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昭和女子大学・実践女子大学の総合型選抜。昭和女子の多面評価型は多くの学科が他大学と併願でき、実践女子は4方式×3期で専願が基本

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昭和女子大学と実践女子大学の総合型選抜を2027年度の入学試験要項・学生募集要項から整理しました。昭和女子の多面評価型(事前課題か適性テストの1次選考と、小論文・面接の2次選考)と基礎学力テスト型、実践女子の総合評価・探究学習/プレゼンテーション・高校時代活動アピール・基礎学力試験の4方式とⅠ〜Ⅲ期の日程まで解説します。

昭和女子大学(世田谷キャンパス)と実践女子大学(渋谷キャンパス・日野キャンパス)は、どちらも東京の女子大学です。総合型選抜の設計は、併願の扱いで大きく分かれます。

昭和女子大学の多面評価型は、17学科のうち15学科が他大学と併願できます。専願なのは現代教養学科と初等教育学科だけです。選考は2段階で、1次選考は学科によって事前提出の課題(レポート・小論文800〜1,000字)か、当日の適性テスト(60分)に分かれます。

実践女子大学の総合型選抜は、本学を第一志望とする専願が基本です。そのかわり方式が4つあり、総合評価・探究学習/プレゼンテーション・高校時代活動アピール・基礎学力試験から、学科ごとに実施しているものを選べます。時期も10月・12月・3月の3回あります。他大学と併願できるのは基礎学力試験方式【併願】だけです。

必ず最新の入学試験要項・学生募集要項で確認してください。日程・募集人員・選考方法は年度によって変わります。 出典:昭和女子大学 総合型選抜入試/昭和女子大学 デジタルパンフレット(入学試験要項)/実践女子大学 2027年度 総合型選抜 募集要項・出願書類等

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昭和女子大学 実践女子大学
方式 多面評価型/基礎学力テスト型 総合評価/探究学習・プレゼンテーション/高校時代活動アピール/基礎学力試験(専願・併願)
募集人員 多面評価型238名・基礎学力テスト型88名 Ⅰ期142名・Ⅱ期62名・Ⅲ期15名
他大学との併願 多面評価型は15学科で可、基礎学力テスト型は全学科で可 専願が基本。基礎学力試験方式【併願】だけ可
出願資格 高校卒業者・2027年3月卒業見込みの女子 2027年3月卒業見込み、または卒業後5年以内の女子
主な試験日 1次10月18日・2次10月25日(多面評価型) 10月11日(Ⅰ期)・12月13日(Ⅱ期)・3月4日(Ⅲ期)

昭和女子大学——多面評価型は2段階、1次選考が学科で2種類

日程

多面評価型 基礎学力テスト型
出願 9月24日〜10月2日(消印有効) 10月29日〜11月6日(消印有効)
試験 1次10月18日(筆記試験を課す学科のみ)/2次10月25日 11月22日(高崎・静岡・つくば・世田谷)
合格発表 11月4日(1次選考の結果は10月20日) 12月3日
入学手続 11月4日〜11日(二段階手続の場合、2次締切は12月10日) 12月3日〜10日(二段階手続の場合、2次締切は2月28日)

どちらの方式も、入学時納入金を一括か二段階かで選べます。

多面評価型の1次選考——課題か、適性テストか

1次選考の配点は、出願書類50点+加点10点に、課題50点か筆記試験(適性テスト60分)100点が加わります。

1次選考のタイプ 学科
課題(出願時に提出) 日本語日本文学科、歴史文化学科、福祉社会学科、現代教養学科、初等教育学科、食安全マネジメント学科、国際教養学科、国際学科、国際日本学科、環境デザイン学科
筆記試験(10月18日・適性テスト60分) 心理学科、管理栄養学科、健康デザイン学科、ビジネスデザイン学科、会計ファイナンス学科、データサイエンス学科、デジタルイノベーション学科

