多摩美術大学の総合型選抜。9区分のうち6区分に90分の小論文があり、実技を課さない道が4つある
多摩美術大学の2027年度総合型選抜を学生募集要項から整理しました。9区分のうち6区分に小論文があり、いずれも90分(テキスタイル選択Aのみ60分)。要項に字数の記載は1件もなく、過去問の2026年度実績は800字程度です。すべてテーマ型で課題文は配られません。実技を課さない道が4つあり、配点は非公開です。
多摩美術大学の総合型選抜は★9区分で実施されていて、そのうち6区分に小論文があります。
| 専攻・コース | 小論文 | 時間 | 実技 |
|---|---|---|---|
| 絵画学科 日本画専攻 | ★なし | − | 水彩(人物)★6時間 |
| ★絵画学科 版画・プリントメディア専攻 選択A | ★あり | ★90分 | 色彩表現 4時間 |
| 絵画学科 版画・プリントメディア専攻 選択B | ★あり | ★90分 | コラージュ「写真」 4時間 |
| ★彫刻学科(小論文・面接を選択) | ★あり | ★90分 | ★課さない |
| 彫刻学科(小論文・面接・立体造形を選択) | ★あり | ★90分 | 立体造形 3時間 |
| 工芸学科 選択A | ★あり | ★90分 | 鉛筆デッサン 4時間 |
| 工芸学科 選択B | ★あり | ★90分 | 立体造形 4時間 |
| 生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 選択A | ★あり(小論文A) | ★60分 | デッサン・色彩表現 5時間 |
| ★テキスタイルデザイン専攻 選択B | ★あり(小論文B) | ★90分 | ★課さない |
| ★情報デザイン学科 メディア芸術コース 選択A | ★なし | − | ★課さない |
| 情報デザイン学科 メディア芸術コース 選択B | ★なし | − | デジタル視覚表現 5時間 |
| ★情報デザイン学科 情報デザインコース | ★なし | − | ★課さない(面接のみ) |
| 演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース | ★あり | ★90分 | 身体表現 4時間 |
| 演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース | ★なし | − | 鉛筆デッサン 3時間 |
★「美大だから実技がある」は成り立ちません。実技を課さない道が4つあります。彫刻学科(小論文のみを選択した場合)、テキスタイルデザイン専攻 選択B、メディア芸術コース 選択A、情報デザインコースです。
★情報デザインコースは面接だけです。
必ず最新の学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。この記事は2027年度 美術学部 学生募集要項 総合型選抜(全42ページ)によります。 出典:多摩美術大学 募集要項。2026年10月5日に確認しました。
★要項に訂正・変更のお知らせはありません(「訂正」「正誤」「変更のお知らせ」「お詫び」「差し替え」を全42ページで検索して0件。ダウンロードページの注記は★一般選抜のみに付いたものです)。
★総合型選抜は専願で、誓約書の提出が必須です(後述)。
要項に小論文の字数が1件も書かれていない
★ここが対策で困るところです。
★全42ページを「字以内」「字程度」「字数」で検索して、小論文の字数は0件です(「字数」が出てくるのは志望理由書の原稿用紙の説明だけ)。
★字数は公開されている過去問でしか分かりません。
2026年度(2025年11月実施)の設問文と字数
| 専攻・コース | 設問文 | 字数 |
|---|---|---|
| 絵画学科 版画専攻 | ★「版画と技法」について、あなたの考えを述べなさい。 | ★800字程度 |
| 彫刻学科 | ★「展示場所としての屋外・屋内」について、あなたの考えを述べなさい。 | ★800字程度 |
| 工芸学科 | ★「堅さと柔らかさ」について、あなたの考えを述べなさい。 | ★800字程度 |
| ★テキスタイルデザイン専攻 選択A | ★テキスタイルデザインが人々の生活に与える影響について、具体的な例を挙げながら、あなたの考えを述べなさい。 | ★日本語800字以上1,000字以内/英語400ワード以上500ワード以内 |
| ★テキスタイルデザイン専攻 選択B | ★あなたがテキスタイルをデザインすることにより、人々の生活や社会にどのように貢献することができるか、具体的例をあげながら考えを述べなさい。 | ★1,000字以上1,200字以内 |
