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東北文教大学の総合型選抜。探究学習の成果を課題として選べるようになった

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東北文教大学の総合型選抜は、選抜日当日に「エントリープログラムで提示された学科課題」か「高校で取り組んだ探究学習の成果」のどちらかを選んで発表します。エントリープログラムへの出席が出願要件です。

東北文教大学(山形県山形市)の総合型選抜は、2027年度から変わりました。パンフレットの表紙にこう書かれています。

学科が提示する課題のほかに、高等学校で取り組んだ課題の成果をいかせる選抜になりました。選抜における課題を選択できます。

選抜日に発表する課題を、大学が出した課題か自分が高校でやってきた探究かから選べます。探究に取り組んできた人には、そのまま持ち込める入試になりました。

この記事は、東北文教大学が公開している2027年度の総合型選抜パンフレットと志望理由書の様式、入試項目のページをもとにまとめました。

出典:東北文教大学「2027年度 総合型選抜パンフレット(大学)」「2027年度 総合型選抜 志望理由書(大学)」「入試項目」「学生募集要項・出願書類」(いずれも2026年9月22日に確認)

日程と募集定員

人間科学部の子ども教育学科(入学定員70名)と人間関係学科(同60名)の1学部2学科です。

学科 A日程 B日程
子ども教育学科 15名 3名
人間関係学科 15名 3名

A日程が中心です。

A日程 B日程
エントリープログラム 2026年7月26日(日)・8月2日(日)・9月5日(土)・19日(土)(いずれか1日) 2026年12月5日(土)・12日(土)(いずれか1日)
出願期間 2026年10月5日(月)〜10月15日(木)16:00必着 2027年1月4日(月)〜1月12日(火)16:00必着
選抜日 2026年10月24日(土) 2027年1月23日(土)
合格発表 2026年11月2日(月) 2027年1月29日(金)

会場は東北文教大学です。

エントリープログラムに出ないと出願できない

出願要件が明記されています。

出願資格に該当する者で、エントリープログラムに出席し、かつ、本学への入学意思の強い者。

エントリープログラムは集合13時20分、説明13時30分から14時30分まで(予定)の約1時間のプログラムで、希望者は終了後に個別相談も受けられます。予約は大学サイトの総合型選抜申込フォームから行い、締切は希望する参加日の3日前の17時まで。家族1名まで見学できます。

このプログラムで何をするかというと、

本学のエントリープログラム担当者が選抜日当日の課題を提示し、どのように取り組めばよいか、ミニ講義や演習を参加者に体験してもらいます。

当日の課題がここで出されるということです。さらに、

選抜時間は個別に設定します。

選抜日の自分の試験時間も、この場で決まります。持ち物は大学案内・総合型選抜パンフレット・筆記用具です。

A日程のエントリープログラムは7月26日・8月2日(どちらもオープンキャンパスと同日開催)・9月5日・9月19日の4回。夏のうちに動かないとA日程には出願できません。

課題は2つから選ぶ

選抜日当日に発表する課題は、学科ごとに同じ形で示されています。

子ども教育学科

選抜日当日は、以下の2つのうち、一方を選択して発表してください。 1.エントリープログラムで提示した学科課題 2.高等学校で取り組んだ探究学習の成果 選抜ではその発表をもとに、あなたの子どもの育ちについての考えなどについて質問します。

人間関係学科

選抜日当日は、以下の2つのうち、一方を選択して発表してください。 1.エントリープログラムで提示した学科課題 2.高等学校で取り組んだ探究学習の成果 社会のあり方やそれに対する人間の取り組みが人々の豊かなくらしにどのような影響を及ぼすのかを事実に即して考え、社会の一員として貢献していくために、どのように自分を高めていこうとしているのかを、課題と口頭試問を通じて確認します。

どちらを選んでも、質問される方向は決まっています。子ども教育学科は「子どもの育ちについての考え」、人間関係学科は「社会のあり方と、そこで自分をどう高めていくか」です。

探究学習の成果を選ぶ場合でも、自分の探究がこの問いにどうつながるかを用意しておく必要があります。逆に言えば、テーマが子どもや社会と直接関係していなくても、調べ方・考え方・そこから得たものを通して接続できれば使えます。つなぎ方は探究と志望理由のつなぎ方にまとめました。

学科課題については、A日程の課題はA日程のエントリープログラムで、B日程の課題はB日程のエントリープログラムで提示されます。日程ごとに課題が違うということです。

選抜日は発表と口頭試問と面接

選抜方法は要項にこうあります。

エントリープログラムで課題を提示します。また、出願時には志望理由書(入学後の学修計画並びに高校での活動報告を含む)の提出が必要となります。選抜日には課題についてのプレゼンテーションと口頭試問を行うなど、アドミッションポリシーに基づいた面接試験を実施します。