課題の中身は学科ごとに公開されています。

学科 課題
日本語日本文学科 レポート800字程度。関心を持つ日本語にまつわる事項か、日本文学の作品を1つ取り上げて論じる
歴史文化学科 レポート1,000字以内。学科で学びたいことを、関連する文献を少なくとも1冊読んだうえで、その内容に触れながら説明する
福祉社会学科 レポート800字。福祉や保健・医療に関する社会問題を挙げ、着目した理由・現状と課題、根拠のある解決策を述べる
現代教養学科 小論文800字。政治・経済・環境・教育・メディア・文化・共生などの問題を挙げ、着目した理由と、根拠を示した解決策
初等教育学科 小論文1,000字。教育・保育に関する社会問題を挙げ、着目した理由と、根拠を示した解決策
食安全マネジメント学科 小論文800字。食に関する問題を挙げ、着目した理由と、根拠を示した解決策
国際教養学科・国際学科 レポート800字。学科での留学計画と、留学から何を得たいかを、学科での学びと関連させて述べる
国際日本学科 レポート800字。日本を訪れる外国人観光客や、観光・留学で海外へ行く日本人が増えるなかで、最も考慮すべき課題を1つ挙げ、文化や考え方の違いを意識した解決策を述べる
環境デザイン学科 4つのコースから出されるテーマのうち、希望するコースの課題を1つ作成(配点は120点)

適性テストは学科の専門に合わせた内容です。心理学科は人の心理や行動に関する調査結果の読み取りと、論理的な解釈・考察、管理栄養学科と健康デザイン学科は化学基礎・生物基礎、ビジネスデザイン学科は経済・経営の一般常識と時事、データサイエンス学科とデジタルイノベーション学科は数学Ⅰとデータ・デジタル技術の一般常識と時事を問います。会計ファイナンス学科は、日商簿記検定2級以上などの合格証明書で1次の筆記試験が免除(100点扱い)になります。

加点10点は、全学科対象の「知識・技能」(英語4技能検定試験の指定スコア、日本漢字能力検定2級以上、実用数学技能検定2級以上)と「主体性」(生徒会長、部長、委員長など高校入学以降の役員・リーダー経験)で、学科ごとに指定する検定もあります。

2次選考(10月25日)——小論文・適性テストと面接

学科 2次選考の筆記 面接
日本語日本文・歴史文化・福祉社会・現代教養・食安全マネジメント 小論文800字・60分 個別面接15〜20分程度
初等教育 適性テスト(教育・保育に関する基礎知識と小論文、60分) 集団面接30分程度
会計ファイナンス 小論文800字・60分(50点) 個別面接15分程度
国際教養・国際・国際日本 適性テスト(英語)60分 個別面接15分程度(国際教養学科は英語による質問を含む)
環境デザイン 適性テスト(即日課題)60分・150点 個別面接20分程度・200点
心理・管理栄養・健康デザイン・ビジネスデザイン・データサイエンス・デジタルイノベーション なし(1次選考の筆記試験の結果を使う) 個別面接20分程度

国際学部の3学科は、英語4技能検定試験の指定スコアがあれば2次選考の適性テスト(英語)が免除され、英検CSE2304以上で100点、2150以上で90点、1980以上で80点に換算されます。免除されても受験でき、その場合は高いほうが採用されます。

面接では学科ごとに質問の方向が示されていて、たとえばビジネスデザイン学科は最近の経済・社会問題、英語による基礎的な質問、学科のアドミッション・ポリシーに関する自分の特長のPR(資料の持ち込み可)、環境デザイン学科は課題作品についての趣旨や工夫した点の説明です。

多面評価型の過去問題は2年分が公開されています。

基礎学力テスト型——併願でき、複数学科に出願できる

他大学との併願ができ、同じ試験で複数の学科に出願できます。検定料は1学科でも2学科でも35,000円で、3学科目からは1学科につき10,000円です(同日実施の公募制推薦入試などとは併願不可)。

試験は英語(必須)と、国語(現代文)か数学の選択の2科目で、マークシート方式です(日本語日本文学科は国語が必須)。出願書類は活動報告書で、英語は検定試験の証明書で免除を受けられます(免除後も受験でき、高いほうを採用)。