| 演劇舞踊コース | ★「遊びと演劇舞踊」について、あなたの考えを述べなさい。 | ★800字程度 |
★課題文(読解素材)を読ませる型ではありません。すべて「テーマ型」で、資料文は配られません。
★4区分は「『◯◯』について、あなたの考えを述べなさい。(800字程度)」という完全に同じ型です。与えられるのは★2語の対比か、2語の並置だけです。
- 版画・プリントメディア:★「版画と技法」
- 彫刻:★「展示場所としての屋外・屋内」
- 工芸:★「堅さと柔らかさ」
- 演劇舞踊:★「遊びと演劇舞踊」
★テキスタイルデザイン専攻の2つだけ、文章の長い設問です。どちらも★「具体的な例を挙げながら」が条件に入っていて、★選択Bは「人々の生活や社会にどのように貢献できるか」という問われ方になっています。
★テキスタイル選択Aは日本語でも英語でも解答できます。解答語種は試験当日に選びます。★選択Bは日本語で解答します。
★小論文の持参用具は全専攻共通で「鉛筆(黒、HBまたはB)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り」です。
★学力試験(国語・英語などの学科試験)は総合型選抜では一切課されません。
採点基準は公開されている。配点は非公開
★配点は要項全42ページで「配点」「満点」がともに0件です。「〇〇点」という得点表記もありません。
★同じ大学の一般選抜要項には「一般方式 入学試験科目・配点」の章があり、「満点」の語が102か所出てきます(例:絵画学科日本画専攻 国語100点/鉛筆デッサン300点)。★一般選抜は配点を出し、総合型選抜は出していません。
要項が示すのは★「選考方法」(評価対象の列挙)と「採点基準」(評価観点の箇条書き)だけです。
★小論文の採点基準は多くの専攻で共通の5項目です。
・★文の構成が整っており、考えを的確にまとめ、小論文の体裁が整っているか ・★〔当該分野〕に対する興味・関心の高さをテーマ設定、文脈から読み取ることができるか ・★大学における教養教育を修得するうえで基礎的な能力を幅広く有しているか ・★出題に対して真摯に向き合っているか ・★独創的で創造性にあふれているか
★「テーマ設定」が評価の観点に入っています。与えられるのは「堅さと柔らかさ」のような2語だけなので、★そこから自分でテーマを立てる作業そのものが採点対象ということです。
★選考方法には、調査書と提出書類が明示的に入っています(全13パターン共通)。要項の書きぶりは2通りで、「下記科目等に提出書類・出身高等学校の調査書等を★評価し、総合的に選考します」(日本画/テキスタイル/メディア芸術/情報デザイン)と「下記科目に提出書類・出身高等学校の調査書等を★勘案し、総合的に選考します」(版画・プリントメディア/彫刻/工芸/演劇舞踊/劇場美術デザイン)です。
過去問は模範解答なし。ただし参考作品と教員コメントがある
★ブラウザで見るデジタルカタログだけで、★PDFの個別ダウンロードはできません。
| 範囲 | 内容 |
|---|---|
| ★最新は『入試問題集2026』 | ★総合型選抜専用の節があります(「美術学部 総合型選抜[2026年度入学試験参考]専門試験・参考作品」) |
| 公開年度 | ★2026/2025/2024/2023/2022/2019/2018年度(2020・2021年度は「特別選抜A」としてバックナンバー側に収録) |
| 収録内容 | 科目ごとに★「問題」「条件」「注意」「モチーフ」「使用紙」「配布物」+[採点基準]+参考作品(合格者作品)+【教員コメント】+「選抜方針」 |
★合格者の実技作品がフルカラーで載っていて、教員コメントが付いています。
★「試験問題出題のねらい、意図」「実技問題採点のポイント」の独立PDFが用意されているのは、外国人留学生選抜・帰国生選抜・3年次編入学選抜だけです。★総合型選抜にはありません。総合型の出題意図は、カタログ内の「選抜方針」と各科目の[採点基準]として読む形になります。
★小論文の模範解答・解答例は公開されていません。
※参考作品の一部は★「著作権保護のため掲載を控えております」と差し替えられています。
実技の課題は、与えられたモチーフを構成する型
★実技を受ける人は、過去問で課題の型を確認してください。
| 専攻・コース | 課題 | モチーフ |
|---|---|---|
| ★工芸学科 選択A(鉛筆デッサン4時間) | ★与えられたモチーフの内トレーシングペーパー2枚に変形を加えて、輪ゴム2本・紙袋・ハンマーと共にテーブル上で構成し、描写しなさい。(用紙の縦、横は自由) | トレーシングペーパー2枚/輪ゴム2本/手提げ紙袋/ハンマー |