当日の流れは、

個別に設定した選抜時間に、課題に基づく口頭試問とアドミッションポリシーに基づいた面接試験を実施します。準備した課題を持参してください。

筆記試験はありません。準備してきた課題の発表と、それについての口頭試問、そして面接です。

評価の枠組みも示されています。

「学力の3要素」①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度等を総合的に評価するための選抜です。

志望理由書に「選んだ課題」と「発表スタイル」を書く

出願書類は、入学願書・写真票・調査書・総合型選抜 志望理由書の4点です。

志望理由書の記入欄が特徴的です。

  • 志望理由および入学後の学修計画
  • 学校内での活動(学習活動や部活動等)および学校外での活動(ボランティア等の活動経験)
  • 選択した課題:学科課題 ・ 探究学習の成果(いずれかに〇)
  • 「探究学習の成果」の発表タイトル:
  • 発表スタイル: パワーポイント ・ ポスター ・ 資料 ・ その他( )
  • エントリープログラム参加日、選抜日時(エントリープログラムで決定した日時)

どちらの課題を選ぶかも、どう発表するかも、志望理由書で申告します。探究学習の成果を選ぶなら、発表タイトルもここで決めることになります。発表の組み立ては探究の発表とプレゼン型入試が参考になります。

書き方の指定もあります。

・志望理由書は丁寧に正確に書いてください。 ・黒のボールペンで記入してください。

記入見本には「丁寧に楷書で書く」という注記も添えられています。書き方は志望理由書の完全ガイドにまとめてあります。

アドミッションポリシーを読んでおく

面接は「アドミッションポリシーに基づいた面接試験」と明記されているので、求める学生像は読んでおく必要があります。

子ども教育学科は「理論と実践の中で、積極的に課題を見つけ、自分なりの解決方法を提案できる思考力・表現力」を挙げています。学びの柱は3つで、①乳幼児期から学童期までの育ちを連続してとらえる学び、②子どもと家庭環境の関わり・子育て支援や家庭教育の支援、③教育・保育における地域社会の役割と連携です。

人間関係学科は4項目で、「多様な価値観を尊重し、相互に理解し、協働することで共によりよく生きることのできる社会を築く意志」「修得した知見を、自己を取り巻く社会の課題に応用して解決方法を探る意義の理解」「自己の将来的な課題やテーマを理解し、自ら学修のプランを組み立て選択していくことができる」が並びます。

いずれも「課題を見つけて、自分なりに解決を考える」という点が共通しています。発表で見せるべきものも、そこにあります。想定質問は面接の頻出質問を参考にしてください。

どこから手をつけるか

  1. A日程を狙うなら、夏のエントリープログラムに申し込む。 出席が出願要件です
  2. 探究学習の成果を使うか、学科課題を使うかを考えておく。 エントリープログラムで学科課題を見てから決められます
  3. 探究学習を選ぶなら、発表タイトルを決める。 志望理由書に書く欄があります
  4. 発表スタイルを決める。 パワーポイント、ポスター、資料、その他から選びます
  5. 学科の問いに接続できるか確かめる。 子ども教育学科は「子どもの育ち」、人間関係学科は「社会のあり方と自分の高め方」です
  6. 口頭試問に備える。 発表のあとに質問されます
  7. 志望理由書を黒のボールペンで楷書で書く。 入学後の学修計画と、学校内外の活動も書きます
  8. アドミッションポリシーを読む。 面接はこれに基づいて行われます

まとめ

  • 東北文教大学の総合型選抜はA日程(選抜日2026年10月24日)とB日程(2027年1月23日)。募集定員は両学科ともA日程15名・B日程3名です
  • エントリープログラムへの出席が出願要件です。A日程は7月26日・8月2日・9月5日・9月19日、B日程は12月5日・12月12日のいずれか1日
  • エントリープログラムで選抜日当日の課題が提示され、取り組み方をミニ講義や演習で体験できます。選抜時間もここで個別に決まります
  • 2027年度から課題を選べるようになりました。「エントリープログラムで提示した学科課題」か「高等学校で取り組んだ探究学習の成果」の一方を選んで発表します
  • 学科課題は日程ごとに違います(A日程の課題はA日程のエントリープログラムで提示)
  • 選抜日は課題の発表+口頭試問+面接。筆記試験はありません
  • 子ども教育学科は「子どもの育ちについての考え」、人間関係学科は「社会のあり方と、社会の一員として貢献するために自分をどう高めるか」を口頭試問で確認されます
  • 志望理由書に「選択した課題」「発表タイトル」「発表スタイル」を書く欄があります。発表スタイルはパワーポイント・ポスター・資料・その他から選びます
  • 志望理由書は黒のボールペンで、丁寧に楷書で書きます
  • 面接はアドミッションポリシーに基づいて行われます

総合型選抜そのものの進め方は総合型選抜の完全ガイド、大学別の記事は大学別対策の作り方から探せます。山形県の私立大学は東北芸術工科大学の記事にもあります。

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