募集人員は各学科4〜8名、合計88名です。

実践女子大学——4方式×3期、専願が基本

出願資格と併願

本学を第一志望(専願)とする女子で、2027年3月に卒業見込み、または卒業後5年以内(2022年3月以降の卒業)の人が出願できます。基礎学力試験方式【併願】だけは他大学と併願でき、そのかわり本学の他学科や、同じ期の他方式との併願はできません。入学金以外の学費等は2月15日までの二段階納入が可能です。

日程と募集人員

期 出願(必着) 試験日 合格発表 手続締切 募集人員
Ⅰ期 9月1日〜24日 10月11日 11月2日 11月9日 142名
Ⅱ期 11月2日〜12月9日 12月13日 12月18日 12月24日 62名
Ⅲ期 2027年2月5日〜3月2日 3月4日 3月6日 3月10日 15名

出願書類は簡易書留・速達での郵送のみで、消印有効ではなく必着です(出願期間の最終日だけ窓口受付あり)。Ⅰ期の募集人員は、人間社会学部(学部一括募集)20名、国際学科17名、環境デザイン学科16名、国文学科15名、幼児保育専攻12名などです。

Ⅰ期では人間社会学部と管理栄養学科だけが2段階選考で、10月3日に書類による1次選考の結果が出ます。

4つの方式

方式 内容
総合評価方式 事前課題や小論文などの試験と面接で総合的に評価
探究学習・プレゼンテーション方式 【探究学習活用型】高校時代の探究学習の成果物と面接(学外コンテストに出したものでも可)/【プレゼンテーション型】テーマに沿ったプレゼンテーションと質疑応答
高校時代活動アピール方式 語学、文化・芸術・スポーツ、ボランティアなど高校時代の活動を、活動報告書と面接でアピール
基礎学力試験方式 国語・英語の2科目を60分で解くマークシート試験(高校2年までの内容、古文・漢文は除く)。【専願】と【併願】がある

実施する方式は学科・時期で違います。Ⅰ期では、総合評価方式を人間社会学部以外の全学科、探究学習活用型を英文学科・食科学科・環境デザイン学科・生活文化学科・現代生活学科、プレゼンテーション型を国文学科・人間社会学部・国際学科、高校時代活動アピール方式を英文学科・食科学科・環境デザイン学科・生活文化学科・現代生活学科で実施し、基礎学力試験方式は全学科で実施します。

配点の例

国文学科(Ⅰ期)の場合です。

方式 配点
総合評価方式 エントリーシート20点+事前課題40点+面接(口頭試問を含む)40点。調査書も出す
プレゼンテーション型 エントリーシート30点+プレゼンテーションと質疑応答70点(論理・構成の力40点、対応力30点)。テーマは高校時代に行った探究的な学習の成果
基礎学力試験方式【専願】 エントリーシート40点+調査書10点+試験100点
基礎学力試験方式【併願】 調査書10点+自己推薦文(400字以内)10点+試験100点

プレゼンテーション型は5〜10分以内の発表と15分程度の質疑応答で、PowerPointやPDFをUSBメモリで持参して投映します。資料は受験生用1部と試験担当者用2部の計3部を印刷して持っていきます。

ほかの学科の例も挙げます。

  • 人間社会学部のプレゼンテーション型(Ⅰ期):1次選考はエントリーシート70点+調査書30点。2次選考は「気になる社会問題」について自由にテーマを設定し、調べたことを10分以内で発表し、15分程度の質疑応答(100点:プレゼン資料30点・プレゼントーク30点・質疑応答40点)。資料はPowerPointかPDFで、手書きは不可
  • 管理栄養学科の総合評価方式(Ⅰ期):1次選考はエントリーシート40点+調査書20点+事前課題40点(手書き、PC入力不可)。2次選考は面接100点で、2つの面接室で異なる内容を問う形式
  • 英文学科(Ⅰ期):探究学習活用型はエントリーシート30点+成果物35点+面接35点、総合評価方式はエントリーシート30点+小論文(60分)35点+面接35点、高校時代活動アピール方式はエントリーシート30点+活動報告書35点+面接35点。活動を証明する資格の証明書は2024年4月以降に取得したものに限る