| ★工芸学科 選択B(立体造形4時間) | ★用意された材料を、道具を使って立体造形しなさい。条件に★「コメント記入用紙に記して作品の横に置いて提出しなさい(A4用紙1枚)」が含まれる | ウレタンスポンジ(白・黒・グレー)/波型ウレタンスポンジ/平巻テープ6色/ハサミ/★コメント記入用A4用紙1枚 |
| ★テキスタイル 選択A(デッサン・色彩表現5時間) | ★与えられたモチーフ(毛糸と植物)をよく観察し、解答用紙の左半分にデッサンをしなさい。右半分には…観察から発見した形を用いて、自由に色彩表現をしなさい。(用紙は横位置、左右を垂直に二等分) | 菊1本/毛糸1個 |
| ★演劇舞踊コース(身体表現4時間) | ★与えられた課題について、身体で表現しなさい。条件に★「課題は、入試会場に於いて、試験官が、口頭で指示するものとする」。注意に★「試験中、記録用の映像または写真を撮影いたします」「課題についての事前の質問にはお答えできません」 | ダイアログ2枚/お題カード/プレストカード |
★工芸学科 選択Bには、作品と一緒にA4用紙1枚のコメントを書いて提出する条件があります。実技だけでなく、言葉で説明する部分も評価の対象になっています。
★演劇舞踊コースは課題が当日口頭で指示されます。事前の質問には答えられません。★動きやすい服装・動きやすい靴(上履き)・水分補給用の飲み物を持参します(更衣室が狭いので、あらかじめ動きやすい服装で来るよう協力を求める注記があります)。
★実技試験の用紙等は大学が用意します。立体造形の用具も大学が用意し、カルトン・パネルは不要です(日本画・版画・工芸A・テキスタイルA・劇場美術)。
ポートフォリオの仕様が区分ごとに違う
★提出時期が3通りあります。出願時に郵送、試験1日目の受付時に提出、面接時に持参です。
| 専攻・コース | 提出時期 | サイズ | 点数・ページ数 |
|---|---|---|---|
| 日本画専攻 | ★面接時に持参 | A4程度 | ★表紙含め20〜50ページ |
| ★版画・プリントメディア専攻 | ★出願時に郵送 | A4サイズのファイル | 点数指定なし。★別途「作品写真5点」(持参する提出作品から5点を選びA4にプリント、A4用紙に1作品、氏名・作品タイトルを記載) |
| 彫刻学科 | ★出願時に郵送 | ★A3サイズ以内のファイル1冊 | ★動画作品は1作品につき5分以内にまとめ、動画共有サイト等にアップロードのうえ視聴可能なURLのQRコードを添付 |
| ★工芸学科 | ★試験1日目(11/21)の受付時に提出 | A4 | ★必ず作品の写真を入れること/表紙に氏名を記載すること |
| テキスタイル 選択A | (ポートフォリオの指定なし)面接に★作品3点を持参 | − | ★3点(過去3年間に制作。平面・立体を問わない。本人が持参できる大きさ) |
| メディア芸術コース 選択A | ★オンライン(URL提出フォーム) | WEB形式 | メディア・アート、映像、アニメーション、写真、デジタル・エンターテイメント等を★WEB形式で閲覧できる形に |
| 情報デザインコース | ★オンライン+面接に持参 | WEB形式 | 面接持参は★3〜5点の作品、または5点以上の作品をまとめたポートフォリオ。★オンラインのものと違っていても可 |
| 劇場美術デザインコース | ★出願時に郵送 | ★サイズ自由 | ★点数自由 |
★返却されるのは版画・プリントメディア専攻のポートフォリオだけです。要項に「出願時における提出物は、事由のいかんを問わず返却しません。★ただし、版画・プリントメディア専攻のポートフォリオのみ返却します。」と明記されています(★同専攻の「作品写真5点」は返却されません)。
★キャプション・作品解説の字数指定は要項にありません。代わりに所定の★「提出作品内容記載用紙」に、タイトル/点数・枚数/種類・材質・形式/サイズ・重量・ページ数/制作年月を表形式で記入します。
★合格者の作品等は、大学発行資料への掲載・公の展示・大学ホームページへの掲載に使用されることがあります。★解答の所有権は大学に帰属し、返却されません。
オンラインポートフォリオは出願締切と同時刻
★メディア芸術コース 選択Aと情報デザインコースはオンライン提出です。
| 項目 | 期限 |
|---|---|
| ★オンラインポートフォリオURL提出期限 | ★WEB出願の締切日時と同一(=2026年11月7日18:00) |
| ★情報デザインコースの閲覧可能期間 | ★11月8日〜11月23日は常に閲覧できる状態にしておく |
