抜を行わないことは、選抜要項に書かれています。総合型選抜は、選抜要項に区分がなく、大学の入試情報サイトに、行わないと書かれています
- ★入口は一般選抜(前期日程だけ)で、募集は美術学部234名、音楽学部237名です
- ★小論文があるのは、先端芸術表現科、芸術学科、楽理科、音楽環境創造科の4つです
- ★先端芸術表現科は、第1次の素描を小論文に替えられますが、第2次の総合実技は全員が受けます。個人資料ファイルも全員が出します
- ★芸術学科は、小論文を選べば実技検査がありません。ただし、外国語と地理歴史の学力検査が必須で、合格者は選んだ科目ごとに判定されます
- ★楽理科は、小論文(口述試問を含む)と実技の両方が必須です
- ★音楽環境創造科は、実技検査がなく、小論文100点・面接200点です。志望理由書(800字以内・手書き)を出します
- ★過去の問題と出題の意図は、大学のサイトで公開されています
- ★2026年度入試の倍率は、先端芸術表現科5.8、芸術学科5.7、楽理科2.5、音楽環境創造科6.6でした
- ★学生募集要項は、美術学部が11月下旬、音楽学部が12月上旬に公表される予定です。試験時間や配点は、そこで確かめてください
- ★一般選抜の出願は、2027年1月25日〜2月3日です
小論文そのものの書き方は小論文の書き方 完全ガイドにまとめています。同じ国立大学では、東京海洋大学の総合型選抜、筑波技術大学の総合型選抜を見てください。