どこから手をつけるか

実践女子大学のⅠ期を受けるなら、出願締切は9月24日(必着)です。方式ごとに準備物が違うので、まず志望学科で実施している方式を確認してください。

プレゼンテーション型なら、国文学科は探究学習の成果、人間社会学部は気になる社会問題がテーマです。発表は5〜10分、質疑応答が15分程度あり、質疑応答の配点が大きいのが特徴です(人間社会学部は100点中40点)。プレゼン型入試の対策と探究テーマが決まらないときを参照してください。

総合評価方式は事前課題の配点が大きく(国文学科・管理栄養学科は40点)、管理栄養学科の事前課題は手書きです。志望理由書の完全ガイドでエントリーシートを固め、栄養・家政系の小論文で課題の方向をつかんでください。

他大学と併願したいなら、選択肢は基礎学力試験方式【併願】です。国語と英語の2科目を合わせて60分で解くので、時間配分の練習が欠かせません。

昭和女子大学の多面評価型は、志望学科の1次選考が「課題」か「適性テスト」かを確かめてください。課題の学科は出願時(10月2日消印有効)に800〜1,000字を出し、2次選考でさらに小論文800字を60分で書く学科が多い構成です。事前の課題と当日の小論文、2本の文章が評価されます(小論文の時間配分、字数の調整)。

歴史文化学科は文献を最低1冊読むことが条件、国際学部の2学科は留学計画、国際日本学科は国際的な人の往来が増えるなかでの課題と、テーマの方向がはっきり示されています。国際学部なら、英語の検定スコアで適性テストが免除される点も使えます。

適性テストの学科(心理・管理栄養・ビジネスデザインなど)は、1次選考の筆記試験の結果がそのまま最終判定に使われ、2次は面接だけです。10月18日の60分が勝負になります。心理学科なら資料・グラフを読む問題で、調査結果を読み取って考察する練習をしておいてください。

まとめ

  • 昭和女子大学の多面評価型は17学科238名。現代教養学科・初等教育学科以外の15学科は他大学と併願可
  • 昭和女子の多面評価型は2段階。1次選考は事前提出の課題(800〜1,000字のレポート・小論文)か適性テスト(10月18日・60分)のどちらかで、学科ごとに決まっている
  • 昭和女子の課題は、歴史文化学科が文献を1冊以上読んで学びたいことを書く、国際教養・国際学科が留学計画、国際日本学科が国際的な人の往来が増えるなかでの課題と解決策など
  • 昭和女子の2次選考(10月25日)は、多くの学科で小論文800字・60分と面接。初等教育学科は集団面接30分、国際学部は適性テスト(英語)で、英語検定のスコアで免除できる
  • 昭和女子の基礎学力テスト型は88名。他大学と併願でき、複数学科に出願可能(2学科まで35,000円)。英語と国語(現代文)か数学のマーク式で、11月22日に4会場で実施
  • 実践女子大学は専願が基本で、卒業後5年以内まで出願可。基礎学力試験方式【併願】だけ他大学と併願できる
  • 実践女子は総合評価・探究学習/プレゼンテーション・高校時代活動アピール・基礎学力試験の4方式を、Ⅰ期(10月11日・142名)、Ⅱ期(12月13日・62名)、Ⅲ期(3月4日・15名)で実施
  • 実践女子のプレゼンテーション型は発表5〜10分と質疑応答15分程度。人間社会学部は「気になる社会問題」がテーマで、質疑応答が100点中40点
  • 実践女子の基礎学力試験方式は国語・英語を60分で解くマーク式(高校2年までの内容)
  • 実践女子のⅠ期は出願締切が9月24日(必着)

首都圏の女子大学は、大妻女子大学・共立女子大学、跡見学園女子大学、津田塾大学・東京女子大学・日本女子大学の記事でも扱っています。総合型選抜の全体像は総合型選抜の完全ガイドを参照してください。

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