★URLを出した後も、試験が終わるまで閲覧できる状態を維持する必要があります。
面接時間は全専攻で非公表
★何分間かを示す記述が要項全42ページにありません。
カレンダーでは全区分「★時間は試験初日に指示」です(メディア芸術コース選択Aのみ「時間は受験票印刷開始日に指示」、情報デザインコースのみ「面接 10:00〜」と開始時刻だけ表示)。
★「口頭試問」という語は要項に出てきません。評価は「面接」と「プレゼンテーション面接」の2種類です。
★提出物は全区分で面接の材料になります。
| 専攻・コース | 要項の文言 |
|---|---|
| 版画・プリントメディア | 「これらの作品資料は★面接時の資料として使用します」 |
| 彫刻 | 「作品資料は★面接時の資料として使用します」 |
| ★メディア芸術コース 選択A | オンラインポートフォリオを★面接時のプレゼンテーション用にまとめる。★外部ディスプレイ接続用のPC/タブレットとHDMI出力可能なディスプレイアダプタを必ず持参。★ネット接続不能時に備えオフラインでもプレゼンできる準備が必要 |
| ★情報デザインコース | 「★作品などをプロジェクターで投影して作品を説明しながら面接を行います」。PC/スマートフォン/タブレットとHDMIディスプレイアダプターを持参 |
| ★劇場美術デザインコース | 面接持参作品は「内容は自由、自己表現力をアピールするもので、★面接時に作品のデザインコンセプトを説明」。映像作品をプレゼンする場合は再生機を持参 |
★プレゼンテーション面接を課すのはテキスタイルデザイン専攻 選択Bだけです。内容は要項の注記に明記されています。
★「小論文B」で解答したものを日本語で説明・アピールする
★当日書いた小論文が、そのままプレゼンの材料になります。書いた直後に自分の言葉で説明する前提で書く必要があります。
※テキスタイル選択Aの面接は★「持参作品を提示して日本語でおこなう」です。★小論文は英語で書けますが、面接は日本語です。
学校推薦型選抜との境界は、対象学科が完全に分かれている
★ここが多摩美の特徴です。
| 判別材料 | ★総合型選抜 | 学校推薦型選抜 |
|---|---|---|
| ★学校長推薦 | ★不要 | ★必要(「高等学校課程の出身学校長の推薦を受けることができる…」) |
| ★対象学科 | ★上記9区分 | ★油画専攻・グラフィックデザイン学科・プロダクトデザイン専攻・建築・環境デザイン学科・芸術学科・統合デザイン学科 |
| ★既卒 | ★可(卒業年度の限定なし) | 卒業年度の限定あり |
| 出願期間・試験日・検定料 | ★両者とも同一(11/1〜11/7、11/21〜11/22、35,000円) | 同左 |
★要項に「※上記以外の学科・専攻については、『学校推薦型選抜』を行っています。」と明記されていて、総合型選抜と学校推薦型選抜の対象学科は完全に排他です。★つまり志望学科が決まった時点で、どちらを受けるかも決まります。
★日程では見分けられません。出願期間・試験日・検定料がまったく同じです。
★一般選抜要項には「満点」が102か所出てきます。総合型選抜要項では0件です。★一般選抜要項に「総合型」の語は0件です。
併願について
- ★総合型選抜・学校推薦型選抜で、複数の学科・専攻・コースを併願することはできません(大学Q&A)
- ★総合型選抜と外国人留学生選抜、帰国生選抜の出願資格を有する者は、いずれかの入学試験のみ出願できます(要項に明記)
- ★総合型選抜・学校推薦型選抜の出願資格を満たしていれば、一般選抜でも出願できます(大学Q&A)
※大学サイトのQ&Aは末尾に★「(2026年度参考)」と付されています。既卒可・併願不可は2027年度要項とも整合しますが、★Q&A自体は2027年度版として更新されていません。
専願で、保証人の押印が必要な誓約書を出す
★誓約書の提出が必須です。原文は次のとおりです。
2027年度 多摩美術大学美術学部総合型選抜出願において、★出願学科を専願することを誓います。また、試験に合格し、手続きを経て入学許可を得た後も★専願であることを遵守いたします。
★本人と保証人(父母等)の氏名・押印が必要で、★所定用紙に直筆です。
★誓約書だけは「直筆」が残っています。履歴書と志望理由書は2027年度から★手書きまたは電子入力(PC・タブレット等)のいずれも可になりました。
志望理由書は25マス×40行=1,000字
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ★設問文 | ★「志望理由」を記入欄に詳しく記入すること。 |
| ★様式 | ★原稿用紙形式で2枚組。25マス×40行=1,000字(1枚20行×25マス=500字) |
| ★字数の目盛 | ★原稿用紙の右に100単位で字数を付しています(1枚目100〜500、2枚目600〜1,000) |
| ★記入方法 | ★手書きまたは電子入力(PC・タブレット等)いずれも可(2027年度から。2026年度は「直筆で記入してください」) |
★設問は「志望理由」の一語だけです。何を書くかの指定はありません。
履歴書は所定用紙で、★中学校卒業以降を記入します。欄は「★学歴」「★発表活動歴(高等学校等での活動実績)」「★受賞・入選等」の3つで、★「※1枚に収まるように記載すること」という指定が2027年度から入りました。
★版画・プリントメディア専攻/工芸学科/テキスタイルデザイン専攻/メディア芸術コースの志願者は、履歴書の「選択科目」にA・Bの○を付けます。
提出作品内容記載用紙には、本人制作の証明欄がある
★日本画/版画・プリントメディア/彫刻/工芸/テキスタイル[選択A]/劇場美術デザインが対象です。
出願時提出物・面接持参作品の★「タイトル/点数・枚数/種類・材質・形式/サイズ・重量・ページ数/制作年月」を記入します。
★〈証明欄〉に次の文言があり、氏名・押印が必要です。
★上記の作品・ポートフォリオ等は、私が作成したものに相違ありません。これが事実と異なる場合には入学取消等の処分を受けることに意義ありません
★彫刻学科はこの用紙で「①小論文、面接」「②小論文、面接、立体造形」のどちらかを○で選択します(★実技を受けるかどうかを出願時に決めるということです)。動画作品QRコードの有無もここでチェックします。
★「消せる筆記具(鉛筆、フリクションボール等)で記入しないこと」という指定があります。
★情報デザイン学科(メディア芸術コース・情報デザインコース)はこの用紙の提出が不要で、所定の内容はポートフォリオURL提出フォームで入力します。
日程。本番より前に来る締切がある
| 事項 | 期限 |
|---|---|
| ★個別の出願資格審査 申請期限 | ★2026年9月16日 |
| ★受験上の配慮 申請期限 | ★2026年10月5日 |
| ★受験上の配慮 申請書類提出期限 | ★2026年10月23日 |
| WEB出願登録・検定料支払 | 2026年11月1日13:00 〜 ★11月7日18:00 |
| ★出願書類の郵送(別立ての締切) | 2026年11月1日〜11月7日★消印有効(★海外からは11月7日必着) |
| オンラインポートフォリオURL提出 | ★11月7日18:00(WEB出願の締切と同時刻) |
| 受験票印刷開始 | 2026年11月18日13:00〜 |
| ★試験日 | ★2026年11月21日〜11月22日 |
| ★試験予備日 | ★11月23日(志願者数が多い場合に実施。事前に大学WEBサイトで指示) |
| 合格発表 | 2026年12月1日13:00 〜 12月8日(マイページ。★期間外は見られません) |
| ★入学手続 | 2026年12月1日 〜 ★12月10日(学費等の振込+書類の郵送・消印有効) |
★個別の出願資格審査は、出願資格⑧(高等学校段階を有する外国人学校卒業者等)で出願する人だけが対象です。日本の高等学校を卒業した人・卒業見込の人は対象外です。
★出願登録を完了すると変更・取消ができません。検定料支払い後は入試種別・専攻の変更・取消もできません。誤りがある場合は★検定料支払前に最初から登録をやり直します。
★日本画専攻は提出作品を事前送付できます(任意。11月18日または19日の13:00〜16:00必着。事前に研究室へ連絡)。
試験当日の注意
- ★試験開始30分前までに入構
- ★開始後30分以内の遅刻のみ受験可
- ★1科目でも受けないと失格
- ★入学試験期間中、キャンパス内に自動車等車両の乗り入れは一切できません
★合否の電話・メールでの照会には一切応じません。出願書類の到着確認・不備の有無の問い合わせにも回答しないと要項に書かれています。
募集人員と入試結果
| 学科 | 専攻・コース | 募集人員 | ★2026年度 志願/受験/合格 |
|---|---|---|---|
| 絵画学科 | 日本画専攻 | 7名 | 33/30/★10 |
| 絵画学科 | 版画・プリントメディア専攻 | 10名 | 10/10/8 |
| 彫刻学科 | — | 6名 | 9/9/6 |
| 工芸学科 | — | ★20名 | 24/24/19 |
| 生産デザイン学科 | テキスタイルデザイン専攻 | 10名 | 29/29/16 |
| ★情報デザイン学科 | メディア芸術コース | ★20名 | ★76/74/25 |
| 情報デザイン学科 | 情報デザインコース | 14名 | 30/30/12 |
| 演劇舞踊デザイン学科 | 演劇舞踊コース | 18名 | 29/28/20 |
| 演劇舞踊デザイン学科 | 劇場美術デザインコース | 18名 | 35/34/20 |
| ★合計 | ★123名 | ★275/268/136 |
★選択A/Bの内訳は非公開です。募集人員表は学科・専攻単位だけで、A/B別の人数は要項のどこにも書かれていません。
★2027年度は募集人員の変更がありません(2026年度も同じ123名・同じ内訳)。
★倍率が高いのは日本画専攻とメディア芸術コース(いずれも受験者に対して約3.0倍)。★版画・プリントメディア専攻と工芸学科は約1.3倍です。
※要項に「★総合型選抜の合格者については、選考結果によって募集人員に満たない場合があります。」という注記があります。
★入学者数の列は公開されていません(同じ大学でも外国人留学生・3年次編入・帰国生の資料には入学者数の列があります)。★合格最低点・得点分布も非公開です。
※参考:★学校推薦型選抜のほうが志願者数は約1.8倍多いです(2026年度は募集人員86/志願者483/受験者478/合格者109)。
出願資格で「記載なし」を確認した項目
| 項目 | 確認結果 |
|---|---|
| ★評定(評定平均・学習成績の状況) | ★記載なし(全42ページを「評定」「全体の学習成績」で検索して0件。調査書は提出必須ですが数値基準はありません) |
| ★英語資格(英検・TOEIC・TOEFL等) | ★記載なし(全42ページで「英検」「TOEIC」「TOEFL」がすべて0件) |
| ★既卒 | ★可(卒業年度の制限なし)。大学Q&A「総合型選抜については既に高校を卒業された方でも出願できます」 |
| ★事前イベント参加(オープンキャンパス等) | ★要件なし(全42ページで「オープンキャンパス」が0件) |
| ★年齢 | ★上限の記載なし(「年齢」が0件)。下限は出願資格⑧のルートのみ「18歳に達した者」 |
| ★高校での「美術」履修 | ★不問(大学Q&A「出願資格を満たしていれば、履修した科目に関係なく受験できます」) |
2027年度の変更点
★専攻名が変わりました。
| № | 項目 | 2026年度 | ★2027年度 |
|---|---|---|---|
| 1 | ★専攻名称 | 絵画学科 ★版画専攻 | 絵画学科 ★版画・プリントメディア専攻(要項に「※2027年度より名称変更予定」) |
| 2 | ★志望理由書の記入方法 | ★「所定用紙に直筆で記入してください」 | ★「手書きまたは電子入力(PC・タブレット等)いずれも可」 |
| 3 | ★履歴書の記入方法 | 「所定用紙に直筆で記入してください」 | ★「手書きまたは電子入力いずれも可」+「※1枚に収まるように記載すること」を新設 |
| 4 | ★作品申告の様式 | ★「提出物作成自己証明書」(複数ページ) | ★「提出作品内容記載用紙」(1ページ)に名称・体裁とも変更。彫刻学科の①②選択欄・動画QRコード有無のチェック欄を新設 |
| 5 | ★同用紙の提出対象 | 工芸学科は★対象外 | ★工芸学科を追加 |
| 6 | ★工芸学科のポートフォリオ提出タイミング | ★面接時に持参 | ★試験1日目(11/21)の受付時に提出。「表紙に氏名を記載すること」を追加 |
| 7 | ★不正行為に関する章 | なし | ★「入学試験実施に際しての注意事項」を新設。不正行為とみなされる可能性がある行為9類型、疑いがある場合の対応、認定時の措置(★当該年度の全学科の受験を認めない/全入試結果を失格/警察への被害届)を明文化 |
| 8 | 彫刻学科の動画ポートフォリオ | 上限なし | ★「1作品につき5分以内にまとめ」という上限を追加 |
| 9 | 日本画専攻のポートフォリオ | 「A4程度で20〜50ページ」 | 「A4程度で★表紙含め20〜50ページ」 |
★変わっていないことも確認済みです。募集人員(9区分・123名)、検定料(35,000円)、日程の構造、★試験科目・時間割(9区分13パターンとも科目・時間が同一)、★志望理由書の分量(25マス×40行=1,000字)、★配点(両年度とも非公開)、★生成AI(両年度とも記載なし)、専願(両年度とも誓約書)。
★【要注意】大学サイトの「2027年度 入試概要」は「絵画学科 版画専攻」と旧名称のままです(2026年10月5日時点)。★要項PDFが新しいので、要項の記載を採ってください。
生成AIは総合型選抜の要項に記載がない
★2027年度 総合型選抜の要項全42ページで「生成AI」「AI」「ChatGPT」がいずれも0件です。★2026年度の要項(全45ページ)でも0件で、2年続けて記載がありません。
★ただし、同じ大学の学校推薦型選抜要項には明文の規定があります。芸術学科の事前提出課題について7か所、次のように定められています。
芸術学科の「学校推薦型選抜」の事前提出課題では★生成AIの利用を許容しますが、以下の点についてご留意ください。 ・★テーマの設定および企画案の概要説明の執筆については、生成AIに頼らないことを原則とします。ただし、文章の校正については利用を許容します。 ・★生成AIを利用した場合は、どの生成AIをどの段階でどの部分にどう使ったかを、企画書の最後に記してください。 ・★生成AIが答えた内容そのものは、出典となる資料とは認めません。情報やデータについては、必ず信頼できる文献等の出典を記してください。
★芸術学科は学校推薦型選抜の学科で、総合型選抜では募集していません。したがって★「多摩美の総合型選抜に生成AIのルールがある」とは言えません。一般選抜要項にも「生成AI」は0件です。
検定料と会場
★検定料は35,000円ですが、★別途、支払手数料990円が必要です(★実負担は35,990円)。
支払方法はコンビニ/金融機関ATM(Pay-easy)/クレジットカード。★検定料の支払いが完了して初めて出願登録が確定し、出願期間内に支払いができなかった場合は出願が無効になります。★一度受領した出願書類および検定料は、いかなる理由でも返還されません。
| キャンパス | 所在地 | 実施する学科 |
|---|---|---|
| ★八王子キャンパス | 東京都八王子市鑓水2-1723 | 絵画学科、彫刻学科、工芸学科、生産デザイン学科、情報デザイン学科 |
| ★上野毛キャンパス | 東京都世田谷区上野毛3-15-34 | ★演劇舞踊デザイン学科 |
★地方会場・学外会場はありません。
★演劇舞踊デザイン学科は試験も入学後も上野毛です。
八王子へは★橋本駅北口6番乗り場から神奈川中央交通バス「多摩美術大学行」で約8分(入試期間中は増便。小銭・ICカードの準備と整列乗車への協力を求める注記あり)。上野毛は★東急大井町線「上野毛駅」から徒歩3分です。
★WEB出願のみで、紙の願書はありません。★顔写真はVGA(640×480pixel)サイズ以上のJPEG形式で、画像に加工を施したものは認められません(不適切と判断され、期限内に再提出がなければ出願を受理しないと明記)。
★出願書類の提出は郵送のみで、「データによる提出はできません」と要項にあります。国内からは★任意の角2サイズ以上の封筒に宛名ラベルを貼り、★簡易書留・速達で郵送します。
★入試に連動する特待生制度はありません(要項全42ページで「特待」が0件)。独自奨学金はすべて給付型ですが、学部生向けはいずれも★在学中の学内成績・活動実績・経済状況を対象とするものです。★総合型選抜で受かっても学費面の優遇はありません。
★学費は2027年度分が未定で、要項は2026年度額を参考掲載しています。★入学手続期限(12月10日)までに納入金を振り込む必要があります。
★合格発表後に「入学前プログラム」の案内があります(「入学までの準備期間を有効に活用し、専門実技の意欲をより高めるためのプログラム」)。
準備の順番
| 時期 | やること |
|---|---|
| 高3 春 | ★志望学科が総合型選抜と学校推薦型選抜のどちらの対象か確認する。対象学科は完全に分かれていて、学科が決まれば受ける区分も決まります |
| 高3 春 | ★選択A/Bのどちらで受けるか決める。実技を課さない道が4つあります(彫刻の小論文のみ/テキスタイル選択B/メディア芸術選択A/情報デザインコース)。★彫刻学科は出願時に所定用紙で申告します |
| 高3 夏 | ★デジタルカタログで過去問を読む。小論文は★課題文なしのテーマ型で、4区分は「『◯◯』について、あなたの考えを述べなさい。(800字程度)」という同じ型です。★要項に字数の記載はありません |
| 高3 夏 | ★採点基準の5項目を読む。「テーマ設定」が観点に入っているので、2語から自分でテーマを立てる練習をする |
| 高3 夏 | ★テキスタイル志望なら、選択Aは60分・選択Bは90分で分量も違う(A:日本語800〜1,000字/英語400〜500ワード、B:1,000〜1,200字)。★選択Bは書いた小論文をそのまま日本語でプレゼンします |
| 高3 9月16日 | ★個別の出願資格審査の申請期限(該当者のみ) |
| 高3 10月5日 | ★受験上の配慮の申請期限(書類は10月23日)。本番の1か月半前です |
| 高3 10月 | ★ポートフォリオを仕上げる。提出時期が区分で違います(出願時郵送/試験1日目受付/面接持参/オンライン)。★返却されるのは版画・プリントメディア専攻だけ |
| 高3 10月 | ★志望理由書(1,000字)と履歴書を書く。2027年度から★電子入力も可。★誓約書だけは直筆+本人と保証人の押印 |
| 高3 11月1〜7日 | ★WEB出願(11/7 18:00まで)+書類の郵送(11/7消印有効)。★オンラインポートフォリオのURLも11/7 18:00まで |
| 高3 11月21〜22日 | ★試験。★予備日は11月23日(志願者が多い場合)。★開始後30分以内の遅刻のみ受験可、1科目でも受けないと失格 |
まとめ
- 多摩美術大学の総合型選抜は★9区分で実施(絵画学科の日本画・版画・プリントメディア、彫刻、工芸、テキスタイルデザイン、情報デザイン学科のメディア芸術・情報デザイン、演劇舞踊デザイン学科の演劇舞踊・劇場美術デザイン)。★募集人員は合計123名
- ★9区分のうち6区分に小論文があり、いずれも90分(★テキスタイル選択Aのみ60分)
- ★要項に小論文の字数が1件も書かれていません(「字以内」「字程度」が全42ページで0件)。★字数は過去問でしか分かりません
- ★小論文はすべてテーマ型で、課題文(読解素材)は配られません。4区分は「『◯◯』について、あなたの考えを述べなさい。(800字程度)」という同じ型で、与えられるのは★2語の対比か並置だけです
- ★テキスタイルデザイン専攻の2つだけ設問が長く、どちらも「具体的な例を挙げながら」が条件です。★選択Aは日本語でも英語でも解答でき、語種は当日選びます
- ★「美大だから実技がある」は成り立ちません。実技を課さない道が4つ(彫刻の小論文のみ/テキスタイル選択B/メディア芸術選択A/情報デザインコース)。★情報デザインコースは面接だけです
- ★配点は非公開(「配点」「満点」が全42ページで0件)。一方★一般選抜要項には「満点」が102か所あります
- ★採点基準(評価観点)は公開されています。小論文は5項目で、★「テーマ設定」が観点に入っています
- ★過去問はデジタルカタログだけ(PDFの個別ダウンロード不可)。★総合型選抜専用の節があり、合格者の実技作品と教員コメントが載っています。★「出題のねらい・採点のポイント」の独立PDFは総合型選抜にはありません。★小論文の模範解答も非公開
- ★ポートフォリオの提出時期が3通り(出願時郵送/試験1日目受付/面接持参)+オンライン2区分。★返却されるのは版画・プリントメディア専攻のポートフォリオだけです
- ★テキスタイル選択Bは、当日書いた小論文をそのまま日本語でプレゼンします。ほかの区分でも提出物が面接の材料になります
- ★面接時間は全専攻で非公表(「時間は試験初日に指示」)。★「口頭試問」という語は要項に出てきません
- ★学校推薦型選抜との対象学科は完全に排他です(要項に「上記以外の学科・専攻については『学校推薦型選抜』を行っています」と明記)。★出願期間・試験日・検定料は同一なので、日程では見分けられません
- ★専願で、本人と保証人(父母等)の押印がある誓約書を直筆で提出します。★履歴書と志望理由書は2027年度から電子入力も可になりました
- ★志望理由書は25マス×40行=1,000字。設問は「志望理由」の一語だけです
- ★評定の基準も英語資格の条件もありません(それぞれ0件)。★既卒も可、オープンキャンパス参加も不要、高校での「美術」履修も不問です
- ★2027年度から版画専攻が「版画・プリントメディア専攻」に名称変更。★大学サイトの入試概要は旧名称のままなので要項を採ってください。ほかに★不正行為に関する章が新設され、工芸学科のポートフォリオが★面接時持参→試験1日目受付時提出に変わりました
- ★生成AIは総合型選抜の要項に2年続けて記載なし。規定があるのは★学校推薦型選抜の芸術学科の事前提出課題だけで、芸術学科は総合型選抜では募集していません
- ★検定料は35,000円+手数料990円=35,990円。★会場は八王子と上野毛の2キャンパスで、地方会場はありません。★演劇舞踊デザイン学科だけ上野毛です
- ★入試に連動する特待生制度はありません(「特待」が0件)
- ★本番より前に来る締切が3つ(個別の出願資格審査9/16、受験上の配慮10/5・書類10/23)。★オンラインポートフォリオのURLは出願締切と同時刻(11/7 18:00)です
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